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『ユネスコスクール世界大会高校生フォーラム』準備セミナー第三回

本校生徒10名が『ユネスコスクール世界大会高校生フォーラム』準備セミナー第三回に参加しました。(2013年8月17日~18日)

参加した生徒の感想(1)

今回は3回目のセミナーということで前回よりも話し合いの場などに積極的に入って参加できたように感じた。

今回のセミナーでは、実際に国連の機関で働かれていた千葉先生のお話もうかがうことができとても勉強になったと思う。実際に様々な国へ行って様々な事を体験したり見たりしていると、視点の方向転換や物事の考え方などがとても柔軟になっていくということを千葉先生のお話をうかがい感じた。

また、共創的ディスカッションでは全く違う学校の違う地域に住んでいる人たちと意見の交換を行ったりするのはとても新鮮だった。自分とは全く違う視点で物事を見たり、感じたり、それはとっても面白い事だと思う。このディスカッションでは最後に班の意見をまとめて紙に書くという作業があった。そこではみんなが出し合った意見が反映されるようにと全員で考えた。その時間は自分にとってとてもよい勉強になる時間であったと思う。これは係り別ワークなどのときにもきっと役立つ事だと思う。他人の意見にも耳を傾けながらまとめていくことをしっかり学べた。

第1回目よりも2回目よりもこのセミナーが一番ESD的な考えに従って動くことができたように思う。次回は今回よりも自分の作業や行動がESD的になるように努力したい。

参加した生徒の感想(2)

今回のセミナーは泊まりということで今までとはまた違った形式だったので、どういう風になるのかドキドキしながら臨みました。けれど、皆さんがいつもと同じように暖かく出迎えてくれ、接してくれたので、セミナーでも宿でも前回と変わらず他の高校生たちと気兼ねなく過ごすことができました。ESDは本当に和やかでとてもいい雰囲気だなと改めて感じました。

一日目のセミナーで千葉杲弘さんのお話を聞かせて頂いたのは本当に貴重な体験になりました。印象としては、国際社会を渡り歩いてきた人生の大先輩という風に感じました。自分は体験したことのないことをたくさん経験され、自分には考えることのできない思考を持っておられる。でも、とても暖かくて和やかなフレンドリーなお人柄。国際社会で生きていくにはこういう方が向くのかなぁと思いました。千葉さんは他と共存することの大切さを教えてくださいましたが、まさに彼がそのお手本なのだなと思いました。自分も誰とでも先入観や偏見なしで協力しあっていけるようになれるようにしたいです。

二日目は共創的ディスカッションを他校の人たちと行いました。今までで一番他校の高校生と話すことになったわけで、最初、自分はうまく意見を言えるか自信がありませんでした。しかし、去年から参加されていた人や、積極的に意見を言う人たちと話していると、自分も負けてられないと、自然にディスカッションに参加できました。知らない人と話し合いをするということはそれほど難しいことではないということを学ぶことができました。ディスカッションを通して議題の「持続可能な社会形成のために自分は何ができるのか」に対する答えとして自分が考えたのは、より良い社会にするために自分からできることをやってみれば、何かしらの力にはなる。ということです。一人一人が続けていこうという意思を持たなければ、持続可能な社会は生まれません。だから、みんながこれはした方が良いと思うことを行動していけば、結果的にはプラスの方向に物事は進んでいくんじゃないかなと私は思いました。

次の次はいよいよ海外の高校生を迎えての本番ということで、今まで以上に他の高校生と協力して会議が成功できるように頑張らなくてはなりません。足手まといにならないよう、自分から力になれるよう、次回から更に努力していきたいと思います。セミナーを重ねるごとに意識してきたことですが、それが結果に出せるようにしたいです。

参加した生徒の感想(3)

運営係。今回のフォーラムではASPnetのなりたちや21世紀での学びの4本の柱について学びました。1日目の千葉杲弘先生の講演では、昔のユネスコやASPnetと『夢』についてお話を聞きました。

私は『夢』を持っています。私の夢は先生の夢みたいな立派なものではありませんが、私の夢が実現できるように努力しようと思います。

2日目は共創的ディスカッションを体験しました。発展とは何か?という論題でした。一緒にディスカッションした人達からはアイデアが色々でてきて、物事の他の側面に気づかされました。有意義な2日間でした。

参加した生徒の感想(4)

今回は大阪に一泊するということでとても楽しみにしていました。

今回のセミナーの中で大学生の方が徹夜でフラッシュムービーを作ってくれて、本当にたくさんの方々がこのフォーラムに関わっているんだなと実感しました。千葉先生の講演では私は主に夢を持つことの大切さとユネスコの重要さを学びました。ESDが成功した理由は教科書だけでなく現場を重視し、生徒が肌で感じ、現実的にしていたことだと言っていました。21世紀の教育の4本の柱は、(1)知ることを学ぶ、(2)成すことを学ぶ、(3)ともに生きることを学ぶ、(4)人として生きることを学ぶ、です。今後の課題は生きることを通してどのように共生できるか、でした。これなしでは持続可能な開発はできません。国際社会には正解のない問題がたくさんあるので、協力して答えを探る参加型の解決が求められます。

係ワークでは司会が当日するゲームなどの企画をしました。主に決めたのは共同宣言がでるまでの時間にするゲームで、各国の豆知識クイズをやることになりました。

共創的ディスカッションでは持続可能な社会にとって何が問題かということを話し合いました。私の班では公共での問題が多く提示され、それらをまとめて公共の場でのマナーが問題だと結論しました。持続可能な社会の形成のために自分は公共でのマナーを守り、次世代にとって良い見本になることが大切だと思う。私たちの次に社会を築き上げていくのは次世代なので、彼らにとって良い見本になれたらいいのではないかと思います。

参加した生徒の感想(5)

私は大阪からそのまま会場に一人で向かったので不安でしたが、大阪の学校の人たちが『お疲れ様、よく来たね』と温かく迎えてくれてすごく嬉しかったです。岡山の学校が着くまでずっとそばにいてくれたし、ずっと話しもかけてくれました。荷物も持ってくれて私はオツキーズなのでこんな風にゲストを迎えなければいけないと思いました。

そして、徹夜して作ってくださったフラッシュムービーにも感動しました。一枚一枚の写真をムービーにして素晴らしかったです。千葉先生はわざわざパリからお越しくださって『ありがとうございます』という気持ちになりました。先生の講義はとても楽しかったです。私たちは戦争を体験していませんが、どの時代も永遠の平和を祈るのは変わらないのだと改めて感じました。そして私もそうですが一流の大学で勉強したいという願望と、そうとはいかない今とのギャップに苦しんでいます。ですが、先生の話を聞いて必ず自分に合った大学であったりやりたいことが見つかると思いました。見つけるには行動もしないといけないと思いました。夢というものは自分でも驚くくらいの力を生み出すと思いました。

また、ESDの精神の素晴らしさ、魅力もわかりました。4本の柱を基準にこれからのESDの活動をもっともっと頑張ろうと思いました。

そして最後におっしゃっていた『ドリームじいちゃん』からのメッセージが実現したらいいと思いましたし、そうできるように今出来ることを頑張らないといけないと思いました。

係ワークではオツキーズとしてゲストをどのように迎入れたらよいかというものを学びました。自分よりゲストとのことを第一に考え不安な気持ちにならないようにホスト側として頑張らないといけないと思いました。

共創的ディスカッションでは一つの物事についてみんなで考える大切さが分かりました。そして自分が出来ることはみんなと持続可能な社会も作るにはどうするべきなのかを話し合って考えることだと思いました。

最後に今回、私は積極的にみんなと言葉を交わすことが出来たことと、自分から話かけることが出来ました。しかし感謝の言葉をあまり言うことができなかったこと、片付けを積極的に出来なかったことが残念です。

参加した生徒の感想(6)

私の仕事はシャーロックです。写真・映像でフォーラムの様子や準備の様子を未来に残すためにこの仕事があります。したがって、写真から未来の人たちが内容を読み取れるような写真を撮りたいと思います。また、一人ひとりが頑張ることでこのフォーラムは成功に近づくので、その表情を大切にしながら撮りたいです。

当時までに準備することは、自分自身の目標を見つけることです。先生から「どんな写真を撮りたいですか」と聞かれても、大まかな答えしか出せませんでした。まずはどのような場面があるのか、どのような表情を撮りたいのか、などをさまざまな視点から考えていきたいです。また、他の班との連携の仕方についても考えたいです。

今回は撮った写真をPCに保存するため、PC機会班と連携したり、撮った写真を装飾のひとつとして使うため、装飾班と連携したりする必要があります。連携するということは大切なことですが、さまざまな課題があると思います。他の班へ連絡するということは、正しい内容を伝えたり、自分たちの予定を考えながら相手の予定にも合わせるなど、難しいことがたくさんあると思いました。当日までの打ち合わせ回数は本当に少ないですが、その中で、お互いにバランスのとれた連携ができればいいなと思います。

今回学んだことは、「ドリームじいちゃん」こと、千葉杲弘先生からのメッセージの中にあります。「国際社会には予知できない問題、正解のない問題がたくさんあります。その答えを大国や金持ち等が勝手に出す。そうではなく、関係するすべての国や人々を巻き込んで協力して答えを探す参加型の解決が必要なのです。」今、エジプトなどでは内乱状態が続き、たくさんの犠牲者が出ています。このことも、一方的に黙らせようという思惑から相手を攻撃するという行動につながっていると思います。千葉先生のメッセージから考えると、お互いに話し合うことはできないのかと、何度も考えさせられます。今までにも、世界のどこかでたくさんの人が亡くなっていると思うと、命を落とす人、負傷する人、悲しい思いをする人が、ひとりでも減って欲しいと願います。千葉先生からのメッセージは大切なことだけれども、今の私には難しいと感じることも多い。私たちにできることは、世界で何が起こっているのかを知り、そのことについて考える、話し合うということだと感じました。

参加した生徒の感想(7)

今回のセミナーではたくさんの友達を作ることができ、本格的にオツキーズとして活動する実感がわきました。

私は中国の方々の担当をさせていただくので、日本の高校生がどれだけのことができるのか、ゲストの方にお見せしたいと思います。私たちが大阪の会場に着いた時に大阪の高校生の方々がしてくださったお出迎えがすごく嬉しく、本当に歓迎してくださっている事が伝わってきて、人を喜ばせるってこういう事なんだなと感じました。私たちもどうすればゲストの方に喜んで頂けるか、チームのみんなとしっかり意見を出しあって工夫します。ESD劇団のみなさんの劇は、ゲストの方とどんなお話をすればいいのかということや、問題が発生した時どのように対処すればいいのかなど、今年が初めてで何も分からない私たちにとってすごく理解しやすく、ありがたかったです。

係ワークでは初回からみんな積極的に意見を出しあってこれからも最高の物を作り上げていけそうなメンバーで良かったです。

共創的ディスカッションでは、同じチームの先輩が高校生とは思えない意見を言われていて、私も中学生だからって甘えてちゃいけないんだなと痛感しました。このセミナーを通じて着実にステップアップしていると感じました。

次回からのセミナーでは、中国の方に最高の心遣いができるように、みんなで少しずつ計画をたてて、練習していきたいです。

参加した生徒の感想(8)

今回初めて他校の生徒とディスカッションなどの交流ができました。話を聞くというあたりまえなことでも、とても新鮮な感覚でした。相手の目を見て話を聞いたり、質問したり、意見を述べたりすることの大切さを知りました。

また、オツキーズの作戦会議では担当する国が決まりました。私たちのグループはフィリピンを担当します。ゲストの方をお迎えするとき、フィリピンの言語で話したら喜ばれると大学の先輩に教えていただき、次回のセミナーまでに各自フィリピンの言語を調べて練習してくることになりました。また、フィリピンの特産物(バナナ以外)を調べる宿題が出ました。そしてもうひとつ、オツキーズは何を心がけるべきかを考え実行しようと決めました。次回はもっとステップアップすることができるように、頑張りたいと思います。

参加した生徒の感想(9)

1日目での千葉杲弘さんのお話はとても興味深いものでした。彼の言葉の中で、「戦争が終わり、平和の喜びを知る」とありました。今の日本はとても平和です。そして、私たちにとってはそれが当たり前のことになってきていて「平和」であることに対して喜びもありがたみも感じなくなってきていると思います。また、「平和」を維持していくためには他と共存していく必要があります。千葉さんのお話は、「平和」であることはとてもすばらしいものだという事と、他との共存の大切さを教えてくださいました。

2日目の共創的ディスカッションでは、他校の人たちと一緒になりました。話し合った事は、ごみのポイ捨て、熱中症の深刻化、などどれも私たちの身近なことです。今までのセミナーではほとんど清心の人としか行動していなかったので、とても緊張しました。同じグループの人たちは皆、自分の考えを持っていて積極的に発言していて、見習うところがたくさんありました。私も自然と意見を言うことができました。

「持続可能な社会の形成のために自分は何ができるか?」と考えたとき、私は偉大なことなどはできないと思いました。ほとんどの人がそうかもしれません。しかし、自分ができる範囲の小さなことを続けていけば効果はあると思います。また、「共創的ディスカッション」の説明でもあった、さまざまな意見の中で皆が共通して良いと思えることを実行していくと、持続可能な社会ができていくと思います。来年には私たちがリーダーシップをとらなければいけない立場になります。そのことを常に意識して、次回からも責任感を持って学んでいきたいです。

参加した生徒の感想(10)

出迎えをしてもらって

大阪に来たのは2回目で、出迎えをしてもらうのも2回目なのに、毎回大阪の方たちはとても歓迎して出迎えしてくれたので、新しい気持ちで楽しくフォーラムができました。

千葉先生の話を聞いて

第一部の「夢が導いてくれた人生」から学んだ事は、夢という物はとても大変で、今に繋がるということです。
第二部の「世界に広がるASPnetの未来への夢」から学んだ事は、受け身ではなく、積極的な努力をすることです。そして、生命の大切さを学びました。

ESD劇団を見て

「たこ焼きが食べたい。大阪城が見たい。」などという希望を出している海外ゲストがいて、もし時間が足りなくて希望にそってあげられなかったら、それだけで諦めるんじゃなくて、たこ焼きを後から遅れてでも買ってかえるとか、大阪城の絵はがきを買ってあげるなど、自分がしてあげられるベストを尽くす。

係りワークで学んだ事

お互いを信頼しあう事で初めて上手に仕事ができるから、あだ名を付けあって、まずは親しくなるところから始めました。

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