野外彫刻レポート



■作品番号:01

分類1
分類2
分類3
市町村
場所
設置者
タイトル
作者
設置年
人物
女性
裸体
女性
福山市
中国銀行前
福山市
吉田正浪
1994年


設置環境
二号線沿いにある中国銀行前に設置されている。像の周りに垣根が造られており、椿などが植えられている。銀行がコンクリートで造られているわけではないので特に違和感はないが、周りは車道なので逆に浮いてしまっているようである。
作品の説明及び分析
半身を浮かせて横たわっている女性。作品タイトルは「海」ですが、それは海のように女性が生命を生み出す者、と言う意味があるのか、または海のように女性は全てを受け入れる者、と言う意味があるのか・・・。どちらの意味にも取れるタイトルなので、其れは受け取る人によって違うのでしょうが、像の女性が仰向けに横たわっているためか、私には後者の印象が強くて、あまり良い印象は受けません。女性が受け身だ、と言われているように感じました。


■作品番号:02

分類1
分類2
分類3
市町村
場所
設置者
タイトル
作者
設置年
人物
女性
着衣
成人
福山市
(旧)福山そごう前広場
福山そごう
豊穣の濯圓鍔勝三
平成四年

設置環境
福山そごう北側の広場に造られています。そごうの周囲には後数体の像が設置されています。以前は人通りも多かったのですが、閉店してからは殆ど全くと言っていいほど人通りはありません。
作品の説明及び分析
水瓶を掲げ持った女性の像。豊かな実りを願い、土壌や実りを培う、生命の根元とも言える『水』をテーマに造られたそうです。実際女性の持つ水瓶からは懇々と清水が溢れてきそうで、女性の表情もとても穏やかです。行き交う人々をまるで見守っているかのようです。ですが、人通りの無くなった今は逆に酷く寂れてしまった印象を受けました。タイトルとは逆に、豊穣をなくしてしまったように思います。彫像の周りも手入れがされていなく、落ち葉がたくさん落ちていました。



■作品番号:03

分類1
分類2
分類3
市町村
場所
設置者
タイトル
作者
設置年
人物
女性
着衣
少女
福山市
道路沿い
福山市
躍動
山本眞輔
1996

設置環境
福山郵便局の前の道路沿いに設置されている。隣にあるのは福山市の地図。他に何があるわけでもなく人通りは多いものの殺風景。
作品の説明及び分析
片足でつま先立ちし、踊るような姿勢で片手を差し延べる少女。表情も笑っているようで明るく、その姿からは若さと活き活きとした生命観を感じます。作品名通りに躍動感溢れる少女の像は、今すぐ動き出したとしても何ら不思議なことはないように思えます。手を差し延べているのは、その沢山の生命力を行き交う人々に分け与えようとしているのか、それとも彼女の明るい世界に引き込もうとしているのでしょうか?
今回調べた像の中では二つの着衣した像がありましたが、こちらの像のこの衣装を服と呼んでいいものか、ちょっと迷いました。裸体と言ってもあまり変わらないように思いました・・・・。



■作品番号:04

分類1
分類2
分類3
市町村
場所
設置者
タイトル
作者
設置年
人物
女性
成人
福山市
富士銀行向かい
福山市
湖の華
山田良定
1995

設置環境
富士銀行の前の歩行者道路を挟んだ花壇に設置されている。向こう側は車通りの多い車道。
作品の説明及び分析
台座に腰掛けた女性像。周囲に花々が植えられているためとても華やかですが、向かいにある車通りの多い車道とはギャップが激しいように思います。作品名からすると、深い森の奥の湖の畔で物思いに耽るようにぼんやりと座っている女性、といったところでしょうか。この場合の『華』はやはりこの女性のことだろうと思います。何か神話の世界から抜け出たような印象を受けるのか、女性のつかみ所のない表情のためでしょうか。女性が持っているのは、背中の方まですっぽりと覆う布で、車道の向かい側から見ると布しか見えず何の像なのか判らなくなります。 



■作品番号:05

分類1
分類2
分類3
市町村
場所
設置者
タイトル
作者
設置年
人物
女性
裸体
成人
福山市
広島銀行前
福山市
春や春
矢彩巽
1994

設置環境
広島銀行正面入り口の脇に設えられた花壇に設置されている。花壇と言うよりも、この彫像のために設えたもののようである。
作品の説明及び分析
周りの花壇(あまり手入れがされていないようですが)もあわせて一つの作品になっているようです。女性は無表情に空を仰いでいます。明確な意志を持って立っているのではないようです。ぼんやりとただ立ちつくして空を仰いでいるのは、春の訪れを感じているからなのでしょうか。目の前を通っていく人たちには待ったく眼をくれず、一人物思いにふけっている・・・・・そんな印象を女性の表情のなさから感じました。完全に外界というものから切り離されてたった一人の世界に閉じこもっているようでもあり、ぼぅっとした仕草が開放的でもあり。そんな曖昧な雰囲気は、ちょうど春の不安定な感じと通じるものがあるようにおもいます。春の陽気さ、華やかさよりも茫洋とした雰囲気が表されているように思います。