2015年1月 4日
今の時期に、庭木の剪定をしたり、雑草取りをしていると必ずジョウビタキ(今回は雌)が訪問してくれます。2mも離れていないような至近距離にいて、なかなか逃げようとしません。普通のデジカメでも撮影できました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 10:05|パーマリンク | コメント (0)
2015年1月 3日
自転車で息子と吉井川沿いを散策しました。自宅近くに、カモの仲間が集まっている「鴨越堰」という場所があるので、向かってみました。今日はオナガガモが多かったです。ヒドリガモもいました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:37|パーマリンク | コメント (0)
2015年1月 1日
2015年明けましておめでとうございます。
雪がちらりと舞っており、寒い元旦でしたが、自宅のベランダから初日の出を撮りました。
本年もよろしくお願い致します。
投稿者: tanaka-fu 日時: 07:43|パーマリンク | コメント (0)
2014年12月31日
セクシュアルマイノルティ教職員ネットワークの副代表土肥いつきさんの本が、12月22日に発行されました。「トランスジェンダーとして生きてきて、しんどいこともあった。痛い目にもあった。泣いたこともあった。でも、楽しいこともあった。うれしいこともあった。腹の底から笑ったこともあった。そして、いい出会いがいっぱいあった。案外この人生、悪くなかったなあ」。土肥さんは、京都府の公立高校で数学を教えている。僕より6歳若いけど、充実した人生を過ごした長さでは、僕の負け。年に数回開催される関西教育セミナに参加させていただいたときに、土肥の話をするスタンスが自然で素晴らしいといつも感じている。
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:38|パーマリンク | コメント (0)
2014年11月26日
生命科学コースの入試は、選抜一期入試のみの実施です。入試日は、2015年2月3日(火)です。内容は、①筆記試験( 国語45分 数学45分 英語55分 理科45分 社会45分)②グループ面接(5名1組)になります。
願書の受付期間は、2015年1月21日(水) ~1月23日(金)です。生命科学コースの選抜は、学内(清心中学校)の生徒も学外の生徒も同じ筆記試験で行います。それは、文科省SSH指定を受け、公的な立場で女子の理系支援という目的で、「生命科学コース」を設定しているからです。専願の場合は入学の意思を尊重させていただき、学内・学外共に、筆記試験の合計得点に10点を加点させていただきます。
※入学者には、①.ノートルダム清心女子大学への特別推薦入学制度(入試免除)があります。②筆記試験で受験生全体の20%以内に入った者は、入学金を免除、授業料3年分相当額を奨学金として支給します。③専願者で中学3年次の9教科5段階評定値の合計27以上の人は、入学検定料が免除されます。
生命科学コースは2006年に文科省SSH事業採択と同時に設定したコースで、2015年度で10年目の入学生になります。定員は30名(1クラス)です。現在の1年生は31名が入学しています。
生命科学コースの内容を紹介したパンフレット
http://www.nd-seishin.ac.jp/highschool/lifescience/pdf/2014ssh_guide.pdf[PDF:6.24MB]
投稿者: 秋山繁治 日時: 08:45|パーマリンク | コメント (0)
2014年11月 8日
若手のトップイノベーターから、自らの意欲の源泉や自分自身の成長過程について聞かせていただきました。理化学研究所チームリーダーの三好建正先生、スパイバー株式会社取締役の菅原潤一先生が演台に立たれました。
引き続き、大学生・大学院生のメッセージ講演、パネルディスカッションがありました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:23|パーマリンク | コメント (0)
2014年11月 6日
RSKのイブニングニュースで、「未来のノーベル賞を目指して」という特集があり、岡山県下での先端的な科学教育が紹介され、本校の文科省SSH事業で進めている教育を紹介していただきました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:37|パーマリンク | コメント (0)
2014年11月 4日
森博嗣の「冷たい密室と博士たち」を読んでいて次の記載を見つけた。「・・・犀川はネクタイを二本しか持っていないようだ。今までに見たことのあるものは二種類しかないし、いずれもほとんど同じ色だ。さらにつけ加えるなら、犀川はいつも同じ色の靴下を穿いている。どうやら、同じ色のものを何足も持っているらしい。萌絵は勇気を出して一度その理由をきいたことがある。犀川の答えは簡単だった。同じものを沢山持っていれば、片方の靴下がなくなっても、もう片方が使える。」という箇所である。この箇所を見つけて、僕とほぼ同じことを考えている人がいることが嬉しかった。
僕自身は、大学卒業後最初に勤務した高校(名古屋市・金城学院高校)で、一年間一本のネクタイを使った使ったことがある。ネクタイをすること自体が嫌いだったが、校長に身なりをキチンとするように言われたので、とりあえずネクタイを一本だけ購入して使っていた。一年間勤務し、年度末になった時には、そのネクタイは裏側が擦り切れてぼろぼろになっていた。金城学院を辞めて地元岡山に帰る前になって、一人の生徒に一年間同じネクタイをしていたことを指摘されて、恐縮したことを今でも覚えている。生徒がネクタイをチャックしていることなんて、大学を卒業して間もないころの自分は想像できなかった。
それから、ソックスについては、今僕が持っているソックスは同じ色(黒色)で、同じ模様(もちろん同じメーカー・ユニクロ)である。現段階で使用中のものが20足、新品のストックが10足はあると思う。理由は犀川先生とほぼ同じだが、僕の場合は、無くすことを想定しているのではなく、片方のゴムが伸びてしまったり、破れても、他のものとセットにすればさらに使えるという理由である。
ある日、教員室の机の上に新品のソックス10足くらい置いているのを生徒に見られて飽きれられてしまったことがある。その生徒にとっては、「全部同じ」であることが、非常に衝撃的だったようだ。「いろいろな色や柄を楽しもうとは思わないのですか」と言われた。僕にとって非常に合理的な理由あって行っていることであったも、他人にとって理解しがたい事象と理解されることがあるということが驚きであった。
森博嗣さんは、この作品を書かれたときに名古屋大学に勤務されてそうだし、年齢も僕と一歳しか違わない。団塊の世代の後の世代で、高度成長の真っ只中を生きてきたという点で共通しているのかもしれない。
投稿者: 秋山繁治 日時: 15:13|パーマリンク | コメント (0)
2014年11月 2日
生物調査をしていて通りかかった備前焼の窯元で、窯入れを見せていただきました。年に2回しかしないので、めったに見られないし、「偶然居合わせることはとても縁起がいいことですよ」と言われました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 14:57|パーマリンク | コメント (0)
2014年10月21日
2014-2015スーパーサイエンスハイスクールのp5-7に「SSH校のさまざまの取組」として、8校が紹介されています。カリキュラム開発(石川県立七尾高校)、海外連携(広島大学附属高校)、課題研究(滋賀県立膳所高校)、国際交流(新潟県立新潟南高校)、カリキュラム開発(茗溪学園中高校)、課題研究(埼玉県立川越高校)、コア(愛知県立岡崎高校)、そして、本校は「あたらしい取組」で紹介されています。
新しい取組(岡山県 ノートルダム清心学園清心女子高等学校)
発表者を女性だけに限定した「集まれ理系女子!女子生徒による科学研究発表交流会」を2009年から開催しています。目的は、SSHで科学研究に取り組んでいる生徒の成果を広く社会に知っていただくことと女子生徒のリーダーシップを養成することです。生徒に混じって、女性研究者にも同じ形式で並んでポスター発表していただいているというのが大きな特徴です。生徒相互だけでなく、先輩たちとも身近に交流し、将来の進路などについて話していただくことを期待しています。生徒たちにとって身近なロールモデルになってくれると思います.。
投稿者: 秋山繁治 日時: 10:00|パーマリンク | コメント (0)
2014年10月18日
愛媛県の石鎚山の麓にある面河渓を訪れました。天気は快晴だったので、渓流の水がすごく澄んで綺麗に見えました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:25|パーマリンク | コメント (0)
2014年9月 7日
1991年度から1995年度、生徒会顧問として文化祭の企画・運営をしてきた。当時の生徒会は、「生徒会総則」の作成や頭髪の規則に対する意見を陳情するなど、生徒自らが自分の学校を変えようと頑張っていた。文化祭もその一貫であった。文化祭の資材移動では、約600名の生徒を放送室からの生徒会役員の指示で動かしていた。テーマソングもコンペで決めたオリジナル作品にかえた。そんな時代だった。僕自身は、教育活動の中で生徒会が大変重要な位置を占めると考えていた。5年間の取り組みは成功したかに思えたが、その後、急速に求心力を失っていった。全役員を複数の立候補者から選ぶ立会演説も消えていった。現在の文化祭は、一律に、「1年生は展示」、「2年生はパーフォーマンス」、「3年生は模擬店」と決められた枠で企画を募った形になっている。それを生徒も受け入れている。僕自身数年間はこだわりをもってみていたが、後任の顧問に意見を言うこともなかった。そして、20年以上の歳月が流れ、今では僕が顧問をしていた時代の文化祭を知っている教員も残り少なくなってしまった。「挑戦したいという心の底からの声に耳を傾けるか、それをエゴだとつぶしてしまうか」その匙加減が、生徒の活動をマネージメントするために必要だったと今も考えている。そのことは、学校経営、ひいては企業経営において、マネージャ-が教員や社員の意見に対処す際の重要なポイントだと思う。
今回の文化祭で僕の印象に残ったのは、青空の下でのオーケストラの演奏だった。いい企画には、多くの人が集まるというのは当たり前で、企画見せ方の面で秀逸だったと思う。生徒数が少なくなっても、これまで通りのやり方で文化祭を運営していたのでは、人的にも分散して見えて、閑散とした印象を与えてしまうことが避けられない。今回のオーケストラ部の企画のように、まず人が集まるような共感できるような空間を提供するというコンセプトで文化祭の改革したらいいのではないだろうか。若い世代の先生方が、前向きに新しい視点で取り組んでくれることを期待したい。
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:29|パーマリンク | コメント (0)
2014年8月16日
2005年に初版を発行したトンボ出版の『ため池と水田の生き物図鑑』が、2014年7月にフィールドに持ち出せるようにA5版で発行されました。若干文章などの校正もされています。「両生綱」・「爬虫綱」を執筆させていただきました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 10:19|パーマリンク | コメント (0)
2014年8月12日
kindlewhitepaperを購入して、待ち時間があるときに無料で手に入る古典を読んでいます。今は夏目漱石の「私の個人主義」です。昨日から読み始めたのですが、読み終わりそうです。
僕の気に入った言葉は、「・・・ここにおれの進むべき道があった!ようやく掘り当てた!こういう感投詞を心の底から叫びだされる時、あなたがたは始めて心を安んずることができるのでしょう。容易に打ち壊されない自信が、その叫び声とともにむくむく首をもたげて来るのではありませんか。すでにその域に達している方も多数のうちにはあるかも知れませんが、もし途中で霧か靄のために懊悩していられる方があるならば、どんな犠牲を払っても、ああここだという掘り当てるところまで行ったらよろしかろうと思うのです」です。漱石が「則天去私」の境地に至っていく過程が読み取れる本かもしれません。
投稿者: 秋山繁治 日時: 13:21|パーマリンク | コメント (0)
2014年8月 7日
昨日の調査地で採取したコア(樹木の幹をくり貫いたチップ)から年輪数を読み取り、樹齢を数える作業を行った、その後、樹高や直径のデータをパソコンに打ち込んだ。
投稿者: 秋山繁治 日時: 11:57|パーマリンク | コメント (0)
2014年8月 5日
山形県鶴岡市で開催されたバイオサミット後のツアーで、水族館を訪問しました。クラゲについての45分の講話をしていただいた後で、館内を散策しました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:28|パーマリンク | コメント (0)
2014年8月 4日
バイオサミットのポスター発表(決勝)のあとで、慶應義塾大学の学生や研究者によるプレゼンを聞かせていただいたり、慶應義塾大学先端生命科学研究所を見学しさせていただいたりしました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:40|パーマリンク | コメント (0)
山形県鶴岡市で行われたバイオサミットの成果発表部門に参加しました。書類審査(一次審査)で残ったのは46件、8月4日の二次審査(ポスター発表)で16件が決勝に進出しました。本校の「地球温暖化防止における森林の役割を考える」も決勝に進むことができました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:57|パーマリンク | コメント (0)
2014年6月22日
井倉洞は、岡山県指定天然記念物になっています。新見市井倉の石灰岩地帯にある全長1200メートルの鍾乳洞です。東京から科学英語の研究会に来られた先生と一緒に訪問しました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:49|パーマリンク | コメント (0)
2014年5月23日
中国政府日本教職員招へいプログラムでの学校視察は今日で最後だった。今夜は貴州だが、明日の午後から上海に向かい、明後日(25日)早朝に日本に帰る予定になっている。今日までホテルの部屋に戻るのがほぼ午後10時(日本時間午後11時)で、疲れてHPの更新が毎日できていない状況になっている。
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:17|パーマリンク | コメント (0)
2014年5月 7日
美術部が5月の連休前から普通教室棟の間に「鯉のぼり」を飾っています。元気に空に舞っていましたが、時には絡まってとれなくなって、解くのに苦労していました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:11|パーマリンク | コメント (0)
2014年4月12日
二輪免許は、高校の時に原付、大学生で中型を取得していたが、それから35年以上経って大型取得に挑戦した。そして、教習所に通うことになった。学校が終わって夜の時間帯と土日に教習を受けて、約1月今日は卒業検定の日。750ccのバイクを操って、課題コースをクリアするのは想像以上に困難だった。衰えたバランス感覚と筋力、持久力、反射神経、そして、「危ないこと」と決めつけられてので支援される状況もない。60歳が近づいて、免許を返納する方が近くなっている人間がバイクの免許を取るなんているのは、一般の人からは理解してもらえないだろう。事実、家族からは何を考えているのかという疑問の声・・、褒められるような状況はどこにもなかった。しかしながら、当人である私には、結構新鮮な体験であった。まず、教員をしていているので、もはや教えられる立場に立つことが少ない。教官に親切に技術指導(12時間)を受けて、自分の教員としての姿勢を反省させられることが多々あった。また、他の教習生と同時に教習を受けることがあるので、学校以外の場所で若者とバイクの話など楽しめたことが嬉しかった。僕が教員であることは知らないし、彼らがどんな仕事をしているからないけど、卒業検定では大型を受けた5人が精神的な障壁なく、応援し、アドバイスし合う関係が一瞬でできたことは新鮮だった。日頃、教育現場では、教員同士がいつも鎧兜をつけていなければならない関係と感じている自分にとってはありがたかった。一応、3月12日の卒業検定まで、補習もなくたどり着き、合格できたことは奇跡だと感じている。・・・クランクでも、一本橋でも、スラロームでも検定前日まで特訓していたので。
投稿者: 秋山繁治 日時: 13:22|パーマリンク | コメント (0)
2014年4月 2日
マレーシアから帰って、岡山駅から学校に向かった。予想通り、学校の桜も満開だった。7日の入学式まで美しい姿をたもって欲しい。
投稿者: 秋山繁治 日時: 15:38|パーマリンク | コメント (0)
2014年3月23日
イモリの活動を観察するために県北に行きました。明日からボルネオに10日間行くので、その前に今の状況を知るためです。イモリが繁殖行動する水田も積雪で埋まっていました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 15:43|パーマリンク | コメント (0)
2014年3月 2日
今朝は、自宅のサンショウウオの池の周りの草抜きやサンショウウオの隠れ家となる土の水路を作っていました。3月頃、畑仕事をしていて、出会うのがジョウビタキです。1mしか離れていない場所で、僕を眺めてくれます。今日は雌が一匹、雄のように目立つ色彩ではありませんが上品な緑で、白い模様がアクセントになっています。作業を見守ってくれました。僕が耕した土の中に餌でもあるのでしょうか。なついてくれているような気持ちになるので癒されます。
投稿者: 秋山繁治 日時: 14:14|パーマリンク | コメント (0)
2014年2月 8日
ウサギのように足が速くても、カメのようにのろまであっても、目的地を見失わなければ、必ずそこに到達できます。早く着いたから良いとか、遅く着いたから悪いというものではありません。自分の目指した場所に到達することが大切なのです。「隣の芝生は青い」と言われますが、自分を見失ってキョロキョロと脇見をしているうちに目的地を見失っているというのが一番問題です。
学校教育も、生徒集めのために、「入学料や授業料を無料」、「難関校コース」、「医学部進学コース」などを掲げて、個人の損得丸出しの看板を掲示して宣伝しているのを多く見かけます。しかしながら、それが今の世間の流れだし、国さえも科学研究に競争的資金を設定しているじゃないかと言われそうです。本当にそうなのでしょうか。学校紹介のパンフレットはカラー印刷で豪華だけど、授業の中身は物足りないもので、教員が傲慢で自己研鑽を怠っている。その結果、生徒が自分の将来に夢をもてないような教育しか提供できていなかったら、あまりにも空しいと思います。
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:25|パーマリンク | コメント (0)
土曜日の朝、窓から外の景色を眺めると、久しぶりの積雪。土日も生物の世話のために学校にいくのを習慣にしちえるけど、今日は断念しました。昨晩、午後11時過ぎに最寄りのJR駅に、息子を迎えに行ったときに雪は振っていましたが、そんなに積雪はしていませんでした。
自宅の庭からの眺め
サンショウウオの池
積雪は6cm?
投稿者: 秋山繁治 日時: 09:34|パーマリンク | コメント (0)
2014年2月 7日
赤い花です。
赤い花が咲いています。
白い花もあります。
小さな花です。
数えきれないほど咲いています。
あなたは、今、
何を思い浮かべたのでしょうか。
あなたが心の中に描いたものは
花瓶にさされた花
花壇に植えられた花
それとも
思い出の一ページ。
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:01|パーマリンク | コメント (0)
1月は、冬休みが明けた11,12日に生物教育学会で生徒はポスター発表、僕の方は口頭発表に挑戦。次の17日から17日は、九州にサンショウウオの調査、23日はSSH運営指導委員会、25日は埼玉県の浦和第一女子高校のSSH成果発表会に行き、2月は、4日、5日と高校入試だった。短大での講義も来週が最終回。やっと一息という感じだが、HPの更新ができていなかったので、これから年末まではきちんと頑張ろうと思います。岡山でも、小型サンショウウオも産卵が到来していますよ。
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:19|パーマリンク | コメント (0)
2013年12月22日
映画『パッチ・アダムス』で描かれたアメリカの医師Hunter Campbell Adamsの言葉から
1.ひとをケアする理由はただひとつ。人間を愛しているからです。
2.ケアは愛を動詞化する。ケアは概念ではなく、行動です。
3.ひとを思いやるという人生を送ることによって、あなたは自分のなかで一番深い平和と安らぎを得る。
4.良い意味のお返しをすること(良きカルマを積む/カルマからの解放)。例えば、米国がアフガンに爆弾を落とし始めたとき、私はアフガンの人々を愛したいと思い、即座に現地に飛んだ。
5.平和のためにクリエイティブになる。例えば、死の床でアメイジング・グレイスを歌う。
6.情熱を持ち、不可能だと思っていた夢を見る。
7.ひとをケアすることは、科学的見地からしても、あなたのためにいいことがある
投稿者: 秋山繁治 日時: 11:30|パーマリンク | コメント (0)
2013年11月18日
28年前に本校で教鞭をとられていた津田良夫先生(現在、国立感染症研究所昆虫医科学部室長)の『蚊の観察と生態調査』という本が北隆館から出版されました(2013年11月10日発行)。送っていただいた本を見て、「マニアック」という感じを受けました。最初ページに掲載されている”ふつう”に採取される17種のスケッチは圧巻です。
創作折り紙作家としても有名で、生物を教えられている合間に、高校生に折り紙を教えておられた姿を思い出します。
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:02|パーマリンク | コメント (0)
2013年11月13日
高校生にとって、研究者の道を選ぶことはどうなのだろうか。あなたが理工系学部に進学すると、大学を卒業する頃、「学んだ分野の知識を生かしたいなら、修士課程に進む方がいいけど、博士課程に進学してもなかなかパーマネントの就職はないよ」とアドバイスをする先輩は多いと思う。そして、就職を中心に考えて、それに直結しないことは無駄だと考える社会では、絶えず「そんなことやって何になるの」という言葉を耳元で囁かれ、「損か得か(利益)」、「楽かどうか(負担)」という座標で、人生は選ぶものだというアドバイスが与えられる。「自分の好きなことをやれ」というアドバイスは、進路選択の段階でかき消される。スポーツを楽しむのはいいことだが、プロの職業としてなりたたないのでやるものではないというのに似ている。成功するのはごく少者で、過度なスポーツは健康を害することがあるし、身体的な障害で一生背負わざるを得ない状況すらあるからである。合理的に考えるとスポーツを職業とするものではなく、また、科学者への道も選ぶべきではないということになる。
私自身はどうだったのか。高校生の時に、湯川秀樹の「旅人」を文庫本で読んで、研究者の道を夢見たが、いつの間にか自活できる職業として教員を志し、大学院に進学することなく、理科の教員として過ごしてきた。30歳を過ぎてから、サンショウウオやイモリに出会い、野山を走り回るなかで、その生態に興味を持ち、探究心をもつことの楽しさに目覚めた。そして、もう一度きちんと勉強したいということで、43歳で修士課程、52歳で博士課程で学んだ。この年になって博士号を所得しても新たな就職先がみつかるわけでもない。家族には、大学院に入学したときに「子どもに学費を払うのは理解できるけど、お父さんの学費が必要だとういうのは納得できない」と言われただけで、決して歓迎されたわけではない。合理的に考れば、家族にとっては無駄な経済的な負担を強いられただけなのだ。
50歳を超えても駆け出しの研究者にしかすぎない。馬に例えるなら、“サラブレッド”ではなく、“駄馬”である。今も大きな荷物を背負って田舎道を半月板を痛めて不自由になった足で歩んでいるというのが現状である。こんな人間だから、いままで過ごしてきた年月を振り返って、生甲斐を感じることのできる生き方を選んで欲しいと思うのだ。人間は生まれ方と死に方は選べないが、自分の生き方は選べるのだ。そのことをいつの間にか忘れてしまうような世の中になっているのかもしれない。
投稿者: 秋山繁治 日時: 09:19|パーマリンク | コメント (0)
2013年11月 2日
札幌市にある東海大学札幌校舎で、第52回爬虫両棲類学会が今日と明日の2日間の日程で開かれています。口頭発表はA・Bの2会場、昼の時間にポスター発表(今日は奇数番号)がありました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:11|パーマリンク | コメント (0)
2013年11月 1日
北海道へ移動。最高気温14℃、最低気温4℃。気温が岡山と比べて10℃低いです。山は紅葉しています。イチョウも黄色に変化しています。
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:04|パーマリンク | コメント (0)
2013年10月21日
雑誌『大学時報』352号、特集「求む!理系女子(リケジョ)のちから」で、「SSH指定から七年、その成果と課題―私立女子校で理系進学支援をどのように展開したか」という8ページの原稿を掲載していただきました。以下のHPからダウンロードできます。
http://www.shidairen.or.jp/activities/daigakujihou/index_list/no352
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:09|パーマリンク | コメント (0)
今日の授業で、高校1年生に紹介した文章です。
誰もがひとはみんな勉強しなければならないことを知っていますが、それでいて勉強することにはみんな違和感を持っています。勉強することはひとの本能ではないからです。私たちは、覚悟を決めないと勉強に入っていくことはできません。勉強することは単に知識や学力を身につけることではなく、私たちの頭脳や身体を知的に組みかえていくことです。勉強する子どもたちは、多かれ少なかれ「自分」に挑戦しているのです。どんな子どもでもそうです。「私」が居て知識を身につけていくのではなく、知識を身につけて「私」自体が変容していくのが勉強なのです。
したがって、勉強するということは、まず私たちひとの生物性(自然のまま)を一度否定することと言えましょう。もちろん、ひとは身体(物質)でできていますので、その身体性(自然性)を消し去ることはできません。勉強は、その自然性を抑えて、文化的・知的な頭脳や身体に仕立て上げていくことを意味します。まず先に「私」(個人)があって、後からその「私」が知識を身につけていくのではありません。近代的な主体である「私」をつくるために、ひとの本能や自然性に逆らって、知的な身体に変えていくことなのです。
ひとは、生まれたままでは、生きることはできません。その「生まれたまま」を人類のつくり上げてきた「知」や文化で一度否定する必要があります。勉強するということは、いわば生まれたままの「自分」を否定して、社会的な「自己」をつくっていこうとする営みなのです。お金を出して知識を買うことではありません。「知」や法や習俗などによって「自分」を社会的な「私」(個人)に組みかえていくプロセスなのです。したがって、知的に成長しないありのままの「自分」や、今のままで居たい後退的な「自分」は、そこでは否定されることになります。
私たちの勉強への違和感は、ここに発しています。勉強は「ありのまま」の自分を否定するからです。
ひとのそれぞれの「この私」は、人類や社会の文化によって一度否定されることなしに、ひとになることや近代的個人(自己、「私」) になることはできないのです。近代的な個人になるために勉強は不可欠であり、勉強は個人が成長するためにあるのではなく、まだ個人になっていないひとの個体が個人になるためにあるのです。だから、本当は個人はまずそこに「居る」のではなく、勉強によってつくられる過程で「現れてくる」と言えましょう。
勉強は、現在の 「私」 を変えるためにあります。私たちがどこかで勉強に対する忌避の感覚を持っているのは、きっと、私たちの奥底にある「自然」(ありのまま)が変化することに反発しているからなのでしょう。
だから、仮にみなさんが勉強嫌いであったとしても、それが異常なこととか大変なこととか思う必要はまったくありません。かえって、勉強大好き!という人のほうが変だとも言えます。勉強嫌いであっても、我慢してやればいいのです。まったくやらないでは、近代を生きることはできません。やりたくない本音を胸に隠して、がんばればいいのです。
諏訪哲二『なぜ勉強させるのか・教育再生を根本から考える』(光文社)から抜粋(P248-250)
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:29|パーマリンク | コメント (0)
2013年10月15日
朝、久しぶりに本棚の「かもめのジョナサン」を取り出して、眺めてみた。昭和59(1984)年に英語版を買っている。価格は900円。約30年前、ちょうど今の学校に勤めるようになって間もないころだ。当時、クラスの原稿にこの本の一節を紹介した記憶がある。・・・「この風変わりなカモメにとって重要なのは、食べることよりも飛ぶことそれ自体だったのだ。その他のどんなことよりも、彼は飛ぶことが好きだった」。
投稿者: 秋山繁治 日時: 08:01|パーマリンク | コメント (0)
2013年9月13日
学校で「生徒を大切にしよう」というスローガンが掲示してあったとしたら、どう思われますか。学校で生徒を大切にするのは当たり前で、管理者から見れば、教員の仕事でありまえで、そのようなことを掲げなければならないのは、最近の教員が個人主義で生徒の面倒見が悪いことに対する戒めだととらえられるかもしれませんね。学校における教員は会社では社員、生徒は顧客ということでなります。
『マネジメント』の著者ドラッガーがニューヨーク大学の大学院で教えた頃の教え子で、のちの世界的なアルミニウム精錬会社アルコアのCEOに就任したポール・オニールという人物の話です。オニールにドラッガーの授業で、印象に残っていることはありませんかと尋ねたところ、オニールは、手帳の間に挟んで持っていた古いメモを見せてくれたといいます。
そのメモには、大学院の授業でドラッカーが黒板に書いたものをそのまま写したという、三つの質問が書かれていました。
①「あなたは、会社で敬意を払われていますか?」
②「あなたが仕事上の能力をつけようと思って、勉強しようと考えたり、自己啓発に励もうとした際に、会社は応援してくれますか?」
③「あなたが会社に貢献していることを、会社は知っていますか?」
ドラッカーはこれを黒板に書きながら「この三つの質問を社員に問いかけてみて、何割の社員が『イエス』と答えるかによって、その会社がいかほどのものかが分かる」と話したそうです。
ドラッカーはマネジメントの柱として「顧客」のことを考えろと絶えず言い続けました。顧客が何を求めているかを知り、それを提供することこそが企業がなすべきことだというのが、ドラッカーの考え方の柱です。そして、もうひとつの柱が「従業員」、組織で働く人々です。いくら誠意を持って、顧客の求めているサービスや商品を提供しても、働く人々が仕事に生きがいや幸せを見出せなければ意味がありません。
学校も会社も、多くの人で構成された組織です。成功するマネジメントの仕方は似ているのではないでしょうか。顧客(生徒)も大切ですが、組織に所属する教員自身も自己実現に向けて誠実に努力し、管理者はそれをちゃんとみているというのが学校のマネジメントにも必要だと思います。
投稿者: 秋山繁治 日時: 09:33|パーマリンク | コメント (0)
2013年9月10日
文化祭が開催されました。もと生徒会顧問をしていた時期と比較すると、来て下さる方が随分減った印象があります。
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:11|パーマリンク | コメント (0)
2013年8月14日
毎年夏に、科学教育プログラムに生徒が参加させていただいているので、年に数回、慶應義塾大学を訪問させていただきますが、緑が多く、きちんと管理されいいることに感心します。今回訪問したとき、第二校舎の裏庭の木が伐り倒されていましたが(理由は不明)、そのヒマラヤスギの年輪を数えると74本でした。つまり樹齢約74年ということになります。太い銀杏並木は何年経っているのでしょうか。
投稿者: 秋山繁治 日時: 13:34|パーマリンク | コメント (0)
2013年7月19日
垂れ幕を設置するための工事の最終日。コンクリートの土台、フレームが完成した。最後jは、垂れ幕をつるすためのワイヤーをフレームに取り付けるだけだ。この垂れ幕を設置する目的は、広告のように対外的なものと思われるが、私自身は、本校の生徒や教師に 取り組んでいる生徒たちの努力を認識してもらいたいという気持ちが強い。一般的に、野球やサッカーなどスポーツの活躍はマスコミの報道も多く目立つが、コツコツと日常的に取り組む文化部的なものの成果は非常に認識されにくいのが現状である。
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:08|パーマリンク | コメント (0)
2013年7月18日
多くの私立高校で何らかの大きな成果があったときには、「祝甲子園出場」とか、「祝、○×大学医学部合格」などの垂れ幕が校舎に飾らている。しかしながら、勤務して30年が経つが、一度もそのようなことはしていない。大々的に宣伝しているようで、大人げないとされていたのかもしれない。
2006年から文科省SSH事業に取り組んでから、いままで科学研究の分野ではまったく活躍することのなかった本校が、科学研究のいろいろな発表会で毎年のように成果が認められ、新聞で報道されるようになった。しかしながら、その成果は現在もほとんどの教員や生徒に認識されている状況ではなく、したがって、成果を挙げた生徒に声をかけることもないし、褒めてやることもしないので、受賞した生徒たちもなんだか不思議な感じだった(アメリカに派遣されたりしても・・・家族旅行の扱い?)。女子校といえば一般的に英語教育で、「女の子が理系に進学することを支援する科学教育への認識が培われてこなかったなが原因だろうか。
こんな状況で、科学に取り組む生徒のことを少しは知ってもらおうということで、垂れ幕を設置することが決まった。もちろん、英語のスピーチコンテストやスポーツの全国大会で活躍した生徒の活躍を知らせることもできるので、いいことだと思う。教師の中には、私学なので生徒募集的に宣伝になるかどうかという有効性をすぐに言い出す人もいるかもしれないが(すぐに自分の視点で損得を考える人が多い・・・)、現状では自分の学校の仲間たちに知らせるというだけでも大きな意味があると思う。
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:02|パーマリンク | コメント (0)
2013年6月 5日
2013年度で8回目になります。
【連携大学】
Universiti Tun Hussien Onn Malaysia (UTHM)
【実施内容】
・大学での講義、観察
・マレーシアのボルネオ島(サバ州)とマレー半島(ジョホール州)での動植物観察
・課題研究の成果や学校を英語で紹介
【目的】
・熱帯の自然環境の理解
・環境問題の理解
・国外のの大学での学習体験
・国外の大学生・大学院生との交流
これまでの海外研修は、語学研修が中心で、行き先の多くがアメリカ・カナダ・オーストラリアであったが、この研修では、日本が属しているアジアに目を向け、国際理解と環境学習をメインテーマに設定した。
マレーシアは、民族構成は多民族(マレー系65%・中国系26%・インド系7.5%・その他)で、英語も広く使われている。“国際理解”という面でも魅力がある。また、自然を学ぶ教材の面では、世界遺産に指定されているボルネオ島北部にそびえる標高4,095mのキナバル山を中心にした山麓一帯が“国立自然公園:キナバル公園”である。自然公園は多く、象を保護しているところがいくつもある。象は密猟されたり、開発によってジャングルを追われたりしている状況があり、野生動物保護のあり方を学ぶこともできる。その他に、森林伐採など開発の影響が大きい地域もあり、環境教育の素材は多い。
サバ州のサバ大学やジョホール州のツン・フセイン・オン大学の先生方の協力によって、充実した研修内容になっている。
投稿者: 秋山繁治 日時: 08:57|パーマリンク | コメント (0)
2013年6月 1日
2002年5月22日の自分の誕生日に購入したスクーターです。12年目になり、シートに穴が開き、スクリーンも白っぽくなって透明感がなくなったので、部品(シートとシールド)を注文して自分で取り付けました。10年以上経過しているので買い換える時期かもしれませんが、自分の老化とともに古くなったこのスクーターが愛おしくなって、修理することにしました。部品だけで8万円。結構費用がかかりました。このバイクで、両生類の調査に一人で行くときは、このスクーターを使うことがあります。2輪で120ccとしては車重が軽いので、悪路でなければ細い道を入っていけるので便利です。
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:09|パーマリンク | コメント (0)
2013年5月25日
ピアノを教えているある母親が、「算数の勉強がわかるとは何か」を話しあう親たちの集まりで、次のように発言したことがある。
「子どもにピアノを教えていると、4分の1拍子とか3分の1拍子とかいうリズムがいきいきとわかる子どもは、算数の勉強などはあまり得意でないことが多いのだけれど、逆に分数をすらすらとこなすような子どもは、3分の1や4分の1といったリズムを身体でとらえることが苦手みたいなのです」
この指摘は、単に音楽が得意、算数が得意というような個人差のレベルだけではなく、もう少し深い問題を含んでいるのではないだろうか。この集まりに同席していた数学者弥永健一は、後にその会へ寄せた手紙の中で次のように述べている。
「分数計算ができてもリズムがつかめない、またはその逆にリズムはつかめても分数計算ができない子どもが多いということは、分数について“わかる”ということがそれ程簡単なことではないということを示しているのだと思います。2分の1、3分の1・・・について“わかる”ということは、ただ頭で納得するだけでは不十分なのであって、それが”身体でわかる”段階までいかなけれはいけない。また、分数の概念を”身体でつかみとる”だけではまだ不足で、その体得したものが意識化されなければ分数について“わかる”ところまでいかない。
うっかりすると、リズムはだめでも分数計算はスラスラやれる子供の方が、リズムはできても分数計算は全くできない子供より”進んでいる”ように思いがちですが、私は、実は頭だけでわかったと思いこんでいる場合の方がそうでない場合よりも、困難な問題をかかえていると思います。
二枚の煎餅を三人で分けて食べたり、一本の羊羹を四人で分けたり、手拍子を打ったり歌ったり踊ったりする。ビー玉遊びをして、自分のビー玉の個数が相手の個数の半分だということがわかってがっかりしたり……。こうしたすべてのことは、分数という概念の種子を受け入れる土のようなものだと思います。確かに、何本羊羹を分けて食べても、そこから2分の1、3分の2…という概念が出てくるとは限らない。しかし、そのような生きられた体験が豊かにないところに分数の概念が教えこまれたとしたら、それは砂地に落ちた種子のように乾いて転がり、芽を出さないで終るでしょう」(『こんな算数っているのかな』所収、合同出版)
弥永が述べているように、具体的なものと概念との関係は、生きもののように息づいた関係である。子どもはものと概念、ものと記号の間を何度も行ったり来たりしながら、世界を確かめ、世界を少しずつ広げてゆく。そのプロセスは、酒が時間をかけてゆっくりと発酵してゆくさまと似ている。そこでは、十分な時間と様々な偶然性をはらんだプロセスが子どもに真の知恵をもたらす条件である。 弥永はさらに次のように結んでいる。
「さまざな体験に一条の光を当てられ、それらの体験の中から共通した一つのものが照らし出されるとき、一つの概念が抽出される。そのような概念が意識化されたとき、私たちは空を舞う鳥のように、新しい次元からこれまでの体験の一つ一つを見、しかもそれらを遠く超えて新しい地平をみることもできます。しかし、鳥が絶えず地上の草や虫を食べに降りてこなければならないように、抽象的な概念も絶えず具体的な事柄と関連しあわなければ干からびてしまう。分数計算を覚えても、それを実地に使い、初めはぎこちなくても、ついには分数を”意識”しなくても自然にリズムが身につくところまで言って初めて、分数が本当にわかったといえると、私は思うのです」。
投稿者: 秋山繁治 日時: 15:38|パーマリンク | コメント (0)
『知能神話』(山下恒男・1980)より抜粋
“わかる”とか“できる”というのはいったいどういうことなのだろう。子どもとつきあっているときに、しばしばこのことを考えさせられる。子どもがものと親しくふれ合いながらそれを自分の中にとらえこんでいく営みは、実に多面的で豊かな顔をもっているからだ。
たとえば、幼稚園児は同じ椅子がたくさん並んでいる中から、自分の椅子をちゃんと見分けることができる。家庭の中でも、数人のきょうだいが大人には同じようにみえるハソカチや消しゴムを、「自分のはこれだ」と迷わずに“わかって”いる風景はよくあることだし、父親が自動車で帰宅したときに、「あっ、お父さんの車の音だ!」とすばやくその音を聞き分けるのも、たいてい幼い子どもである。ものと子どものこういう親密な“わかりかた”は、心理学者ウェルナーが「相貌的知覚」と名づけた知覚のスタイルに属している。(『精神の発達』岩波書店)
それはふつう、「原始的な」心性とよはれている。このような“わかりかた”は単に子どもばかりではなく、「原始的な」心性をもつといわれる人々、たとえばアフりカの原住民などにもみられる。彼らが抽象的な数としては“3”くらいまでしか理解しないにもかかわらず、数百頭の牛のなかの一頭がいなくなったことをすぐに発見する能力がそれに当る。数百頭の中の失踪した一頭は、数としての1ではなく、その牛なのである。そのような“わかりかた”のできる人々にとって、抽象的な高度な数概念は生活の中に必要とされない。そして彼らのもつ能力は逆に、西欧近代文明の中に生きる私たちの中からは非常にうすれてしまったものである。私たちは“わかる”という言葉を、しばしばたいへん気易く使っているけれども、少し立ち止って考えてみると、この言葉はなかなか深い問題をもっていることがわかる。
投稿者: 秋山繁治 日時: 15:34|パーマリンク | コメント (0)
2013年5月22日
名称/マジェスティABS/5SJ4
発売日
マジェスティABS:2002年5月10日
特長
2001年モデルからの主な変更点は、アンサーバック機能付き・リモコン開閉式キーシャッターの採用、前後サスペンション性能の向上、新作5連メーターやシルバー塗装のヘッドライトエクステンション採用などによる外観の向上、シート形状やリアフートレスト形状変更などによる乗車時のフィット感向上など。
5月には信頼性を高めたアンチロックブレーキシステム、ABS専用エンブレムを採用したABSモデルもラインナップ。
6月には標準モデルをベースに、ショートスクリーン、パイプハンドル、5連ホワイトメーター、メッキミラー、質感溢れるパンチング&パイピングシートなどを装備し、カスタム感溢れる「MAJESTY C」モデルが新たに加わった。
→ニックネーム:マジェスティABS,モデル年度: 2002,型式: 5SJ4,カラータイプ: B,カラー名称:シルバ-3,モデルコメント: ABS,連番:010,発売年月:200205,カラーコード :0791,
投稿者: 秋山繁治 日時: 14:21|パーマリンク | コメント (0)
2013年5月19日
この書評(出典:『長銀総研エル』1988年12月号)すごくまとまっていて、内容の要約もされていて素晴らしいです。初版は1988年でブルー・バックス(科学ものを扱う新書)として発行されましたが、20年を経て2011年に復刻され文庫本になりました。今の時代にこそ再読されて意味のある本だと思います。ただし、新しいものを受け入れることのできない保守的なリーダーにとっては、「単なる成功者の話でしかないかもしれません。松下やソニーが今どうなっているのかを考えると、真摯に受け止めなければならない話です。会社の経営者でなくても、小さなグループのリーダーであっても、そのようなプロジェクトを成功させて鍵がここにあるような気がします。僕自身は、学校という場で、生徒会の顧問として、生徒と相談しながら学校行事を改革する場でも、今文科省SSH事業を運営する場でも「不良社員(有効に任務を進めてくれる人材)」を得て、楽しく過ごしてきました。背後から鉄砲で撃たれることは常にあることです。私立高校であるがゆえに、国公立でないというだけで「私立は勝手なことができるから・・」とか批判的な言葉を多く浴びせられてきました。私立では、人間関係が固定しているので、利害がはっきりしています。それが故に妬みや嫉妬もくらうので攻撃のまとにもなります。下手をすると失敗の責任を押し付けられて、スケープ・ゴート(生贄)になりそうなこともあります。生徒の入学数が減ったことの原因にされたりもします。今の日本の学校教育で、「科学技術者養成支援」と「女子の理系進学支援」、「ESD(持続可能な開発のための教育)」は重視して取り組まなければならない社会的な課題だと考えています。個人も組織も、目の先の利益に翻弄されるのが常かもしれませんが、改革を否定する場合は、「私にとって困るのこのなのか(個人的な都合)」なのか、「将来的に社会が困るのか」という視点で考えて欲しいと思います。
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書評『人材は「不良(ハミダシ)社員」から探せ』(現在は講談社+α文庫)
何とも過激なタイトルである。中身はタイトルにもまして過激だ。ただ、これぐらいでないと本書のメインテーマである「画期的プロジェクトの成功」など考えないほうがよいのかもしれない。そういう意味では非常に厳しい内容の本である。
本書は、画期的プロジェクト(本書では基本的にメーカーの技術開発を念頭に置いている)成功の条件を様々な側面から浮かび上がらせようとした試みであり、D博士(知る人ぞ知る)の聞き書きという形をとっている。D博士の語り口は実に熱っぽい。
D博士は数々の画期的プロジェクト(CDプレーヤー、ワークステーションその他)を成功させてきた歴戦のツワモノである。組織内での研究開発のあり方、特にプロジェクーを失敗させる要因についての発言は、数々の体験に基づいたものであるだけに、きわめて手厳しいものがある。
まず「失敗要件」を要約してみよう。
① 協調精神、② 「良い子」の存在、③ サロン化、④ 不明瞭な雰囲気、⑤ 船頭が多すぎる、⑥ マネジャーが邪魔をする、⑦ 上を向いて仕事をしている。
組織風土としては良く見えるものも、実はプロジェクー遂行の上で阻害要因となっている場合があることが分かる。
次に「成功要件」を見てみよう。ただし、これらはあくまでプロジェクト成功の必要条件であって、これをやればうまくいくという意味での十分条件ではない。
まず、個人的な条件として必要なのは、① プロのセンス、② 戦略眼、③ 強力な推進力・達成意欲、④ 観劇する心、⑤ 頭の柔らかさ、⑥ 好奇心、⑦ 茶目っけ、⑧ 行動力、⑨ 問題提示能力、⑩ 問題(とくにトラブル)解決能力、⑪ その分野の専門知識、⑫ 向上意欲・積極性である。
そして、プロジェクーを遂行するチームにとっての必要条件は、次のとおりだ。
① 目標は単純明快、センスが良く画期的で、ユニークであり、短期間で達成可能なこと。
② 人材たちの魂の底からほとばしる目標であり(高い志)、成功の直感がすること。
③ 一定レベル以上の人間集団(感受性、心の広さ、頭の柔らかさ、感激する心、好奇心、積極性、戦略の理解力)であること。
④ リーダーとフォロワーがはっきりしており感情的な抗争がない。また、専門が適度に分散している。
⑤ チームとして自律的に動ける。
⑥ 全体のムードは、ほどよく楽観的、ほどよく過激。力んでおらず、目がつりあがっていない。
⑦ 大問題が発生しても、ビックりしたりあわてたりしない。着実に解決策を出す。
このように列挙してみると、すぐにでもできるような気もしてくるが、これがなかなか難しいことはプロジェクー経験(技術開発に限らない)のある方ならお分かりのことと思う。また、たとえ成功条件をクリアしたとしてもあらゆる方向(特に内部)から邪魔が入ってくる。第14章で D博士自身がいうように、「‥‥だから(画期的プロジェクトは)あまり人には勧められないのですヨ。だいたいはうまくいかないケースが多いですからナ。徒労が多く、消耗するのがオチです。もし、うまくいきそうになったとしても確実に背後から鉄砲で撃たれる」 のである。
結局、次のような人間がリーダーとして存在することが不可欠なのだ。「・・画期的なプロジェクーを遂行するということは大変な闘いなんです。これを闘いと認識して闘いを楽しめる人には、すぼらしい喜びを提供するでしょう・・」
自ら「不良社員」であることをもって任ずる社具のみならず(たんなる不良社員なら内容の厳しさにへキエキするだろう)、経営者・管理者のいずれもが読むべき本であると評者は確信する。
新書版で200ページのボリュームだから、通勤電車の中で読める。だが、あくまでも「成功の奥義」の解説書であって、ハウツー物ではない。読み捨てにできない本である。
(K・サトウ)
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23年前(!)に、わたしが書いた文章ですが、とくに付け加えることはありません。この時点では、まだイヌ型ロボットの AIBO はまだ市場には登場していませんでした。このたびの文庫版では、活字も大きくなって 240ページになっていますが、この本は面白いのでぜひ読むことをお奨めしたいと思います。新版のまえがきで、著者は本書の内容がチクセントミハーイのフロー概念や、内発的動機理論にも合致したものであえることを語っています。
本書は、著者が40歳代の、まさに油に乗っているときに、現役の開発責任者として書かれたものだけに説得力があるのです。そうじゃなくても就活事情が悪化して萎縮してしまいがちな日本と日本人ですが、型破りのブレークスルの製品開発には、いまな亡きスティーブ・ジョブズとまではいかなくても「不良社員」が不可欠。道をはずれることを恐れず、回り道することを恐れず、「不良社員」を大いに活用したいものですね。かつてのソニーのように、大きな度量をもって。
投稿者: 秋山繁治 日時: 10:55|パーマリンク | コメント (0)
2013年5月 5日
5月はこいのぼりの季節ですね。県南ではこいのぼりをあまり見なくなりましたが、県北行くとその道中でこの季節はこいのぼりに出会います。今日は、こいのぼりの群れに出会いました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:37|パーマリンク | コメント (0)
2013年4月27日
5月の連休は新年度が始まってすぐにまとまった時間がとれる時です。野生酵母、カメ、サンショウウオ、イモリ、アフリカツメガエルなどの研究が一斉に本格化します。連休初日は、午前8時半から生徒たちは頑張っています。今年は高校1年生も勉強合宿に来ていて、朝はイモリとカメの解剖の様子を興味津々な目で見ていました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 12:02|パーマリンク | コメント (0)
2013年4月23日
朝日新聞社編『いま学校で高校生①』が1979年4月20日に発行された。私は当時大学一年生。5月2日に大学正門の前の書店で購入していた。最後のページに鉛筆で、「こうのぼりの季節」という走り書きとともに購入日のメモがあった。すでに理学の化学科での大学生活が始まっていたのに、まだ数か月前に過ごした高校教育のあり方に疑問があったのだ。一番気になったのは「目覚め」と題した記事であった。当時、一連の連載記事が社会的に話題になっていた。
以下は、p160-162から引用
「お宅のお子さんは、高校ではお引き受け致しかねます」
いまから五年半ほど前、開成中学三年だったT君と母親は、担任教師にこう通告された。卒業式直前のことだった。
成績が恵かったわけではない。酒、たばこで処分された覚えもない。しかし、学校側からひどくきらわれる理由はあった。開成中学生は坊主頭が義務付けられていた。彼は全校でたった一人、髪をのばし、頭髪自由化を叫んで学校をゆさぶった。
「ボクは開成が好きだからこそ、坊主強要のおかしさを問うたんです。本来あるべき民主的で自由な社会を母校にも求めたんです。でも教師は『オマエは世の中がわかっていない』『いやならやめろ』です。世の中は正しい論理こそが通ると信じてたのに、教師は『社会に理屈は通らない』ことを教えてくれました」
結果として、開成中学の坊主頭強制は中三の二学期に廃止された。しかし彼自身は学校にとって「いらない生徒」になっていた。彼の方も「頭下げてまで開成に残る意味はない」と思った。そう決断させたのは、教師より生徒たちであった。「どんな悪法でも『法は守らねばならない』という意見が、けっこう多くて。ボクからみれば、民主主義が確立しているときのみ法は守らねばならないのに。結果として、自由化の声は四割以上の多数派になり得なかった。ショックでした。開成の生徒にとって、『自由』は重要ではなかったのですね。塾に通って苦労して入った学校だからかなあ。『おまえのいうことはわかる』という仲間も、行動では変節してしまった」
こうして開成を追い出された翌年、大学人学資格検定試験を受け、十六教科のうち十四教科に合格。翌々年は残りの科目も通って高二の年代で高校を〝卒業″した。
「検定で改めて開成が全国屈指の受験校だと気付きました。中学で習ったことだけで準備もなく合格です。一度も教わらない数Ⅱまでも」
しかし、彼は大学に関心を示さず、ロック音楽の雑誌に投稿したり、雑誌編集のアルバイトをしたりの気ままな生活を送っている。
「東大なんか、社会に対する武器としては利用できると思いますが、真にアンビシャスな若者が学ぶべきものはありません。あのままいけば、鼻もちならない人間になったでしょう。でも今は、エリートと無縁な人びとの生活に興味を持ってます。自分一人生きてく分には、そんなに難しくはありませんし……」
こう目覚めたT君は、二十歳になった。
→出版から34年経った。今、学校教育は、情報が飛び交う社会の渦の中にある。時代の変化とともに学校教育は本当の意味で進化したのか。・・・・・学校特有の思想が奥底の部分で変わっていないような気がするのは私だけだろうか。
投稿者: 秋山繁治 日時: 06:37|パーマリンク | コメント (0)
2013年4月22日
高校化学グランドコンテストドキュメンタリーの『高校生・化学宣言PART6』が発行されました。本校の酵母の研究が高校化学グランドコンテストで、「審査委員長賞」を受賞したので、出版社から研究過程を欲しいと原稿を依頼されていました。なんとか生徒だけで原稿を書き上げ、無事に掲載までたどりつきました。この本では、上位入賞校の発表内容と研究過程の苦労話が掲載されています。
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:57|パーマリンク | コメント (0)
2013年4月21日
毎年、5月の連休前になると草刈りをしないといけないという気持ちになって、草刈り機を引っ張り出して、試運転した。なんとかエンジンも動いたので、午前中には終えるkとができた。しかしながら、やはり膝の靭帯を損傷しているのと、半月板がすり減っている体には応える。午後からは生徒の課題研究と研究費の書類を処理するために学校に来ている。
今も、生徒と毎日、課題研究に取り組んでいる。SSH事業8年目になったが、すべての教員が理解してくれている状態にはない。今でも課題研究の話をすると怒り出すような理数系の教員もいる。「私は核家族で子どもを育てているのですから、そんな負担があることはいやです」てなことを堂々と捲くし立てる。僕の方が30年も教員をやっている先輩だし、家族はやはり「核家族」だ。今は、いつまでも理解できない人もいると考えている。しかしながら、理科や英語の先生方の中に、コツコツと自分で他の研究費を獲得して、研究に取り組む先生もでてきた。それが一番嬉しい。
文科省は、教員の資格として大学院の修士課程が好ましいという方針を出しているが、現実的にそこまでして教育職に就こうという人は少ない。せめて、校長や教頭などの管理職に、修士や博士の学位を取得した研究経験のある学識者がおられれば、教育研究を今より円滑に進めることができると思う。文科省SSH事業でも、学位取得を採用の条件にしている国立大学附属のような学校が科学教育の研究を今まで引っ張ってきているのが現状なのです。
→草刈りを5月の連休前にする理由は、この時期にしておかないと草の成長が早くて手におえない状態になるとと、次の世代をつくる種子を多く散布させる可能性が大きくなるのでそれを防ぐためです。対策を立てるには、適切な時期を選ぶことが重要です。
草刈り後
投稿者: 秋山繁治 日時: 13:36|パーマリンク | コメント (0)
2013年4月11日
はばたけ! スクールデイズ
ノートルダム清心学園 清心中学校・清心女子高等学校生物部
科学分野の全国大会で受賞を重ねる生物部。
■女性の可能性を広げたい
創立120年を機に、2006年から中学校英語新プログラム、高等学校文理コース・生命科学コースを開設。同年には、私立女子高校としては全国初となる文部科学省の「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」指定校となりました。
「女子校は、女子が積極性やリーダーシップを身につけるのに適した環境」。そう話すのは、理科教育の実践が認められ、ESD日米教員交流プログラムの日本代表を務めたほか、教育研究活動でさまざまな受賞経験を持つ秋山繁治先生。「我が校のSSHの研究課題は、女性の科学技術分野での活躍を支援する女子校の教育モデルの構築」。その特色のひとつは、自然科学を学ぶ基礎を養う「自然探究」を学校設定科目にしていること。鳥取大学「蒜山の森」での実習や福山大学での実験、マレーシア国立サバ大学と連携したボルネオ研修、沖縄本島・座間味島での環境学習などを行っています。「理系女子が少ない日本において、こうした教育活動が女性の科学分野での可能性を広げる一助になればと思います」。強い信念に基づく実践的な指導が、部員の受賞や理系進学を支えているのです。
■理系を志し、日々研究
医・歯・薬系など、生命科学分野の研究を志す生徒が所属する生物部は、さまざまな研究成果を全国に向けて発表し、数多くの受賞を重ねています。現在29人が所属する生物部の一員である森下瑤子さんは、「小学生の時にイラン戦争で傷つく子どもたちのことを知り、小児科医を目指すようになった」と話します。彼女が2012年9月から取り組んでいるのは、カエルのクローン実験。「必要な機材がそろっていて、研究するにはとてもよい環境です」。
一方、カメにおける帰化種と外来種の研究を行なっている井谷明音さんは、「生物の専門知識を身につけ、次の世代に伝えたい」という思いから高校の生物教師を目指しています。「データをまとめ、そこからいろいろ考えるのが好き。研究成果に多くの人が興味を示してくれるのが嬉しい」と、井谷さん。部員たちは、生き生きとした表情で、日々研究に取り組んでいます。
【活動成績】
2011年 日本学生科学賞・岡山県審査 県知事賞
高校生科学技術チャレンジ(JSEC) アジレント・テクノロジー賞
2012年 日本学生科学賞・岡山県審査 県知事賞
高校化学グランドコンテスト 審査委員長賞
高校生科学技術チャレンジ(JSEC) 審査委員賞
バイオ甲子園2012 創立30周年記念奨励賞
【今後の活動スケジュール】
2013年3月23日 日本植物生理学会特別企画「高校生研究発表会」
5月11日 生物系三学会中四国支部徳島大会高校生ポスター発表
9月28日 日本動物学会岡山大会高校生によるポスター発表
〒701-0195
倉敷市二子1200
TEL086-462-1661
http://www.nd-seishin.ac.jp/
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:14|パーマリンク | コメント (0)
2013年4月 8日
先週の金曜日に桜は満開、そして土曜日は強風と雨、昨日も強風と小雨でした。散ってしまうと誰もが予想しましたが、なんとか入学式の日に花びらを残して欲しいという願いが通じたのか。以下の写真用ような姿を見せてくれました。少し新緑の葉が覗いていますが、入学式までもってくれたのはありがたいです。
投稿者: 秋山繁治 日時: 14:43|パーマリンク | コメント (0)
2013年4月 7日
ナンテンの種を蒔いて2年経過した苗を、サンショウウオの池を囲むブック塀(昨年7月に完成)沿いに移植しました。朝10時に開始して午後2時まで、昼食を食べるのも忘れて作業しました。ナンテンの苗が、背丈ほどになるにまた何年もかかります。サンショウウオも植物も自分で育てるとなるとなかなか時間が長くかかります。子どもが幼稚園の時に植えたドングリは20年経っったから、今巨木になっているんですよね。
投稿者: 秋山繁治 日時: 15:49|パーマリンク | コメント (0)
2013年4月 6日
学校のある二子の丘の気温は、岡山市より低いと感じている。冬に学校で雪がパラついても、岡山市内の自宅への帰路につくと雪は皆無であったことも記憶にある。金曜日が満開で、この土日が雨、強風の予報だったので、月曜日(8日)の入学式に桜の花を見るのは無理だと考えていたが、今日(土曜日)の夜は、まだ散ってしまうことなく、夜桜が見学できた。明日まで現状を維持して欲しい。
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:06|パーマリンク | コメント (0)
2013年4月 4日
倉敷で「科学を学ぶことの重要性」の演題で、2010年ノーベル化学賞を受賞された鈴木章先生の講演会が開催され、本校の生徒も参加した。講演後、握手をしていただいた生徒もいた。鈴木先生が発見した「鈴木カップリング」は、抗がん剤や高血圧剤などの医薬品や抗菌剤などの農薬の開発、携帯電話の液晶画面や有機ELディスプレイの製造などに利用されている。
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:40|パーマリンク | コメント (0)
清心中学校・清心女子高等学校のある倉敷市二子の丘の桜が満開です。
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:42|パーマリンク | コメント (0)
現地のマレージアのインド系の人からこの4月20日までに国会が必ず解散すると聞きました。今回の総選挙はこれからのマレージアにとって最も大きな意味を持つ選挙で、日本で与党自民党を破って民主党が政権を取った時と似た状況にあると説明してくれました。
2006年から毎年1回マレージアを訪問していますが、当時から国立大学への進学はマレー人が優遇されていて、中国系やインド系の人は進学するのが大変難しいという話は聞いていました。実際故、僕が会った中国系の人は、マレーシアでは大学への進学ができなかったので、借金をして日本の学校に留学したので、今は友人と部屋をシェアして節約しながらにしながら仕事をして、借金をかえしているということでした。仕事も、中国系は商売、インド系は運転手が多いなど職種も人種と相関がありました。このようなマレー系を優遇ウする「ブミプトラ(土地の子)政策」に対する他民族の反発が増している状況で今回の選挙がおこなわれるのです。
バスでの移動中、各地で道路脇に旗が立てられていました。与党連合・国民戦線(BN)の天秤をデザインした(ような)旗、野党連合・人民同盟(PR)のいろいろな旗・・・どの政党を支持しているかを示すための旗です。政府は、2008年の選挙でBNの獲得議席が、安定議席となる全体の3分の2を39年ぶりに割り込みました。そのため、支持を取り戻すために巨額な公共事業をしたのだと聞きました。研修旅行の行先にしているサバ州も近年都市化に向けて大きく変化しています。特に市街地の新築や改装が目立ちます。コタキナバル国際空港もモダンなデザインの空港になったのはたった4年前です。
今回の研修旅行で、最後に野生動物の観察のために訪問するはすであったスカウは、サバ州の東部でのテロの影響で訪れることはできませんでした。日本では、この事件は、イスラム過激派の侵入によるテロに対して、マレーシア軍が鎮圧化して正常化したと報道されていますが、これはマレーシア政府側からの見方で、今回の総選挙に際して、マレーシア政府の力を示すためのものどという意見もあります。したがって、総選挙の期限である4月20日までには必ずこの事件は終わると聞きました。そして、イスラム過激派と言われている人は、フィリピン諸島のボルネオ島に近い島に住むズール族で、以前のマレーシア政府はその部族を優遇してマレーシア国籍まで与えており、平穏な関係にあったと聞いています。約250人が潜入し多と報道されましたが(現在はほとんどが捕えられ、10名が残っている程度)、そんなに多くの人数が減収な検問を掻い潜って入ってこれるわけがなく、彼らはマレーシア国籍をもっているからだという話も聞きました。
マレーシアについて多民族からなっていても平和に暮らしていると印象しかありませんでした(実際に治安がいい)が、今回改めていろいろな社会的問題について勉強することができました。日本の国民は、東南アジアの国に対して、「労働力が安く利用できる」、「物価が安く、退職後老後を過ごす」、「安く行ける観光地」という理解しかしていないかもしれません。しかしながら、その国には私たちと同じ人間が同じように幸せを求めて生きていることを忘れないで欲しいと思います。
生徒が、マレーシアの市街地でポスターなどに掲げてあった「ワン マレーシア」という標語の「ワン」の意味を質問しました。その「ワン」は「一つになる」という意味です。多くの日本人は、「日本人」であることを肯定し、日本人であることを認めています。しかしながら、マレーシアは他民族で構成され、信ずる宗教も多様です。そこで、現政府が出した方針で、日本のように帰属意識をもった国民「一つ」にしたいというメッセージを謳ったのです。マレーシアは、東南アジア諸国連合(ASEAN)で経済の大きさは3番目、日本から1409社(JETROの2012年末調査)が進出している国です。
投稿者: 秋山繁治 日時: 10:56|パーマリンク | コメント (0)
2013年3月31日
コタキナバルでは、毎週日曜日に朝市が開かれます。野菜や果物、衣類、アクセサリー、時計、イヌ、ネコ、ウサギ、グッピーなどいろいろなものが売られていました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:17|パーマリンク | コメント (0)
2013年3月29日
寄生植物であるラフレシアを見ることができました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:35|パーマリンク | コメント (0)
日本軍が最初に見つけたて開発したといわれるポリノ温泉に行った。周囲に豊かな自然が残されており、自然観察をする絶好のスポットになっている。蝶の標本展示館もある。
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:12|パーマリンク | コメント (0)
キナバルに向かうと途中、商店が立ち並ぶ集落に立ち寄った。
投稿者: 秋山繁治 日時: 09:49|パーマリンク | コメント (0)
2013年3月27日
サバ大学の研修では、昼食以外に午前に一回午後に一回TEA BREAKが設定されていた。一日5回の食事でさらに太る原因になりそうです。日本の学校では期待できないことですが、マレーシアでは日常的な出来事のようです。
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:01|パーマリンク | コメント (1)
1時間目は、「生物的な資源を伝統的に利用する知識」についてMr. Julius Kulip。サバ州は35を超える多くの原住民族が住んでいる地域。866種の蘭がキナバル山付近に分布。田舎ではハーブ1300種を薬用。野菜としてシダ類を利用。発酵して利用。ドリアン等いろいろな果物の説明。
2時間目は「動物の多様性」についてDr. Henry Bernard。哺乳類を中心。いろいろな特徴のある動物の紹介、野生動物への開発などの影響について言及。
3時間目は、「昆虫の多様性」についてDr. Bakhtiar Effendy Yahya。昆虫の分類上の位置。地史的な変化。昆虫の登場(恐竜や人間よりずっと前に出現)。多様な姿をみせる昆虫たちを紹介。社会性昆虫のアリの生活。
4時間目は、「植物の多様性」についてMs.Luiza Majuakim。
5時間目は、「自然資源の持続可能なマネージメント」につてProf.Dr.Charies S.Vairappan。
6時間目は、 「サバ州での野生生物ツーリズム」についてDr.MAhadimenakbar DAwood。
最後に、生命科学コースの森下さんが、サバ大学の先生と本校の1年生に向けて、今年度の高校生科学技術チャレンジで最終選考会(科学未来館)で発表し、入賞した「サンショウウオの飼育下の繁殖」についての研究」を発表した。
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:39|パーマリンク | コメント (0)
2013年3月26日
サバ大学ITBCで学んでいる大学4年生徒交流しました。前向き、優しい学生であることに感心しました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:54|パーマリンク | コメント (0)
サバ大学のキャンパス内に水族館があるので、訪問させていただきました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:31|パーマリンク | コメント (0)
サバ大学に環境学習の研修に参加している記念に、FM放送のスタジオを訪問させていただいた。生徒はFM放送でメッセージを流すことになり、ブライアン先生の指導でみんな元気に発声していました。
局員の説明
見学と質問
ブライアン先生の指示で発声
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:55|パーマリンク | コメント (0)
サバ大学の歴史などその詳細について説明するためにつくられたギャラリーを訪問しました。
ギャラリーの中
歴史的な物品を展示
大学の全景模型ジオラマ
左端が本館、中央付近がITBC
大学のメインストリート
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:14|パーマリンク | コメント (0)
8死からサバ大学での研修が始まりました。最初は、8時から9時までサバ大学(UTBC)の紹介する講義を受けました。
UTBC概説
サバ大学の施設、人員について説明
研究の概説
多様な部族の説明
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:18|パーマリンク | コメント (0)
2013年3月22日
マザー・テレサの瞳は
時に
猛禽類のように鋭く怖いようだった
マザー・テレサの瞳は
時に
やさしさの極北を示してもいた
二つの異なるものが融けあって
妖しい光を湛えていた
静かなる狂とでも呼びたいもの
静かなる狂なくして
インドでの徒労に近い献身が果たせただろうか
マザー・テレサの瞳は
クリスチャンでもない私のどこかに棲みついて
じっとこちらを凝視したり
またたいたりして
中途半端なやさしさを撃ってくる!
鷹の目は見抜いた日本は貧しい国であると
慈悲の眼は救いあげた
垢だらけの瀕死の病人を
・・・なぜこんなことをしてくれるのですか
・・・あなたを愛しているからですよ
愛しているという一語の錨のような重たさ
自分を無にするこたができれば
かくも豊饒なものを溢れさせることができるのか
こちらは逆立ちしてもできっこないので
呆然となる
たった二枚のサリーを洗いつつ
取っかえ引っかえ着て
顔には深い皺を刻み
背丈は縮んでしまったけれど
八十六歳の老女はまたなく美しかった
二十世紀の逆流を生き抜いた生涯
外科手術の必要な者に
ただ繃帯を巻いて歩いただけと批判する人は
知らないのだ
瀕死の病人をひたすら撫でさするだけの
慰藉の意味を
死にゆくひとのかたわらにただ寄り添って
手を握り続けることの意味を
・・・言葉が多すぎます。
といって一九九七年
その人は去った
本屋によって、茨木のり子の「倚りかからず」という詩集を買いました。その詩集の中に上の詩がありました。マザー・テレサのことは、偉人として知っている人は多いでしょう。特に、キリスト教の信者の人には、判りきっているととか言われそうですが、本当に、彼女がなぜ素晴らしいのか、もう一度考えて欲しいと思います。「周りの病人を救うだけでは、社会はよくならない」という政策的な人もいたでしょう。確かに、死にそうな人を救い続けるより、力のある政治家や国王を動かす方が効果的でしょうし、どうせ病人の看護なら、最新の医療を駆使することが効果的でしょう。ところが、彼女がとった行為は、「汝の隣人を愛せよ」の実践をコツコツと一生涯、続けたことにあります。そのことが、逆に社会に大きな愛のメッセージを送ることになったのです。このことは、一筋に生きることの素晴らしさを教えてくれます。また、彼女が死の淵に直面した病人から大きな喜びを得たと感謝の言葉を述べていますが、それはなぜでしょうか。考えてみてください。僕は、心がしっかりとつながっているという気持ちに、生きる喜びや力を得たのだと考えます。
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:52|パーマリンク | コメント (0)
2013年3月17日
企業、高校、高専以外に、関西を中心に各大学も科学研究を紹介していました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 11:28|パーマリンク | コメント (0)
2013年3月16日
京都で科学技術フェスタが開催されています。企業、大学、高校などのブース発表。講演会なども盛り込まれていました
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:10|パーマリンク | コメント (0)
科学技術フェスタで、京都大学IPS細胞研究所の高橋和利先生の「iPSの不思議」という演題での講演を聞くことができました。分化多能性と半永久的な増殖能力をもったiPS細胞について、その意味と将来の可能性を高校生ににもわかりやすい語り口で話してくださいました。器官が分化して発生してしていう方向性については、「細胞は一度分化すると後戻りできない」、「発生の流れは一方向性である」という考えが主流でした。それに対して、iPS細胞の創造は、細胞は「初期化因子をもっている(元にもどれる)」、「多能性を維持している」という考えをもとに開発されました。iPS細胞は、再生医療、新薬の開発に役立つ大きな可能性をもっています。
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:54|パーマリンク | コメント (0)
2013年3月 8日
3月になってケラマツツジが咲いていました。ケラマツツジは奄美から沖縄の酸性土壌地帯に分布するツツジで、花は大輪です。沖縄で一般にツツジと 呼ばれているのはこの種で、慶良間列島にある渡嘉敷村の村花にも指定されています。その他にも、気温の上昇にともなっていろいろな草花を見ることができました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:16|パーマリンク | コメント (0)
2013年3月 6日
「離島の人口といってもピンと来ないかもしれませんが、たとえば新潟県の佐渡島や鹿児島県の奄美大島の人口はおよそ7万人、世界遺産に指定された屋久島の人口はおよそ1万3千人。こういう大きな島には「市」がありますが、たいていの日本の離島では「町」や「村」が行政単位になっています。(Dr.コトー診療所①p26)」。
ここ座間味島の人口は600人。沖縄本島からフェリーで2時間、高速艇で1時間なのでそんなに遠い離島でない。海を楽しむ観光客で成り立っている島という印象で、この3月はクジラ見学に来られる方も多い。しかしながら、いったん海が荒れると高速艇は結構になりやすく、一日一往復のフェリーが生命線になる。フェーリーさえ運航できないときは物資が入らない。
今年度は、学術振興会科研費で生物調査目的でこの島を10回(5月・6月・7月・9月・10月・11月・12月・1月・2月・3月)訪問した。今回は最後になる。修学旅行でこの島をきている高校も20校くらいあると聞いているが、生徒を引率してきたのでは感じることのできないことを、この一年の一人旅で感じることができた。一番の収穫はカメ好きの知りり合いができたことで、一緒に山野を散策させていただいたことは一生忘れることができない思い出になった。
投稿者: 秋山繁治 日時: 09:15|パーマリンク | コメント (0)
2013年2月10日
座間味島にいます。今日は旧正月です。沖縄のテレビで糸満市の旧正月を祝う様子が紹介されていました。ご馳走するようです。海の仕事は月齢の影響が大きいので、今でもそのことを大切にしているということでしょうか。
投稿者: 秋山繁治 日時: 08:47|パーマリンク | コメント (0)
2013年1月 2日
Steve Jobs Stanford Commencement Speech 2005
http://www.youtube.com/watch?v=D1R-jKKp3NA&feature=player_embedded
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:01|パーマリンク | コメント (0)
生物教室の近くの小さな空き地にナンテンの種を蒔いて3年になります。その時に挿し木もしました。「難を転ずる」と縁起をかついで。気合を入れて蒔いたのです。売っている苗木を買えば簡単ですが、自分で最初から育てることで、自分自身の愛着心も育てることができます。草木もホームセンターで消費する商品でしかないと考えるのは嫌です。
投稿者: 秋山繁治 日時: 15:33|パーマリンク | コメント (0)
2013年1月 1日
明けましておめでとうございます。
元旦は、墓参りと実家に挨拶。年に一度のご馳走をいただきました。まずは、息子も娘とともに過ごした平和な一日でした。
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:21|パーマリンク | コメント (0)
2012年12月29日
サンショウウオの世話は休めません。合宿して、課題研究で実験をしている生徒もいれば、サンショウウオの世話をしにきている生徒もいます。
サンショウウオの世話をする生徒
投稿者: 秋山繁治 日時: 08:54|パーマリンク | コメント (0)
2012年12月 9日
座間味島の道路をを原付で1時間走っている間に、ネコに会うことが多かったので、途中からカメラを向けてみた。山際など人家がないところにもいて、すぐに逃げてしまう。あまり人に慣れていないのかな・・?
投稿者: 秋山繁治 日時: 14:51|パーマリンク | コメント (0)
2012年11月26日
日吉キャンパスの協生館で「放射線科学と社会」というテーマで、シンポジウムが開かれた。「放射線」について考えるためのいろいろな視点を与えていただいた。内容は、①「地球の放射線・宇宙の放射線(慶応義塾大学医学部・寺沢和洋)」、②「放射線の野生生物に対する影響について(慶應義塾大学法学部・友澤森彦)」、③「放射線物質の大気拡散(東京大学大気海洋研究所・新野宏)」、④「福井県内の放射能汚染、そして今後の課題(慶應義塾大学医学部・井上浩義)」、⑤「放射線治療最前線(慶応義塾大学医学部・茂森直之)」、⑥「原子力行政と自治体の苦悩(慶應義塾大学・片山善博)」の6つ講演であった。活発に質疑応答がされていた。
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:57|パーマリンク | コメント (0)
、蚊を研究している津田先生に、動物生態のデータのまとめ方についてアドバイスをいただくために国立感染症研究所を訪問しました。厳重なセキュリティーにびっくりしました。危険なウイルスなどを持ち出されて、バイオテロなどに使われないようにしているということです。
投稿者: 秋山繁治 日時: 12:56|パーマリンク | コメント (0)
2012年11月23日
この生物教室の管理者(生命科学コース主任、SSH主任)ですが、facebookもやっています。
http://www.facebook.com/hasemasa#!/shigeharu.akiyama
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:39|パーマリンク | コメント (0)
2012年11月 4日
マリリンは逢いに、シロが阿嘉島から座間味島に泳いで渡ったが、その阿嘉島と座間味島は村内航路で結ばれている。所要時間は約15分。料金は300円。その他に高速艇やフェリーも利用できる。
阿嘉島を離れて、船尾からの眺め
高速艇「クイーン座間味」
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:00|パーマリンク | コメント (0)
映画「マリリンに会いたい」(1988年)は、阿嘉島に引越してきた「シロ」(雄犬)が、飼い主と一緒に座間味島に渡った時に「マリリン」(雌犬)に出会って一目惚れし、阿嘉島にもどってからも逢いたつのり、ニシハマビーチから嘉比島やアゲナシクを経由し座間味までマリリンに逢いに泳いで渡ったという実話をもとに作られました。映画に出演した「シロ」は本人(本犬)。海を超えるラブロマンスは、多くの人々に感動を与え、座間味島の観光にも大きな効果を生んだ。映画は、1988年に公開された。マリリンは、映画化前の87年8月、シロは昨年11月26日に18歳の天寿を全うした。シロの一周忌の2001年11月26日に、マリリンの像が座間味島に、シロの像が、阿嘉島港近くに建立されている。
シロの像
シロの像
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:53|パーマリンク | コメント (0)
2012年10月17日
清心女子高・時間生物学グループ(4人)の「デンジソウの繁殖」が、第56回日本学生科学賞の県審査で「県知事賞」受賞し、中央審査への出品が決まった。清心女子高としては昨年度から2年連続で、岡山県知事賞に輝いた。2012年10月17日の読売新聞に掲載。
「清心女子高は、環境省のレッドリストで「絶滅危惧2類」に選定されている水性シダ植物・デンジソウの保全を目的に、繁殖方法について調査。自然下では困難とされている胞子繁殖で新個体を得るためには、胞子嚢果(のうか)形成後に低温にさらされる必要があることなどを確認した。また、研究例に乏しい人工繁殖も試し、組織培養に必要な細胞の塊(カルス)を作り出すことに成功した。」と紹介されている。
投稿者: 秋山繁治 日時: 09:13|パーマリンク | コメント (0)
2012年10月12日
今日の読売新聞朝刊19面に、11月4日に大阪市立大学で開催される「第9回高校化学グランドコンテスト」の最終選考会で、口頭発表する10チームが掲載されている。本校の酵母の研究も出場する。
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:31|パーマリンク | コメント (0)
2012年10月11日
財布の中から、領収書が出てきました。この夏のカナダでの旅を思い出します。この領収書は、ナップサックをなおしてもらったときの修理代のものです。
カナダのブリティッシュ・コロンビア州に行って、バンクーバーから観光でビクトリアに渡りました。その途中で、ナップサックが壊れてしまったので、自由行動の時間をつかってデパートにナップサックを買いに行きました。幸運にも、一流ブランドのものが1万円くらい(僕にとっては高い)で売っていたので、旅の記念にもなるしということで決意して店員さんを呼びました。すると、その店員さんが、僕のナップサックを見て、「これはまだ修理して使えるから買わなくていい」という意見・・・。時間がないからと言ったのに「この近くに修理屋さんがあるから、地図を書いてあげる」と言われ、その場を後にしました。デパートを出て、地図を見ていたら、今度は大学生らしい若者に「道がわからないのですか」と言われて・・・。道案内をしていただいて、無事に修理屋さんに到着。修理屋さんもすぐに対応してくれて、自由時間内でバスの待ち合わせ場所まで帰ることができました。デパートの店員さんと若者の親切さにびっくりしました。
今も、直してもらったナップサックを大切に使っています。物を大切にすることをビクトリアの人に教えてもらいました。こんな経験は、日本では絶対しないと思いますが、どうでしょうか。ちなみに、買い損ねたナップサックは、日本では3倍の価格でした。買っておけばよかったかな・・・。
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:05|パーマリンク | コメント (0)
2012年10月 9日
高校化学グランンドコンテストは、高校生および工業高等専門学校生(3年生以下)が行っている学習研究活動を支援し、高校生自らが自主的な研究活動を楽しみながら科学的な想像力を培い、将来、科学分野で活躍できる人材の育成を念頭に置いて行っている教育支援プログラムです。
一次審査は、研究成果をA4・4枚にまとめた論文を提出します。選抜された10件だけが口頭発表を行う最終選考会に出場することができます。今年の10校の内訳は、SSH校5校、国立高専3校、その他2校でした。本校の生物工学グループの研究も最終選考会に出場します。
発表題目は「バイオエタノール製造に利用できる野生酵母を求めて」(澤田春那、小嶋由加里、川井里香、齋藤恵、田中璃彩、秋山繁治)です。
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:55|パーマリンク | コメント (0)
2012年9月27日
学校に植えたピーマンが枯れそうになっていましたが、台風の影響などで雨が降ったのと少し涼しくなったのが良かったのか・・・花をつけ、実をつけています。
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:47|パーマリンク | コメント (0)
2012年9月24日
「動物の都合であわせるのではなく、人間の都合で世話をする」ことにつきる。時間がないから水の交換をしなかった。定期的に餌をきちんとやらない。動物の調子をみない。元気がよく、世話をしやすいものだけに餌をやる。餌やり、水の交換などの作業を分担することによって、責任を分散させる。匂い、室温など異変にきづかない。一日に一度、全体を点検することを怠る。・・・などがある。その動物にとって天敵のいない学校の教室で、動物が死ぬのは、すべてに世話をする人間(生徒・教員)の世話の仕方が悪いのが原因で、実は「殺している」のである。言い訳はできない。人間は、自分の利益や沽券のために他人を殺せたり、我が子であっても虐待したりする生き物なので、どこかで動物の命ぐらい失っても構わないと考えているのはわかる。しかしながら、動物の命を失わせてしまったときに、せめてで命の大切さ、儚さを感じて後悔するすることが、その日まで命を繋いできた動物への礼儀だと感じている。生徒たちの教育に、両生類の飼育を持ち込んで20年以上になるが、それは命を失わせrことを実感し、考えてもらうためだったのかもしれない。私自身、この夏、出張で学校を不在にした期間が長く、そのことで多くの動物の命を失わせてしまった。取り返しがつかない。
投稿者: 秋山繁治 日時: 06:03|パーマリンク | コメント (0)
生徒の科学研究の成果や卒業生の成長をみると、僕のやっていることの一部は成功しているようにみえるけど、その陰で、生徒任せになってしまて、チェックできなかったために10年、20年育ててきた生き物たちの多くの命が失われてきているのも事実で、そのことを考えると情けなくて眠れない日もある。生まれ故郷から清心の生物教室に連れられてきて、実際可哀そうなことをしているだと思う。せめて、きちんと研究に役立ててやりたい。不本意に死なせないようにしなければならない。
投稿者: 秋山繁治 日時: 06:00|パーマリンク | コメント (0)
2012年9月17日
アジアサイエンスキャンプはノーベル賞学者や世界のトップレベルの研究者による講演、講演者がリードするディスカッションセッションなどにより、アジアからの参加学生が直接科学の面白さを体験し、また学生同士の交流を深める場です。第6回のアジアサイエンスキャンプは2012年8月26日から8月31日までイスラエル(エルサレム)のヘブライ大学(Hebrew University)で開催されました。プログラムはすべて他国の生徒・学生とともに英語で学びます。本校の生命科学コースの2年生が参加しました。現地での写真を提供してもらったので、掲載させていただきます。
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:39|パーマリンク | コメント (0)
情熱大陸というテレビ番組で、「振付稼業Air:man」が紹介されていた。その番組の中で、今春から中学校の体育の授業にダンスが必修化されたことに戸惑う体育教師たちの会議に、Air:manが出席してダンスについて語るシーンがありました。今、学校でダンスをどういう風に取り入れているのか。体育教師が「ダンスが大嫌いで避けてきた人間なんですけど、自分が知らなけきゃいけないと思ったのは”ダンスの良さ”、”何が楽しいのか”なんです」と質問する。それに対して、Air:manが「ダンス=身体を動かして表現することというのが、ダンスを知らない人が思うダンスで・・・。実は、ダンスは”コミュニケーション”。音とコミュニケーションをとっているからリズムがとれる・・・というものなんです。テニスのスイングでトントンタントントンタンと振ればダンスなんです」。また、Air:manはいう。「新たに体育の授業に取り入れられることは、料理のし甲斐があることで、先生自身が冒険できるという風にダンスを捉えると授業が面白くなると思います」。
投稿者: 秋山繁治 日時: 08:01|パーマリンク | コメント (0)
2012年9月16日
文化祭。生命科学コース1年生のクラスに、サンショウウオが出現しました。
サンショウウオがデザイン化
この模型は雑かも・・。
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:35|パーマリンク | コメント (0)
2012年9月 8日
座間味の調査が終わって、朝一番早い船で泊港に向かいました。座間味港では、ヨットを楽しんでいる人たちがいました。のんびりしていて羨ましかったです。
ヨットを楽しむ人たち
投稿者: 秋山繁治 日時: 10:06|パーマリンク | コメント (0)
2012年9月 7日
徳之島に行った時も多くのヤギを見ましたが、座間味でもヤギをよく見かけます。午前10時前、餌場に移動させられているヤギに出会いました。野性味のある色のヤギでしたが、地元の人の話では乳がよく出る品種だということです。
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:57|パーマリンク | コメント (0)
阿嘉島の方をマリリンが今日も眺めていました。レイが綺麗でしたよ。誰がレイをかけてあげているのでしょうか。
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:50|パーマリンク | コメント (0)
YahooやGooglenの検索で「生物教室」と入力すると「清心女子高等学校生物教室」が最初にでてきます。かなり多くの方に見ていただいているのだと思います。
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:12|パーマリンク | コメント (0)
2012年8月26日
7月30日にビオトープ造成が始まって、28日目。池の部分がほぼ完成した。後は植栽が残っている。
西からの眺め
北西からの眺め
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:12|パーマリンク | コメント (0)
2012年8月24日
岡山市男女共同参画社会推進センター「さんかく岡山」の企画で、学校が夏期休業中の時期に、岡山市内の小学生に居場所を提供しようともので、約50人の小学生を相手に、講座を担当した。子どもたちに2時間の授業は集中力がもたないと考え、アカハライモリを持参して、子どもたちに触ってもらった。雄と雌の区別を教えたが、覚えてもらえたかな。
こんどは触ってみよう
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:27|パーマリンク | コメント (0)
2012年8月21日
8月7日からビオトープの工事を開始したが、2週間を経過して、重機を使った工事がほとんど完了した。これから、植栽、水入れ、木道の設置などが始まる。
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:01|パーマリンク | コメント (0)
2012年8月19日
温根内高層湿原群落地でモウセンゴケを観察した。モウセンゴケは、食虫植物の一種で、葉にある粘毛から粘液を分泌して虫を捕獲する。虫を捕えると、粘毛と葉がそれを包むように曲がり、虫を消化吸収する。一面に生育している場所では毛氈を敷いたように見えることから、毛氈苔(モウセンゴケ)の名がある。今回は、花を観察することができた。
モウセンゴケの花
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:27|パーマリンク | コメント (0)
2012年8月17日
バンクーバーから成田への飛行機の中で「岳-ガク-」を見た。今日は飛行時間約9時間で3本も映画を見てしまった。その中の一本が「岳」だった。山の安全に関わる人々と、山を訪れる人々との交流を描いた作品であった。作品の中で主人公(さんぽ)の問いかけに「山に落としてはいけないものは何か」があった。答えは「ゴミと命」。今の時代は、命の尊厳とともに、人間のあり方、生き方に「ゴミ」・・・「生態系への影響」を配慮する生き方が求められている。、
投稿者: 秋山繁治 日時: 14:43|パーマリンク | コメント (0)
2012年8月12日
WCH}では、ブリティッシュ・コロンビア大学の学生会館で、世界から多くの両性爬虫類研究者が参加してポスター発表が行われていた。
ポスター発表の様子
女性研究者も多かった
若い研究者も参加
研究機器などを紹介する ブースも設定
テレメトリー用の発信機
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:54|パーマリンク | コメント (0)
2012年8月10日
World Congress of Herpetology(WCH) は8月8日から13日までカナダのバンクーバーにあるブリティッシュ・コロンビア大学で開催中です。 口頭発表とポスター発表が行われています。
口頭発表の会場
Akiyamaが読めますか
口頭発表の様子
投稿者: 秋山繁治 日時: 11:43|パーマリンク | コメント (0)
2012年8月 6日
慶應義塾大学医学部の次世代科学者研究者プログラムに全国から10名の高校生が参加しています。今日は、雑誌nature(nature vol.307.23 February 1984)読んで、意見交換したり、東京工業大学で研究している中国とイランからの留学生と交流したりした。留学生2人から高校生に、「自国以外の国に留学することは重要で、大きな経験になるので、1年就職が遅れるとか考えないで自分が成長するためのステップとしてチャレンジして欲しい」という共通のメッセージが伝えられた。
高校生が雑誌natureの読破に挑戦
論文で理解した内容を発表
訂正点を指摘
東京工業大学の留学生の話
マウスをつかった実験を体験
実験に使われたマウス
消化管に水を注入
高校生も体験
マウスの解剖開始
女子高校生も取り組んだ
投稿者: 秋山繁治 日時: 11:14|パーマリンク | コメント (0)
「高校生カメサミット2012 in 大阪・兵庫」が8月5日から7日まで大阪および兵庫で開催しています。高校生カメサミットとは、淡水カメに興味を持ち調査研究をしている高校生、フィールドワークや野生動物の保全などに関心を持つ全国の高校生が一堂に会し、お互いの活動成果を発表し合い、第一線の研究者と接することにより、高校生同士および高校生と研究者のネットワークを構築し、高校生の活動内容をより深めることをねらいとして開催されています。
【主催】
高校生カメサミット実行委員会(委員長:愛知学泉大学教授 矢部隆)
【第1日:8月5日(日)】
12時
「天王公民館」集合
12時30分
高校生カメサミット 開会、参加者自己紹介(20分)、基調講演(講師:矢部隆、1時間30分)
15時
大阪府北摂地域を流れる大正川でのフィールドワーク(2時間):自然保護団体「和亀保護の会」およびNPO法人「シニア自然大学」等などの指導による調査、保全活動の体験(胴長を着けて川で作業)
18時30分
懇親会(同会場で食事会、1時間程度)
【第2日:8月6日(月)】
9時30分
山陽電鉄「須磨寺駅」集合および荷物保管~徒歩、在来種の保護に携わる自然保護団体「須磨ふるさと生きものサポータ」の指導による現地講習
12時
「神戸市立須磨海浜水族園」にて昼食
13時
午後の講習(18時頃まで):亀崎園長の講話、参加校の活動および研究発表、若い研究者たちの研究発表等、水族園および淡水カメ研究保護施設「亀楽園」観察
21時
夜の水族園で、ウミガメや魚を見ながら宿泊
【第3日:8月7日(火)】
9時 「姫路市立水族館」集合
10時 カメを中心とする展示の見学等の講習、 ※当日、姫路市立水族館は休館日です。
12時 現地解散
投稿者: 秋山繁治 日時: 09:26|パーマリンク | コメント (0)
2012年8月 3日
今年3月末に火入れをして焼いた後の山に登った。遠目には、芝生を敷きつめたように見えるが、実際に歩くとカヤをかき分ければならないような状況になっていた。今年4月も火入れをした場所、火入れをやめた場所などの植生を観察した。
草をかき分けて進行
今年の火入れ地を歩く
頂上に到着
火入れがされなくなった場所
投稿者: 秋山繁治 日時: 14:31|パーマリンク | コメント (0)
2012年8月 2日
午前中は、昨日決めたプロットの調査を継続しておこなった。4グループに分かれて調査した。成長錐をつかって年輪を数えるためのコアを採取するのが大変だった。今回のプロットではコナラ(広葉樹)が多く、表皮付近が固く、コアを抜くの苦労した。
投稿者: 秋山繁治 日時: 11:51|パーマリンク | コメント (0)
2012年8月 1日
蒜山の森の中にある樹齢200年を超えるブナの巨木を観察するために山に入った。
巨木に近づく
巨木に到達
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:30|パーマリンク | コメント (0)
ヒノキの枝打ち作業を体験した。材木として利用する場合、樹木の枝を落として、節などが大きくならないように手入れする必要がある。
鋸を使うのが初めての生徒も多い
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:08|パーマリンク | コメント (0)
20mを超えるジャングルジムに登って、林冠部から森林を観察した。
鳥取大学農学部のジャングルジム
ジャングルジムを上る
院生の使っている温暖化実験装置
ジャングルジムの頂上部
遠くに大山が見える
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:31|パーマリンク | コメント (0)
2012年7月30日
ビオトープの造成工事が今日始まりました。土地を造成する大きな工事は業者に依頼していますが、植栽など細かな作業は生徒たちが行います。
大きな石がでてきました
投稿者: 秋山繁治 日時: 14:28|パーマリンク | コメント (0)
2012年7月29日
岡山県の絶滅危惧に指定されてい種の繁殖を研究するためにビオトープを校内に作ることを2011年度末に決定した。今年度(2012年度)にその造成を開始することになっている。騒音などが授業に迷惑することもを配慮して、夏休みに着工する。
化学教室、物理教室横
ビオトープ造成予定の場所
※ビオトープとは「野生生物の生息する空間」を意味する生物学用語である。1970年代後半にドイツで生まれた概念であり、生態系は、ビオトープ(環境空間)とそこに生息する生物群集で構成されていると言うこともできる。
投稿者: 秋山繁治 日時: 08:12|パーマリンク | コメント (0)
2012年7月26日
オオイタサンショウウオやカスミサンショウウオが産卵する人工池を囲むブロック塀が完成した。
投稿者: 秋山繁治 日時: 13:24|パーマリンク | コメント (0)
2012年7月21日
毎年7月に都民の森でサンショウウオの観察会を行っている。今回は、午前中に、サンショウウオやイモリなどの有尾類の話をして、昼食後、施設内の渓流に行ってサンショウウオの幼生を観察した。2001年から始めて12年目になるが、今までヒダサンショウウオとハコネサンショウウオの2種の幼生を観察できていたが、初めてヒダサンショウウオの幼生が確認できなかった。
少し霧が出ていた
サンショウウオを探して
小学生も頑張っていました
急な渓流を注意しながら
ハコネサンショウウオの幼生
最後は、観察したサンショウウオをかえします
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:42|パーマリンク | コメント (0)
2012年7月20日
ブルック塀の工事は、雨の日が多く、おまけに地盤が柔らかいので松の杭を打つ工事が必要になったので大幅に完成が遅れている。これが完成したら、庭に生息するサンショウウオやイモリが逃げ出すことはなくなると考えている。
やっとコンクリートを流し込む
自宅池
ブルック塀の基礎
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:14|パーマリンク | コメント (0)
2012年7月18日
人間の心は庭のようなものです。それは庭と同じように、きちんと耕されることもあれば、野放しにされることもありますが、どちらの場合にも必ず何かを生長させます。もしもあなたの庭に草花の種がまかれなかったとしたら、やがて雑草の種が舞い落ち、雑草ばかりが生えてくることになるでしょう。すぐれた園芸家は、庭を耕し、雑草を取りのぞき、美しい草花の種をまき、それを育てつづけます。同じように、私たちも、すばらしい人生を生きたいのなら、自分の心の庭を掘り起こし、そこから悪い思いを取りのぞき、そのあとに良い思いを植えつけ、それを育てつづけなくてはなりません。(ジェームズ・アレン)・・「原因」と「結果」の法則(訳:坂本貢一)
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:18|パーマリンク | コメント (0)
2012年7月14日
6時過ぎから島をレンタルバイクでまわってみました。
朝日
投稿者: 秋山繁治 日時: 06:29|パーマリンク | コメント (0)
2012年7月13日
小学生のころ、近所でヤギの乳をもらって、砂糖を入れて温めてもらって飲んだのを思い出しました。夕方、散歩をしていたら、ヤギに出会いました。座間味では、道沿いで長めの紐をつけられたヤギが草を食べているのをよく見かけます。今日は、完全に道をふさがれていたので、通るのをあきらめて引っ返してしまいました。
メスかな
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:52|パーマリンク | コメント (0)
真夏を迎え、海のレジャーが本格化してくる時期になりました。レンタルバイクで調査の途中で、海があまりに綺麗なので写真を撮ってしまいました。今日も天気は晴れ。海はエメラルド色に輝いて見えます。10月に、授業として生徒と約20名とこの島に来ますが、この綺麗な海の色をみせてくれることを期待しています。
海の色は何色でしょうか?
透明度は?
投稿者: 秋山繁治 日時: 12:45|パーマリンク | コメント (0)
朝一番、午前9時発の高速船で出発した。本格的な夏を迎え、乗客は観光客が明らかに増えている。「海に遊びに来た」という雰囲気の若者も多かった。
投稿者: 秋山繁治 日時: 12:25|パーマリンク | コメント (0)
2012年5月30日
施設内のビオトープをみせていただいた。そのビオトープは、2年前まで地元の小学校の生き物観察に使われていたが、担当の先生が管理する時間がないということで、現在は放置された状態になっていた。今のビオトープは小さいものだが、上流に水源があり、池や水田をつくれば子どもたちは生き物と直接ふれることができるような空間になる可能性があると感じた。自然の家は、体育的、集団活動的な利用が中心になっているが、環境教育の視点から自然体験での利用も視野にいれて整備していただければありがたいと思う。
施設内のビオトープ
一匹のイモリを発見
アカハライモリの雄
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:02|パーマリンク | コメント (0)
2012年5月23日
2009年から挿し木をしてその成長を楽しんでいたら、先端を折られていた。あたりを見渡すとその枝があった。教員なのか生徒なのか、その他の人なのか。がっかりした。世の中、人を殺したり、傷つけたりする人もいるくらいだから、そんなことが起こってもおかしくないのかもしれない。小学生だった頃、飼っている猫を釘を加工した矢で打たれたたことがある。傷ついた「ミイ」は、怪我をした足を引き摺って帰ってきた。学校教育で今最も必要なのは人の気持ちを大切にできる子どもたちを育ていることだと思う。
次の世代の科学技術者を志す人材を育ている教育事業(文科省SSH)に取り組んでいる。国のお金(税金)で支援されている事業である。私は、生徒に最良の教育環境を提供するべく前向きに取り組んできた。ある学校の教員が「SSH事業は課題研究の発表で賞をとったりして一応成功しているように見えるけど、生徒募集にいい影響がでていないので経営的にみれば、無駄だし、面倒だ」と言った。教育は、今学んでいる生徒がその才能を最大限に伸ばして、将来に夢(期待)をもって生きることができるように最善を尽くして育てる活動である。学校経営のために利益を求めて取り組む活動ではない。そして、この言葉は、指定を受けてから6年間、一生懸命教育プログラムを作り、生徒の指導をしてきた人間を侮辱している。
先が折られていた
折られて捨てられていた枝
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:05|パーマリンク | コメント (0)
2012年5月19日
島の北側に位置する展望台。展望台から少し降りたところから見下ろすとリーフの形をはっきりとみることができます。今日は僕以外誰もいませんでした。波と風の音、鳥の声だけが聞こえていました。
海を見渡せる絶好のスポット
眼下は崖
砂浜も見えます。
投稿者: 秋山繁治 日時: 14:40|パーマリンク | コメント (0)
宿で自転車を借りて、ユヒナの海岸に出かけた。ここの砂浜には6月になるとウミガメが産卵するそうだ。海産物が豊富らしく、漁協が密猟者に対して警告する看板を設置していた。途中の溜りでカエルのオタマジャクシを観察することができた。
湿地があった
カエルのオタマジャクシ
ユヒナの砂浜
ウミガメが産卵する浜
動き回っている一枚貝
アダン
漁協の立て看板
投稿者: 秋山繁治 日時: 12:08|パーマリンク | コメント (0)
2012年5月18日
座間味島は結構広いので、自動車かオートバイがないと十分に回ることができない。そんな当たり前のことを考えてなかった。運転免許証を持ってきいなかったので、レンタカーを借りることができず、座間港の近くで自転車を借りて、島を散策した。いくつかの湿地を見つけて、何とかカエルのオタマジャクシやイモリの生息を確認することができた。座間味地区から阿真地区を通って、神の浜展望台を少し超えたところまで散策して引き返した。
海水の透明度は高い
神の浜
オオゴマダラ
自転車で見渡す海
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:27|パーマリンク | コメント (0)
今年から生命科学コースの研修旅行の研修先になる座間味島に向かった。第一の目的は両生類の研究をすすめるためで、二番目の目的は10月に初めて実施する生命科学コース2年生対象の研修旅行を充実させる素材を探すことだ。沖縄泊港をフェリーで出発した。この時期は高速艇はメンテナンスのために毎年運休になっている。座間味には、泊港を午前10時に出て、座間味に12時に到着する便と座間味を午後3時に出て泊港に向かう二便しかない。
時々、島と遭遇
阿嘉島に立ち寄って
12時に座間味島に到着
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:05|パーマリンク | コメント (0)
2012年5月 4日
毎年、5月の連休に校庭のリュウキュウツツジが満開になります。生徒は連休で学校にいないときに見ごろなのでもったいないです。生命科学コースで課題研究に取り組んでいる生徒や部活に来ている生徒だけが楽しんでいます。
満開のツツジ
リュウキュウツツジ
木々も新緑
投稿者: 秋山繁治 日時: 13:47|パーマリンク | コメント (0)
2012年4月29日
草刈り機で約2時間の作業をしました。
事後
投稿者: 秋山繁治 日時: 12:56|パーマリンク | コメント (0)
2012年4月25日
恩原には雪が残っていましたが、奥津には雪が残っていませんでした。しかしながら、雪解けが進んで、奥津の渓流は水量が急激に増していて、激流になっていました。
林の様子
増水して
激流になっていた
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:48|パーマリンク | コメント (0)
2012年4月14日
入学式を満開で迎えてくれた桜の花も、今日は散ってしまいました。
アスファルトの上に集まった花びら
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:14|パーマリンク | コメント (0)
今年度から生物教室のある特別教室棟の裏に、ビオトープを作ることになりました。現在、その仕様と工事業者を決めているところです。細かい作りこみ(サンショウウオの住む場所を作る)は生徒たちが取り組みます。作る場所は、今はフラットな芝生なので以下などは重機で掘る必要があります。工事は約10日間かかるということで、夏休みを予定しています。今日は業者との会議で、僕は初めて参加しました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:18|パーマリンク | コメント (0)
2012年4月12日
放課後。入学したばかりの生命科学コースの1年生がサンショウウオの餌やりを始めた。初日は、2年生が餌やりのコツを伝授した。
餌やりの様子
サンショウウオを観察
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:12|パーマリンク | コメント (0)
2012年4月 9日
2012年度の始まりの日に、満開の桜を見ることができました。式の後は、多くの親子が記念写真を撮っていました。ソメイヨシノは、花を咲かせてから、後で葉ができてきます。同じ場所にある木々は一斉に花をつけます。種子で増やすのではなく、挿し木で増やすので、どの木もDNAレベルで同じ(クローン)です。
入学式後の記念撮影
桜は満開
どの花も綺麗に咲いています
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:27|パーマリンク | コメント (0)
2012年4月 8日
二子の丘の桜は、明日の入学式には多くの花をつけそうです。そして少々の風では散らない初々しい花を観賞させてくれると思います。明日の天気は晴かな・・・。
かなり開花しました。
下に見えるのが入学式会場
桜の花
開花しています
投稿者: 秋山繁治 日時: 15:53|パーマリンク | コメント (0)
2012年4月 7日
不思議なもので・・・、入学式が近づくと二子の丘の桜の蕾も膨らみ始めた。4月9日に間に合うかな・・・。
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:26|パーマリンク | コメント (0)
公園は花見の人たちで一杯ですが、児島湾に沿って車で走っていると、桜が開花している場所が多いのにびっくりしました。松尾港(今まで知らなかった)は花見ができるほどいい場所でした。
児島湾を背景に
小さきけど、桜並木
投稿者: 秋山繁治 日時: 13:14|パーマリンク | コメント (0)
例年より桜の開花が遅いようですが、公園は午前中から花見の人で賑わっていました。
花は咲き始め
桜の花
投稿者: 秋山繁治 日時: 13:06|パーマリンク | コメント (0)
2012年4月 6日
今日は、岡山県北に出かけました。生物の調査は全くできない状況でした。気温は1℃。ちなみに僕の車の温度計では、外気温が学校近く(県南部・倉敷)は13℃。津山は9℃。鏡野は4℃。奥津は2℃でした。
道路の状況
標識が埋もれて・・。
林の中は・・・。
まだ、雪が降っています。
県南の方向は青い空
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:13|パーマリンク | コメント (0)
2012年4月 4日
入学式は1月9日。後5日ですね。桜の花の開花はどうなるかな。今はまだ蕾です。
桜の蕾
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:03|パーマリンク | コメント (0)
2012年4月 2日
■秋山繁治
担当:高1生命科学「生命科学基礎」・高2生命科学「生物Ⅰ・Ⅱ」・高2生命科学「課題研究」・学校設定科目「生命」
広島大学大学院理学研究科・博士
■田中福人
担当:高2文理「生物1・Ⅱ」・高2生命科学「課題研究」・高3文理「生物Ⅰ・Ⅱ」・高3生命科学「生物Ⅰ・Ⅱ」
岡山大学大学院教育学研究科・修士
■黒田聖子
担当:高1文理「生物基礎」、高2生命科学「課題研究」
岡山大学大学院自然科学研究科・修士(後期博士課程在籍)
■南竜之介
担当:高2文理「生物Ⅰ」、高3文理「生物Ⅰ」
岡山大学大学院自然科学研究科・博士
※ 入学時から文理コース・生命科学コースのコース制になっています。文理コースは2年生から理系・文系に分かれて、理系は「生物Ⅱ」を学びます。
投稿者: 秋山繁治 日時: 06:53|パーマリンク | コメント (0)
2012年3月29日
スカウでは、ロッジからインターネットに接続できませんでした。今、コタキナバル国際空港に到着しました。15:15発で、クアラルンプールに向かいます。明日の朝、関西国際空港に到着します。コタキナバル国際空港やクアラルンプール国際空港では、無料でインターネットが利用できるので、HPを更新が楽にできます。
投稿者: 秋山繁治 日時: 15:20|パーマリンク | コメント (0)
2012年3月 4日
今日は倉敷市立短期大学保育学科の学生による「子どもの劇場公演2012」の最終日です。倉敷市芸文館アイシアターで15:00開演です。①お話「岡山のももたろう」、②ピアノ連弾「ハンガリア舞曲第5番」、③人形劇「がちょうの子」、④「あたらしいおうち」があります。当日券500円です。(3歳児未満は無料)
投稿者: 秋山繁治 日時: 13:42|パーマリンク | コメント (0)
2012年2月 2日
「どんなに深く憧れ、どんなに強く求めても、青を手にすることはできない。すくえば海は淡く濁った塩水に変わり、近づけば空はどこまでも透き通る。人魂もまた青く燃え上がるのではなかったか。青は遠い色。漠としてかすむ遠景へと歩み入り、形見として持ち帰ることのできるのは、一茎のわすれなぐさだけ、だがそれをみつめて人は、忘れてはならぬものすら忘れ果てる。おのがからだのうちにひそむ、とこしえの青ゆえに。」。 谷川俊太郎の詩集『手紙』(集英社)の「色の息遣い」の中の一節である。僕自身、ずっと「青」を手に入れようと、飢えているのかもしれないと思う。手に入るはずはないのに・・・。
投稿者: 秋山繁治 日時: 05:04|パーマリンク | コメント (0)
2012年1月28日
日産エクストレイルに乗って4年(正確には53ヵ月)が経過。走行距離が、10万キロを超えました。月平均で約1900km走行していることになります。燃料費が生活を圧迫してますね。
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:44|パーマリンク | コメント (0)
2012年1月21日
サンショウウオやイモリの調査で通りかかった臼杵の石仏を訪れた。ボランティアの解説者がグループに説明をされていたので便乗して聞かせていただいた。申年生まれの守護仏は、大日如来で、よく拝んでおくようにボランティアの方に言われたので、今の夢が実現することをお願いした。大日如来は、「太陽の子」という意味があり、あらゆる仏の中で、最高位にあると言われてい ます。
代表的な臼杵石仏
線香で祈願
入場券
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:19|パーマリンク | コメント (0)
2012年1月 3日
生物教室の近くに災難を除く意味で(教材としてではない)、2010年の3月にナンテンの挿し木と種まきをした。その年の秋(11月)の写真と今日(1月3日)を比較して成長を確かめた。
挿し木も根付いた
撒いてからもうすぐ2年
挿し木の方は枝も出てきた
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:42|パーマリンク | コメント (0)
2012年1月 1日
門松を立てることも、雑煮を食べることも、賀状を出すことも、実は、本当を言えば、何を意味するかよくはわかりません。しかし、これだけはわかっています。人間の一生が少々長すぎるので、神様が、それを、365ずつ区切ったのだ。そして、その区切り区切りの階段で、人間が一休みをするようになっているのだということです。僕も、神様が作ったその階段を、もう随分あがってきたようです。70段以上あがった人から見ればまだまだかもしれませんが、人生の終わりを意識し始めたようで、少しだけ焦るような気持ちで一休みしています。元旦に一休みしたら、気分を一新して頑張ろうと思っています。今年もいろいろとご迷惑をおかけすると思いますが、よろしくお願いいたします。
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:37|パーマリンク | コメント (0)
久しぶりに、実家でお正月を過ごした。夕食を用意していただききました。我が家では、準備されたことのない手作りのご馳走でした。
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:59|パーマリンク | コメント (0)
大晦日から元日へ、午前1時ごろに最寄りの神社に参拝しました。地元の神社は人は疎らでしたが、10人くらいの参拝者はいました。記帳して、参拝し、「一人2個」と書いてある箱からみかんをいただきて帰りました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 02:04|パーマリンク | コメント (0)
2011年12月31日
今からちょうど一年前の2010年12月31日に、NHKで「99歳の詩人 心を救う言葉」というドキュメンタリー番組が放送されました。放送を見た後で、処女詩集『くじけないで』(飛鳥新社)を手にしました。その90ページに、「年賀状」という詩があります。
元気でいる
みたいだから
まあ いいか
呟きながら
何度もあなたからの
年賀状を見ていた
お父さんのこと
毎年 元旦になると
思い出すの
会えばケンカの
父子だったけれど
思っていたのよ
あなたのことを
明日は、どんな年賀状を受け取るのでしょうか。
投稿者: 秋山繁治 日時: 15:08|パーマリンク | コメント (0)
2011年12月30日
2001年5月22日に購入したヤマハのマジェスティをメンテナンスに出した。購入して、後5か月で10年になるので、駆動ベルト、ハンドルのガタ、タイヤも摩耗など、交換や整備をしてもらったが、整備士をびっくりさせたのは、前輪上部のカバーの中に鳥の巣があったことだった。以前から、走っていると、枯草がハンドル周りのパネルの継ぎ目から出てくるので、草を巻き込みやすい構造になっているのかと不思議に感じていた。原因は鳥だった。整備員さん曰く、「鳥の死体がでなくてよかった」。無事に、孵化して、巣だっていったらしい。学校の駐輪場に置いていて、郵便局や買い物に行くのに使っているので、たまには巣に幼鳥を乗せたまま走っていたかもしれない。
鳥の巣に羽が残っていた
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:03|パーマリンク | コメント (0)
2011年12月10日
積雪40cm。昨晩、急に冷え込んだと感じたら、恩原にこの冬初めての積雪がありました。年末のスキーは大丈夫でしょうか。
積雪は約40cm
渓流も雪景色
歩きにくかったです
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:57|パーマリンク | コメント (0)
2011年12月 9日
B級グルメで優勝した蒜山焼きそばで有名な岡山県北部の蒜山地方。岡山の最北部に位置し、隣県の鳥取市の方が岡山市より近い。自然豊かな環境で、5月の連休や夏休みは観光客で賑わっている。冬は積雪が多い地域で、狩猟も行われている。
ヒイゴがくりゃあ 験がええ
ショキレンを殺すと家が焼ける
コケモモを掘ると雨が降る
家の主が他人に見られたら家がつぶれる
鼠がいなくなったら火事がある
鼠を食うたら七代貧乏する
大国神の使いしめ
鼠の浄土
水神さんの使いしめ
(ミズスマシのことを水神さんと言う)
(赤トンボを先祖の使いしめと感じる)
川へ小便をしたら、チンチンガ脹れる
キジとミツバチは古巣へ帰る
梅の花が上向きに咲くと晴。下向きに咲くと雨。
山に白い花が多い年は大風が吹く
切り株から水がたくさん出ると大雪の年
川底の小石に水垢がついたら大雨
秋の夕焼け鎌あ研げ
夏の夕焼けは雨
霧が上がれば雨、下がれば晴
朝虹は雨、夕虹は晴
朝雷は雨
三日月が水をこぼす時は雨が多い
山が近く見えたら雨が近い
投稿者: 秋山繁治 日時: 07:38|パーマリンク | コメント (0)
2011年12月 7日
二学期の期末テストは、12月1日からでしたが、今日12月7日(水)で終わりです。この時期になると、今年も終わりに近づいたという気持ちになります。高校3年生は、推薦入試やAO入試の合否の結果もでて、次はセンター試験、一般入試のシーズンになります。12月は、「師走」。師(学校の教員)が走(走り回る)しるシーズンです。
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:53|パーマリンク | コメント (0)
2011年11月26日
すべからく価値は物自体に宿るのではなく、我々がそれを見る視点にある。虫などにまったく興味がない人でも、1ドル札と百ドル札の違いは瞭然だろうが、原始人には、1ドル札も5ドル札も50ドル札も100ドル札も同じに見えるに違いない。ちょうど、虫取りにまったく興味がない現代人が、虫はすべて同じ虫に見えるのと同じように。(『虫捕る子だけが生き残る』養老孟司・池田清彦・奥本大三郎より)
投稿者: 秋山繁治 日時: 07:36|パーマリンク | コメント (0)
2011年11月15日
「花酵母についての研究」が、朝日新聞・テレビ朝日主催の「高校生科学技術チャレンジ:Japan Science & Engineering Challenge(JSEC2011)」の予選を突破して、最終審査(全国大会)に行けることになりました。選抜されたののは、科学研究(物理学、化学、生物学、地学、数学、バイオケミストリー、植物学、動物学、環境科学、微生物科学、地球宇宙科学、医療健康科学、行動社会科学、老年学、コンピューターサイエンス、エンジニアリングなどの分野)30作品です。12月3日に日本科学未来館で発表します。
JSECのHP
http://www.asahi.com/shimbun/jsec/
投稿者: 秋山繁治 日時: 08:40|パーマリンク | コメント (0)
2011年10月18日
あちらには 山
こちらには 海
川が 山のたよりをあつめては
マラソンで
海へ おくりとどけ
雲が 海のたよりをあつめては
うたにして
山へ おくりとどけ
天から
日
月
星が
ほほえんで 見おろし
そして なんおく年
とうとうある日 生まれでてきました
かずかぎりない 生きものたちが
笑いさざめきながら・・・
このやさしいけしきを
もっと やさしくするたために
投稿者: 秋山繁治 日時: 08:00|パーマリンク | コメント (0)
2011年10月10日
中高生対象の科学コンクール「第55回日本学生科学賞」の県審査で、応募作品40点から、最優秀の知事賞に本校の発生生物学グループの「市街地近郊の水田に棲むカメの研究」が輝いた。本校からは、他に時間生物学グループの「デンジソウの就眠運動の解析」が優秀賞を受けた。本校の2点の研究を含む6点が県代表として、11月12日から東京で行われる中央審査に、県代表として出品される。
投稿者: 秋山繁治 日時: 10:05|パーマリンク | コメント (0)
2011年10月 9日
会場は、京都大学吉田キャンパス。1日目は、研修旅行の最終日に重なっていて出ることができなかったが、今日の朝、会場に到着した。昼食後、総会があり、ポスター発表は16:20~17:45であった。生命科学コース・発生生物学グループで取り組んだミシシッピアカミミガメの研究を発表した。研究者からアドバイスをいただき、さらに研究を深めていきたいと思う。
学会のメイン会場は理学研究科6号館
総会の様子
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:51|パーマリンク | コメント (0)
2011年10月 6日
アセロラのペットボトルのジュースは飲んだことはあるがアセロラがどんな植物か知らなかった。西表の民家の庭に植えられたアセロラに熟した果実がなっていたので、いただいて食べてみた。あっさりした少しだけ酸味のある甘味を感じた。
未熟な果実
アセロラの花
投稿者: 秋山繁治 日時: 11:01|パーマリンク | コメント (0)
2011年10月 2日
那覇市のぶんかテンプス館前広場で、オオゴマダラ奉納(放蝶)が行われた。偶然、通りかかったので参加させていただいた。放蝶は、「首里城下にチョウを翔ばそう会」の創立10周年記念式典の一部として行われていた。
オオゴマダラ
オオゴマダラの放蝶
休憩しているチョウ
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:10|パーマリンク | コメント (0)
2011年9月29日
8月に、日本ハンザキ研究所(兵庫県生野)で購入したハンザキグッズです。
コップの内側から見ると・・・
ハンザキのストラップ
投稿者: 秋山繁治 日時: 11:30|パーマリンク | コメント (0)
2011年9月23日
今日は、旭川で日本動物学会があります。高校生ポスター発表に行きます。札幌から旭川へ、高速バスで向かいます。約2時間かかるようです。
投稿者: 秋山繁治 日時: 06:57|パーマリンク | コメント (0)
2011年9月19日
今年の第3回女子生徒による科学研究発表交流会で、東京大学分子生物学研究所の加藤茂明に講演していただく。演題は『研究室の女性研究者がどのような経緯で加藤研究室に至ったか』である。現在、交流会のパンフレットを作成中で、どのような誌面するかを考えている。加藤先生の紹介できるように、HPや書物に目を通しているところである。以下は、インタビューの一部である。
重要なのはアウトプットの質です.自分の預かった学生が,例えば「基礎研究者になりたい」とか「企業の研究で活躍したい」と言ったら,やはりその人にとってその人がなりたいような人生を送らせてあげたいと思います.そうなると,やはりアウトプットが重要です.今,私のラボの右腕の研究者は東京農業大学の出身で東京大学の講師だったんですが,彼は学生のときにScienceにファーストオーサーで論文を書いている.だから,彼はずっとその後は一流できています.もう一人,やはり東京農業大学のときに私のラボで博士号を取って群馬大学に移った弟子は,今年Natureに論文を書いています.そうすると,彼らは研究者として生きていけるんですよ.
あとは謙虚さも重要.みんなインパクトファクターの低い論文のことをばかにするけれど,実際に論文を1本通すプロセスがとても大変なのです.その理解のもとに,研究者に対するリスペクトが生まれると思います.だから,よく雑誌会で居眠りしている学生に怒鳴るんです.「自分が論文出すときはあんなに大変だったのに,世界中の誰かがこんなに頑張ってやった研究の論文に対して寝てるってのはどういうことだって。
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:09|パーマリンク | コメント (0)
下は、三浦有紀子・仙石慎太郎著『博士号を・取るときに考えること・取った後でできること』(羊土社)からの引用である。これから自然科学系特に生命科学系に進学して、研究を目指すものに示唆を与える本である。例えば、「欧米では日本と比較にならないほど、超学歴重視の社会であり、博士号がないと研究者として認められない」、「自然科学系の修士号は、研究のプロフェッショナルの証とはみなされない」、「研究者は職の不安定さを当然のものと受け止めなければならない」・・・。
「修士課程の教育とは,文字通り,特定の専門的知識やスキルを習得(マスター)することが目的である・したがって,多くのラボでは教員や先輩大学院生から研究テーマをあてがわれ,その研究テーマの実践を通じて必要な知識やスキルを習得するというスタイルがとられる.学位審査にしても,多くの大学院では,修士号授与はファカルティーによる内部審査のみであり,投稿論文などの対外的な成果発表は必須要件ではない.対して博士課程はどうか.人により意見は少しずつ異なるが,集約すれば,研究者として独り立ちするのに必要な能力の教育ということになろう.修士までは「研究活動の行い方」,博士課程(博士後期課程)は「研究という『業』の営み方」教育といってもよい.
具体的な能力としては,その研究分野におけるコアな課題を見抜いて自らの研究方針や研究計画に落とし込む戦略的思考力,日々の研究活動において発生した課題を克服する問題解決力,議論や発表を通じて研究内容を磨き上げるコミュニケーション能力,求められた期限内に求められるアウトプットを提供するプロジェクトマネジメント力,後輩学生やテクニシャンを活用する人的マネジメント能力,必要な研究資金やリソースを調達してくる調達力,などである.当然,研究成果も内輪の評価だけにとどまることはない.ライフサイエンス分野で生き残っていくためには,論文を書く力は必須となってくるため,学位審査の時点でも,査読付き投稿論文の掲載あるいは承認が,本審査に先行して求められる.このような訓練は,研究者が自律的に活動を営むのに欠くことのできない能力を身につけさせるものであり,その意味で単なる職業教育を超えた職業「人」,すなわちプロフェッショナル教育といえる.逆に,このような厳しい教育を受けたからこそ,博士号取得者は年齢や経験に関係なく,グローバルな研究者集団において一人前の研究者として周囲からみなされ,社会からも相応のリスペクトがおかれるのである.」
投稿者: 秋山繁治 日時: 12:03|パーマリンク | コメント (0)
2011年9月18日
中庄駅と清心学園の間で運行していた青バスが今日で廃車になりました。赤バスも12月には廃車になるそうです。
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:29|パーマリンク | コメント (0)
2011年8月 7日
今日は、岐阜に研修会場を移しました。アクア・トト岐阜という水族館です。
カメの特設展示の紹介
バック・ヤード・ツアー開始
飼育水槽
飼育水槽
アルビノのヘビ
巨大水槽を上から眺めると・・・
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:41|パーマリンク | コメント (0)
2011年7月26日
今日から蒜山研修(「自然探究Ⅰ」)の実習が、鳥取大学フィールドサイエンスセンター「蒜山の森」が始まりました。最初は、地元の自然観察指導者の山田信光先生に「蒜山の自然についてというテーマで講義をしてくださいました。センターに住み着いている黒ネコも講義を聞いていました。
毛の長い黒ネコ
最後は生徒の間で寝ているネコ
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:09|パーマリンク | コメント (0)
2011年7月24日
毎年恒例のサンショウウオの観察会。23名が参加してくれました。親子で宝探しのようにサンショウウオを探していました。自然の中で親子が仲良く参加してくれているのを見ると嬉しいです。
上流で探す人たち
コツコツ探す人たち
今日の収穫は?
ハコネサンショウウオの幼生
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:22|パーマリンク | コメント (0)
2011年7月19日
台風の影響で、全学対象の博士の学位記授与式(20名)が中止(8月2日に延期)になりましたが、理学研究科で授与式をしていただきました。博士(理学)の学位記をいただきました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:37|パーマリンク | コメント (0)
2011年7月18日
生物部の生徒が1993年度中野重治記念文学奨励賞(全高校生詩のコンクール・高校生詩の甲子園)で入選になった作品です。
地球(中村康昌)
緑は人間を愛す
人間は緑を愛す
そして 大地は生きている。
大地は人間とともに生きている
人を支え
緑を支え
人間と共に生きている
そして 地球は動いている。
地球は宇宙と共に生きている
宇宙の銀河系の
太陽系の中の 小さな地球は
宇宙という
限りなく広く
大きいものに支えられ
惑星という一環をなしながら
地球は宇宙と共に生きている。。
人間は宇宙の中に生きている
小さくはかない人間は
大きく永遠の宇宙の中に生きている
はてしなく大きい宇宙に
小さな人間は生きているけど
人間は確かに時を刻む
投稿者: 秋山繁治 日時: 07:59|パーマリンク | コメント (0)
絶望のとなりに
だれかが
そっと 腰かけた
となりのひとに聞いた
「あなたはいったい誰ですか」
となりのひとはほほえんだ
「私の名前は希望です」
投稿者: 秋山繁治 日時: 07:46|パーマリンク | コメント (0)
2011年7月16日
岡山市東区西大寺で、「西大寺夜待ちまつり」があり、夜9時から花火大会がありました。自宅の窓から撮影しました。
夜9時から花火大会
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:55|パーマリンク | コメント (0)
2011年7月15日
中国地区から集まった高校生が、広島の平和公園や原爆の痕跡ののこる場所を訪問した。
原爆犠牲者の慰霊碑
原爆の前からある地蔵
墓石にも原爆の痕跡が残っていた
新しい病院に改築
原爆の影響を調べるサンプルの採取跡
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:01|パーマリンク | コメント (0)
2011年7月 8日
今日は猛暑。中国地方も梅雨明けらしい。島根県益田市の天気は晴れです。
投稿者: 秋山繁治 日時: 11:31|パーマリンク | コメント (0)
2011年6月19日
土日も、だいたい学校に行っているので、自分の部屋の整理や庭や畑の草取りも十分できない。早朝から、草刈り機で畑をきれいにしようと考えていましたが、あいにくの雨。そこで、今は本棚の整理をしています。しかしながら、本を整理するために、「もう当分読まない本」と「読む可能性のある本」に仕分けをしていて、ついつい本を読んでいるします。武田鉄也が書いた『愛し愛される秘訣45章・なるほど愛情学』のp191に次の文がありました。
助走はできるだけ短く、そして記録は派手にというのが芸能界だからね。そのなかでオレは悩んだわけだけど、そうじゃないんだよね。大きな目的を持って、人より遠くへ跳びたい人は、あせったりしちゃいけない。長い助走期間があってこそ、遠くへ跳べるんだよ。
投稿者: 秋山繁治 日時: 10:49|パーマリンク | コメント (0)
「助走はできるだけ短く、そして記録は派手にというのが芸能界だからね。そのなかでオレは悩んだわけだけど、そうじゃないんだよね。大きな目的を持って、人より遠くへ跳びたい人は、あせったりしちゃいけない。長い助走期間があってこそ、遠くへ跳べるんだよ。」
投稿者: 秋山繁治 日時: 07:48|パーマリンク | コメント (0)
2011年6月18日
主人公の正義の味方である「剣心」ではなく、「宗次郎」の悲しさに心をうたれます。幼い時の体験が心に影響しているのでしょうか。宗次郎は「我慢してニコニコしていれば、奴等はあきれて終わりにするからこっちの被害は落ち番少なくて済む」と考えていました、暴力をふるわれ、いじめられても、宗次郎は自分の感情を消して、いつもニコニコして生きていました。そうしないと生きていけないと考えていました。その宗次郎に志々雄は「所詮、この世は弱肉強食」と教えます。その言葉を受けて、宗次郎を殺しても悲しみも持たない冷静な剣術家になっていきます。
投稿者: 秋山繁治 日時: 07:50|パーマリンク | コメント (0)
2011年6月17日
日帰りで京都に行った。夕方、京都駅の前で、夜景を楽しんだ。京都駅の窓ガラスにくっきりと京都タワーが映っていた。
京都駅
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:35|パーマリンク | コメント (0)
京都大学女性研究者支援センター主催で、シンポジウム 私の仕事とキャリアデザイン3」が、開催された。内容は、独法で働く研究者3名による講演であった。一人約30分の持ち時間で、研究生活や待遇などの詳細な話を聞くことができた。研究者として、生き生きと活躍されていると感じた。
【プログラム】
16:00~16:10 開会挨拶・稲葉 カヨ(京都大学女性研究者支援センター長)
16:10~16:30 講演①
大出 真知子(物質・材料研究機構 先端的共通技術部門 理論計算科学ユニット組織形成モデリンググループ 主任研究員)「私が感じた独法研究員の自由と制約 -キャリアデザインとライフデザイン両方に対して-」
16:30~16:50 講演②
早渕 百合子(国立環境研究所 地球環境研究センター温室効果ガスインベントリオフィス特別研究員)「個人研究の枠を越えて-京都議定書達成の可否を決める日本国の温室効果ガス排出・吸収量を算定するにあたって-」
16:50~17:10 講演③
田和 圭子(産業技術総合研究所関西センター健康工学研究部門バイオインターフェース研究グループ主任研究員)「組織のミッション達成と自分の専門技術の展開-プラズモニックチップのバイオへのアプローチ-」
17:10~17:50 ディスカッション
17:50~18:00 閉会挨拶
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:41|パーマリンク | コメント (0)
2011年6月 8日
あちらには 山
こちらには 海
川が 山のたよりをあつめては
マラソンで
海へ おくりとどけ
雲が 海のたよりをあつめては
うたにして
山へ おくりとどけ
天から
日
月
星が
ほほえんで 見おろし
そして なんおく年
とうとうある日 生まれでてきました
かずかぎりない 生きものたちが
笑いさざめきながら・・・
このやさしいけしきを
もっと やさしくするたために
投稿者: 秋山繁治 日時: 06:24|パーマリンク | コメント (0)
2011年6月 5日
浅口市ふれあい交流館サンパレス近くに、アッケシソウの生息地があると聞いて、現地を訪問した。
アッケシソウの説明
注意書き
アッケシソウの群落
交流館に展示してあったアッケシソウ
投稿者: 秋山繁治 日時: 14:43|パーマリンク | コメント (0)
地域から見つめ直そう。環境のこと。食のこと。岡山県備中県民局環境課の企画の「環境体験コーナー」に出品した。これまでの環境問題に関連した課題研究の成果を紹介した。
食べ物が中心
生の魚もあった
本校の科学研究のポスター展示
投稿者: 秋山繁治 日時: 14:30|パーマリンク | コメント (0)
沢山のTシャツが展示してありました。その中にネコ好きの僕にとって魅力的なブランドの商品を見つけました。「TAMA」です。
投稿者: 秋山繁治 日時: 09:16|パーマリンク | コメント (0)
県北では、田植えは5月中旬ですが、南部の倉敷は始まったばかりです。水田に水が入るといろいろなホウネネビやカイエビ、コオイムシなどのいろいろな生き物が観察できます。
田植え機で田植え
投稿者: 秋山繁治 日時: 08:59|パーマリンク | コメント (0)
テーマ:「地域から見つめ直そう。環境のこと、食のこと」
日時:平成23年6月5日(日曜日)10時00分~14時00分 雨天決行
場所:浅口市ふれあい交流館サンパレア 浅口市寄島町16091-23
内容;以下で紹介
続きを読む "「びっちゅう環境と地産地消フェア」が開催" »
投稿者: 秋山繁治 日時: 07:11|パーマリンク | コメント (0)
2011年6月 1日
本校の教育実習生の受け入れ期間は、5月30日から6月17日までの3週間です。
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:53|パーマリンク | コメント (0)
2011年5月27日
5月末、中間テストの後、教育実習が始まる前に体育祭が行われました。保護者の方が多く来られていました。雨の予定でしたが、午後3時までなんとか天気が味方してくれました。
競技風景
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:20|パーマリンク | コメント (0)
2011年5月11日
子を背負う虫・・・・、コオイムシを見つけた。メスは嫌がる(?)雄を追いかけて、雄の背中に50個ぐらいの卵を産み付ける。雄は、背中の卵を空気に触れさせる動作をして、卵を育て(保護し)、10日もすると小さな子虫出てきて背中から殻は落ちる。
投稿者: 秋山繁治 日時: 09:21|パーマリンク | コメント (1)
2011年5月 8日
岡山県北部の加茂町では、4月コバノミツバツツジが満開です。南に位置する佐伯町(岡山県自然保護センター)では4月○日に満開でした。岡山県は県南から県北にかけてかなり気候が違います。県南は「晴れの国」といわれるぐらい雨の少ないので、岡山市ではほとんど雪を見ることはありません。しかしながら、同じ岡山県でも北部の恩原湖では2mの積雪があって、今も雪が残っている場所もあるんですよ。
コバノミツバツツジの花
県北は新緑
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:09|パーマリンク | コメント (0)
里山の裾野に淡い紫の帯が見えたら、フジの花が咲いている場所です。山道近くに多い気がします。
投稿者: 秋山繁治 日時: 09:12|パーマリンク | コメント (0)
2011年5月 1日
毎年、カシの木の幹に産みつけられた欄から誕生した蛾の幼虫が大発生する。幼生が這い出すまで、木の枝のどの部分に隠れているかわからない。人間が騙されるように、捕食者である鳥たちも騙されののだろう。
薄い膜を破ると蛾の幼虫がいる
投稿者: 秋山繁治 日時: 12:17|パーマリンク | コメント (1)
2011年4月30日
今日は学校はお休み。でもいつも通り生き物のじっとこちらを見る気配があった。振り返ると「黒猫」がいた。誰もいない学校で、休日でもごそごそと実験したり、原稿を書いたりしている僕を猫が見守ってくれているのだろうか。
首の下に白い毛が少しだけある黒猫
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:55|パーマリンク | コメント (0)
2011年4月21日
慶応大学に立ち寄って、今後の生徒の課題研究やサンショウウオを使っての研究の方向について、情報交換をさせていただいた。日吉キャンパスは新緑に包まれ、街路樹のイチョウも新芽を出していた。
緑豊かな環境
イチョウも新芽を出して
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:47|パーマリンク | コメント (0)
2011年4月17日
蒜山で鳥取大学農学部佐野研究室が毎年実施している山焼きを見させていただいた。着火は午後1時半で、約2時間で炎は下端まで達した。
午後1時半に着火
着火15分後
着火1時間後
1時間半が経過
ほぼ終了
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:41|パーマリンク | コメント (0)
2011年4月10日
始業式、入学式を終えた日曜日、ほとんどの教師や生徒はいないが、サクラは満開。震災の影響で、花見をしている状況ではないが、サクラは毎年同じように綺麗に咲いている。
まだ、散り始めていない
高校普通教室棟近くのサクラ
明日は散り始めるかな?
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:20|パーマリンク | コメント (0)
2011年4月 9日
自宅の池では、カスミサンショウウオとオオイタサンショウウオの産卵が行われていますが、植物もいろいろな花を咲かせています。
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:56|パーマリンク | コメント (0)
実験に使うアカハライモリを採取にいったが、雪に覆われていて調査は不可能であった。例年より、積雪が多かったということだ。久しぶりに野外でアカハライモリに会えると考えたが・・・・・、また、次回探すことにした。
水田にイモリの姿はない
木々は根元を雪覆われ
まだまだ雪は深い
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:32|パーマリンク | コメント (0)
2011年4月 8日
研数書院『入試トレンディ生物重要問題集』の最後のページに以下のような文章が掲載されている。1989年の教材見本として、学校に送られてきたものである。誰が書いたものかを出版社に問い合わせたが不明であった。この22年前のメッセージを今の科学者はどの程度当たっていると思うだろうか。そして、今の高校生はこのメッセージに込められた気持ちを受けとめることができるだろうか。
高校で生物を教えるものは、このメッセージに込めらた夢を忘れてはならないと思う。
受験の生物と非受験の生物学 -あとがきにかえて一
私が受験生をみていて最も気の毒に思う事は,勉強が苦しくて大変だなどということではさらさらなくて,試験の範囲があらかじめ決まっているということである。それでも個々の大学が個別に入試を行っていた頃は,たてまえ上は高校の教科書の範囲から出題することになってはいても,ほとんどの大学の教師は高校の教科書などは見ないだろうから,いきおい難問,奇問が出題されることになり,事態はまだしもよかったのだと言える。事態を決定的に悪くしたのは共通一次試験であって,そこでは高校の教科書から少しでも逸脱する問題は排除されてしまったのである。当然の事だが,学問には正解もなければ範囲などというものもない。むしろ既存の正解と既存の範囲から逸脱することだけが学問にとって意味あることのすべてなのである。諸君が真面目に高校の勉強をすれば不可避的に生ずる疑問や興味を追求すると教科書の範囲からの逸脱は免がれ難くなる。しかし現在の受験体制では教科書の範囲を超えて勉強することは,大学入試に関する限り不利になることはあれ有利になることはないから,受験生は自分の疑問や興味を殺して,受験範囲内の知識だけを完全に覚えることに専念することになる。二十歳前の最も頭の柔軟な時に,重箱の隅をつつくようなことをしなければならないのは気の毒この上なく,あげくのはてに最近の若者は独創力が足りないなどと言われては立つ瀬がない。しかし私はともかくとして諸君がグチをこぼしてもはじまらないから,なんとか自分でくふうしてつまらない受験勉強を切り抜ける以外にない。その際に留意することは,①受験勉強は「最小の努力で最大の効率」をモットーにムダな事はしてはならない,②受験勉強以外のことに①のセオリーをあてはめてはならない,特に学問には①のセオリーが全く成立しない,の二点である。この本は諸君の受験生物の勉強における①を手助けするためにあるが首尾よく受験を切り抜けて,なおかつ非受験の生物学に興味をもつ方に,①のやり方では決して解けない現代生物学の難問を紹介して本書を閉じたいと思う。現代生物学がかかえている難問は,発生,進化,脳などである。免疫もかなりの難問であったが,多様性の発現機構についてはあらかた解けてしまった。進化は総合説(ネオダーウィニズム)という学説により表面的には解決されているかのようにみえるが,遺伝子と形との対応が未知な以上原理的には何もわかっていないと言うべきであるし,脳も機能と形態との対応が全くわかっていない。かくして全ての生物学上の難問は発生に収斂してくることになる。通常の生物学者が考えているように,DNA→夕ンパタ質一形質という図式だけでは化学反応の速度が遅すぎて発生の進行に追いつきそうにない。そこで①上の図式を超える構造(法則)をDNA自体が持っているのか,②細胞質の中にDNAとは異なる構造(法則)があるのか,③通常の自然科学の記述を超える新しい記述方法を考えてそれにより発生を記述するのか,の三つぐらいがさしあたってとり得る戦略になると思われる。諸君の中からこの難問を解く人が現れてこないものだろうか。
1988年10月 編者しるす
投稿者: 秋山繁治 日時: 09:04|パーマリンク | コメント (0)
2011年4月 6日
学校のサクラは、まだ二分咲き。明日の始業式、明後日の入学式に間に合うだろうか。
可憐に咲くサクラ
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:47|パーマリンク | コメント (0)
2011年3月21日
八ッ塚実さんは、1961~1989年まで公立中学校の教員をされていた方である。
著書『おとなになるということ』のあとがきより
いつか若い教師から、たずねられたことがある。
「あなたは、自動車にも乗らないで、よくも長い間、学校の教員がつとまりましたね。問題が起こったときは、どうしていたんですか」
移動力。
そういえば、現在の教育現場を支配している発想の中に、大きなウェイトを占めているのが、この機動力だ。
私はこう答えた。
「テクテク歩いたんですよ。どんなときもテクテク歩いて仕事をしてきました。車がなくて困ったことはありませんでした」
学校の坂道を登りながら、いつも私の前後には中学生たちが共に歩いていた。
学校の坂道を下りながら、いつも私の前後には中学生たちが共に歩いていた。
話しながら登校し、そして下校した。
中学生と同じ歩幅で歩いた。中学生と同じ吐息をついた。中学生と同じ景色をふり返った。中学生の想いを、肌で感じることができた。
僕の場合は、中学生や高校生と寄り添って教育してきたと言えるかな、初めて担任をしたときに学級通信を出していたことを思い出す。今は、土曜日も日曜日も祝日も、夜も、生物教室に棲んで、イモリやサンショウウオを眺めている。他の教員とはあまり関わりたくなくなってしまった。生物教室を訪れる生徒たちが生物の世話に取り組んでくれるのを見ることだけが学校での喜びになっている。そして、・・・・新年度に向けて、4月からもカメをラジオテレメトリーを使って毎日追跡してくれる生徒が登場してくれることを祈っている・・・。カメの気持ちも理解したい。
投稿者: 秋山繁治 日時: 08:54|パーマリンク | コメント (0)
2011年3月 8日
この国のリーダーたちは、がんばって、がんばっていい国をつくってくれました。GDPは、ほぼ500兆で世界二位。おかげで本当に豊かだけど幸せでない国らしい。ぼくたちは、どこかで国づくりを間違えたのかもしれません。
出生率1.29。子どもを安心して産めない気持ちが、この数字にあらわれています。自ら命を断つ子どもたちがいます。一年間に10歳から19歳の600人近い子どもたちが、自らの手で未来を消しています。悲しいです。ニートと言われる、職業を持たず教育を受けていない若者は、60万とも80万とも言われています。引きこもっている子がどのくらいいるのかわかりません。
・・・・・・
オートバイで楽しそうにツーリングをしている老人の話だ。「まるで少年のようだ」と声をかけると、老人が答えた。「少年になるのに80年もかかってしまった」。・・・・・
岩波ブックレットNo.741『大人と子どもの絆』の冒頭文(p2-3)から引用
投稿者: 秋山繁治 日時: 10:21|パーマリンク | コメント (0)
2011年2月28日
中学生が、美術の時間に制作した凧をあげていた。今日は風が強く、凧があげには好条件だがなかなかそう簡単にはいかないみたいだ。
英会話の先生も参加
上手に揚げている生徒もいる
投稿者: 秋山繁治 日時: 13:15|パーマリンク | コメント (0)
「若い」と「新しい」とは別だ。年が少なければ人間がそれだけ新しいとは限らない。若いのに古い人たちを減らすには、老いても新しい者たちが増えなくてはならぬ。(出典:『詞集たいまつⅡ・むのたけじ616』)
学校という若者を育てる場が、新しい文化や考え方を許容できず、いまだに、平等主義による抑圧と効率化を優先する改革を繰り返す装置としてしか機能しないのであれば、自然をも破壊できる科学技術をもった人間が、地球にとっての明るい未来を作るとは考えられない。
投稿者: 秋山繁治 日時: 10:18|パーマリンク | コメント (0)
2011年2月27日
春の草花が咲き始めた。オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ナズナなど、自宅の庭の枯れ葉を掃いて、春の訪れが近づいていることを感じた。水仙も自宅では満開だが、同じ水仙でも、倉敷の学校ではまだ蕾すら見えない。
ホトケノザ
ナズナ
スイセン
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:52|パーマリンク | コメント (0)
2011年1月29日
宮崎北高校のSSH研究成果発表発表会で宮崎市を訪問しています。一昨日から新燃岳が火山活動中(52年ぶり)。今日は風向きの関係で、宮崎市にも火山灰がたくさん降るかもしれない。宮崎空港も火山灰が原因でダイヤが乱れ。火口から2キロの範囲で噴石が飛ぶ可能性があると現在警戒中。
体育館でポスター発表
高校2年生のポスター発表は約20件
折り紙を数学的に解析
色素の電導性への影響を研究
投稿者: 秋山繁治 日時: 08:19|パーマリンク | コメント (0)
2011年1月 1日
生徒会の顧問だったときに、生徒にオリジナルな文化祭テーマソングを募集を始めた。レコーディングで、レコード店のスタジオを借りて録音し、CDを作成していた。当時は結構斬新な企画だった。
【曲名・何もないところから】を聴く(4,333KB)
投稿者: admin 日時: 19:19|パーマリンク | コメント (0)
学研から出版されている中井俊巳著「なぜ男女別学は子どもを伸ばすのか」のp114・p115に、科学研究で成果を上げている学校としてノートルダム清心学園清心女子高等学校が取り上げられています。
(清心女子高等学校の場合)
岡山県のノートルダム清心学園清心女子高校でほ、2006年度から文部科学省のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定を受けて、「女性の科学技術分野での活躍を支援できる女子校での教育モデルの構築」を研究課題に取り組んでいます。
入学時から普通科の中に「生命科学コース」を設定。まずは、理系でも比較的女性進学者の多い〝生命科学〟の分野遠路を考えている生徒のためのコースから始めました。全国数々の大学の研究者と連携し、琵好きの女子を育てるために、多くの自然体験と実験・実習を盛り込んだ様々なプログラムを実施しています。
その成果として、SS芸業での成果を問われるSS塁徒研究発表会(2008年)において「サンシヨウウオの人工繁殖」で科学技術振興機構理事長賞を受賞したのをほじめ、日本植物生理学会年会・高校生生物研究発表会において植物の持つ体内時計をテーマにした研究で二年連続(2009年、2010年)で最優秀賞を受賞するなど、各学会が主催する高校生の科学研究発表会で多くの成果を上げています。
また、2009年から、全国で初めての発表者が女性だけの「集まれ!理系女子第蒜女子生徒による科学研究発表交流会」を主催するなどして、全国の理系女子を支援しています。
投稿者: 秋山繁治 日時: 14:09|パーマリンク | コメント (0)
2010年12月26日
慶応義塾大学の事業「未来の科学者養成講座」に、全国から集まった高校生15名が参加している。昨年度に続き、今年度も本校の生徒も参加させていただいている。高校生に研究テーマを与えられ、来年8月に開催される科学研究発表会に向けての研究することが課せられている。
今日は、飼育しているオオイタサンショウウオを解剖して、生殖腺、肝臓などの臓器を摘出した。肝臓は、冷蔵にして慶応大学医学部に送付した(後で、生徒が大学の実験室で実習する)。また、生殖腺は、本校SSH課題研究の材料として使用する予定である。解剖の作業は、慶応義塾大学のこの事業に2009年度参加した先輩が協力して行った。
昨年参加した先輩が協力
投稿者: 秋山繁治 日時: 08:14|パーマリンク | コメント (0)
2010年12月25日
地球環境プロジェクトで、学校で行っている環境問題への取り組みを紹介した。内容は、「地球温暖化防止における森林の役割を解明する」、「帰化動物の在来種への影響を調べる」、「花の種類と酵母の関係から生態系を考える」の3つの取り組みを説明した。
環境問題への取り組みを紹介
街頭でポスターを使って説明
市民の皆さんと交流
ステージでのスピーチ
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:37|パーマリンク | コメント (0)
2010年12月22日
午後3時前、二子の丘から南方向に虹がかかっていた。
色ははっきり分離している
投稿者: 秋山繁治 日時: 14:44|パーマリンク | コメント (0)
今日の保育学科を対象とした講義(後期「生命科学・2単位」)は、「学校飼育動物」をテーマにしたもので、映画「ブタのいた教室」と岡山県下の小学校を対象にしたアンケートの調査結果を教材にして、「動物を飼うことの意味」を学生に再考してもらうことを目指す。
※ なお、アンケート結果については、2010年3月31日動物飼育と教育第12号(全国学校飼育動物研究会)vol.12.p3-10.に、「岡山県下の小学校での学校飼育動物の現状」(鈴木美有紀・秋山繁治)という題目で掲載されている。
投稿者: 秋山繁治 日時: 06:48|パーマリンク | コメント (0)
2010年12月18日
慶應義塾大学病院副院長の小児科教授の高橋孝雄が「子どもの心と知能意を育む遺伝子の力・環境の力」の演題で、神経幹細胞の研究を中心に、子どもたちに「学問の奥深さ」と「研究と社会生活のつながり」を伝えることを目指して話していただいた。その後で、高校生グループと小中学生グループに分かれて、「原子力と放射線の利用」というテーマで、原子力・放射線の利用について賛成するグループと反対するグループに分かれて1時間ディベートを行った。
高橋孝雄先生の講演
脳の神経の発達の仕方
創造性を育むには実体験が大切
専門家も参加したディベートの様子
【内容】
9:00~9:20 3月21日の次回研修会の説明
9:20~10:20 慶應義塾大学小児科学教室高橋孝雄教授の講演
10:20~10:30 休憩
10:30~11:30 ディベート・テーマ「原子力・放射線の利用」
11:30~12:00 活動総括(医学部、理工学部、理学部等の学部生・院生との交流)
※ 次回は、3月21日(月) ノー別賞受賞研究者2人を招聘しての講演会が予定されている。
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:47|パーマリンク | コメント (0)
2010年12月17日
昨年に続き、本校から生命科学コースの生徒が、慶應義塾大学の未来の科学者養成講座「はばたけ、世界を先導する医学者へ」高校生コースに参加している。今回は、慶應義塾大学信濃町キャンパスで、12月17日(金)は、研究施設と病院見学、12月18日(金)は、研究者の講演とディベートになっている。
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:23|パーマリンク | コメント (0)
2010年11月18日
課題研究に生命科学コースの2年生が取り組んでいるが、1年生に来年度はどのテーマを選ぶのかを考えてもらうために、3回に分けて、体験することになった。指導は2年生。カメの生態調査として、テレメトリー法でカメの居場所を特定する実習を行った。
探索に出発
居場所に急接近
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:58|パーマリンク | コメント (0)
2010年11月14日
岡山県下でカイノキが有名なのは、閑谷学校ですが、岡山市内でもカイノキに紅葉を楽しめるところがあります。岡山大学です。この季節、黄色からオレンジ、赤色に紅葉したカイノキを楽しむことができます。写真を撮っていたら、近所の年輩の方が「今年の紅葉は綺麗だ」とおっしゃっていました。例年より、時期は遅くなっていますが、急に冷え込んだのがよかったのでしょうか。
綺麗に紅葉したカイノキの葉
黄色に紅葉したカイノキ
イチョウ並木
黄色に紅葉したイチョウ
投稿者: 秋山繁治 日時: 09:40|パーマリンク | コメント (0)
2010年11月 9日
2009年度の総PV(閲覧ページ数)が672843(一日平均1844)、総訪問者数100224人なので、一日平均275人が訪問し、平均7ページを閲覧していることになります。
投稿者: 秋山繁治 日時: 08:44|パーマリンク | コメント (0)
2010年11月 6日
今年は、例年に比べて紅葉がおそい。それでも、このところの急激な気温の低下に誘発されて、県北では紅葉が始まっていた。
ダム湖に近い部分から紅葉
来週がピークかも・・?
投稿者: 秋山繁治 日時: 15:55|パーマリンク | コメント (0)
2010年11月 4日
「難を転ずる」の意味で、庭に植えてあるナンテン。困難な状況を少しでも、縁起をかつぐために、学校の小さな庭に挿し木と種で増やすことを試みた。
無事に種から芽がでた
元気な芽が
挿し木も成功
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:18|パーマリンク | コメント (0)
2010年10月22日
水上に露出させて吊るしたカキ(カキひび)を見た。地元の人に聞くと、干満でカキが海水に浸かったり、乾燥したりをを繰り返すことで強いカキだけが残るということである。
カキは7月から8月に種付してから、翌年6月までカキひびに吊し、殻長約1cm程度の種カキになるまで育てる。その種カキに針金を通し替えて、殻間23cmで塩ビパイプを挟んで数珠繋ぎにし、筏に吊して養殖する。流れの緩やかな所で殻を大きく育て、流れの速い所に移して、身を太らせて収穫する。
カキひび
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:00|パーマリンク | コメント (0)
2010年10月11日
科学を志す、あなたへ:自分のライフサイクルを描いて、今を生きよう!
ルイ・パストゥール医学研究センター 宇野賀津子
昔だったら還暦といわれる歳になって、ライフサイクルの各ステージでいかにに生きたか、いかに生きるかを私自身、より深く考えるようになりました。自分自身が青春の日にもどることは出来ない。でもたどってきたライフサイクルの節々で思ったことを伝える事はできる。どうしたら良かったではなく、私が今できることは、今すこしプロの研究者として研究を続ける事と、これから長い人生を生きる皆さんに、あなた自身の人生を行きよとメッセージを残す事です。
50年前とは全てが大きく違っています。電化製品の発達、情報網の発達、今回のアメリカへの学会出張では、携帯もiPadも使え、メイルも問題なし。日本との差は時差のみという調子で、通信環境は10年前とは大きく違っていました。そう、あなたたちは、あなた達の親の世代とは違った、新しい時代を生きていく事になるのです。科学の発展は、女性のみが妊娠し、出産できるという以外(これは哺乳類としての宿命ではあるが)、男の仕事、女の仕事という壁を取り払いつつあります。そしてそれはほんのこの50年ほどの科学の発展によるところが大きいのです。そう、あなた達は、これからあなたの親世代とも、違った世界を生きていく事になるのです。
とりあえず人生86年、8.6cmの横軸をひきましょう。そして今、あなたのいるところに記しをつけましょう。結婚、出産、あなたの希望を書き入れましょう。子供の年齢が見えてくるでしょう。もちろん結婚しない人生も考えられます。20歳、30歳、40歳とあなたは何をしていますか。少なくとも、結婚し、子育てだけではあなたの人生は今や埋まりませんね。あなたの人生を生きるために、どんな生き方をするのか。そのために、今、何をすべきか考えましょう。キャリアアップの為に1,2年のちょっとした回り道、留学、外国語の勉強、ちょっと一生懸命何かを勉強する、いいですね。あなたのライフサイクルの中ではわずかな期間です。今はそんなこと無理!と思っていても、科学の進歩で5年後には可能となることもあります。科学の進化もスケールに入れましょう。自分がそれを可能とするために、働く、いいですね。必ずしも自分で描いたライフサイクル通りになるとは限りません。でもその時々で修正すればいいのです。言えることは、間違いなく人は歳をとります。自分のライフサイクルを描いて、今を生きるということが大 事なのです。
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:45|パーマリンク | コメント (0)
2010年9月28日
昨日、水田でカメの捕獲調査(23トラップを設置)を行った。夕方から、大雨で捕獲したカメを放流でなかったので、たくさんのカメがケースに入れられた状態で、生物教室前の廊下に並べられている。溝の泥臭さとクサガメの”香り”が廊下に充満していていたので、窓を解放したところだ。
クサガメとアカミミガメ
右手は学会発表用のポスター
左手はサンショウウオの紹介
生徒が使う研究機器も並んでいる準備室
投稿者: 秋山繁治 日時: 11:02|パーマリンク | コメント (0)
2010年9月27日
林道脇でハタケシメジを確認した。さっそく夕食のお汁にハタケシメジがを入れて食べた。
※ハタケシメジ(木材腐朽菌)は、で地中の腐木から生えてくる。分類学的にはホンシメジ(菌根菌)に近い。春と秋に、林道脇などの道端や畑地、庭先などでも地中に埋まった木から株で発生する。傘の大きさは4~9cm、色は暗灰褐色から茶褐色、表面には白いかすり模様があることが多い。キシメジ科・シメジ属の食用キノコ。
これから成長する菌株
ここは大きな株になりそう
投稿者: 秋山繁治 日時: 09:41|パーマリンク | コメント (0)
2010年9月26日
B級グルメで、「蒜山焼きそば」が全国2位になり、観光客が激増していました。今日は、自然豊かな蒜山で、ミツバアケビの果実を食べた。まだ、完熟ではないようで、甘みが少ないな・・・っていう感じでしたが、今年初めてです。この季節、アケビは、種子を包む胎座という部分が甘く、山歩きの時のオヤツになっています。
※ アケビはアケビ科の蔓性落葉低木のアケビ属(Akebia)に属する植物の総称で、多く見られるのは、アケビ(Akebia quinata:葉が楕円形で、5枚の小葉からなる掌状複葉、互生)とミツバアケビ(Akebia trifoliata:小葉が3枚)である。
割れ目を広げると
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:44|パーマリンク | コメント (0)
2010年9月21日
日本動物学会第81会大会関連集会
「日本動物学会男女共同参画・女性研究者懇談会10 周年記念集会」
ワークライフバランスの実現に向けて ~動物学の探求と生活と~
女性研究者を取りまく諸問題の解決や女性研究者の育成に積極的に貢献する提案をするため,2001年より毎年開催してきた女性研究者懇談会は、その後男女共同参画・女性研究者懇談会と名称を変え、早くも今年で10年目を迎えることになりました。そこで、動物学会理事と男女共同参画委員を発起人として、10 周年記念集会を催すこととなりました。これまで懇談会では、研究生活に関わるさまざまな問題点をテーマとして、特に若い学会員の将来の研究生活の参考となるように研究現場の声を多く取上げてきました。この集会では、動物学会男女共同参画の10年を振り返り、さらに次の10年の活動目標を「動物学者の多様なワークライフバランスの実現」として,どのようにワークライフバランスを実現しつつ、自らの研究も推進するのかを、皆さんと一緒に考えたいと思います。
9月23日 駒場キャンパス1号館108講義室 18:00~20:30
参加費:1000円(飲食付き)学生無料
プログラム
・「開会挨拶」佐藤矩行(会長)、大島範子(理事)、塔筋弘章(男女共同参画委員会)
・招待講演「親のワークライフバランスと子どもの発達」菅原ますみ(お茶の水女子大)
・「10 年前を振り返る」窪川かおる(東京大)
・「アンケート解析からみた動物学会の男女共同参画の10年の進展」松田学(筑波大)
・「2010 年度OM 賞受賞者」中谷友紀(東京工業大)、柴田朋子(マイアミ大)
・「動物学者の多様なワークライフバランスの実現にむけて」大島範子(理事)
投稿者: 秋山繁治 日時: 10:20|パーマリンク | コメント (0)
2010年9月18日
ハギが異常なまでの繁殖して困っています。種子ができないうちに駆除しようと早朝からハギを刈っていました。
ハギの花
種子ができ始めて
投稿者: 秋山繁治 日時: 15:56|パーマリンク | コメント (0)
2010年9月15日
岡山市は、今日まで61日、連続して真夏日でした。今日はやっと30℃を下回りました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:31|パーマリンク | コメント (0)
16歳のとき作文に「死」という題を出されて「死とはスフィンクスである」と書いた。生がわからないから死がわからず、何もわからないから、わけのわからないものを持ち出したのであった。それからの30余年問に、見すぎるほどに多くの死体を見た。たとえば、某医科大学の記念祭にならべられていた病死者3000余体の各部分。犯されてしめ殺された事件現場の、娘の苦悶のしたたり。白人兵に斬り刻まれたアジア人のからだの、まるで解剖図絵のようなもの。その上に舞っていた青バエ。肉親の号泣。両手にすくわれてしまうほどの少量であったのに、どうしてあんなに重かったのか、幼女のコツ。累々とかさなっていた被爆焼死者たちの炭化現象。場景はどうであろうと、哀痛の涙も憤怒の唾も、液体はみなかわいて消えた。どの死体も、丁寧に扱われようが粗末に扱われようが、みなどこかへ運ばれていって消えた。死者をかこんだ生者たちの、生きておるがゆえのおしゃべりは聞きあきた。もう繰り返さないという約束ごとが繰り返し反故にされていくことこそが、スフィンクスとなった。状況はいまもって一六歳の当時と大差がなく、何はできなくとも精いっぱい長生きして見届けるだけでも値打ちがあると居直ったり、いや、そうではない、適当の門限に消えていくことが人間としてのつとめの完了だとじれたりするのだが、しょせん生がわからなければ死がわかるはずはない。生きて生きて生きぬくことなしに、どうして生の意味が、死の意味がわかろうか。死んだもののようにだまりこくって生きているわれわれ大群衆が、たしかに生きていることのあかしをたてる日のほかに、いつに期待できようか。
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:49|パーマリンク | コメント (0)
2010年9月12日
9時から開場。文化祭が始まりました。1991年から1995年でまで、生徒会顧問をしていましたが、そのころと比較すると生徒も訪問者も減って、半減しているように感じられます。年に一回の文化祭、もっと多くの来客を招いて、多様な企画ができるようなものにできればと思います。生物部は、希少生物を扱っているので、今の段階では研究発表のポスターの掲示のみの参加です。生物部の生徒、生命科学コースの生徒はクラスとしての活動に取り組んでいます。
参加者も参加
クリスマス会に展示する生徒の作品
古本をリサイクル
昼食テントに並ぶ来客者
一番人気は「ぶっかけうどん」
投稿者: 秋山繁治 日時: 12:37|パーマリンク | コメント (0)
文化祭の今年のテーマは、「Only One」。ただ今、公開直前の準備が進行中。聖堂前の階段は、アートしていた。昨日はなかったのに・・・・、素晴らしい作品が出来上がっていた。午前8時半頃の状況です。
美術室には美術部の巨大画
廊下には、生物部の賞状やトロフィ
聖堂前の階段を見ると
階段を横から見ると
階段を見下ろすと
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投稿者: 秋山繁治 日時: 09:01|パーマリンク | コメント (0)
2010年9月10日
清心女子高校での教員生活は、1983年から始まっている。最初の担任は、1年E組。その頃のことは今でもよく覚えている。生徒との関係がうまくいかなくて悩んだ結果、学級通信「ぼぼうどり」を出して、そこに自分の気持ちをぶつけた。その学級通信「ぼうぼうどり」は手元にない(担任した生徒でもっている生徒がいたら嬉しいが)。それに続いくのが1984年度の1年F組学級通信「UNICORN」だ。「ぼうぼうどり」は、当時の僕のあだ名。髪の毛が多くて、頭髪がボサボサに立っていたことから名付けられた。「UNICORN」は、僕が好きな漫画家手塚治虫の一角獣ユニコーンに由来する。ユニコーンは、年間でちょうど200号を発行した。1985年度は、再び「ぼうぼうどり」という名前で学級通信を出してはいるが、年間で27号しか出していない。若かった私は、自分の気持ちを伝え続けることに疲れていた。
1988年7月16日発行の清心図書館報に「ぼうぼうどり」から5年が過ぎて」というタイトルで、当時の気持ちを書き残している。
続きを読む "1985年度 学級通信「ゆにこーん」を発行していた頃の自分" »
投稿者: 秋山繁治 日時: 07:19|パーマリンク | コメント (0)
2010年8月30日
「君は毎日の学校がおもしろいか。日曜だの夏休みだのがきて、ほっとしないか。私も中学、高校、大学と学校生活を思いだして、たのしかったことは、みんな教室のそとでやったことばかりだ。学問がおもしろいのは、その研究がはてしなくひろがって、すすめばすすむほど、あたらしい景色のひろがってくるところにある。ところが、学校の時代におしえられるのは、学問の入り口だ。そういう知識は、学問の世界から切りとってきた一部分だ。それをまたこまかく区切って、おしえ、記憶させるのが学校の授業だから、おもしろいわけがない。そのうえ、学問とはあまり関係のないなぞときみたいな入学試験問題を、宿題でだされたり、塾でおしえられたりするのだから、学校がおもしろいはずがない。だが、目を転じておとなの世界をみるがいい。その社会というものが、はたして学校にくらべて、どれだけたのしいか。毎日、きまった時刻に起き、きまった時刻の満員電車にのって通勤し、きのうとおなじ作業をつづけなければならない人のはうがはるかにおおいではないか。結婚して家庭の主婦になったとしても、調理も洗たくも掃除も、毎日おなじことをくりかえしているではないか。みんなが力をだしあって、やっとささえているのがこの社会なのだから、誰もが朝から晩までたのしいというわけにいかぬ。学校の生活がおもしろくないのも、おとなになっておもしろくない社会の生活をするための準備だから、やむをえないところもある。しかし、おもしろくないところで、なにかおもしろいものをみつけることを、学校にいっているときからけいこしておかないといけない。それにはふたつの方法がある。ひとつは笑いを忘れないことだ。むきになってばかりいては、おもしろくない。笑えるだけのゆとりをいつも用意することだ。もうひとつは、強制される仕事のあいまに自分だけのたのしい世界をみつけることだ。自分にしかないものを生かせる世界をつくるといってもいい。学校にかよっている時代にこのふたつを身につけられたら、おとなになって社会にでたとき、きっと役にたつ。」
1984年の2年F組学級通信「UNICORN」の70号(7月2日)に掲載した松田道雄全集から引用した文章だ。この年は、特に気合いを入れて毎日、が旧通信を出していて、一学期だけで81号になった。あれから25年が経過したけど、気持は変わらない。
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:29|パーマリンク | コメント (0)
2010年8月27日
詩集「略歴」は、初版第四刷が1980年10月25日にでている。本の帯には「石垣りん最新詩集」とある。一刷が1979年なので、詩集として売れていたのかもしれない。僕は大学をでたばかりであった。久しぶりに、本棚から取り出して眺めてみた。「夕鶴」という詩が目にとまった。
それが
はじめての約束だった。
しあわせとか
愛とか
希望とかいったものを
与えるかわりに
けっして私を見てはならないと。
お前は見た。
お前の好奇
お前の欲
お前の乏しい智慧。
私はもう見られた姿のままで
お前の所にとどまることは出来ない。
さようなら
そういったのが
物語の鶴ならよかった。
地球が
人間から遠ざかってゆく。
ちいさく
ちいさく
なる。
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:07|パーマリンク | コメント (0)
2010年8月15日
自分の部屋の机を北向きにした。いままで、「北は死者の頭を向ける方向なので縁起が悪い」とか言われて、避けてきたので初めてである。この10年間は気持がバタバタ、落ち着かなくて、机を動かすなんてことは考えもしなかった。約4畳で、ベッドもある部屋で机を動かそうとしたために、本箱2つも机を動かすと同時に動かさざる得なくなり、昨年買った地デジの42インチのテレビさえ置けなくなってしまった。本箱を動かすためには、すべてのん本を一度、出さない動かないので、丸2日間を、荷物運びと家具の移動に費やすことになった。
本を動かしながら、ちょっと手にとって昔の本を読んで・・・、などに時間を使ってしまうので、余計に作業がはかどらない。偶然に手に取った本から以下のような箇所を見つけた。
○山田洋二監督が、こういうことをおっしゃっているんです。「シナリオなどでも根気よく書き続けているうちに、少しずつ絶対といいますか、最高の表現に近づいていくのは確かなんです。実は、その根気よくやり続けること自体が、才能というものではないでしょうか(武田鉄矢『鉄矢の心がまたひとりごと』p218)。
○教育の仕事は、「継続」という時間の軸と「集団」という人間の軸との掛け算でできる平面の上に、「営み」のすべてをつなげて素材とした建造物を構築することである(八ツ塚実『復刻学級記録第2集』)
僕が、サンショウウオなどの両生類を飼育して20年になるが、動物を飼うことによって、「生命の大切さ」を再興してもらいたいと思っていることが生徒や同僚教師に理解されているか・・・。女子校で性教育に20年以上取り組んできたが、性に関わる教育は、教師にとっても生徒にとっても「どのように生きるか」が問われる内容であることが理解されているか・・・。2006年から取り組んでいるSSH事業で、女子校で女子の理系進学支援をなぜ目指してのか理解されているか・・・。僕自身は、理解してもらえるように努力を続けるしかありません。
投稿者: 秋山繁治 日時: 15:33|パーマリンク | コメント (0)
2010年8月 1日
aliceblue | f0f8ff |
antiquewhite | faebd7 |
aqua | 00ffff |
aquamarine | 7fffd4 |
azure | f0ffff |
beige | f5f5dc |
bisque | ffe4c4 |
black | 000000 |
blanchedalmond | ffebcd |
blue | 0000ff |
blueviolet | 8a2be2 |
brown | a52a2a |
burlywood | deb887 |
cadetblue | 5f9ea0 |
chartreuse | 7fff00 |
chocolate | d2691e |
coral | ff7f50 |
cornflowerblue | 6495ed |
cornsilk | fff8dc |
crimson | dc143c |
cyan | 00ffff |
darkblue | 00008b |
darkcyan | 008b8b |
darkgoldenrod | b8860b |
darkgray | a9a9a9 |
darkgreen | 006400 |
darkkhaki | bdb76b |
darkmagenta | 8b008b |
darkolivegreen | 556b2f |
darkorange | ff8c00 |
darkorchid | 9932cc |
darkrred | 8b0000 |
darksalmon | e9967a |
darkseagreen | 8fbc8f |
darkslateblue | 483d8b |
darkslategray | 2f4f4f |
darkturquoise | 00ced1 |
darkviolet | 9400d3 |
deeppink | ff1493 |
deepskyblue | 00bfff |
dimgray | 696969 |
dodgerblue | 1e90ff |
firebrick | b22222 |
floralwhite | fffaf0 |
forsetgreen | 228b22 |
fuchsia | ff00ff |
gainsboro | dcdcdc |
ghostwhite | f8f8ff |
gold | ffd700 |
goldenrod | daa520 |
gray | 808080 |
green | 008000 |
greenyellow | adfff0 |
honeydew | f0fff0 |
hotpink | ff69b4 |
indianred | cd5c5c |
indigo | 4b0082 |
ivory | fffff0 |
khaki | f0egfa |
lavender | e6e6fa |
lavenderblush | fff0f5 |
lawngreen | 7cfc00 |
lemonchiffon | fffacd |
lightblue | add8e6 |
lightcoral | f08080 |
lightcyan | e0ffff |
lightgoldenrodyellow | fafad2 |
lilghtgreen | 90ee90 |
lightgray | d3d3d3 |
lightsalmon | ffa07a |
lightseagreen | 20b2aa |
lightskyblue | 87cefa |
lightslategray | 778899 |
lightsteelblue | b0c4de |
lightyellow | ffffe0 |
lime | 00ff00 |
limegreen | 32cd32 |
linen | faf0eg |
magenta | ff00ff |
maroon | 800000 |
mediumaquamarine | 66cdaa |
mediumblue | 0000cd |
mediumorchid | ba55d3 |
mediumpurpie | 9370db |
mediumseagreen | 3cb371 |
mediumslateblue | 7b68ee |
mediumspringgreen | 00fa9a |
mediumturquoise | 48d1cc |
mediumvioletred | c71585 |
midnightblue | 191970 |
mintcream | f5fffa |
mistyrose | ffe4e1 |
moccasin | ffe4b5 |
navajowhite | ffdead |
navy | 000080 |
oldlace | fdf5e6 |
olive | 808000 |
olivedrab | 6b8e23 |
orange | ffa500 |
orangered | ff4500 |
orchid | da70d6 |
palegoldenrod | feee8aa |
palegreen | 98fb98 |
paleturquoise | afeeee |
palevioletred | db7093 |
papayawhip | ffefd5 |
peachpuff | ffdab9 |
peru | cd853f |
pink | ffc0cb |
plum | dda0dd |
powderblue | b0e0e6 |
pureredple | 808080 |
red | ff0000 |
rosybrown | bc8f8f |
rosyblue | 4169e1 |
saddnybrown | 8b4513 |
salmon | fa8072 |
sandybrown | f4a460 |
seagreen | 2e8b57 |
seashell | fff5ee |
sienna | a0522d |
silver | c0c0c0 |
skyblue | 87ceeb |
slateblue | 6a5acd |
slategray | 708090 |
snow | fffafa |
springgreen | 00ff7f |
steelblue | 4682b4 |
tan | d2b48c |
teal | 008080 |
thistle | d8bfd8 |
tomato | ff6347 |
turquoise | 40e0d0 |
violet | ee82ee |
wheat | f5deb3 |
white | ffffff |
whitesmoke | f5f5f5 |
yellow | ffff00 |
投稿者: 秋山繁治 日時: 00:59|パーマリンク | コメント (0)
2010年7月26日
修道院のシスターが珍しい昆虫を見つけたということで、「タマムシ」が生物教室に持ち込まれました。
タマムシの腹側
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:56|パーマリンク | コメント (0)
2010年7月25日
通りかかった道路脇に「やるき地蔵」の看板があったので、立ち寄ってみた。
やるき地蔵
水野邦夫さんに会って、「やる気地蔵さんの歳時記写真俳句1」をいただいた。
山間部の集落の様子を描いた俳句が掲載されていた。
「何でも
植えられている
山の畑に墓もある」
「子供の声なし
老人ばかり
住む家々」
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:20|パーマリンク | コメント (0)
2010年6月26日
SSH事業の一環として、成果を公開するためにおこなっている英語研究会を開催した。昨年(第一回)は、ES細胞の利用についての是非を問ったディベートと、バングラディッシュからの留学生(大学研究者)による講義であった。今回は、ディベートを取り入れたタイプの違う授業2つを公開した。参加者は、54人で、県外から30名(SSH関係26名+その他4名)、県内24名(SSH関係4名+その他20名)であった。
公開授業①は、生命科学コースの2年生によるディベートで、小学校の飼育動物についての課題研究にも関係した内容のシナリオディベートである。論題は、「日本の小学校で、飼育動物をペットとして飼うことを廃止すべきである」。生徒が実際に調査し、自分たちの論点で考え、英語で原稿を作成したものをディベート形式で発表した。
公開授業②は、NELP(Native English Language Program)の一年生によるディベートで、映画「ブタがいた教室」を視聴し、その内容と同じ論題でディベートをした。論題は、「清心女子高等学校は、ブタを飼育して、最後に殺して肉や他の製品にするというプログラムを実施すべきである」。NELPの生徒たちは、中1からネイティブ教師中心の授業を受けてきた生徒で、より自由な形でディベートに挑戦した。
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:29|パーマリンク | コメント (0)
2010年6月23日
広島大学理学部で、世界的な遺伝学者Jennifer Gravesの講演、そして、三浦研究室の院生と研究報告会にも出させていただき、研究を中心にいろいろな話を聞かせていただきました。一流の研究者は、高校の教員にも垣根なく優しく接していただけたことに感激しました。彼女は、NHK特集女と男(最新科学が読み解く性)の第3回で「男が消える?人類も消える?」の番組で、「将来Y染色体が消失する可能性がある」と示唆する科学者として登場しています。今日の講義の演題は、”Weired animal genomes and the evolution of mannmal sex chromosomes”であった。
染色体を比較
性決定様式の系統樹
Y染色体は消失するかも・・・
両棲研で、カエルの性決定の研究にアドバイス
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:06|パーマリンク | コメント (0)
2010年6月20日
生命科学コースの高校2年生10名、3年生1名と一緒に、2001年日本発生生物学会大会の市民公開講座『生物の再生・形・時計』に行った。講演者は3人、①「再生と再生医療を考える」の演題でndk(脳だらけ)遺伝子を見つけた京都大学理学研究科の阿形清和先生、②「動物体を形づくる」の演題で、理化学研究所発生再生科学総合研究センターの竹市雅俊先生、③「体内の時間について」の演題で理化学研究所発生再生科学総合研究センターの上田泰己先生であった。司会進行は、京都市内の高校生がつとめた。会場は満員で、立ち見が出たほど・・・。ロビーでモニター画面で講演を聞いていた人もいたほどであった。
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:20|パーマリンク | コメント (0)
2010年6月 9日
昨日、首都大の福田友子先生の講演で、有精卵の観察をしたが、心臓の拍動が観察できるまでに至っていなかったので、放課後、再度、ニワトリ胚の観察をおこなった。今回は、無事に心臓が拍動する姿を見ることができた。
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:57|パーマリンク | コメント (0)
山になっている建物の窓ガラスに激突する鳥は多い。岡山県の自然保護センターの窓には、鳥の激突を防ぐために猛禽類の飛ぶ姿を描いたシールが貼られている。本校の会議棟の窓ガラスも大きいので、今まで鳥も本校の教員もぶつかっている。緑の羽毛をしたアオバトも犠牲になっているのを見つけたこともある。教員はぶつかって、ガラスを割り、怪我を負った。その後、ビニールのテープが張られたが、今回のコゲラの事故は防げなかった。
すでに、死亡
コゲラかな?
投稿者: 秋山繁治 日時: 15:03|パーマリンク | コメント (0)
2010年5月28日
晴天に恵まれた体育祭。本校では中間試験後の5月下旬に体育祭を行う。9月は文化祭が開催される。
多くの保護者が観覧
平和な一日
投稿者: 秋山繁治 日時: 15:59|パーマリンク | コメント (0)
2010年5月21日
広島大学で6月20日(水)午後2時から4時に、「Y染色体は消滅する」との見解を述べられたJennifer Graves博士の講演があります。演題は「素晴らしく奇妙な動物のゲノム、性、そして人類の未来」で、場所は、広島大学西条キャンパス、理学研究科E棟002講義室です。
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:40|パーマリンク | コメント (0)
2010年3月23日から3月31日の日程で、ボルネオ島の北部マレーシア国サバ州で研修旅行を実施した。
3月23日から31日までの9日間の環境学習と国際理解を目的にしたボルネオ研修に高校生16名が参加した。この研修は、マレーシア国立サバ大学熱帯生物保全研究所と連携して実施しているものである。最初の2日間は生物の多様性を中心に扱った講義を受け、その後で世界遺産のキナバル公園、マングローブ林、キナバタガン川流域、海洋自然保護区で自然観察、森林火災の跡地での植樹体験などをしながら、自然保護・環境保全について学ぶ内容になっている。今年で4回目になる。
連日30度を超える赤道直下の熱帯。ムスリムから流れているイスラムの音楽。肌を出さないように長い布を纏った女性。立ち並ぶ真新しい住居。水上村近くに打ち上げられ集積したゴミ。リンギットという貨幣単位。巨大な大学のキャンパス。生物標本の保管庫はコクヨ(日本)製、初対面でもにこやかに笑顔を見せる人たち。一生懸命英語で話しかけてくる高校生。宿舎の食堂で給仕してくれた高校生と同年代の少女たちの笑顔。楊貴妃も好んで食べていたといわれている「ツバメの巣」の採取がおこなわれる巨大な洞窟。自然林を伐採してつくられたアブラヤシのプランテーション。口の中に広がる果物の女王マンゴスチンの味。川岸で休憩しているワニ。テングザル。サイチョウ。道路脇まで迫ってくる山火事。
これまで多くの生徒が想定していた外国は、「欧米」ではなかっただろうか。その彼女たちの目の前に広がる光景はどのようにうつったのだろうか。世界にはいろいろな異文化があること、そして、日本はアジアにあるということを再認識してもらえたと考えている。
投稿者: 秋山繁治 日時: 13:19|パーマリンク | コメント (0)
2010年5月 5日
果物屋さんが陳列したさまざまな果物の色の鮮やかさが眩しかった。買いもしないのに、デジカメを持ちこんで、すべての果物の姿を撮影した。
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:16|パーマリンク | コメント (0)
2010年5月 1日
Lock and Dam No.1は、ミシシッピー川上流部で、ミネソタ川とミシシッピー川の合流のすぐ北、ミネアポリスとセイント・ポールの間に位置しています。ダムの部分はフォード社が所有し、管理はUS Army Corps of Engineersがしています Armyは陸軍のことですが、アメリカでは河川は陸軍の管理下で、壊れた堤防を修理するのも彼らの仕事です。US Army Corps of Engineersは、「陸軍工兵部隊」と日本語で訳されていますが、軍人と民間人で構成され、ダム作ったり、堤防を作ったりしている軍隊だということです。
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:44|パーマリンク | コメント (0)
ホームステイさせていただいている方が、ミネソタ大学に社会人として勉強のために通っているので、その伝手で、サンショウウオやカメを見ることができる場所を問い合わせていただいたところ、大学に附設されている自然史博物館(Bill museum)に、飼育されているという情報が得られた。猶予は1日しかないので、朝からミネソタ大学に向かった。そして、幸運にも、トラフサンショウウオ(Tiger Salamander)とカメ(Painted Turtle)に会うことができた。
展示
カメは子どもの人気者
トラフサンショウウオ
両生類の餌
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:26|パーマリンク | コメント (0)
Seishin Girls’ High School
AKIYAMA Shigeharu
1. Introduction
Twenty years ago, my colleague brought to my biology laboratory a cluster of strange-looking banana shaped egg sacs from the paddy fields. In those days, I did not really like walking in the mountains or paddy fields. I hated the bees and snakes in these places. Nor did I care much for the amphibians. However, as I observed those eggs incubating, something changed and I became interested in the small creatures inside. These eggs later hatched and from them came some kind of fish with external gills. They turned out to be what are called clouded salamanders. Two years later, I was able to have those salamanders lay unfertilized eggs in my laboratory and after that my chief interest became focused on how to fertilize salamander eggs in my laboratory. I have since succeeded in breeding numerous kinds of amphibians such as “Oita salamanders” and “Anderson’s alligator salamanders”.
My laboratory, now filled with the various kinds of creatures I have bred, might well be called an amphibian zoo. My students visit my laboratory every day to feed the creatures and study their behavior. Doing outdoor research with my students has allowed me to witness first hand the destruction of amphibian habitats. This has encouraged me to start thinking about what things can be done to improve the current situation. I have also realized that there is a strong connection between what is happening in amphibian habitats and greater environmental issues.
Indeed, I myself have learned tremendously through keeping those small creatures. Through my experience teaching students about breeding amphibians, I better understand the educational value hands-on encounters with natural world. Simply put, in science, “knowledge” is not enough. We need “real experience”. We need to touch; to feel; to hear, smell and taste (Please do not eat the salamanders). I believe that such contact with nature is instrumental for cultivating student interest in science as well as nourishing a scientific way of thinking.
2. Real-life Encounters with Creatures
Two primary objectives of science education at the elementary school level are cultivating a love of nature and developing the ability to solve problems. All elementary school students take the subject “Seikatsu-ka”, in which they experience taking care of animals. I decided to give my students the assignment of writing a research report on how their own elementary schools are taking care of their school pets and how they are using those pets for educational purposes. I have been giving this research assignment to my students annually since 1999. To my surprise, some students enclosed in their report a photo of a notice attached to the animal cages which read, “Keep away from this cage! Students responsible for feeding only!” I thought to myself, what is the point of keeping animals if nearly no one can interact with them? Not surprisingly, my students seem to be lacking in memories of seeing their school animals. I thus decided a few years ago to send out questionnaires to all the elementary schools in my prefecture, Okayama, in order to find out how they were taking care of their animals. This research revealed some eye-opening results.
Rabbits – cute and cuddly - are the most popular animals kept at schools here. However, 54 percent of the schools surveyed could not tell whether their rabbits were female or male. As a result, 65 percent were keeping males mixed with females and 91 percent were keeping their rabbits without using any kind of population control treatment. Some schools were keeping as many as 40 rabbits. Since the school teachers do not have the proper understanding of the animals’ behaviors, they are confronted by numerous difficulties. However, what surprised me most was that during the past ten years three students were denied entry when they tried to visit the elementary school from which they graduated. I do not know exactly the reason the students were prevented from seeing the animals, however the schools might be aware of some problems in their dealings with their pets.
The Governmental Educational Council feels keeping animals at schools helps deliver the Heart-Enriching education they wish to give students. At schools, however, numerous problems prevent this from happening: teachers’ lack of knowledge, insufficient financial support for keeping animals, and the burdens of keeping living creatures. These conditions, as well as the current issue of “Bird Flu” make many educators reluctant to keep animals at school.
So when asked the question: “What would make you sadder, the death of a pet at home or the death of a pet at school?, nearly all students reply “a pet at home.” The reason for this reaction simple: the more contact children have with an animal, the more attachment they will feel to it. So yes, rabbits can be good creatures to keep at school, so long as we limit their number to two or three and use suitable population control treatments. Using animals to enrich the hearts of students is good thinking, but the teachers need to be knowledgeable and the students must be able to have contact with the animals.
3. Female students’ lack of encounters with nature
Here in Japan, only a limited number of females are active in scientific fields. As a result of cultural norms and historical circumstance, our country has held a negative attitude toward women’s participation in prominent academic occupations. A white paper from the Ministry of Education showed that even elementary school students have strong ideas of gender roles. The paper pointed out that “all children are having fewer and fewer opportunities for contact with nature and the world beyond the home, the kind of experiences that are crucial for children’s further development.” Having less contact with nature might be one of the main causes for children’s – and especially women’s - decreased interest in science fields.
Seventh graders were asked, “Do you go catching insects?” 59.3 percent of boys interested in science answered “yes”, whereas only 35.9 percent of boys with no interest in science answered “yes”. The girls’ reactions were very different from those of boys. Only 35.9 percent of girls interested in science answered “yes, I go catching insects” whereas 27.7 percent of girls without interest in science answered “yes.”
The survey indicates that girls are likely to have much less contact with nature compared to boys, most likely due to biased views of gender roles. When students do experiments in class, girls are likely to assume assisting roles to boys, and not take on leading roles. The fact that only a limited number of girls take courses in science is, I believe, in part a result of their limited opportunities for experiencing nature. So, in order to increase the number of female scientists, we need to have programs that enable girls to experience nature first hand.
4. Building a program around contact with nature in the high school education curriculum.
Since my school is a girls’ high school, all the activities, such as Student Council activities as well as club activities, are carried out by female students. This also means that our school provides an ideal circumstance for training girls to positively take leadership in school activities. I therefore initiated the program for female students to cultivate their interest in scientific fields. I believe in the value of this because Japan has only a limited number of female scientists as compared with the rest of the world.
In 2006 we were designated by Ministry of Education as a Super Science High School and for the past four years, we have been building a unique school curriculum. We also established the “Life Science Course” in our school curriculum in which we provide students with numerous opportunities for field study. We focused on this because in Japan, the life science field is among the most popular areas for female scientists.
5. Content of our educational program for “Life Science Course” The Life Science Course incorporates three core elements in order to give students hands-on experience in the natural world: ① Study Workshops which foster students interest in scientific fields; ② Experiments with university researchers; ③ Research assignments. All of these programs are being carried out with the gracious assistance of neighboring university researchers
① Study Workshops
Our program provides a 5-day Field Study Workshop for first year students, and a 4-day study workshop in Okinawa for second year students. A Study Workshop in Borneo is available for students of all grades, if they wish to participate.
At the Field Study Workshop, students learn about the forests and environmental issues from university lecturers and from hands-on research training. Activities include measuring and calculating the amount of carbon dioxide absorbed by an assigned area of the forests.
At the Okinawa Study Workshop, students listen to research workers’ lectures concerning the behavior of local animals such as wildcats and bats. They also have a chance to observe the plants and animals in mangrove forests as well as sea life while snorkeling and kayaking.
At the Borneo Study Workshop, students attend Sabah University where they listen to lectures on plants and animals by resident professors. They also observe the plants and animals of Kinabalu Park(World Heritage) as well as the area along the Kinabatangan River. During this program, our students have the opportunity to interact with Malaysian high school students by giving presentations on their individual research in English.
② Experiments at neighboring universities
In addition to ordinary classes, we visit our neighboring universities which allows our students to gain experience doing experiments with professional researchers. In the classes called “Life Science PracticeⅠ”and “Life Science PracticeⅡ”, our students learn applied life science at a level far beyond the that of high school science textbooks.
For “Life Science PracticeⅠ”we have formed a relationship with Fukuyama University. This relationship makes it possible for our students to get inside the university research laboratories. The students learn the fundamentals of the specialized areas of marine biotechnology and applied biological science.
For “Life Science PracticeⅡ, we have formed a relationship with the Okayama University of Science. There students are able to practice such things as DNA extraction.
③ Research Assignments
Students can choose the research topics from three different groups. I instruct the group of students whose interests are urodele amphibians and yeast.
The aims of our research on the urodele amphibians are as follows: to establish the procedures of artificial fertilization, to raise the ratio of normal hatching, to prolong the capability of eggs and sperm to achieve fertilization, to find the proper density for keeping larvae, feeding them and preventing canibalism.
As for our research on yeast, we are tackling the issues of classifying yeast extracted from flowers and fruits As the yeasts inhabit the different kinds of flowers, analyzing the relations between the yeasts and the flowers may reveal something useful in understanding the ecosystem and related ecological issues. We classify the yeasts in accordance with the shapes observed under microscopes, the DNA arrangements, the electrophoretic karyotyping, and their fermentation capacities.
6. The program’s effects on our students The SSH (Super Science High School) project offered us the opportunity to build an unprecedented program for female students. Focusing on providing practical “encounters” with nature, our curriculum forces our students to take positive leadership in their research activities, and to develop their presentation skills which are integral for communicating with an international audience. The other favorable effects on our students are shown in the charts below.
This year, our students are not planning to go out to distant areas for their
research activities. We have chosen to stay in our local area and take a closer look at natural creatures around our school - our institution stands on a hill surrounded by trees and paddy fields.
Currently, observing the plants on the hill and the creatures inhabiting in paddy
fields are among the students’ research assignments. Students are now eager to find out about the behaviors of the local Reeves’s pond turtles and Red-ear sliders. They will employ the “mark-and-recapture method” as well as “biotelemetry”. We would like to further continue providing education focusing on this kind of contact with animals and with nature.
I would like to finish with an interesting bit of information from a survey conducted by Dr. Hishoshi Nakano. In that survey one third of elementary school children answered yes when asked whether they thought dead people could live again. This was reported in newspaper articles, and critics suggested that something was desperately lacking in the education curriculum. What was lacking, many argued, was the ‘Heart-Enriching education’ which is to say the study of life and the living world. But without encountering that living world as it is, such heart-enriching education is simply not possible. I wonder if this is only true with elementary school children. What about junior high school students and high school students? What about college students, and moreover, even adults?
It is my firm belief that in our age, for all generations, real-life encounters with nature are indispensable to our education, and to live our lives as humans.
投稿者: 秋山繁治 日時: 13:42|パーマリンク | コメント (0)
2010年4月28日
学校前の道路を挟んでダッジ・ネーチャーセンター(Dadge Nature Center)がある。ガーロー・エンバイラメンタル・マグネット・スクールの教育に、そこの自然観察指導員が直接授業を展開しているのにびっくりした。小高い丘を利用して、生徒を自然の中で遊ばせることが重要だと再認識させられた。野生のシカや七面鳥に出会うなどの偶然起こった出来事(計画された?)も面白かった。
山道を進むと
七面鳥が登場
山で遊ぶ
火遊びもOK
保護者の出迎え
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:01|パーマリンク | コメント (0)
Garlough Enviromental Magnet Schoolを訪問した。午前中は、教室での公開授業(子どもの発問に対する応答を重視)、体育館でのマスゲーム(オリンピックなどをテーマにして在校生徒全体の一体感を重視、いろいろな旗を持って運動)などを見せていただいた。
関係者の挨拶
公開授業
学校飼育動物・トカゲ
学校飼育動物・ヒキガエル
マスゲーム
マスゲーム
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:44|パーマリンク | コメント (1)
2010年4月25日
田崎和江(ベトナム、ホーチミン在住)先生からの便り
2010年4月30日はベトナム戦争の終戦記念日で休日です。ホーチミン市の公園には沢山の立て看板、赤の地に黄色の星の国旗、ベトナム戦争当時の写真パネルが道行く人々の足を止めています。枯葉剤で丸坊主となったジャングル、母と息子の再会、逃げまどう老人と子供、いずれも胸が痛くなる写真です。あれから35年。復興と発展の中にも、1975年に始まったベトナム戦争はあちこちに爪痕を残しています。4月30日の集会は昨年9月2日に行われたホーチミン没40回忌と同様の集会イベントが企画されていますが、デモ行進は禁止されているのでありません。
世界各国からのホーチミンやハノイへの工業進出は目覚ましく、あちこちに広大な工業団地と高層ビル、高速道路の建設が進んでいます。車とバイクの洪水にともなう大気汚染、工場廃水による河川汚染が進む中、確実に雇用は促進されています。特に、日本、アメリカ、中国、韓国の企業の進出がめざましく、それにともなってあちこちの語学学校は盛況です。第一外国語は英語、次が日本語です。英語は比較的簡単にどこでも学習できますが、日本語は指導者不足。卒業したての能力試験2級をとったベトナム人学生が、すぐに先生になり教え始めます。日本に行ったこともなく、周囲に日本人もおらず、彼らは日本語を話す機会もありません。
先日はドンナイ省ビエンフォア(ベトナム戦争が激しかったところ)の郊外で、マンションの一室で開かれている日本語勉強教室によばれました。80名の生徒が夕方6時から8時半まで学んでいますが、ほとんどが日本企業に勤めるベトナム人労働者でした。部屋には国旗、こいのぼり、風呂敷、のれんが掛かっていました。彼らにとって、私は初めて見る日本人女性(それも年とった?)です。恥ずかしそうに、少しの日本語、少しの英語、ベトナム語を交えて授業と交流会をしました。彼らにとって、日本企業に就職できたことは<Chanceであり、日本語の勉強にChallenge して、今の生活をよりよく Changeさせる>という3CHです。
ベトナム戦争直後、海外に渡った、いわゆるボートピープルはどうしているでしょうか。最近、日本とカナダに渡ったベトナム人3組にお会いしました。Aさんは40年前に留学先の日本にそのままとどまり、辛苦の末に日本企業に就職し、ベトナム支社の幹部として3-4年前にベトナムに戻ってきました。流暢な日本語で、日本人とベトナム人との考え方の違いをとうとうと語ってくださいました。Bさんは35年前に日本に渡り、言葉ができないので、食品や縫製の工場労働者として、時給600円から800円で働き、サービス残業も2時間して、やっと生活しています。母親の法事で5年ぶりにベトナムに一時帰国しました。独立した子供たちとも別居しているので<一人でとてもさびしい>と涙ながらに、たどたどしい日本語で話してくださいました。Cさんは日本人と結婚して、一族でカナダに渡りました。親戚は医者、薬剤師、薬局経営などめぐまれた職業について安定した生活を送っています。Cさんは7年ぶりに一時帰国しましたが、<老後はやはりベトナムでくらしたい>と言っておられました。
海外に渡らなかったベトナム人も就職は厳しく、学歴、技術、資格のない人は似たような職業を、少しでも給料の高いところをと転々とします。北のハノイより南のホーチミンの方に仕事があるということで、子供を年寄りに任せ、出稼ぎにきた夫婦は、道路工事現場の日雇い仕事を転々とします。入り口にドアーが一つだけあるコンクリートの長屋に住み、その部屋にも5-6人が寝泊まりしている状況です。最近、教育学部を卒業した女性が私の家に1カ月ほど滞在しました。教職をさがしましたが結局見つからず、物価の安い田舎で店員の仕事に就くと言って帰りました。日本も失業、ニート、派遣社員、パート、期限付きと厳しい状況ですが、ベトナムも世界不況の波の中にいます。しかし、最近、自家用飛行機を買った2名のベトナム人の金持ちが話題になりました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 10:53|パーマリンク | コメント (0)
現地時間で午後3時過ぎにダラス空港に到着しました。明日からアメリカでのESD日米教員交流プログラムが始まります。
投稿者: 秋山繁治 日時: 07:06|パーマリンク | コメント (0)
2010年4月24日
文部科学省がESDに取り組み始めて、構想から2年を経て、両政府が共同出資で運営する教員の交流会が始まった。この「ESD日米教員交流プログラム」は、第一回目(新規事業)である。出発前のオリエンテーションが成田で行われた。最初は、日米教育委員会(フルブライト・ジャパン)事務局長のデビット・サンダーホワイトの話で始まり、続いてユネスコ・アジア文化センター、文部科学省大臣官房国際課国際協力政策室から挨拶があり、最後に日本ユネスコ国内委員会委員の拓殖大学名誉教授草原克豪先生から「日本の教育制度からみたアメリカの教育制度」という題で講演を拝聴させていただいた。
拓殖大学名誉教授 草原克豪先生の話
参加者が1分間の自己紹介
投稿者: 秋山繁治 日時: 13:00|パーマリンク | コメント (0)
2010年4月22日
4月24日から5月8日まで、ESD日米教員交流会プログラムに参加します。アメリカでもインターネットが接続できれば、このブログに活動内容を紹介できると考えています。
ESD日米教員交流プログラムの紹介
【開発の背景】
ESD日米教員交流プログラムは、日米両国政府(文部科学省と米国国務省)の共同提案により、両国政府で資金を分担し、平成21年度より日米の教員を対象とした新規事業として発足しました。このプログラムは、ESD(Education for Sustainable Development:持続発展教育)を共通のテーマとし、日米間で教員の相互交流、意見交換、共同研究を行うことにより、日米の教育交流とESDの推進を図ることを目的としています。日本教員米国派遣プログラムは日米教員の交流のうち、日本から48名の小中高等学校でESDに取り組んでいる、ならびに取り組みに関心をもつ教員(教育委員会等の職員を含む)を米国へ派遣するものです。
【目的】
(1) 両国の教員交流推進により日米両国の相互理解と友好を促進する。
(2) 持続発展教育(ESD)をテーマに、地域の実例を知るとともに、意見交換、共同研究による日米の教育交流をはかる。
投稿者: 秋山繁治 日時: 14:46|パーマリンク | コメント (0)
2010年4月19日
カメをテレメトリーで調べるための発信器をアメリカに発注していた。完成予定は4月26日であったが、それより1週間早く到着した。直接アメリカに注文する方法については、カナダから来れれた本校の英会話の先生に教えていただき、銀行にも同行してもらって無事に振り込むことができた。ネーティブの教員が多いので、このようなときに本校は便利・・・・。
箱を開けてみると・・
投稿者: 秋山繁治 日時: 14:28|パーマリンク | コメント (0)
2010年4月17日
今日は久しぶりの晴天。昨日まで雨の日が多かったことが原因だろうか。自宅の木のガの幼虫が一斉に動き出した。家の壁まで、よじ登っていて、殺虫剤で退治しなければならないほどの数で、その数は数千かも。最初に見つけたのは、庭木の根元部分に蠢く模様(ガの幼虫の塊)。次に、クモの巣のように幹に張り付いている被膜を剥がすと、そこにもガの幼虫。後ろを振り返ると、自宅の壁にも這い上がっている幼虫たちを確認。他の家の庭木や山の木々は大丈夫なのだろうか。我が家だけの珍事だったら、いいのだが・・・・。
数多くのガの幼虫
木の幹にある薄い被膜をはがしてみると・・・
そこにもガの幼虫がいた
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:03|パーマリンク | コメント (0)
2010年4月14日
新学期、生命科学コースは、最初の「生命科学課題研究」の時間があったが、前年からの研究内容や実験技術、機器の使い方などは放課後に3年生が教える。今日は、酵母の実験について、培地の作り方とオートクレーブの使い方について、先輩が後輩に伝授していた。
培地の調整の仕方
オートクレーブの使い方
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:29|パーマリンク | コメント (0)
2010年4月13日
約4時間トラップをしかけて、合計で18匹のカメを捕獲できた。昨年、捕獲したものには、甲羅に穴を空けて標識しているので、再捕獲したものは区別できる。その結果は、ミシシッピアカミミガメ16匹(再捕獲9匹、新規7匹)、クサガメ2匹(再捕獲1匹、新規1匹)であった。
【注意】 カメの標識については、他の地域の標識(自然保護センターなどで標識)と重ならないようにしたいので、岡山県内で標識をされる場合は本校に連絡していただきたい。
捕獲個体のチェック
今回捕獲したカメ
学校周辺の水田地帯(調査場所)
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:35|パーマリンク | コメント (0)
カメも動き出したので、生命科学コース2年生でのカメの調査を始めた。1時間目に、学校周辺の水田地帯の水路に22個のトラップをしかけた。餌のつけ方を教えてから、調査場所でトラップの設置の仕方を指示した。
生徒自ら餌を付ける
トラップの設置の方法を学ぶ
受け持った場所へ向かう
水田の畦を進む
トラップを設置
投稿者: 秋山繁治 日時: 12:23|パーマリンク | コメント (0)
2010年4月 4日
自宅裏に、動物が二匹。飼っているミイ(猫)は見ても反応なし。鳥や猫なら騒ぎ出すのに関心を示さない。僕の判断では、皮膚病に罹ったタヌキと思えるのですが、なんだと思いますか。日向ぼっこをしているようです。
タヌキかな?
投稿者: 秋山繁治 日時: 14:10|パーマリンク | コメント (0)
2010年3月22日
自宅の水仙の株を学校の庭に植えているが、学校の開花期はずいぶん遅い。今が満開。
僕は明日から高校1年生15名を引率してボルネオネオに行きますが、今日も生物教室で夜中まで実験をしています。課題研究に取り組んでいる高校2年生の生徒も、30日の日本薬学会の発表に向けて、夕方までパワーポイントを作っていました。発表の直前の仕上げの時期に担当の僕がいないので、3月28日の北公民館、3月29日の東京大学、3月30日の岡山大学に参加されて、生徒だけの準備で挑んでいることをご理解ください。暖かく応援してやってください。
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:58|パーマリンク | コメント (0)
2010年3月16日
岡山県北部のアカハライモリは、まだ活動していませんでした。水中にイモリの塊も見つけましたが、捕獲すると背を反らしたような姿勢で動かないので、配偶行動をすることはないと考えられます。
水路はシャーベット状
捕獲したアカハライモリ
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:08|パーマリンク | コメント (0)
2010年3月 9日
岡山では珍しい雪です。午後には溶けてしまいました。生物教室の裏側の芝生の様子です(午後2時)。
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:59|パーマリンク | コメント (0)
2010年3月 7日
3月6日と7日の二日間、倉敷芸文館で「倉敷市立短大 子ども劇場」の公演された。僕が担当している「生命科学」という講義の受講者も出演しているので昨年から、観に行かせていただいている。すごく真剣で、取り組む姿勢の素晴らしさに感心する。ここまで仕上げる指導者の力量もすごいと評価するとともに自分自身も頑張ろうという気になる。短大生は高校生よりエネルギッシュだ・・・すごい。内容は、①話と音楽、②人形劇、③劇の三本立てだった。
人形劇「ほっぴいの夏休み」
劇「ももたろう」:誕生
劇「ももたろう」:鬼ヶ島へ
最後の舞台挨拶
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:08|パーマリンク | コメント (0)
2010年2月28日
「難が転ずる」ように縁起をかついで、ナンテンの種を家の庭に撒きました。いろいろな災難がくるのを守ってくれる結界になるでしょうか。12月末に、ナンテンの赤い実を採取し、皮を剥いで、冷蔵庫に2ヶ月間ねかすと、茶色に変色します。その状態で撒くと発芽率がいいようです。
表面が茶色に変化
投稿者: 秋山繁治 日時: 08:01|パーマリンク | コメント (0)
2010年2月21日
何も考えずに、ひたすら自動車を走らせていたら、美しい風景に惹かれて写真を撮ることにした。登山口には、注意書きがあった(遭難した人もいることを想像した)。由布岳は標高は1584で、トロイデ型の死火山で裾野を広く引いた姿は美しく富士山に似ており豊後富士と呼ばれる。
登山者への注意
由布岳の全貌
由布岳の山頂部
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:47|パーマリンク | コメント (0)
2010年1月 4日
今年の干支は、「トラ」です。「トラ」はネコ科です。ライオン、チーター、ジャガーもみんなネコ科です。1番小さくて弱そうなネコが代表して、「ネコ科」なんですよね。「干支を決める競争」も負けて、干支に入れなかったそうですが、同じネコ科のトラが入っているのでしから、今年は「ネコ科の年」と言えます。「科」や「属」の名は、その分類群で最もよく知られる属や種の名によって代表されるので、「ネコ科」なのです。うちのキジトラは、ネコ科ネコ属ヤマネコ種の1亜種「イエネコ」です。5歳になります。
ミイも強そう。メスです。
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:49|パーマリンク | コメント (1)
2009年12月25日
細胞は自ら死ぬプログラムが組み込まれている。寿命をもたない生き物やがん細胞の研究から「寿命」を考えるという特集がNHKで放送される。解説者として、本校に講演に来られた阿形清和(京都大学理学研究科教授)が出演されている。
アポトーシス(細胞の自己死)が正常に働かない癌細胞にアポトーシスを起こさせる制がん剤の開発が始まっっている。また、プラナリアという全能性幹細胞を持ち、寿命がない生物の研究から、ヒト細胞をプラナリアのように分化前の状態に戻す再生医療の研究も行われている。「寿命とは何か」を研究する最前線の情報を伝えている。
阿形先生の京都大学、高次情報形成学講座 生体情報発生分野分子発生学分科では、本校の卒業生も博士後期課程で研究に取り組んでいる。
http://mdb.biophys.kyoto-u.ac.jp/
投稿者: 秋山繁治 日時: 07:51|パーマリンク | コメント (0)
2009年12月24日
明日は、SSH情報交換会。富士山がくっきり見えたことを嬉しがっている人が僕以外に一名いた。一生懸命に携帯で写真を撮っていた。研究する上で大切な姿勢は、「その場その場で最善を尽くすこと」、「自分にできる範囲を知る」、「不幸を他人のせいにしない」、「やっているうちに面白くなるものである」。SSHを通して、生徒の未来を切り開くことはできるが、僕自身は、一生研究できる環境は与えられないのかもしれないという不安がよぎる。自分の能力のせいだよね。でも、ぶざまかもしれないが前向きに取り組むのが僕の生き方です。
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:10|パーマリンク | コメント (0)
2009年12月13日
ナンテンの種を蒔いてから9カ月、ついにナンテンの苗が育っている。最初は、草の苗かと思っていたが、一列に生えてきたので、自分で蒔いたナンテンだとわかった。庭には、私が生まれる前からナンテンがあったというのに、芽生えをみたことがなかった。自分で育てて初めて、わかることは多い。
ナンテンの芽生え
葉が増えています
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:16|パーマリンク | コメント (0)
2009年12月 4日
今年度から始まった慶應大学の未来の科学者養成講座「はばたけ!世界を先導する医学者へ」事業の一環で、高校生の課題研究に、大学の研究者が協力するシステムが動いている。今日は、本校に来られて、実験の進め方について話し合った。現在、生徒が手がけているオオイタサンショウウオの幼生の実験をさらに進歩させた研究になりそうだ。
飼育下での繁殖について解説
生徒が今進めている幼生の研究について解説
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:19|パーマリンク | コメント (0)
2009年11月 6日
吉田南総合館東棟共東41講義室で11月6日(金)16:00~18:00に、女性科学者支援に関連したシンポジウムが開かれた。研究助成制度の説明と女性研究者の講演を3つ聞かせていただいた。特に印象に残ったのは、日本大学の松下先生で、明るく屈託がない話方で、女性として自立した研究室を構えることの重要性を説かれた。
■「さまざまな若手研究者育成支援制度について」
京都大学研究推進部研究推進課
■演題 「大学だからこそなれる「ごみ研究者」」
浅利 美鈴 (京都大学環境保全センター助教)
■演題 「新米ママ、実験系研究室を運営する」
松下 祥子 (日本大学文理学部物理生命システム科学科准教授)
研究室の仲間たち
■演題 「独自性を求めて」
田邊 玲子 (京都大学人間・環境学研究科教授)
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:32|パーマリンク | コメント (0)
2009年9月27日
野生の花酵母を採取する材料を得るために日曜日は県中部から北部を彷徨った。学校周辺では稲刈りは始っていないが、北部の水田は黄金色で、稲刈りを終了したところもあった。
よく実った稲穂
稲刈りが終了した水田
ススキも群生
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:44|パーマリンク | コメント (1)
2009年9月23日
ヒガンバナが咲き、ハギや多くのイネ科の植物が穂に実をつける季節になった。今年一年、土日は草抜きに費やした時間が多かった。また、ハギの根の抜きにくさ、種子の拡散していく力に絶句した。カタバミもしぶとい。草は滅びない・・・(環境汚染を考えると除草剤は使えない)。
ピラカンサス
アップルミント
ナンテン
ナンキンハゼ
アベマキ
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:35|パーマリンク | コメント (0)
2009年9月15日
学校周辺が水田なので、いろいろな生き物が出現する。小型サンショウウオやイモリ、カメを研究対象にして高校生は研究している。今年度は、熱心な中学1年生が生物教室に出入りしているので、研究対象をヌマガエルにしようと考えている。まず、中学生と一緒にヌマカエルを捕獲しに、丘の下の水田に向けて出発した。水田を探し回って、やっと5匹ゲットした。水槽に入れて喜んで鑑賞していた。中学生が継続して研究してくれるかどうかは未知。中学生は、いろいろなことに興味を持つ年代だから、いつ気が変わるかわからない。でも、頑張って欲しい。
ヌマガエルを求めて
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:24|パーマリンク | コメント (0)
備前市でオオマリコケムシを確認したのは10年以上前で、新聞でも話題になった。ついに、倉敷市にも出現したということだ、水路などに溜まって、農業用水の流れに支障をきたすと聞いているが・・・。大発生しないことを祈る。
大きいものは自転車の車輪くらい
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:16|パーマリンク | コメント (0)
2009年9月13日
清心中学校・清心女子高等学校の文化祭が開催された(日曜日で公開)。今年度のテーマは、「一期一会」。多くの卒業生に来ていただいて、楽しく一日を過ごせた。
社会福祉部は、施設でつくったお菓子を販売
美術部の展示
中学生の演劇
寄付された古書の販売
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:25|パーマリンク | コメント (0)
2009年9月 8日
今年の7月に変態したばかりのヌマガエル(アルビノ)が一昨日(9月6日)から動きが少なくなり、土を掘って潜むような行動をし始めた。
半分、土の中
二匹並んで土の中
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:23|パーマリンク | コメント (0)
今日はサンショウウオの餌やりに来た生徒が多かった。生物部だけでなく、中学生から高校生まで、いろんな人が来てくれた。
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:04|パーマリンク | コメント (0)
トラップを仕掛けて、6時間後にトラップを点検した。22地点のうち、11地点で捕獲。クサガメ10匹、ミシシッピーアカミミガメが9匹で、合計で19匹を捕まえた。
捕獲の成果は?
一つのトラップに6匹が最多
持ち帰って、データ収集
甲羅の長さ(背側・腹側)の計測
重さの測定
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:50|パーマリンク | コメント (0)
2009年9月 7日
自宅の池にトノサマガエル、ヌマガエル、シマヘビが出現するようになりました。サンショウウオに危害が及ばないように祈っています。
投稿者: 秋山繁治 日時: 14:53|パーマリンク | コメント (0)
2009年8月14日
台風9号の影響で、9日夜から豪雨が西日本を襲った。幼い子どもを持つ家族をのみ込む悲惨な事故が起きた。翌日は、自宅近くを流れる吉井川(県北部から流れる一級河川)も増水して泥水のような状態になっていた。今日は朝から夏らしい快晴なので、自転車で河川敷を走ってみると、吉井川の岸沿いにゴミの塊があった。木材、竹に混じって、ペットボトル、スプレー缶、スコップなどが漂着していた。
自転車と大きさを比較
ペットボトルやスプレー缶が混じって
投稿者: 秋山繁治 日時: 12:46|パーマリンク | コメント (0)
2009年8月12日
慶應大学の協力のもとで科学研究を進めていくプログラムが、この8月から1年間の予定で始まった。今回は、生徒(生命科学コース2年生)と私の二人が参加し、8月11日、8月12日の2日間、指導を受けた。全国からの参加希望者は50人以上であったが、その中から15名を選んだそうである。
最初に、プログラムの概要説明
実習テキスト
マイクロピペットを使用
実習の説明
マウスの解剖
電気泳動の実習
【生徒の報告】
今回は、基本的な実験操作の説明、3つの実習、交流がメインだった。最初に、試薬の量り方、マイクロピペットの使用法、ガラス洗浄の方法を学び、その後、ABO式血液型判定、マウスの解剖、遺伝子解析の実習や講義を受けた。
その中でも特に印象的だったのは、薬の動物試験についての話と、マウスの解剖実習だった。一つの薬が使えるようになるまで14年以上もかかると聞いて驚いた。医学分野は最新技術を次々に取り入れている、というイメージが強かったためだ。しかし、ヒトに使用するためには慎重な試験が不可欠だということを再認識した。
マウスの実習では、麻酔の方法として、尾部注射、皮下注射、胃に直接投与の3種あるが、胃に直接入れる方法を見せていただいた。マウスに軽く麻酔をかけてから、針金のようなものを口から気道を避け食道に入れる。マウスは途中で麻酔が切れれば暴れるし、気道・食道共に直径1mm程度で非常に細いので、神経を使う作業だ。薬理実験ならば、2年間、毎日50~80匹のマウスに薬を投与する必要があるのだから大変だ(薬の認可には、さらに毒性試験が2年、ヒトでの試験が計5~6年ある)。
実際に、マウスを解剖させていただいた。主に消化系、循環系、生殖器系を順番に確認したが、口から肛門まで消化系が繋がっていることを確認でき、感動した。「すい臓を探してごらん」と言われたが見つけられず、結局教えていただいたところ、脂肪か小腸の一部だと思っていたものがすい臓だった。すい臓は肝臓から小腸まで広い範囲に付着しているので、人間の手術の場合でもすい臓癌は技術的に難しいそうだ。脳の構造も見ることができた。視神経や聴神経が確認できた。神経は背骨に沿って枝分かれして全身に広がっており、脳が全身を操っていることを実感した。マウスは嗅覚が発達しているため、ヒトとは違い、鼻の先まで脳が詰まっていた。マウスがよく匂いを嗅ぐ仕草をするのを思いだして、感動した。
最後に、全国の自然科学や医学に興味がある人と交流が持てたことが嬉しかった。いろいろな地域から集まってきた人たちとの話は新鮮で興味深かった。自分もまだまだ頑張ろうというやる気を貰うことができ、今後の活動の励みになった。
【「はばたけ、世界を先導する医学者へ」事業2009年度予定】
2009年8月11日(火) キックオフミーティング(日吉キャンパス)
2009年8月12日(水) 研究基本操作講習(日吉キャンパス)
2009年12月18日(金) 医学部・病院見学(信濃町キャンパス)
2009年12月19日(土) 再生医学分野講演・福田惠一教授(信濃町キャンパス)
2010年8月9日(土) 研究発表会
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:52|パーマリンク | コメント (0)
2009年8月 1日
高校1年生の蒜山研修で、データ整理の後を済ませてから、全員でブナ林に向かった。2006年度にブナの苗を調査したが、今回3年目を迎えて、ほとんどの苗が全滅していた。ブナの幼樹が育ちにくいことを実感した。それから、今年は、ブナの実が大豊作であった。だいたい5年に一度だといわれている。
ブナの幼樹調査
ブナの実
たくさんのブナの実
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:03|パーマリンク | コメント (0)
2009年7月22日
アカハライモリの採取に出かけて、民家にアジサイが多く植えてあることに気づいた。両生類を追っかけて、20年は通っているのに、今まで花なんて目に入らなかった。家で、植木をいじったり、草抜きをすることが多くなったが、年取った証拠かもしれない・・・。よく見ると、いろいろなアジサイがある。
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:09|パーマリンク | コメント (0)
2009年7月19日
今年もサンショウウオの観察会の講師をさせていただいた。午前中は、都民の森の中にある渓流でサンショウウオを探した。ハコネサンショウウオ、ヒダサンショウウオが結構たくさん取れた。簡単に幼生の説明をして、昼食をしてから、展示室に帰り、午後から2時間程度、有尾両生類の話をした。日本にいるサンショウウオの多様性、その分布、飼育下での繁殖などについて説明した。・
渓流でサンショウウオ探し
サンショウウオを撮影
ハコネサンショウウオ
ヒダサンショウウオ
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:16|パーマリンク | コメント (0)
2009年7月18日
奥多摩のJR御嶽駅から、駅前の橋の傍の通路を通ると多摩川にでる。川沿いの遊歩道を写真を撮りながら約40分歩いて「奥多摩・せせらぎの里美術館」に到着した。途中、カヌーをする人たち、釣り人、アジサイの花を見た。「稜線の風の如く」と題した犬塚勉展が開かれていた。入ってすぐの場所に「林の方へ」、「縦走路」その裏側に、展示作品中唯一、人が描かれている「夕暮れの坂道」があった。全体は、紺色っぽい色調で、描かれている少女は、上着が桃色、スカートが水色だった。僕自身、小学校から高校の美術まで絵を描くときは、人をあえて描かなかったのを思い出す。小学校の時は、とにかく山を描いた。中学ではポプラの幹だけを描いた。もう30年以上経つのに、そんなことを覚えている。鑑賞した作品の中で、一番好きなのは「梅雨の晴れ間」である。細かく描かれた草木に優しさを感じることができる。登山で遭難して亡くなる前の作品では、山で見た石や水の流れが描かれているが・・・僕は彼が描いている草木が好きだ。サンショウウオを求めて、源流まで歩く途中で、岩を覆ったコケ類を触ったり、一面が草原の風景に出合ったりするが、日常とは別世界の美しさがある。悩みや苦しさを乗り越えて、気分を前向きに帰れくれたのは、ぼくの場合は人ではなく、自然界で出会った生きもだと考えている。犬塚さんは、自然との出会いを絵に表現しようとしたと想像する。
アジサイの花
多摩川の遊歩道
奥多摩・せせらぎの里美術館
投稿者: 秋山繁治 日時: 10:03|パーマリンク | コメント (0)
2009年7月12日
毎週日曜日は、畑で草取り、草刈りを続けている。ハーブっぽい濃い匂いの草が群生しているの気になって調べたら、アップルミントらしい。あまりにも無知で知らなかったのが、少し情けない・・・。
ミントの匂いが漂う
畑に群生
投稿者: 秋山繁治 日時: 12:31|パーマリンク | コメント (0)
2009年6月20日
靱帯と半月板損傷で膝の状態が悪いので、調査に自転車を使うことを考えた。現地まで車載して、ワンタッチで組み立てられる。アスファルトの道路は大丈夫だが、山道は無理のよう・・・でもなんとか役立てたい。
車輪は小さい
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:42|パーマリンク | コメント (1)
2009年6月19日
オオカナダモは、葉緑体の動きが観察しやすいということで、高校理科の原形質流動の実験に利用されている。昨年から、屋外のプラスチックの池に入れて栽培しているが、手間もかからず、すごく増える。教室で、水槽で栽培するとなぜか、元気がなくなってしまうので、放置したような環境(ただし、エアーは入れている)がいいのかもしれない。
群生しているオオカナダモ
オオカナドモの花
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:05|パーマリンク | コメント (0)
2009年6月18日
生物室の近くで、瓦礫を捨て場所になっていたところをここ数年で整備して、畑にしていた。一昨年はトマト、昨年はキュウリを植えていたが、今年はジャガイモとスイカが植えられている。そこに池を作って、カメを放そうと考えて、コンクリートブロックを並べてみた。カメにって柵として機能するかとか、こんな場所にカメを放して、カラスに襲われないかとか・・・問題はあるが、とにかく作ってみた。
ほぼ、柵が完成
ジャガイモの花
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:43|パーマリンク | コメント (0)
2009年5月22日
友達を 売ったらあかん
子どもらを 売ったらあかん
まごころを 売ったらあかん
本心を 売ったらあかん
情愛を 売ったらあかん
信仰を 売ったらあかん
教育を 売ったらあかん
学問を 売ったらあかん
秘密を 売ったらあかん
こころざしを 売ったらあかん
大自然を 売ったらあかん
いのちを 売ったらあかん
自分を 売ったらあかん
自分を 売ったらあかん
この詩を教訓として読む人もいると思いますが、「売ったらあかん」の立場で生きていくと、失うものも大きいのも事実です。「売ったらあかん」という生き方で最後に認められた人もいるでしょう。一方、「売ったらあかん」という生き方で最後まで不遇な人生になった人も多くいます。殺された人もいるでしょう。「自分の納得した生き方ができたのだから、それでいいんじゃない」というのは、他人事としての認識から発せられる言葉です。傷つけられれば、痛いです。抑えつけられれば、苦しいです。時を経ることによって、脳細胞の中の痛さや苦しさの信号が希薄になっていくことを祈るしかありません。
投稿者: 秋山繁治 日時: 07:43|パーマリンク | コメント (0)
2009年5月20日
岡山市に暮らし活動するすべての人たちの手本になる特色あるESD・環境活動であるということで、「平成20年度ESD・環境活動発表交流会特別賞」をいただきました。受賞理由は、「女性の科学技術分野での活躍を支援できる女子校での教育モデルの構築」を目的に、学校全体が組織と生徒の動きがうまく連動しながら、生きものの”命”をテーマにサンショウウオの保護活動などに取り組んでいること」が評価されました。賞には「女性の視点で命”を大切に楽しみな科学の未来賞」という名前がついていました。表彰式は、6月12日に市長室で行われるということです。生命科学コース2年生2名と教員1名が出席する予定です。
ESD活動の概要を報告
投稿者: 秋山繁治 日時: 13:44|パーマリンク | コメント (0)
2009年5月19日
清心女子大学附属小学校の国際コースの授業を見させていただいた。国際コースでは、恵まれた設備が整えられ、少人数(定員15名)で、英語を使った授業が盛り込まれたカリキュラムになっている。今回は、理科の授業で、外国人講師が主に授業を展開し、日本人スタッフ1がサポートする体制で進められていた。今回、見学させていただいて、語学として英語を学ぶだけではなく、数学や理科という論理的な内容を英語で教えていることが、魅力になっていると思った。
板書もすべて英語
元気よく、答える
質問に対応
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:50|パーマリンク | コメント (0)
2009年5月12日
毎朝、始業前の午前8時から8時半まではサンショウウオに餌を与える時間、昼食を取った後、5時間目が始まる午後1時までが水を換える時間、そして、今週は16日に高知大学でポスター発表をするので、ポスター作成と発表の練習が放課後の時間に予定されている。ポスター発表で動物分野に1件、生態・環境分野に1件の発表を予定している。研究グループ構成員7名のうち4名が、土曜日の朝、高知大学に向かう(もちろん日帰り)。とても充実した忙しい毎日だ。
投稿者: 秋山繁治 日時: 13:01|パーマリンク | コメント (0)
2009年5月 7日
3月に灘高校生物部が本校を訪問して交流会をもちましたが、そのときの様子が5月2日の灘高文化祭で紹介されました。
生物部の発表内容
春合宿in岡山
清心女子高生物部との交流会の報告
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:44|パーマリンク | コメント (0)
2009年4月19日
授業「生命」で毎年公演していただいている鈴井江三子先生から以下のセミナーの案内がありました。
看護の日 「保健看護学科からの発信」
Ⅰ部 講演 「看護職のキャリア形成」 保健看護学科教授 鈴井 江三子
Ⅱ部 卒業生の活躍 -羽ばたけ 専門看護師への道-
日時 5月23日(土)13:30~15:00
会場 川崎医療福祉大学2601講義棟
参加費 無料(セミナーへの参加申込みは不要です)
投稿者: 秋山繁治 日時: 12:03|パーマリンク | コメント (0)
2009年4月12日
第26回全国都市緑化おかやまフェアの西大寺地区会場の建物内に”青いバラ”が展示してあった。自然には存在しない”青いバラ”は、観賞用にはもの珍しく、美しい花だが、生態系の中で暮らす蜂たちは、人為的に作られたこの青いバラに反応するだろうか。
自然界には存在しない青い色のバラ
※青いバラ
観賞用のバラは、野生種のバラ数種を人為的に交配する方法で作られてる。青いバラは、バラの品種改良の歴史で、多くの人たちが試みたがいままで成就できなかった夢だった。青いバラの開発は、英語では、「不可能」の代名詞とも言われてきた。サントリーの研究者が、バイオテクノロジーの遺伝子組換え技術を用いて、14年の歳月をかけて2004年に開発の成功した。
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:01|パーマリンク | コメント (0)
期 間 平成21年
全国都市緑化フェアは、緑豊かな潤いあふれるまちづくりを目的に、毎年全国持ち回りで開催されている。今年は、岡山市内の西大寺地区、岡山城・後楽園を会場に、3月20日(金)から5月24日(日)の66日間にいろいろな催しが行われいる。晴天の日曜日、西大寺地区の会場を訪問した。
岡山市西大寺地区では、約8ヘクタールの敷地に約600種・50万本の花や樹木が植えられ、イベントや展示が行われていた。
入場口付近の植栽
いろいろなタイプの庭が展示
人気なのは和風
いろいろな園芸品種
小道を彩る花々
花々の前で記念写真
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:47|パーマリンク | コメント (0)
2009年4月10日
サクラも満開の時期を迎え・・・入学式も無事に終えることができました。そして、今、サクラが散りかけて、今度は緑葉の新芽がのぞき始めました。今日から2009年度の授業が始まりました。
もう蕾はありません。
教室棟の近くのサクラは散り始め
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:46|パーマリンク | コメント (0)
2009年4月 5日
二子の丘の桜は満開にはなっていません。4月8日の入学式に新入生を迎える準備をしています。
まだ、蕾もあります
遠くに記念館が見える
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:38|パーマリンク | コメント (0)
2009年3月29日
コタキナバル港から小型船に乗って、マヌカン島に向かう島を見ていると沿岸に立ち並ぶ集落が見えた。昨年は、コタキナバルの市街地を流れる川の沿岸にも水上に多くの家が立ち並び集落を形成していたが、今年はまったくなかった。その代りに、真新しい集合住宅のビルが立ち並んでいたので、そちらに移送したのかと推測した(本当にどこに移住されたかは不明・・・)。島にみえる住居も水上に建っていると思われる。
水上に家が建っている集落
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:33|パーマリンク | コメント (0)
マヌカン島に小型船で出発する前に、港で野良猫を見つけた。コタキナバルの野良猫は多いように感じられた。宿泊しているホステルの食堂や庭にはいつもいる。今日のネコは栄養状態が悪く、感染症にかかっていると思われた。警戒もしないですぐに近づいてくるところからみると、かなり空腹だったようだ。
すぐに近寄ってきた
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:23|パーマリンク | コメント (0)
2009年3月28日
キナバル山からの帰路に果物をあつかっている店に立ち寄った。日本であまり見ない果物が多かった。
ドリアン
ドリアンの中身。
ストロベリー。日本より小さい。
ランブータン。”ランブー”は毛という意味。
マンゴスチン。皮から赤い汁。
チク。
スネークスキン。ヘビの鱗のような外皮。
リマウマニス。ミカンのような。
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:35|パーマリンク | コメント (2)
午前中は、Kinabalu Parkを訪問した。ビジターセンターでキナバル国立公園を紹介するビデオを見てから、公園内を散策した。ランの仲間、食虫植物、チョウなど多くの動植物を見た。すべて英語による説明で今日にいたっているが、生徒はなんとか理解しようと頑張っているようだ。適応能力には目を瞠るものがある。午後は、Poring Hot Springに移動し、キャノピーウォークで高い位置から熱帯の森林を観察した。
ビデオでキナバル公園について学習
スタッフによる植物についての解説
食虫植物ウツボカズラ
クワガタを捕獲
チョウ類標本の展示
公園内でいろいろなチョウを観察
公園内で見かけたチョウ
源泉
帰路で道路沿いの看板に「ラフレシアを確認」の立て看板があったので、見学に立ち寄った。有料で見学させて、生計をたてている家族のようで、小さな子どもが英語で解説してくれた。見学料は25RM(日本円で約750円)とたいへん高い料金であった。
ラフレシアの花
ラフレシアの蕾
【生徒の感想】
・確実に前よりも自然が好きになっています。
・段々と英語の説明も苦痛なく普通に聞けてとても興味深かった。たぶん、動物や植物の英語の語彙が増えているのもあると思う。
・マンゴースチンとランブータンいう見たことのない果物を食べることができた。
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:04|パーマリンク | コメント (0)
2009年3月27日
午前中は、コタコナバル市内のマングローブ林を観察した。マングローブに特徴的な動植物について学習した。午後は、Klias-UNDP Peat Swamp Forest Field Centreを訪問した。ここは森林火災で焼失した森林の復旧に取り組んでいる施設で、毎年訪問させていただいて、植林作業をしている。今回で3回目の訪問で、最初に植林した木が生徒の背丈より高くなっていることに感動した。夜はBeringgis River でボートに乗ってホタルを観察した。クリスマスツリーのように光っていた。日本のホタルのように、空中を飛ぶものは少なかった。
マングローブ林全体を地図で説明
胎生種子について説明
植えるマングローブの苗
観察したことについて発表
森林の焼失及び復旧作業を概説
2年前に植えた苗が大きく成長
全員で植林作業
【生徒の感想】
・マングローブを見て、あらためて変わった形だなと思いました。静かに耳を澄ましてみると、小鳥のさえずり、蝉やエビの鳴き声など“森らしい”音がいっぱい聞こえました。
・植林をしました。自分で一本の木をあの土地に植えられたことはとてもいい思い出になりました。また大人になった時に見に来て、このボルネオ研修を思い出したいと思いました。
・停電になってびっくりしました。とても電気の有難味を感じました。日本に帰って一つ一つの生活に幸せを感じると思います。
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:53|パーマリンク | コメント (0)
2009年3月23日
3月23日の10:00~12:30まで、神戸市の灘中学・灘高等学校生物部との交流会を行った。今回は、本校一年生の生徒が生命科学コースでどんな授業を受け、課題研究としてどのようなことに挑戦しているかを説明した。その後、飼育しているサンショウウオやイモリや、蛍光顕微鏡、ミクロトーム、クリーンベンチ、PCRなどの実験機器を見学してもらった。最後に、明日出発するボルネオ研修で行う英語によるプレゼン(課題研究の発表)を聞いてもらった。
サンショウウオに直接触る
幼生の飼育を観察
飼育している成体を観察
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:13|パーマリンク | コメント (0)
2009年3月20日
今年まで清心女子高校のSSH運営指導委員をしてくださった田崎和江先生の最終講義が片山津温泉で行われた。大学での研究についてだけでなく、地域の人たちを巻き込んで環境問題や地域産業振興へ取り組んできた歴史についても言及された。
なぞなぞ、なぜなぜ、なでなで。
(御誕生寺和尚より)
好奇心こそやる気の源泉。
楽な生き方には感動がない。
心の定年をつくるな
(ブッシュ氏の演説より)
I am getting off the stage.
(UNESCOより)
Reform of Tanzanian Science get under way.
Science, Technology, Innovation.
(田崎語録)
教育、研究、地元貢献
自分のために勉強し社会のために働く
転んでもただで起きるな
日本がだめなら世界があるさ
やる気、勇気、元気
自分の好きな道を選べ
やり続けることが大切
研究の5K 感謝、謙虚、興味、関心、根気
現場の科学、現場百回
五感で感じること
いつまでもあると思うな、親と科研費
地域を巻き込んだ取り組みを紹介
ナホトカ号石油流出事故を語る
田崎先生の家族の歴史を紹介
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:30|パーマリンク | コメント (0)
最終講義は、大学で行われることが多いが、今回は、”温泉学”を生かして、田崎先生が先頭に立って地域おこしに取り組んでこられた片山津温泉で行われた。大学生、大学院生、研究室の卒業生、地域の方々、個人的に関わりのあった方々・・・が結集した会であった。
田崎先生には、2007年度と2008年度の2年間、清心女子高等学校SSH事業の運営指導委員になっていただき、生徒の課題研究の指導の進め方や僕自身の研究にアドバイスをいただいた。金沢大学退官後も、ベトナムやタンザイニアで、現地の大学でさらにパワーアップして、頑張られると聞いている。若い時に、日本でなかなか認められなかったときに、研究の場をカナダに移して成果をあげることによって、生体鉱物学の道を切り開いたように、新天地で活躍されると信じている。これまでの彼女の口から発せられた「田崎語録」に、科学研究で人生を充実させるためのヒントがある。
本校で生命科学コースの女子高校生に講義をする田崎先生の姿
http://www.nd-seishin.ac.jp/bio/2009/02/post_504.html
【田崎語録】
教育、研究、地域貢献
自分のために勉強し社会のために働く
転んでもただで起きるな
日本がだめなら世界があるさ
やる気、勇気、元気
自分の好きな道を選べ
やり続けることが大切
研究の5K 感謝、謙虚、興味、関心、根気
現場の科学、現場百回
五感で感じること
いつまでもあると思うな、親と科研費
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:55|パーマリンク | コメント (0)
2009年3月15日
アカハライモリを採取するために県北に向かった。今年は暖冬で雪は少ないだろうと考えたのがあまかった。水路は雪に覆われていて、その雪が雨で締まっていて非常に硬かった。スコップで掘り起こすことができず、採取を断念した。次回は重装備で・・かならず採取すると決意した。3月の生殖腺のデータが少ないので・・積雪という障害に負けたりしません。
水田は雪で覆われ
木の枝に氷柱が付着
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:36|パーマリンク | コメント (0)
2009年3月 7日
1月に採取したナンテンの種を果皮を除去して、約2ヵ月冷蔵庫で保管してから、種を蒔いてみた。昨年は、挿し木の切り口に発根促進剤を塗って、増やす方法を試みたので、今度は種を蒔く方法で増えないかと考えて、実行した。ナンテンが増えて、”難が転じ(ナンテン)”て、幸福をもたらしてくれたらありがたい。いままで、野菜をつくったり、植木を増やしたりしたことのないので何事も勉強になる。
挿し木で増やした株
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:05|パーマリンク | コメント (0)
2009年3月 1日
午後2時からの講演を見させていただきました。人形劇「鬼の姫」(上田次郎作)と森の動物たちの物語を演じた劇「わすれないでね」でした。僕の授業を聞いている学生からは想像できないほど、エネルギッシュで、前向きでした(僕の授業に魅力がないのかな・・・)。真っ赤で、潤んだい目に”一生懸命さ”を感じました。
劇
卒業生への花束贈呈
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:21|パーマリンク | コメント (0)
2009年2月22日
午前10時、生徒会室がある会議棟の玄関前でシロハラが死んでいた。窓にぶつかったようだ。これまで、アオバト、スズメなど犠牲者は絶えない。3階建ての教室棟の窓にはあまりぶつからないのに、2階建ての会議棟にはよくぶつかるというのは、動物行動的に何か原因があると思われる。岡山自然保護センターの窓に猛禽類の絵のステッカーが貼ってあるが、効果があるのだろうか。シロハラの遺体を保存しようと20分後に行ったら、羽毛が散らかっていて、姿はなかった。何者かに持ち去られたようだ。
シロハラの遺体
投稿者: 秋山繁治 日時: 10:10|パーマリンク | コメント (0)
2009年2月 5日
雑誌ソトコト3月号(http://www.sotokoto.net/sotokoto/)の「LOVE&ボランティア148のNPO・NGO」に生物部が紹介されています。本日発売です。
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:00|パーマリンク | コメント (0)
2009年1月15日
アメリカの大統領就任式に本校の高校2年生の佐藤さんが出席するというニュースを見ました(本校にいながら、テレビでの紹介で知るなんて、学内の情報にもっと耳を傾けないといけませんね)。今話題のオバマ氏の肉声を聞けるなんて、羨ましいです。昨年3―4月にワシントンで行われた「高校生ワールドリーダーズサミット」に日本代表の1人として参加したことがきっかけになって実現したそうだ。明日、現地に向けて出発するということです。
山陽新聞の掲載記事
「清心女高生が大統領就任式出席へ 昨春の米でのプログラム参加が縁」
KSB瀬戸内海放送
「倉敷の女子高生がオバマ就任式に出席」
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:26|パーマリンク | コメント (2)
2009年1月12日
学校飼育動物のアンケート結果をまとめないといけないと思いながら、3学期になってしまいました。1月末までには小学校のデータは整理して紹介させていただきます。社会では、新型インフルエンザへの警戒の延長線上で、学校で飼われているニワトリの姿が少なくなっているのを感じています。
今年も、人間に癒しを与える存在としての「学校飼育動物」そして「ペット」をテーマに生徒と一緒に考えていきたいと思っています(新年の決意・・)。
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:56|パーマリンク | コメント (0)
2009年1月 1日
1983年から勤めて、26年目になります。最初に高校1年生(昭和58年度入学生)を担任した生徒も42歳になっているのですね。今年も前向きに、教育活動や研究に自分自身でいろいろな課題を設定して頑張っていこうと考えています。よろしくお願いいたします。
お正月の御馳走
投稿者: 秋山繁治 日時: 08:07|パーマリンク | コメント (2)
2008年12月22日
11月4日イリノイ州シカゴのグランドパークに20万人を超える支持者の前で、オバマ氏は演説「アメリカに変化は訪れた(Change Has Come to America )」を行った(以下は、その冒頭の部分)。高校生の頃、岩波新書でキング牧師の「自由への大いなる歩み」を読んだときのことを思い出した。高校の英語の教科書で、キング牧師の「私には夢がある(I have a dream)」が掲載されているが、あれから45年が経過した。人権、経済、教育、環境問題など世界的な規模で困窮し、急速に変化しなければならない時代だからこそ、誕生した大統領だと思う。日本では、どのような変化がこれから起こるのだろうか。
Hello,Chicago.
If there is anyone out there who still doubts that America is a place where all things are possible,Who still wonders if the dream of our founders is alive in our time,Who still questions the power of our democracy,tonight is your answer.
It's the answer spoken by young and old,rich and poor,Democrat and Republican,black,White,Hispanic,Asian,Native American,gay,straight,disabled and not disabled. Americans who sent a message to the world that we have never been just a collection of individuals or a collection of red states and blue states.We are,and always will be,the United States of America.
It's the answer that led those who've been told for so long by so many to be cynical and fearful and doubtful about what we can achieve to put their hands on the arc of history and bend it once more toward the hope of a better day.It's been a long time coming,but tonight,because of what we did on this date in this election at this definlng moment,Change has come to America.
投稿者: 秋山繁治 日時: 15:28|パーマリンク | コメント (0)
2008年11月11日
校舎の建っている二子の丘のアメリカフウが見事に紅葉する季節が到来した。ここ数日は早朝の気温も下がり、10℃をきっている。
投稿者: 秋山繁治 日時: 12:39|パーマリンク | コメント (0)
2008年11月10日
創立記念日の代休で、紅葉を見に1人で閑谷学校に行った。平日なのに多くの人が訪れているのにびっくりした。ちょうど楷が美しく紅葉していた。楷は、孔子と縁が深く、科挙の進士に合格したものに楷の笏を送ったことから、学問の聖木とされている。
右側が黄色
左側が橙色
「楷」の説明
奥側からの眺め
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:46|パーマリンク | コメント (0)
2008年9月24日
朝5時までは二階で娘の近くの布団の上で就寝(決して寝床に入ったりしない)、餌を求めて人間を起こす。食事後、一階降りて、窓近くの3段ボックスの上の座布団の上から外の鳥などを観察・・・。その後、8時頃あらためて朝食。少し歩き回ったあとでまた眠りに就く。昼食はとるが、室内飼育のため、寝たり、散歩したりの繰り返し、僕が帰宅したときも寝てることが多いが、なぜか寝る頃になると、気分がハイになり走り回ったり、頭を斜めにして反抗的な態度で飛びかかってきたりする(特に娘にとびかかることが多い)。手玉をとったりする。・・・そんな繰り返し・・・。
三段ボックスの上で少し笑顔
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:17|パーマリンク | コメント (0)
2008年9月23日
校舎のすぐ横にアケビがなっているなんて・・・。見つけたのは3か所です。4月26日に花を確認して、約5か月で、色付いてきましたが、熟して割れないと渋いみたいです。誰が口にするのかな・・。狙ってはいるのですが、気が付いている人は他にもおられると思います。
一番大きな実
一個だけなっている実
隠れた場所にある実
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:52|パーマリンク | コメント (0)
友人から送っていただいたネコの写真・・・。あまりにもいい顔をしているので皆さんにも見ていただきたいと思ってアップしました。ペットによる癒しを体感できますよね。
投稿者: 秋山繁治 日時: 14:08|パーマリンク | コメント (0)
2008年9月22日
生命科学コースの1・2年生を対象に、主に日本の大学院のシステムについて詳細に説明していただいた。大学の存在の歴史的な意味、大学院の修士課程は諸外国にはない過程であること、博士課程に進学して学位取得することが研究者として基本的に必要であること、加藤研究室の女性研究者たちはどのような日々をすごして今にいたっているか、など・・・・。あとで多くの生徒がもっと話を聞きたかったという感想をもっていたようだ。加藤先生にとって、高校生に話すのは初めてで、かなり準備に時間をかけてこられたのが手に取るようにわかった。第一線で活躍されて、研究で忙しい日々を過ごされている中で、迷惑をかけてしまった感もあるが、生徒の成長した姿をみせることで恩返ししたいと考えている。
大学・大学院のシステムの意味
分子細胞生物研究所加藤研の全メンバー
各女性スタッフが研究者になるまでの経緯を説明
東京大学分子細胞学研究所核内情報研究分野
http://www.iam.u-tokyo.ac.jp/bnsikato/index.html
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:29|パーマリンク | コメント (0)
2008年9月14日
毎年、文化祭は日曜日に公開されている。高校生は1年生が展示、2年生が劇やダンス、3年生が模擬店をおこなっている。僕自身は1991年から1995年まで5年間生徒会顧問をしていたが、その頃に比べて、生徒数も訪問者も激減しているのを感じる。戦争のようにバタバタ忙しく走り回って過ごしたのは遠い昔だ。10年以上前の話・・・だよね。
展示教室前の廊下
書道部の展示
同窓生の模擬店
高3の模擬店のお好み焼き
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:32|パーマリンク | コメント (0)
2008年9月13日
明日8月13日は、清心学園文化祭。廊下にこれまで学会などで発表したポスターを掲示した。当日は、生命科学コースの説明会やSSH課題研究の部屋で、SSH研究発表会での本校の発表を公開する予定にしている。
東側から廊下をみると
有尾類の説明。縦115cm。
学会発表に使ったポスター。縦135cm。
投稿者: 秋山繁治 日時: 09:52|パーマリンク | コメント (0)
2008年9月11日
今日は、NHKの取材があった。先月RSKのイブニングニュースの取材に比較して、NHKは放送車なども来て、大がかりな印象を受けた。校長も、ブログのネタ探しに来られて、リハーサルなら撮影していいと言われて、写真を撮っておられた。
撮影の様子
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:14|パーマリンク | コメント (0)
2008年8月31日
岡山の清流50選に選定されている”黄谷(おうたに)の滝”を訪問した。駐車場も整備されておらず、雑草で荒れ果てた状態・・・。滝への道は薄暗く、なんとなく不気味・・・。どんな生き物がいるか周囲の石ころを掘ってみると、ヒバカリを捕獲することができた。もちろん、逃がしましたよ。
渓流が続いている
周辺は人工林
捕獲したヒバカリ
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:37|パーマリンク | コメント (0)
2008年8月30日
私学フェスタが岡山シンフォニーホールで開かれました。岡山県内の私立学校の紹介ためのブースで学校案内などの資料が配布されたり、大ホールでは吹奏楽やダンス部などの発表がありました。本校生物部も大ホールで、SSH生徒発表会で科学技術振興機構理事長賞を受けた「サンショウウオの人工受精」の発表の一部を紹介しました。
サンショウウオの雌雄の特徴を説明
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:57|パーマリンク | コメント (0)
2008年5月18日
5月17日に生物系三学会中国四国支部大会(in広島大学)が行われ、生命科学課題研究の中の3テーマが研究発表(発表総数51件)を行いました。発表後、動物分野、植物分野、生態分野のそれぞれの分野で、最優秀ポスター賞・1件、優秀ポスター賞2件が発表されました。植物分野で、本校の「植物のもつ体内時計についての研究」が最優秀ポスター賞を受賞しました。
本校の生徒の発表の様子
投稿者: 秋山繁治 日時: 14:20|パーマリンク | コメント (0)
ハードの増設を依頼する人がおられるようですが、自分でできるものも多いです。例えば、Y7'ですが、HDDを引き受ける会社もあるようで、「手数料?万円」とかHPにも掲載されています。この機種の場合、HDDの交換は以下のようになります。
●HDD交換
【まずネジを取る】
ネジの長さは違うものがあります
このネジが長いです。
取ったネジは2種類あります。
次にフタを開けると、プラスチックシートに包まれたHDDが見えます。
【HDDを引き出す】
コネクターをマイナス精密ドライバーなどで外します。
HDD粘着テープをゆっくり剥がします。
交換するHDDは、SEAGATE製(ST9250827AS)は若干音が大きく発熱もそこそこあり、東芝か日立製のものが高評価を受けています。僕は価格が安い、日立のHTS542525K9SA00(250GB、5400rpmにしました。
メモリー交換はさらに簡単です。
続きを読む "panasonicノートパソコンY7のHDD交換とメモリー交換" »
投稿者: 秋山繁治 日時: 08:57|パーマリンク | コメント (0)
2008年4月27日
今年のソメイヨシノは、ずいぶん長い期間楽しむことができた。マレーシアから帰国したときに、4月2日に大阪で桜を見てから・・・約一ヶ月・・気温が上がらなかったことが原因だろうか。
ちょうど普通教室棟から見える場所にある桜
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:05|パーマリンク | コメント (0)
2008年4月15日
マザー・テレサの瞳
マザー・テレサの瞳は
時に
猛禽類のように鋭く怖いようだった
マザー・テレサの瞳は
時に
やさしさの極北を示してもいた
二つの異なるものが融けあって
妖しい光を湛えていた
静かなる狂とでも呼びたいもの
静かなる狂なくして
インドでの徒労に近い献身が果たせただろうか
マザー・テレサの瞳は
クリスチャンでもない私のどこかに棲みついて
じっとこちらを凝視したり
またたいたりして
中途半端なやさしさを撃ってくる!
鷹の目は見抜いた日本は貧しい国であると
慈悲の眼は救いあげた
垢だらけの瀕死の病人を
・・・なぜこんなことをしてくれるのですか
・・・あなたを愛しているからですよ
愛しているという一語の錨のような重たさ
自分を無にするこたができれば
かくも豊饒なものを溢れさせることができるのか
こちらは逆立ちしてもできっこないので
呆然となる
たった二枚のサリーを洗いつつ
取っかえ引っかえ着て
顔には深い皺を刻み
背丈は縮んでしまったけれど
八十六歳の老女はまたなく美しかった
二十世紀の逆流を生き抜いた生涯
外科手術の必要な者に
ただ繃帯を巻いて歩いただけと批判する人は
知らないのだ
瀕死の病人をひたすら撫でさするだけの
慰藉の意味を
死にゆくひとのかたわらにただ寄り添って
手を握り続けることの意味を
・・・言葉が多すぎます。
といって一九九七年
その人は去った
本屋に立ち寄って、茨木のり子の「倚りかからず」という詩集を買いました。その詩集に上の詩がありました。マザー・テレサのことは、偉人として知っている人は多いでしょう。特に、キリスト教の信者の人には、わかりきっている・・とか言われそうですが、本当に、彼女がなぜ素晴らしいのか、もう一度考えて欲しいと思います。「周りの病人を救うだけでは、社会はよくならない」という政策的な人もいたでしょう。確かに、死にそうな人を救い続けるより、力のある政治家や国王を動かす方が効果的でしょうし、どうせ病人の看護なら、最新の医療を駆使することが効果的でしょう。ところが、彼女がとった行為は、「汝の隣人を愛せよ」の実践をコツコツと一生涯、続けたことにあります。そのことが、逆に社会に大きな愛のメッセージを送ることになったのです。このことは、一筋に生きることの素晴らしさを教えてくれます。また、彼女が死の淵に直面した病人から大きな喜びを得たと感謝の言葉を述べていますが、それはなぜでしょうか。考えてみてください。僕は、心がしっかりとつながっているという気持ちに、生きる喜びや力を得たのではないかと思っています。信仰者は、自分を見つめるために信仰生活に入っているわけですから、物欲や支配欲に支配されている一般の人々より、本当の精神的な生きる喜びや悟りの気持ちに到達することができるような気がします。しかしながら、現代社会には、信仰生活を守りにくい周囲の状況があり、そのために頑なに民主化に向かう社会の流れを排斥したり、逆に資本主義社会の流れに飲み込まれてしまったりしやすいのも事実でしょう。
あなたが信仰者なら、キリストがどんな生き方を選んだか、原点にかえって考えてみてください。マザー・テレサが感じているように心がしっかりつながったと実感できる生活ができてますか。自分の心の底からの声に耳を傾けてはどうでしょうか。
僕自身も50歳を超え、どのように生きるかを再点検しています。人と比べて自分の価値をはかるのではなく、本当の意味で生きがいとは何なのか。一生、真理を追究する姿勢は守っていきたいと考えています。
投稿者: 秋山繁治 日時: 10:35|パーマリンク | コメント (1)
2008年4月 5日
後、3日で入学式です。今、五分咲きですから、散らずにもちこたえてくれると思います。ただ、雨と風が心配です。下の写真は、校章の上(階段をのぼりきった場所)で撮影しました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:14|パーマリンク | コメント (0)
2008年3月23日
クロ(♀)は、在校生に引き取られていきました。
以下は、もらった手紙です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ご無沙汰しております。
大変おそくなりましたが、クロちゃんの画像を添付させていただきました。
クロちゃんも頂いた頃に比べると、大きくなり、すっかり京都に馴染んでいます。
幼い頃から長かった毛は、一段ときれいになり、ブラッシングとカニカマボコがお気に入りだそうです。
祖母が溺愛して甘やかしたせいか、少しわがままになった気がしますが、幸せに暮らしています。
また、画像を入手しましたら、メールで送らせていただきます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
クロちゃんも元気そうです。
大きくなってますね。
投稿者: 秋山繁治 日時: 13:32|パーマリンク | コメント (0)
2008年1月29日
朝、起きると雪景色・・。先週の月曜日に8年ぶりの2cmの積雪との報道があったばかり、今度は11年ぶりの3cmというが、岡山でこそ話題になる積雪量なのだと思う。12月末に北陸・金沢に行ったとき、雷と一緒に氷が降ってきたのに驚いたが、普通の出来事らしい。今の時期にしても岡山の風景とまったく違うと推測される。”晴れの国”岡山は、年中、気候が穏やかで、過ごしやすい地域だと再認識した。
投稿者: 秋山繁治 日時: 11:11|パーマリンク | コメント (0)
2008年1月21日
岡山では、2cm以上の積雪は2000年2月以来で、本当に久しぶりの雪景色となった。下の写真は、朝9時過ぎの様子です。雪の影響で、遅刻する生徒が多く、1時間目が9:00~9:30に短縮されました。その後は、なんの問題もなく授業がすすめられています。雪も夕方までには溶けて、明日は見えなくなってしまうと思われます。ここは、”晴れの国”・・・岡山ですから・・・。
カイズカイブキの積雪
投稿者: 秋山繁治 日時: 13:00|パーマリンク | コメント (0)
2008年1月 8日
ナンテンのふやし方について調べてみると、挿し木または実生でふやせると記載がありました。
挿し木では、3月中旬~下旬(2月中下旬と書いてあることもあります)に、前年の生枝かそれより古い枝を15cmくらいに切り、鹿沼土(小粒)に半分ほど挿せば、約3ヶ月で発根するということです。
実生では、果肉を取り除いた種子を乾燥しないようにして冷蔵庫に置いてから、3月下旬に蒔けばよいそうです。ただし、発芽から開花まで5年ほどかかります。ということは樹から赤い実もぎ取って穴を掘ってばら撒いたいる状態(、一昨日、僕がした処置)では、発芽も難しければ、発芽しても成熟するまでに5年かかるということです。5年経った頃には、撒いたことすら忘れているかも・・・・。なお、挿し木をする場合は、市販の発根促進剤(商品名:メネデール、ルートンなど)を使うとより確実だということです。
投稿者: 秋山繁治 日時: 12:22|パーマリンク | コメント (0)
2008年1月 6日
僕が植えたナンテンが実を沢山つけていたので。いろいろな場所に撒いてみた。ナンテンは、音が「難を転ずる」に通ずることから縁起の良い木とされ、鬼門に植えられたりすることも多い。自宅でも、古い家では野外の便所の近くに植えられていた。ナンテン(Nandina domestica)は、メギ科の常緑低木である。利用としては、葉を赤飯などの飾りに使ったりしていた(葉に含まれるチアン水素は猛毒であるが、含有量はわずかであるために、食品の防腐に役立つ)。薬効があり、生で実は咳止め,葉は健胃、解熱、鎮咳などに効く。ただし、鎮咳作用物質ドメスチン(アルカロイドの一種)は、多量に摂取すると知覚や運動神経の麻痺を引き起こすため、素人が安易に試すのは危険だということである。新年にあたり、僕としては”難がないように”赤い実をばら撒いただけである。
種から大きくなりつつある幼木
多くの赤い実をつけるピラカンサス
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:23|パーマリンク | コメント (0)
2007年12月26日
太陽の塔は、1970年に開催されたEXPO'70(大阪万博)の会場に、シンボル的に設置された建造物で、万博終了後も万博記念公園に残されている。高さは70m、顔の直径が11mある。37年ぶりに対面した。当時は中学生で、岡山市内の学校はすべて、特別列車(新幹線ではなかった)で見学に行った。田舎者で、人の混雑に驚いて、長い行列を作っていた”太陽の塔”を避けて、人気のなさそうな国の展示(パピリオン)を回った記憶がある。現在は中に入れないが、2010年の日本万国博覧会開催40周年記念事業で再公開の予定があるということである。
万博記念公園の正面
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:08|パーマリンク | コメント (0)
2007年11月30日
卒業生には、校章付近のアメリカフウの色とりどりの紅葉と特別教室棟の裏側の黄色いイチョウの記憶が残っているのではないかと思います。今年も、イチョウの葉が変わり、落葉が始まりました。
来週から二学期期末試験・・・、2007年も、12月になります。
イチョウの落葉
投稿者: 秋山繁治 日時: 11:52|パーマリンク | コメント (0)
2007年11月18日
琉球大学理学部に隣接して、オオコウモリの飼育舎がある。沖縄本島産のオリイオオコウモリが飼育されている。翼を広げると100cm程度になる本土コウモリと比較するととても大きなコウモリで、植物を食べるフルーつバットである。
飼育舎には、多くの個体が維持されているが、その他に2匹のコウモリがケージに入れられていた。この2匹は、産まれてすぐに保護されたので、人に慣れてしまって、コウモリの集団に溶け込めなくなってしまった個体だということだ。本校が沖縄研修旅行に最初に来たときに、生徒たちに抱きついていたコウモリだったということだ。
1999年度研修旅行で生徒と会ったオオコウモリ
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:23|パーマリンク | コメント (0)
2007年11月16日
沖縄県立博物館が、11月1日にオープンしたということで訪問した。常設展示だけ見せていただいた。動物の生態展示では、キノボリトカゲの生息場所のジオラマがあった。生物の展示は、精巧なフィギュア(模造品)と映像による説明が目立った。展示品は一般の人たちへの紹介という意味で重要だと考えられるが、いつも野外で調査活動をしている自分としては、「やっぱり自然に入らないと体感できない」という気持ちが湧き上がってきて、中学生や高校生の教育に関わる身としては、感受性が豊かな時期に、直接体験させたいと思った。
館内の様子
屋外に沖縄の住居を再築
1999年から研修旅行として、沖縄自然環境コースが誕生したが、その前年に沖縄県立博物館を訪問していた。当時は、煉瓦造りの重厚な雰囲気の建物だった。
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:58|パーマリンク | コメント (0)
2007年11月 6日
愛知学泉大学の矢部隆先生が、双頭のカメに興味があるということで、飼育している川崎医科大学に行った。いままで、カメの雌雄の区別の仕方がわからなかったが、今回、教えていただいた。
側面から見る
腹板を見る
尾も二つに分かれている
小さく黒いのがペニス(♂です)
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:28|パーマリンク | コメント (0)
2007年10月14日
今年は、10月になっても30℃を超えるような暑い日がありましたが、ここ数日は朝夕はやや寒く感じるようになってきました。2007年度版SSH紹介のパンフレットをつくっていて、ふと外を眺めると、校舎はうろこ雲に包まれていました。今は、午後5時15分です。
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:08|パーマリンク | コメント (0)
2007年10月 6日
動物園で飼育に関わっている先生方の講演があった。その後で、交通事故などに保護された動物たちとの触れ合いの時間を与えていただいた。
日本列島の地史
帰化動物の悪影響
交通事故の被害
いろいろな生き物に触れることができた。
コノハズク
セマルハコガメ
ニシキヘビ
ニシキヘビの痕跡器官
【生徒の感想】
●勉強になった点は、今まで動物園は動物たちを見て楽しむものだとばかり思っていましたが、保護しているからこそ出来る動物の研究があるということです。
将来の役に立った点は、やはり自分の好きなことを仕事にすることの大切さです。二人の指導員さん共にとても親切に質問に答えて下さいました。怪我をした動物たちは、お客さんによりよく動物について知ってもらうために「協力してもらっている」そうです。この言葉を聞き動物たちを人間と同じ生き物として対等に扱っ ていることが良く分かり、感動しました。
●一番心苦しかったことは、交通事故によって怪我をしたり亡くなったりする動物が後を絶たないということです。人間が行っている開発などのせいで森林が破壊されてえさが減り、道路で亡くなっている他の動物を食べるため道路に出て、車に引かれることもあるそうです。また、私の腕に乗せてもらったハヤブサの仲間の鳥 は、飛行機にぶつかって飛べなくなったと聞きました。この鳥はハトが飛行機にぶつかると危ないのでハトを追い払うために使われたり、飛行機の窓ガラスに映る木々を本物と間違えてぶつかったりすることもあるそうです。これらの話を聞き何とも言えない複雑な心境になりました。人間が豊かに暮らすために、動物たちが犠牲に なっています。しかし、そんな傷ついた動物たちを助けられるものは人間しかいません。だからこそ、こどもの国の先生方には頑張っていただきたいです。今の私に出来ることはないに等しいですが、動物たちの置かれている現状を知ることで、いろいろ自分の中で考えることが出来てよかったと思いました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:13|パーマリンク | コメント (0)
沖縄こどもの国は、動物園の役割もある。子供たちが訪れる①遊び場であるとともに、②研究、③教育、④種の保存にも取り組んでいる。琉球大学大学院で学んだ卒業生も勤めている研究の場でもある。最初は、沖縄国際大学の金城先生に屋外で飼育させておる動物について説明していただいた。
金城先生のオオコウモリやカンムリワシについての話
カンムリワシ
オオコウモリ
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:45|パーマリンク | コメント (0)
2007年10月 5日
熱帯生物圏研究センター瀬底実験所で学んだ後で、水族館に行った。2時間の自由行動を楽しいんだ。
いろいろな水槽が設置されている
もっとも巨大な水槽
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:34|パーマリンク | コメント (0)
夜、沖縄本島に移動し、翌朝、琉球大学熱帯生物圏研究センター瀬底実験所で講義を受け、ウミの生態系、珊瑚礁について学んだ。その後、研究施設の見学をした。
飼育施設の見学
隣接した海辺に出ると・・・
海の色の変化はどうして起こるのか?
砂を観察してみると・・・
【生徒の感想】
●今回の講義を聞いて勉強になった点は、ある物事について考えるとき、一つの視点から見るのではなく一見関連がなさそうなことについても考える必要があるということでした。つまりいろいろな角度から物事の本質に迫るということであり、例えばさんご礁について言えば、その中に地史や経済学を含めた生命史などが入っ ています。
進路や将来の役に立った点は、私は植物系の進路に進もうと思っているので、環境と植物は密接しているということを学んだことです。今、さんご礁で起こっている問題には赤土の流出、埋め立てによるさんご礁の消失などガあることを知りました。
●サンゴは、光合成をするということやクラゲと同じような繁殖をすること、サンゴも刺胞細胞を待っていること、またミドリイシの仲間は、夜に繁殖するということに驚きまし
た。今までは、ただ単にキレイだと思っていたサンゴの意外な一面を見た気がします。また、海岸に降りたとき、なぜ海の色の見え方が違うのかという疑問をもっていたので、その説明をきけたことは、うれしかったです。
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:49|パーマリンク | コメント (0)
2007年10月 4日
午後になって、台風15号の進路が西表島・台湾に方面に向かっている情報で、夕方の船で石垣島に渡り、沖縄本島に移動して、新たな研修場所に変える方針をとった。西表の最後の研修場所は、西表野生生物保護センターになった。
イリオモテヤマネコの剥製
保護しているイリオモテヤマネコの様子を紹介
パネルで生態を紹介
西表島各地域でのイリオモテヤマネコの出没情報が掲示されている。
宿泊地に近い船浦湾の情報
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:26|パーマリンク | コメント (0)
マングローブ林をカヤックでぬけて、川を上り、徒歩でピナイサーラ滝に到着した。カヤックでは、マングローブ林を構成する動植物の話を聞いた。マングローブの代表的な植物として、海側からヤエヤマヒルギ、メヒルギ、オヒルギを見ることができる。
オヒルギの花(赤いのが特徴)
カヤックでマングローブ観察
アカギの近くでヨナグニサンを確認
サキシマスオウの板根
カヤックを40分漕いで、マングローブ林を抜け、60分山道を歩いて、ピナイサーラの滝に到着した。
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:17|パーマリンク | コメント (0)
2007年10月 3日
夕方17:30、西表島到着。夕食後、沖縄国際大学の金城先生の講演(沖縄の哺乳類、特にオオコウモリの研究について)を聞いた後、1時間程度、夜の散歩をした。
講義は、民宿の食堂を利用
講義の後は、夜の生物観察
オオシママドボタルの幼虫(発光生物)
【生徒の感想】
●勉強になった点は、お話された内容ではないのですが、金城先生の人柄の良さです。私達がなるべく理解できるようにと、とても分かりかすく、そして丁寧にお話して下さり、研究者としてだけでなく人としても、ぜひ見習いたいと思いました。
進路や将来についての点では、前にも書きましたが、もし研究者になれれば、他人と上手に関係を作りたいです。そして出来る限り他の人の役に立てるような研究者になりたいです。「類は友を呼ぶ」という言葉のとおり、良い人のところには自然と素晴らしい方々が集まります。それにより、より良い研究を行うことも可能 になると思いました。
●お話の始めに、交通事故により怪我をしてしまい飛ぶことが出来なくなってしまったタカを見ました。必死に木に登っている姿を見るととても胸が痛くなりました。その隣には、10匹以上のコウモリがぶら下がっていて驚きました。その中にはお腹に子供がいたものもいて微笑ましかったです。キノボリトカゲは、滝つぼに 行く途中に教えていただいたものは茶色系だったのですが、こどもの国で見たものは緑色だったので、住んでいる環境によって色が変化するのかと思いました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:45|パーマリンク | コメント (0)
台風15号の影響を心配しながら、岡山空港を出発した。このまま台風が予想のコースに進めば、明後日には台風の影響が出そうな状態である。那覇空港は晴れ、石垣空港に到着したときは晴れだったが、川平湾を出発するときは、曇りはじめていた。
珊瑚礁の観察
シャコガイの群集
天候がくずれてきた
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:23|パーマリンク | コメント (0)
2007年9月22日
朝、起きると少し涼しいので空を見上げると、秋の気配を示す”うろこ雲”がありました。でも、午後になると、すべて消えて、また夏の空に変わっていました。気温32℃・・・。どこまで続くこの暑さ。
投稿者: 秋山繁治 日時: 14:50|パーマリンク | コメント (0)
2007年9月 9日
文化祭で、SSHの取り組みを紹介した。これまで、SSH生徒発表会、応用物理学会、生物系学会で発表したポスター、授業「生命」を紹介したポスターの展示、ビデオの上映、ウミホタルやアカハライモリの展示などおこなった。
学会発表のポスター
ビデオの上映
生きたウミホタルの展示
投稿者: 秋山繁治 日時: 12:50|パーマリンク | コメント (0)
今年も、文化祭の季節がやってきた。高校1年生は展示、高校2年生はパーフォーマンス、高校3年生は模擬店。今日一日は、生徒の笑顔が目立つ一日だ。
廊下は人で一杯
縁日の出店かな?
保護者や同窓生も協力
今日も、充実した一日・・・。
投稿者: 秋山繁治 日時: 12:39|パーマリンク | コメント (0)
文化祭で、イモリ族とサンショウウオ族の物語で、昔、川が綺麗だったときには仲良く暮らしていたのに、川が汚染されて・・・。2つの種族の中が悪くなったとか・・・。
相手はサンショウウオ族の若者(イモオ)
現代社会の高校生のゴミのポイ捨て・・
生命科学コースの2年生の創造性豊かなパーフォーマンスでした。毎日、サンショウウオやイモリの世話をしている学校生活から誕生した作品かな?
投稿者: 秋山繁治 日時: 12:29|パーマリンク | コメント (0)
2007年9月 8日
昨晩、ウミボタルの採取に瀬戸内海沿岸(玉野市)に行った。前回は、乾燥ウミボタルを作るのが目的で、採取直後に、水分を除去して、紙に挟んでシリカゲルを入れたタッパーに封じ込めていってので、生きたウミボタルはもって帰らなかった。今回は、明日(9月9日)が文化祭ということで、生きたものを見せようと思い、蓋付きのバケツと海水を持ち帰るためのポリ容器を準備していった。今年の夏は暑いからか、多くの採取できた。採取方法は、8月25日にブログに記載している。
採取したものは、蓋付きのバケツに半分ぐらい海水をいれて、そのまま自宅まで1時間運び、さらに今朝自宅から学校まで1時間(バチャバチャと揺らしながら)運んだが、元気に生きていた。結構、生命力がある生物である。学校で、砂を1cmの深さに入れた水槽に移し、鶏肉を与えたら、元気よく集まってきて食べていた(時々発光しながら・・・・)。
投稿者: 秋山繁治 日時: 09:06|パーマリンク | コメント (0)
2007年9月 3日
生命科学コースへの入学を考えている中学生・保護者の方を対象にした説明を毎週木曜日に開くことにしました。時間は、中学校の授業が終わった後でも参加できるように、17:00~17:30にしてあります。希望がありましたら、その週の前日(水曜日)までに、広報部(新谷)までご連絡ください。
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:00|パーマリンク | コメント (0)
2007年9月 1日
今日から2学期が始まりました。土曜日なのに・・・とか思う人がいるかもしれませんが、岡山県内の公立高校には、8月23日に始業式があった学校を知っています。来週始めは課題テスト、9日(日)には文化祭(一般公開)があります。
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:57|パーマリンク | コメント (0)
2007年7月17日
岡山市内のプラザホテルで、福武教育文化財団の福武哲彦教育賞・谷口澄夫教育奨励賞・教育関係助成の贈呈式が開催された。今回、教育界、学術研究両面で活躍された谷口澄夫先生を記念した教育奨励賞をいただき、これを糧にして、僕自身の教育力及び学術研究力をあげていかなければならないと強く感じた。
感謝の言葉・・・・・?
谷口澄夫教育奨励賞
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:42|パーマリンク | コメント (1)
2007年7月15日
台風4号の影響で、7月14日(土)に予定していた生物工学分野の実習(生命科学コース1年生対象)が中止になり、9月22日(土)に延期になりました。今回の台風は、大雨を降らせるということと、移動進路が2004年10月の台風23号と似ていました。23号の自然への影響は大きく、僕の調べているサンショウウオの生息地でも土砂崩れで、水路や池が埋まったりして、ダメージから回復できないまま生息確認数が激減している地域も多いです。
投稿者: 秋山繁治 日時: 10:16|パーマリンク | コメント (0)
2007年7月 3日
「ナノテクノロジーとは何だろう?」という題で、川崎医療福祉大学教授梶谷文彦(総合科学技術会議専門員・岡山大学特命教授)の講演をしていただいた。ナノテクノロジーを題材に、その技術的な応用がどこまですすんでいるか、そして、将来、どのような未来が期待できるかという話をされた。
国が最も重要としている科学技術基本計画とは・・・。
ナノとはどんなサイズか?
腎臓の糸球体の役割をするナノフィルター
マウスの背中にヒトの耳
続きを読む "ナノテクノロジーにつての川崎福祉大学梶谷先生の講演" »
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:11|パーマリンク | コメント (0)
2007年6月18日
「清心女子高等学校生物部」が、2007年6月5日から2009年3月31日まで岡山ESDプロジェクト重点取組組織に指定されました。
※ 「持続可能な開発のための教育(ESD:Education for Sustainable Development)とは、持続可能な開発を実現するために発想し、行動できる人材を育成する教育。人類の未来をより良い状態へと変えるための手法のひとつとされており、世界各国で生じている貧困、紛争、環境破壊や人権といったあらゆる問題を包括的に解決することを目指すものである。 2005年から10年間は、「国連持続可能な開発のための教育の10年(UNDESD)」として定められており、各国がユネスコ提案の国際実施計画案にもとづき実施措置を取ることが決められている。
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:29|パーマリンク | コメント (0)
2007年5月20日
この木は、ウラジロガシの一変種で、四季を通 じて7回も葉の色が変化するところから「七色樫」と言われている。 4月に赤色、やがて葉緑素が発生して、赤色とまざって橙色、そして、5月末から6月に黄色となり、葉緑素が発生して、6月末から黄緑から緑、濃緑色になる。1月から3月には、枯れた黄と枯れない緑で斑のような模様になる。実は生らず、挿し木もできないということである。変色の原因も不明で、県指定天然記念物に指定されている。
少し橙がかった黄色の葉
かなり大きな木である
重要文化財を表示。
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:48|パーマリンク | コメント (0)
生物系三学会中国四国支部大会で、19日の高校生のポスターでは、生命科学コースの前田さん、安田さん、渡邊さんの3人が発表し、20日の植物学会の口頭では、田中福人先生が発表した。生徒は、優秀プレゼンテーション賞を受賞した。
説明している安田さん。
高校生ポスター題目”ヒノキによる二酸化炭素吸収 量の推定”
(前田佑伽、安田愛、渡邊有紀、秋山繁治 清心女子高等学校)
【要旨】
地球上の多くの生物は酸素呼吸をして二酸化炭素を放出しているが、 その二酸素化炭素の多くを植物が吸収することによって生態系が維持さ れていると考えられる。近年の伐採によって、急速に森林が減少してい ることの生態系や地球環境への影響が心配されている。今回、樹木が二 酸化炭素をどのくらい吸収しているかという視点で森林を調査し、ヒト に換算して何人分の二酸化炭素を吸収できるか推定した。
調査地は、鳥取大学フィールドサイエンスセンター教育研究林「蒜山 の森」のヒノキ人工林である。年輪数から樹齢を、樹高および直径の測 定から幹材積を求め、その幹材積から木全体の質量を求めた。また、そ の質量の2分の1を炭素と仮定し、木全体に含まれる炭素量を概算し、 樹齢から1年あたりに固定される炭素量を得た。次に日本におけ る1年あたりの二酸化炭素排出量のデータから1人当たりの炭素排出量 を求め、木の炭素量を1人当たりの炭素排出量で割った。その結果、調 査したヒノキ林1ヘクタール当たり、日本人約5.5人分の二酸 化炭素を吸収することが分かった。
田中先生の口頭発表の題目は、”GISH実験の間期核シグナル強度データに基づくゲノム近縁度の予測の試み”
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:44|パーマリンク | コメント (0)
動物学会、植物学会、生態学会合同で、中国四国支部大会が鳥取大学で開催された。高校生にも、ポスター発表のチャンスが与えられ、岡山県からも多くの生徒が参加した。
《日程》
2007年5月19日(土)
13:00~15:30 ポスター発表(高校生発表を含む)(工学部大学院棟)
15:45~16:00 高校生発表の表彰式(工学部大学院棟)
16:15~18:15 公開シンポジウム(工学部大講義室)
18:30~20:30 懇親会(大学会館1階:生協食堂)
2007年5月20日(日)
9:00~12:00 口頭発表(工学部講義棟)
12:00~13:00 総会(工学部講義棟)
動物についてのポスター発表
植物についてのポスター発表
公開シンポジウムでは、ナラ、ブナ、ザトウムシについての発表
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:17|パーマリンク | コメント (0)
2007年5月12日
中学校3年生の環境学習を岡山県自然保護センターで実施した。岡山県自然保護センターは里山環境を再現した施設で、水田などもあり、小学生による田植えの実習も実施されている。この季節には、咲く花も多く、華やいだ雰囲気がする。
マツの花。
モミジ。
ニシキギの花。秋の紅葉が綺麗なことから”錦木”
タニウツギ(スイカズラ科)の花。
ミツバウツギ(ミツバウツギ科)の花。
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:55|パーマリンク | コメント (0)
2007年5月10日
現在、取り組んでいるテーマは以下のものです。
① サンショウウオの幼生の孵化から変態して上陸するまでの飼育密度の生存への影響について
② 花酵母の収集と精製、花の種と付着する酵母の種の関係について
③ イモリの雌雄の決定遺伝子について
④ イモリ成体へのマイクロチップ導入の影響について
今日は、③について、イモリ野外で採取したイモリ30匹の尾を切断し、それをLysis bufeer+Proteinase K1中で溶解させる段階まで処置しました。朝まで、50℃の条件で維持させています。①については、酵母を培養する添加成分の異なる3種類のシャーレの準備をしました。あっという間に、2時間を超えていました。
酵母を培養する培地を準備
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:13|パーマリンク | コメント (0)
2007年5月 8日
昨年4月に、HP完全リニューアル及びブログ(「校長の日誌」、「生物教室」、「SSH」)の導入した。今年度は、SNS(有名はのは”mixi”)というインターネットの新しいコミュニケーション・ツールを使って、SSH
課題研究を進めたり、在校生と同窓生の交流をはかることを目指したい。また、新規に英語教育の情報を発信するために「NELP」のブログを開設する計画である。
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:05|パーマリンク | コメント (0)
2007年5月 3日
五月の連休は、落葉樹の新しい葉が茂り始める時期で、草も木々も美しい。特に、中学校の校舎前のツツジ綺麗なのだが、この時期は長期休暇で、生徒も教師もほとんど学校に来られないので、その姿を見ない人も多いと思う。ほぼ毎日、動物の世話をしに来なければならない僕は、学校周辺の季節の変化を感じるとこができるので、そのことを考えるとある意味では幸せかもしれない。もうじき、水田が耕されているので、水がはられる日も近い。六月になれば、ホウネンネビやカイエビ、カブトエビの姿を見ることができる。
中学校校舎前の赤いツツジ。
マリア像前の桃色のツツジ。
高校校舎棟の間のクスノキ前の色々な花をつけるツツジ。
7日には、生徒が登校してくるので、なんとか花の美しさを保って欲しい。
投稿者: 秋山繁治 日時: 14:46|パーマリンク | コメント (0)
今年は産卵は多いが、正常に発生する数が少ない。今の段階で2匹だけで、やっと無事に孵化した。
孵化した幼生。体長18mm。
投稿者: 秋山繁治 日時: 14:41|パーマリンク | コメント (0)
2007年4月27日
下の授業「生命」の論文を読んでいただいた方から、ラジオでのインタビューの依頼があった。
放送される日程は、5月17日(火) 14:30~14:45です。
FMくらしき82.8MHz:小野須磨子の”ごごいちラジオ”『あなたと語りたい』 (生放送)
(現代性教育研究月報2005年8月号から)
中学校では2002年度、高校では2003年度から学年進行で、「総合的な学習の時間」が実施されている。生徒が自ら学び自ら考える力や学び方やものの考え方などを身に付けさせ、問題を解決する資質や能力などを育むことを目的にするということであったが、文部科学省の義務教育に関する意識調査(2005)で「総合的な学習の時間」について、中学校の教員の過半数が否定的な評価をしていることが分かった。57%が「なくすべき」としている。否定する理由は、「基礎的・基本的な学習がおろそかになる」、「教科との連携が不十分で学力が身に着かない」など学力低下を懸念するものが多かった。また、高校の教員でも、ベネッセ総研の調査(2003)で、約6割が、否定的な評価であった。「生徒の個性が伸ばせる」という点について、「あまりそう思わない」と「全然そう思わない」を合わせると64.6%。「生徒が興味関心を持つ」に63%、「生徒に自ら考えさせる力をつける」に56%が否定的であった。そして、指導方法について、「どのようにやったらよいのかわからない」が69.7%であった。
今、多くの教員が総合学習という新しい枠組みに対して、従来の教育観で捉え、不要論を唱える中で、私自身は、高等学校の「総合的な学習の時間」の枠は横断的な学習ができる点で、大きな可能性をもっていると考えている。そして、「性」を中心にすえた展開によって、人間関係の希薄化する社会で、「生きる力」を育てる教育が実践できるのではないかと考えた。今回は、「総合的な学習の時間」の導入に先駆けて、本校独自の自由選択科目「発展科目」(高2対象2単位)の枠の中で1999年度から開講している授業「生命」について報告したい。
何故、授業「生命」は誕生したか。
最近、中学生だけでなく小学生による殺人事件が起こり、児童・生徒の心の問題が大きくクローズアップされるようになってきた。そして、社会的な危機感から、少年犯罪については、少年法第61条によって容疑者である少年の実名や写真を報道しないという原則があるにもかかわらず、インターネットによって罪を犯した少年の写真が公開されるなど、社会的な規範が問われる問題さえ起きている。また、加害者に被害者の心の痛みや肉体的な苦痛が理解できないという共通点が指摘され、その原因を家庭や人間関係に求められる場合も多い。しかし、児童・生徒は、一日の多くを学校で過ごし、また、学校を中心にした人間関係の中で生きている。学校生活が彼らの考え方や行動に大きな影響を及ぼしていることが事実だとしたら、この社会的現象について学校教育にまったく責任がないとはいえない。学校教育の社会的な役割を再点検し、時代の変化に対応した教育内容を考えることが社会的に要求されていると考えられる。私自身はこのような状況に対して、「生命」についての価値観を形成するために「生き方」を教育することが必要だと考え、授業「生命」を考えた。
授業「生命」はどのように進められているか。
授業「生命」では、「性」についての知識を学ぶことから出発して、人には多様な考え方があることを認識し、最終的に生徒自身が「どのように生きるか」を再考することを目的にしている。具体的な手法は4つに分けられる。①知識の習得を目指した「講義」(担当者以外に校外講師にも依頼)。②グループ討議や心理テストなどによる「自己分析」。③与えられた課題レポート作成のための「調査活動」。④プレゼンテーションをするためのHTML形式での「課題レポート作成」である。各回の授業の感想は、e-mailで提出することになっている。
授業の中核をなすのが「調査活動」で、正解のない課題に教師と生徒で調査や作業をしながら取り組み、共に考える過程を取り入れている。「知識をもった教師が生徒に一方的に教える」という今までの授業では、教師と生徒が興味を共有できるような授業ができないと考えた。知識中心の授業で「教科書に載っていないことは、勉強しなくてもいい」とか、「テストに出なければやらなくていい」という損得の基準で物事を考えるようになってしまっている生徒も多くなり、ボランティア活動でさえ、評価されるからやるという発想になってしまっている状況を打破するためには、生徒にとって魅力のあるテーマを今までの授業とは違う観点から考える必要がある。
前期の「調査活動」の課題は「野外彫刻は猥褻か芸術か」である。野外彫刻の調査をテーマにしたきっかけは、「野外彫刻の設置が猥褻、あるいは女性蔑視につながる」とする意見に対して、自らの調査過程を踏まえて、最終的に女子高生としてどのような意見を持つか、私自身が知りたいという気持ちから出発した。授業は、次の①~④の順に進めている。
①野外実習:30名を5名ずつに分け、班毎に調査地域を分け、90分で往復できる調査計画を立て現地へ行き、1人1つの野外彫刻を見つけてデジタルカメラで撮影し、作者紹介などの掲示物や設置環境、感想を調査表に記録する。
②自分自身での調査:新たに自宅周辺や通学途上で見つけた野外彫刻を①と同じ方法で調査する。
③レポート作成:持ち帰った記録表からレポートを作成し、プレゼンテーション用にHTML形式のファイルを作成する。
④多様な立場の意見聴取:野外彫刻作者である彫刻家の意見を聞く。
最新の作品も持ちこんで、製作意図を説明。
彫刻の作成過程を紹介した書籍で説明。
④野外彫刻から女性問題を考えている女性グループの方の意見を聞く。
性と一人ひとりの意見を聞きながら・・・。
各地の野外彫刻の写真を展示。
⑤自分自身の意見:レポートに自分の最終的な意見を書き加えて完成させる。
後期の課題は、「学校飼育動物は、生命尊重を考える教材になっているか」である。出身小学校に行って、動物の種類や飼育環境について調査し、ペットや飼育動物の死を考えるなどの考察を行っている。
授業「生命」で何を伝えたか。
授業「生命」は開講して7年になるが、人気講座として定着してきている。「総合的な学習の時間」が設定される前の段階では、「そんな授業をして大学受験の邪魔にならないのか」などの意見があったが、私は「生き方」を考えることが、将来を考える動機となると考えた。事実、これまでに講座の内容そのものが直接的に進路につながった生徒も多い。「生き方」を教育するとは、「考え方」を一定の方向に導くというものではない。提示された材料(教育内容)を生徒自身が学んでいく過程で、「考え方」を身につけていくものである。したがって、この授業は、考える材料の提供(話題提供)の役割をするものであり、どのように考えるかの試行錯誤をどのように体験させるかが指導上重要になる。「生き方」を考える教育では、教科指導のように多くの知識を持った優位なものが劣位なものに一方的に教えるという図式は成り立たない。適切な材料を供給できるかどうかが大切で、指導する側がどのような経験をし、どのように生きてきたかという自らの生き方が問われることになる。
授業「生命」は、調査活動を重視することにより、学習者は普段見過ごしている身近なところにもテーマがあることに気づき、課題解決のための情報収集をインターネットに依存することなく、自分の足で歩いてデータを得るという体験を通して、「どのように生きるか」について再考し、結果的に「性」について学習することができると感じている。授業「生命」で「性」を扱っているのは、「生き方」を考える上で、「性」の問題が重要だと考えたからである。
「性教育」はいつの時代にも必要とされている
性教育の必要性については、これまで多くの調査で確認されてきたことである。「あなたは、性教育を積極的に進める必要があると思いますか」という問いに対して、山口県養護教員会の教員対象の調査(2002)で、小学校98.8%、中学校90.1%、高校83.5%が「必要である」と答えている。岡山県性協議会の教員対象の調査(1993)でも、97%、本校の調査(1996)でも96%が「必要である」と答えている。このように、性教育の必要性については、多くの教員が認めている。このことは、私が性教育に取り組み始めた1986年から変わらない。1990年代になって、エイズが社会的な問題になり、性教育の実践がマスコミにも取り上げられ、特に盛り上がった時期もあった。そして、1999年には文部省から「学校における性教育の考え方、進め方」が発行され、「学校、家庭、地域が実態に応じて、性教育を組織的かつ体系的に展開することが求められています。」という基本的な考えが示され、同年、「男女共同参画社会基本法」が公布・施行され、「男女の人権の尊重」、「社会における制度又は慣行についての配慮」などの5つの基本理念が示された。
しかしながら、2002年に全国の中学生に「思春期のためのラブ&ボディBOOK」(母子衛生研究会作成)という小冊子を配付する計画がなされたが、配付直前になって、「ピルの勧めになる」「コンドームの使い方を中学生に教えるのはゆきすぎだ」などの意見が出され、結局、配付が中止になったり、2003年には、東京都立七生養護学校での性教育実践が、不適切と判断され、教職員を処分するという事件も起こっている。最近では、それらのことがきっかけとなり、「行き過ぎた性教育」ということでパッシングされている状況にある。また、国外に目を向けるとアメリカでは、禁欲教育の推進とあいまって性教育で扱う内容をめぐる議論が混沌としてきている。しかしながら、いろいろな問題を抱えながらも、今でも性教育が社会的に必要とされているのは事実である。
「何が「性教育」を進めにくくしているか
性教育は必要であるという意見がある一方で、なかなか進まないというのが、多くの教員のもっている思いではなかろうか。性教育が必要ないとする意見については、今も昔も変わらない。それは、「寝た子を起こすな」、「自然にわかる」というものである。例えば、 学校保健と連携して健康教育に取り組むために保健所がアンケートを実施しようとしたところ、「性交経験がありますか」「初めて性交をした動機は何ですか」「避妊しましたか」などの質問に対して、高校側が反発したケースがある。その主張は「生徒たちは純朴で素直であり、そんな生徒に『みんなこんなことをしているのか』と驚かせたり、性行動を助長するものは実施できない」というもので、「寝た子を起こすな」の発想である。
日本での「行き過ぎた性教育」の批判とアメリカの禁欲教育の主張の共通点は、新しい社会の動き、考え方の変化を取り入れないということである。日本では、行き過ぎた性教育を「性器教育」「コンドーム教育」として、知らなくていい世代にまで教える必要はないと批判している。また、アメリカの禁欲主義教育では、性交に伴うリスクを減らす唯一の方法は、結婚まであらゆる性的活動において禁欲であり続けることであると推奨し、避妊については基本的事実も教えないとしている。
確かに、性の知識は、年齢・発達段階を考えて教えるべきである。しかしながら、社会の変化の中で、教育内容も伝え方も変化することが当然あると考えなければならない。かつて、歴史上、軍事力を維持するために「事実があってもない」と教育したように、教育を、権力を守るための「体制を維持する装置」としてはならない。そして、体制を正当化するのに都合の良いように情報を歪曲することがあってはならない。
アメリカの禁欲教育プログラムは政府の補助金を受けて実施されているが、その内容について、「連邦政府の補助金による禁欲教育プログラムの内容」という報告書(2004)で、その問題点が指摘されている。禁欲主義プログラムの80%以上に、「リプロダクティブ・ヘルスへの不正確な、誤解を招く、歪曲された情報が含まれていることを明らかにしている。例えば「『コンドームは性感染症の拡大防止に役立つ』という一般に見られる主張には、データの裏付けがない」や、「知的障害の主な原因である未熟児の出産は、最初の妊娠を人工中絶したことによって増加する」、「HIV感染の危険要因として汗や涙に触れることがある」などがある。また、「女性は『経済的支援』を必要とし、男性は『賞賛』を必要とする」にみられるようにステレオタイプの性別役割分業の観念が科学的事実として扱われているなど数多くの間違った内容が含まれている。避妊については基本的事実も扱わない。科学的に誤りを含んだ情報で警告することによって、性行動を抑える発想なのであろうか。「コンドームは、性感染症について十分に防止しない」というメッセージから、「コンドームは役に立たない」と理解したり、結婚まで禁欲することに価値を置くことによって、性的虐待を受けた生徒や、法的に結婚できない同性愛の生徒達が排除された気持ちになるとしたら、どうするのであろうか。このように性教育をめぐる社会状況は混沌としている。
学校教育での性教育はどのように進められるのか。
これまでの学校教育は、全体としての規律や画一化が優先する集団指導に重点をおいたシステムで運営されてきた。それは、多くの生徒に、効率的に教育を提供する必要があったからである。教育を円滑にするには、集団を管理する必要がある。秩序を守らない、あるいは、自己主張する生徒は排除する必要があった。それは、社会でも一定のルールを守ることができなければ社会を乱すから、学校は社会適応させるために教育する役割があるという考えがある。1980年頃に校内暴力事件が多発し、教師に対する暴力事件が大きな社会問題となった時期があるが、運動場に整列させて生活検査をするなどの徹底した管理で対応した経緯がある。そこには秩序を求める教師と自己主張をする生徒との間でせめぎ合いがあった。
今は、社会的に生徒の人権を考えた指導が求められる時代に変化してきている。その背景には、「リプロダクティブ、ヘルス/ライツ」を提起したカイロ国際人口会議(1994)、女性の地位向上の指針となる「行動綱領」が採択された北京女性会議(1995)、男女共同参画社会基本法の公布(1999)などに象徴される、女性の人権を守る社会的な大きな動きがある。日本では、旧来の性別役割分業の考えが一般化しており、教育現場でも、性行動では「女子高生の性の乱れ」と表現されるように女性の性経験ばかりに好奇の目を向け、中絶や望まない妊娠などで「傷つくのは女だけだ」といわれるように、男女で非対称的な意識の歪みが存在している。「男女共同参画」を進める動きは、社会の文脈の中に始まり、一定の理解の拡がりを見せている。それは、社会的に多くの人が共有できる必然性を認識したからこそであって、決して一部の推進する人たちがうるさく要求したからだけではない。このような流れに対して、「このままでは日本は滅びる」として旧来の価値観が滅びることが日本の破滅と考えて反対する人たちがいる。日本における「行き過ぎた性教育」批判、アメリカの禁欲教育の推進は、旧来の価値観を守ろうとするものである。
教育に新しい局面が登場したとき、誰しも迷いがあり、拒絶する面がある。例えば、「情報」の授業が高等学校に導入される前の1997年に文部省が教員(小学校36校・451人,中学校10校・170人)に,「コンピュータ教育」の導入についてのアンケートを実施した。その中に「自分がコンピュータの研修をしてからでないと,生徒には使わせない方がいい」という意見に対する賛否を問うものがあったが,「そう思う」が40%,「そう思わない」が31%,「どちらとも言えない」が27%であった。賛成する意見の根底には,知識として「教員>子ども」でなければ,教材として扱わない方がいいと言う考え、つまり、「知識を持ったものが持たないものに教える」という従来の集団指導的な教育観の呪縛がある。
確かに、性行動で「性交をしない」という選択は、リスクを避ける有効な方法である。しかし、思春期には急激な身体の性的発達に不安になったり、社会経験も少なく、性情報に翻弄されたりするので、性行動に走ったり、性被害にあうこともある。そのときにリスクを減らす教育が必要である。しかしながら、そのリスクを減らすための教育は、恐怖感などの外圧で行動を抑圧するものであってはならない。より正しいことを一方的に「与える」のではなく、どうするかを「自分で考える」過程が大切だと考えている。あふれる情報の中で、外圧ではなく、自分自身で理解し、考えて、「・・しない」と判断できる力を養うことが必要なのである。性教育は、教師自らが当事者として「どのように生きるか」を考える教育であり、「管理」する立場では生徒の自己決定力を育てることはできない。
今、学校教育は新たな局面を迎えているのではないだろうか。「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」の流れが、時代の要請を受けたものだとしたら、多くの人の幸福に繋がるように、育てていかなければならないのではないか。授業「生命」の実践は、模索としての試みである。総合的な学習の時間の枠で、遠回りしたやり方かもしれないが、生きていく上で「大切なもの」が伝えられると考えている。
投稿者: 秋山繁治 日時: 11:26|パーマリンク | コメント (0)
2007年4月17日
内容は、前半がオリエンテーション、考え方を学ぶ実習(公共ポスターをみて思考など)、後半がグループに分かれての実習(意見交換)をおこなった。
生徒の感想の一部を紹介すると、
(Y.Oさん)今日の授業前半のポスターの話のことですが、一番衝撃を受けたのは1枚目のAIDSのポスターでした。最初にそのポスターが批判され、撤去された理由を聞かれたとき、数年前に行われたオリンピックの時に選手にコンドームを無料で配られたことが、ふと頭に浮かび、性感染症と外国が深く結びついたイメージを一瞬もってしまいました。が、その後の話で、その当時では東南アジアにまで行って、若い女性を売春するのが普通に行われていて、しかも、「AIDS防ぐためなら、そんな事実を公表することはやむおえない」といった考えを何年か前の日本がもっていたことを知ってとても残酷に思えました。2枚目の女性がコンドームに囲まれた ポスターでは、ジェンダーを感じるのと同時に、明らかに性行為が女性によってもちかけ、行われるもののような印象も受けられました。また、ある高校の文化祭のポスターでは、把握されている企画の内容にくい違いや勘違いがあるような気がしました。ポスターなどはメッセージを伝えたり、呼びかけたりする有効的な方法の一つだけれども、伝える側に少しでも考えていることや意思にずれがあれば、とんでもない事をまねいて しまうものだということも改めて感じました。後半のある話をもとにして、自分の考えを出して、グループでまとめ発表したことに関しては、最初の自分がもっていた考えや意見が友達の話を聞いているうちに大きく変わったり、考え直したり、新しい思いを抱いたりして、 他人の意見は自分のなかになかったものを引き出してくれるので、大切だなと思いました。 また、世代や自分が置かれた立場によって変わることを考えると、他人の意見を聞くことで、その人が今置かれている心境や状況が分かってしまうんだということを知りました。
(Y.Yさん)ポスター②を見たとき、私は日本から出たらエイズに感染してしまうようなイメージがありそうなので、それが問題とされたのかと思いました。でも、東南アジアでの買春を題材にしていると知って、そんなことが許されていいのかという感想を持ちました。しかも政府があんなポスターを作ってしまったというのを聞いて、いい策が浮かばなかったのかも知れないけれどもう少し考えて作るべきだと思いました。そしてポスター⑤では、最初は思い切った物を作ったなあと感じましたが、やはり考えが足りなかったのではないかと思いました。K高校という、私たちとは違う男子校での考え方もあるのかもしれませんが、私だったら賛成しないと思います。後半の授業では、人それぞれで様々な見方があるということを改めて感じました。クラスに帰ってから聞くと、水夫の順位を3位にした人も居るそうです。私たちのグループでは、若い女性と老人、婚約者と親友の順位を決めるのに少し手間取ってしまいました。けれど、意見をひとつにまとめる時に友達の意見を聞いて新しく考える事もあったし、自分の思いもよらなかった所にまで話を進める事が出来たのでとても良かったと思います。この授業では、社会で問題にされている様々なことにも触れることが出来そうなので、毎回楽しみです。今回は最初ということもあって講演ではありませんでしたが、早く外部から来て下さる先生のお話を聞いてみたいです。私が興味を持っているテーマもありそうなので、しっかりメモを取って聴きたいと思います。
(Y.Wさん)今日の授業は、今までになかったような授業で、いろいろ考えさせられました。まず、2枚目のポスターで、男性がパスポートを持っているものについてですが、はじめ自分で考えたときには、この男性が何をしに行っているのか、このポスターが何を意味しているのかが全く分かりませんでした。しかし、家庭を持った人が買春目的で旅行に行っているのだということを聞いて、本当に驚きました。なぜ政府がそんなポスターを作ったのか、とても疑問に思いました。普通に考えれば絶対におかしいとわかるはずなのに、外国に非難までされるのは、恥ずかしいことだと思います。また、その男性の旅行先、つまり東南アジアの人々の侮辱にもなるのではないかと思いました。それにしても、当時このポスターを見た人々はみんな、これが意味していることを理解できたのかな、と不思議に思います。3枚目のポスターも、はじめはよくわからなかったけど、すごく女性を侮辱しているとわかりました。なぜ、人の目を引くポスターは、批判されるような内容なのでしょうか。誰も傷つけないけど、訴えかける力のあるポスターをつくることは、特に性の問題が関係してくると難しいのかなと思いました。高校の文化祭のポスターも、とても衝撃的でした。あんなポスターでは、不快に思う人も少なくはないはずです。それなのに、学校側は先生たちでさえ、その問題点がわかっていなかったということを聞いて驚きました。私には、あの絵とキャッチコピーの関連性すら理解できなかったのに…。日頃ポスターなど気にも留めていませんでしたが、公の場に貼ってあるからといって、必ずしも良いものとは限らないんだと思いました。後半の、文章を読んで順位付けをする時間には、案外みんな自分の意見がはっきり言えて、しっかりと話し合うことができたので、良かったと思います。その分誰も自分の意見を譲れなくて、班の意見をまとめるのに時間がかかりましたが…。私の付けた順位は意外に特徴的で、同じような意見の人があまりいませんでした。特にみんなと違ったのは、「老人」の順位で、私のように下位のほうに付けている人はあまりいませんでした。上位に付けている人の意見では、「老人」自身の考えを押しつけず、「若い女性」の気持ちを尊重しているので好感をもったということでしたが、私は「若い女性」の立場で考えたのですが、自分が困って相談しているのだから、「老人」は具体的に答えてあげるべきだと思いました。これは、私自身が優柔不断で、人に意見を求めているところがあるのかもしれないな…と思ってしまいました。今日の授業は、今まで考えたことのないようなことをたくさん考え、それをみんなで話し合うことができて、良かったと思います。
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:45|パーマリンク | コメント (0)
2007年4月 6日
倉敷市立短期大学の入学式。すでに多くの短期大学が4年制大学へ移行したが、現在、4年制大学への移行が話題になっている。国立大学の独自法人化など、社会的に学校を取り巻く環境が大きく変わっているので、困難も多いと考えられるが、地域に貢献する大学として頑張って欲しい。
投稿者: 秋山繁治 日時: 15:44|パーマリンク | コメント (0)
2007年4月 3日
高1・高2の希望者16名を引率してのマレーシア・サバ州での海外研修の日程を終え、帰路の途中です。朝、9:00にキナバダガン川流域のスカウにあるレインフォレストを出発し、サンダカンからコタキナバル経由でクアラルンプールに到着しました。
救命用ベストを着て、ボートに乗る
川は森林に囲まれている
これから、深夜にクアラルンプールを出発して、明日の早朝に関西国際空港に到着する予定です。大きな事故もなく、今、最後の自由時間を出発ロビー周辺で過ごしています。
※クアラルンプール空港内の無線LANサービスに接続して書き込んでいます。
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:29|パーマリンク | コメント (0)
2007年4月 2日
朝、5:30に宿舎を出発して、空路でコタキナバルからサンダカンへ飛んだ。午前中は、セピログのオランウータン・リハビリセンター(飼育されていたオラヌータンの野生への復帰を援助する機関)の見学した。
昼時になると、オランウータンが餌場に現れる
センターの訪問者は欧米からの人が多かった
10:00が餌の時間で、今日のバナナ
オランウータンの姿
サンダカンの街にでて、食事をとった。
”サンダカン八番娼館”の跡地
商店街の裏にあるアパート
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:22|パーマリンク | コメント (0)
サンダカン訪問後、午後は、航路で、キナバダガン川をモーターボートで上り、スカウのレイン・フォレストに向かった。
ホテイアオイのような植物が川を浮遊
スカウの向かう途中でテングザルに遭遇
現地で、3隻の小型のボートに分乗して、2時間の”リバー・クルーズ”で流域に生息する野生生物の観察を行った。テングザル、カニクイザル、カワセミ、サギ、クロコダイルなどを見ることができた。夜は、サバ大学のロバート先生の講義を受けた。
カニクイザルかな?
ボルネオを代表するテングザル
レイン・フォレストのロッジ
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:24|パーマリンク | コメント (0)
2007年4月 1日
海に入ると、なぜか魚が逃げないで寄ってきます。ボルネオの魚は人間と仲良しなのでしょうか。昼食で残したパンを与えると、恐ろしい数の魚が集まってきました。熱帯の海は、有機物の分解速度が速いので、日本の海のように”磯の独特の匂い”はしません。ほとんど無臭です。それは、有機物が少なく、餌が少ないということを意味していると考えられます。魚は無警戒にパンを求めて集まってきただけのようです。
集まってきた魚たち
昼食のパンの残りを与えら・・・。
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:49|パーマリンク | コメント (0)
ボートで、コタキナバルから30分ぐらいボートに乗って、小さな島で実習した。島に到着してから、小高い丘の上までトレッキングしてから、植物や動物にいての説明を聞いた。今まで観察してきた森林やマングローブの環境とどのように違うか、そのことは生息している生物たちの姿や色にどのような変化を与えているか考察して、レポートを書くように指示された。
船着場周辺に小さな魚の群れ
稚魚が集まってきていた
サバ大学のロバート先生の説明
丘の上までトレッキング
トレッキングの道の入り口で出会ったオオトカゲ
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:18|パーマリンク | コメント (0)
2007年3月31日
午後は、ラフレシアを見た後、ポリン温泉に行きました。お湯が沸いている場所で、周囲に遊歩道を敷設した自然公園があります。キャノピー・ウォークの設備もあり、森林を高い視点で観察することができます。
林冠に近い部分で植物を観察できる
遊歩道を歩いて、植物や動物の観察ができる
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:54|パーマリンク | コメント (0)
キナバル山からポーリン温泉に向かう途中で、ラフレシアを見ることができるという情報が入ったので、生徒を引率して、現地に向かいました。正確な種は、僕にはわかりませんが、竹やぶの中のやや湿った場所でした。
ラフレシアが一つだけ咲いていました。
萼片5枚、雄花と雌花があります。
腐肉のニオイを出してハエをおびきよせ、受粉させるとか。
つぼみから開花までの期間は12ヶ月から16ヶ月。
※ ラフレシアについて
ラフレシアはパラサイト(寄生植物)です。東南アジアにのみ分布し,大きさが最大でよく知られているのがラフレシア(Rafflesia arnoldii)で、スマトラとボルネオ南西部に生育します。サバ州には残念ながらRafflesia arnoldiiの生育地は発見されていませんが、ラフレシア属の3種、Rafflesia keithii, R. pricei, R. tengku-adliniiが分布します。開花期間は長くて1週間程度で、腐肉のニオイを出してハエをおびきよせ、受粉させるといわれていますが、無性生殖も可能であり結実メカニズムはまだ不明です。
ブドウ科のつる植物であるブドウカズラ類に寄生します。しかし、種子の人工移植、開花に成功しておらず、寄生のメカニズムはよくわかっていません。花は一年中見られますが、4月から7月と8月から10月ごろに多くということです。寄主植物のツルの位置により樹上で咲く種類もありますが、今回、ポリン温泉近くで観察したラフレシアは地表で咲いていました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:54|パーマリンク | コメント (0)
キナバル山で自然観察をした。キナバル山は、山頂を眺めるには午前中に限られる。早朝の空気が澄んだときに見ることができるが、時間が経過するとともに雲が出てくることが多い。この日も行きのバスの窓からは眺められたが、11時頃には雲に覆われてみることができなくなっていた。コタキナバルからバスで約2時間でキナバル山麓のビジターセンターに到着した。ここには訪問者のための小さな展示室があり、サバ大学のロバート先生のサバ州の自然の特徴などについての説明を聞き、展示室周辺の林で、主として動物の観察をした。
ビジターセンターの展示室
いろいろな標本が展示
サバ大学のロバート先生が説明
世界最大の花ラフレシア花の模型
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投稿者: 秋山繁治 日時: 22:19|パーマリンク | コメント (0)
2007年3月30日
午前中は、マングローブの植生や動物たちを観察するためにKKCBSを訪問した。コタキナバルから20分程度バスで移動すれば、マングローブが観察できることに驚いた。
午後は、Forest Rehabilitation Centerを訪問した。近年になって、ボルネオの森林が急速に失われている現状を教えていただき、その後で、森林火災によって失われた森林を復旧するための植林を体験させていただいた。
森林を中心に地球環境の変化の様子を報告
植林をした地域の現状を視察
森林復旧作業を体験
サバ大学の先生と一緒にグループに分かれて作業
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:54|パーマリンク | コメント (0)
2007年3月29日
午前中に4時間の講義を受けた。
Lecture on Animal Diversity of Borneo
Prof.Datin Dr.Maryati Mohamed
Lecture on Sabah's Traditional Knowledge
En.Kevin Kueh
Lecture on National Tourism
Cik Azniza Mahyudin
Lecture on National Resource Sustainable Development
午後は高校一年生の蒜山合宿での研究発表をサバ大学の先生方に見ていただき、質問及び講評をしていただいた。初めての英語発表で生徒も負担感もあり、大変苦労したと思うが、この経験は一生忘れられないものになるし、発表に慣れることで、表現力を身につけて大きく成長してくれると信じている。”やらされる”という視点でなく、”新しいことに挑戦したい”という視点をもている生徒に育って欲しい。
発表後、サバ大学の標本室(昆虫、哺乳類、爬虫類、両生類、魚類などを保管)と新設された”カエル・ミュージアム”を見学させていただいた。
昆虫の標本
爬虫類の標本
カエル・ミュージアム
大学から宿舎に向かう途中でモスクに立ち寄った。
コタキナバルには、モスク、仏教の寺院、キリスト教の教会など多宗教が混在している。マレー人の多くは、イスラム教を信仰している。
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投稿者: 秋山繁治 日時: 22:57|パーマリンク | コメント (0)
2007年3月28日
学科長Prof.Dartin Dr.Maryati MohamedとEn.robert f.Petersのオリエンテーションと、Dr.Idris Mohd Saidの”植物の生物の多様性”とDr.Homathevi Rahmanの”昆虫の多様性”の2時間の講義があった。
午後は、コタキナバルの私立のカトリック中高一貫校Maktab National に招待していただき、英語による学校紹介や校舎の案内をしていただいたりした。生徒交流などの時間を楽しい時間を過ごせた。引率者の目には、マレーシアに来て、生活や文化の違いにショックを受けていた生徒が、現地の高校生に優しく迎えていただいたことで、元気を取り戻せたように見えた。
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投稿者: 秋山繁治 日時: 22:43|パーマリンク | コメント (0)
2007年3月27日
朝、岡山を新幹線で出発、関西国際空港からコタキナバルに直行便で向かった。コタキナバルの”ホステル”に到着したのが現地時間で18:00になった。サバ大学の先生方が手配してくださった今回宿泊施設(”ホステル”)は、国立の競技場(サッカースタジアムなど)に附設されたような建物で、サッカーの選手も多く宿泊していた。地元で言えば、”少年自然の家”のような位置づけになると考えられる。出発前は、8人部屋が二つと連絡を受けていたが、4人部屋が4つ用意されていたので、その場で、グループに分かれて宿泊させれことになった。生徒は臨機応変に対応してくれたので助かった。しかしながら、マレーシアの生活習慣があまりにも違ったので、ショックを受けていたようだ。
① トイレの様式がまったく違う(紙で拭かないで、水で洗う)。
② 冷水のシャワーしかない(風呂がない)。
③ 食事はバイキング形式だが、全体的に香辛料がきつい料理が多い。
④ エアコンがなく、天井に大きなファンを使って暑さをしのぐしかない。
北海道から沖縄まで、ホテルには、ウォシュレットがついていて、エアコンが完備しているのが当たり前の日本と比較して、マレーシアでの不自由過ぎるかもしれない。しかしながら、ここでの生活が”本当の国際交流”を肌身で感じ取ることのできる貴重な体験を与えてくれると考えている。到着直後は、困惑して他国に来ていても、日本と同じ生活を要求する生徒もいたが、なんとか研修生活が始まった。引率者としては、なんとか生徒が乗り越えてくれることを祈っている。
ホステルの玄関付近
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:19|パーマリンク | コメント (0)
2007年3月26日
東京都にある”都民の森”の2007年度のイベント案内のパンフレットが送られてきました。今年も、「サンショウウオの観察会」に伺わせていただきます。
サンショウウオの観察会は7月22日
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:00|パーマリンク | コメント (0)
2007年3月 7日
”公式で物理の仕組みを読み解く”ことを目指した本がブルーバックス(講談社)からでました。
執筆の中心は8人の高校の先生。ノートルダム清心女子大学の保江邦夫先生の監修で、2007年2月20日に発行されました。本校で物理を教えている同僚の藤田八洲彦先生もメンバーです。藤田先生は、「ダランベールの原理」、「ヤングの干渉条件」などを執筆しています。
投稿者: 秋山繁治 日時: 10:47|パーマリンク | コメント (0)
2007年2月24日
商店街のなかに、2つの野外彫刻を見つけました。どちらも母子でしょうか。詳細なデータ(作品名、作者など)は不明です。
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:54|パーマリンク | コメント (0)
卒業生の結婚式に出席するために東京に行って、今回、珍しかったものを紹介したい。2番目は、駐車禁止の看板・・・・。歩道入り口の中央に、進入禁止のポールがあり、ロープまで張ってある。”車椅子が通行できませんので、バイクの乗り入れを禁止します”と警告した紙が貼ってあった。どうみても、この状態では、歩道に車椅子の方が入りにくくなっていて、自転車や50ccバイクは入れる構造になってしまっているように感じるのは僕だけでしょうか。”禁止”という命令でしか、秩序がまもれない社会を感じてしまいます。かつてこの場所に、多くのバイクが無秩序に並べられていた光景が想像されます。
歩道の入り口の状況
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:42|パーマリンク | コメント (0)
卒業生の結婚式に出席するために東京に行って、今回、珍しかったものを紹介したい。地下鉄の麻布十番駅を降りて、最初に出会った”巨大な建物”は、六本木ヒルズだった。駐車場の料金表示は”10分100円”だったが、それが高いのかどうかは不明。
古い町並みとのコントラスト
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:31|パーマリンク | コメント (0)
2007年1月 5日
ショーン・コヴィ著『7つの習慣ティーンズ』(キングベアー出版)という本がある。”大人社会での長い旅路に一歩踏み出す、若いみなさんのための本”と紹介されていて、一部の学校では、教育実践に取り入れている学校もある。その本には幸福になるための7つの習慣が紹介されているが、そのうちの3つは個人的なレベルでいつも考えていなければならない点だと思う。
第一の習慣 「主体的に行動する」
自分の判断で責任感をもって取り組むこと。逆に言えば「他人のせいにする」ような生き方はしないことが自分を成長させることになる。
第二の習慣 「目的をもって始める」
具体的な目標を持った方が、前向きに努力しやすい。将来の夢を描けない生き方は寂しいし、力が出ない。
第三の習慣 「一番大切なことを優先する」
今、自分は何をしなかればいけないかを考えて、優先しなければならないことから取り組むことが大切。これは、僕自身ができていないと反省することが多い。「後回しにする」、「ついつい楽な方を選ぶ」とか・・・、自分に厳しくあることが大切。
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:23|パーマリンク | コメント (0)
2006年12月30日
1986年4月7日2年D組学級通信「風と谷」の第1号は以下の引用で始まっている。
かつて栄えた巨大産業文明の群れは
時の闇の彼方へと姿を消し、
地上は有毒の瘴気を発する
巨大菌類の森・腐海に
覆われていた。
人々は腐海周辺に、
わずかに残された
土地に点在し、それぞれ
王国を築き暮らしていた。
・・・風の谷・・・・・。
そこは人口わずか500人、
海からの風によって
かろうじて腐梅の汚染から
守られている小王国であった。
「風の谷のナウシカ」より
その後で、クラス担任として以下のように書きました。
新学年をむかえてどんな気持ちでしょうか.高2というと、もう学校の雰囲気はわかってきたし、受験直前という感じもないということで、高校生活を最も楽しめる学年だといえると思います。これからの一年が君たちにとって、どんな一年になるか判りませんが、ホームルームを各々にとって落ち着いて存在できる場として感じることができるように、つくっていこうと考えています。
人それぞれ考え方も違っているし、好き嫌いがあるのも確かです。ぼくが考える理想は、お互いを認めあう関係ができるってことです。人間が感じる苦しさで最も大きなものは、「自分の存在が認められていない」と感じることだと思うのです。「その人がその人のままで存在できる。」ってことが今の社会では結構難しい。むしろ、「自分の存在が認められていない」と感じやすいかもしれません。だからこそ、学校生活で、理想の人間関係をつくる努力をして欲しいと思うのです。与えられた規則・時間割で過ごすだけの学校生活なんてつまらない。「将来の夢」を見つけることができるように前向きに毎日を過ごして欲しい。そして、信頼できる人間関係ができればと思うのです。高校生活は、大学生活への単なる準備時期ではなく、その生活そのものがかけがえのない時で、充実した日々であるべきなのですから・・・。
ちょうど、20年が過ぎ、今年から”生命科学コース”を開設しました。理系の女性として生きるという”将来の夢”の実現に向けて全面的にバックアップする企画として誕生しました。
定員30名の1クラスですが、「中学から理系に進路を考えていないと志望してくれない」(実際は、高校2年生で、文系に進路を変える場合には文理コースに変更可能)とか、「高校時代を女子だけで過ごすのは嫌だ」などの理由で、受験者が確保できないのではないかという否定的な意見もあります。成功の鍵は、文科省指定(SSH)で整備された恵まれた環境で「高校3年間、自立した女性として生きていけるように真面目に勉強してみよう」と投げかけた試みが社会的に認められるかどうかだと思います。生命科学コースは1クラスだけど、学校教育の中で”風の谷”のような役割をもったクラスとして存在させたいと考えています。
投稿者: 秋山繁治 日時: 12:12|パーマリンク | コメント (0)
2006年12月 9日
自宅の本棚から『知能神話』(山下恒男編)を取り出して、ページを捲っていたら小沢牧子さんの書いた部分に以下のような箇所があった。
“わかる”とか“できる”というのはいったいどういうことなのだろう。子どもとつきあっているときに、しばしばこのことを考えさせられる。子どもがものと親しくふれ合いながらそれを自分の中にとらえこんでいく営みは、実に多面的で豊かな顔をもっているからだ。
たとえば、幼稚園児は同じ椅子がたくさん並んでいる中から、自分の椅子をちゃんと見分けることができる。家庭の中でも、数人のきょうだいが大人には同じようにみえるハソカチや消しゴムを、「自分のはこれだ」と迷わずに“わかって”いる風景はよくあることだし、父親が自動車で帰宅したときに、「あっ、お父さんの車の音だ!」とすばやくその音を聞き分けるのも、たいてい幼い子どもである。
ものと子どものこういう親密な“わかりかた”は、心理学者ウェルナーが「相貌的知覚」と名づけた知覚のスタイルに属している。(『精神の発達』岩波書店)
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投稿者: 秋山繁治 日時: 10:59|パーマリンク | コメント (0)
2006年12月 1日
2006年2月からHPのリニューアルを始め、3月に一部公開、4月3日のSSHプレス発表の日に全面的にリニューアルしたものを公開しました。その後、5月に校長のブログなどを新しく開設しました。下のグラフは、2006年2月から2006年10月までのHP訪問者数の推移を表しています。順調に訪問者数が伸びていることが確認できます。
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:06|パーマリンク | コメント (0)
2006年11月29日
11月17日の岡山操山高校の研究授業のときにいただいたカイコの繭を観察した。生物準備室の室内で、無事に産卵したので報告させていただきます。
11月28日に孵化して交尾している雌雄を観察。
11月29日には、雌が繭に産卵。
卵を実体顕微鏡で観察。
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:08|パーマリンク | コメント (0)
2006年11月 3日
男女平等についてのとらえ方について
倉敷市の「男女平等に関する意識調査」(1991)によると女性の地位向上のために市がすべきことは、「女性自身が自覚と責任をもち、知識や能力を高める学習の場を充実させる」が最も多く、54.7%をしめ、生涯学習について関心が高いことがわかります。一方、「男女平等意識を育てるための学校教育を充実させる」は15.9%です。
同じ調査で、親が子どもに受けさせたい教育程度は、女子は短大までが35.4%で最も多く、男子は4年生大学以上が64.6%になります。子どもの性別によって進路の選択に大きな影響が及ぼされていることがわかります。
出典:『くらしき女性プラン』倉敷市企画局企画部女性政策課(1995)p22-23
今のデータはどうなっているでしょうか。
投稿者: 秋山繁治 日時: 09:30|パーマリンク | コメント (0)
2006年11月 1日
コンクリートでできた大きな校章の脇の階段を上がると、アメリカフウが高くそびえ立っています。この木の紅葉は、多くの卒業生の思い出に残っているのではないでしょうか。毎年、アメリカフウの紅、黄、緑の混ざった模様が見られ始めると秋、そして冬が近くになったと感じてきました。
清心の丘の上で、まず最初に紅葉が目立つのがソメイヨシノで、強風の日があるとあっという間に葉を落としてしまうのが、春に花が散るときと同じような儚さを演出していると思います。それから、アメリカフウの紅葉が目立つようになります。ちょうど今、アメリカフウの本格的な紅葉が始まろうとしています。
ほとんど葉を落としたソメイヨシノ(桜)
アメリカフウ(マンサク科)
1.葉形 5~7に深く裂ける。
2.紅葉 秋に濃紅色に染まる。
3.コルク層 横枝の上面に発達する
4.原産地 北アメリカ
※ 「フウ」は日本に第三紀に広く分布し、化石として各地で多数見つかっているが、現在は絶滅している。台湾・中国にだけ残っている。
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:27|パーマリンク | コメント (0)
創立記念日のミサ・記念式典が開かれています。岡山県唯一のミッションスクールとして120年の歴史を刻んできたわけです。
投稿者: 秋山繁治 日時: 10:57|パーマリンク | コメント (0)
2006年10月14日
次回の授業「生命」(10月31日13:55~15:35)は、東京歯科大学市川総合病院角膜センター長の篠崎尚史先生をお招きします。先生の講演は、今年で8回目(1999年開講から継続)になりますが、もっとも生徒に人気のある講義の一つです。日本の臓器移植を取り巻く状況を中心に、移植コーディネーター養成の問題などについて話されます。”生命”について考える材料を提供していただきます。聴講は可能ですので、ご希望される場合は、担当の秋山までご連絡ください。
篠崎先生のコラム
http://secondlife.yahoo.co.jp/health/master/profile/d101snaos.html
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:20|パーマリンク | コメント (0)
金沢大学大学院自然科学研究科 教授 田崎和江(Kazue TAZAKI)の講演が実現しました。社会人として大学院で学んでいたときに、集中講義を受けてから6年が過ぎました。今回は、11月18日に清心女子高校の会議室で講演があります。女性科学者の道を歩む生徒が一人でも多くでることを期待しています。そして、僕自身も、元気に話す田崎先生からエネルギーをもらいたいです。
田崎先生の紹介
私はたいして有名でもない教員養成大学を卒業し、大学院には全く行っていません。卒業時にはすでに長女もいました。「大学院に行きたいので」と保育所に言ったところ、「保育所は働くお母さんのためにあるのです。大学院なんてとんでもない」とこっぴどくしかられました。1年間の東京都教諭の後、すぐに三朝温泉にある岡山大学温泉研究所の研究生になりました。当時、岡山大学には大学院もなく、独学で粘土鉱物学を勉強し、電子顕微鏡技術を修得しました。論文を2.3本書いたところで、地質学会研究奨励賞をいただきましたので、東京教育大学に学位論文を提出しました。すでに須藤俊男先生は退職されており、下田右助教授が私の論文を評価して下さいましたが、審査委員は全く別の先生でした。大学院に行っていないからという理由で3日間、専門の試験を5つと英語とドイツ語の試験が課されました。当時3~4歳の長女を連れ、出雲の寝台に二人で寝て、10回以上東京に通いましたが、なかなか論文を見ていただけませんでした。
何はともあれ、学位を手にし、論文もたくさん書いて、賞までいただいたので、何か研究職があるだろうと10以上の職に応募しましたが、学閥も人脈も何もない私はどこからも相手にされませんでした。岡山大学温泉研究所の研究生を10年間し、いよいよ35歳になろうとしている1980年に、「そんなに日本が私を必要としないならば世界があるさ」と思い、アメリカ、カナダ、ニュージーランド、イギリス、オーストラリアに手紙と論文別刷りを送りました。
すると、なんと全部の国からすぐに来なさいと返事が来たのです。その中で、一番、最初に返事をくれたカナダの客員研究員(ENSAC)に行くことにしました。そのとき、年齢制限の35歳までに、なんとあと2ヶ月しかありませんでした。
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投稿者: 秋山繁治 日時: 19:06|パーマリンク | コメント (0)
2006年10月10日
今回の講演は
理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター
形態進化研究グループ 大宅 芳枝 先生
研究センターに勤める本校の卒業生の推薦もあり、依頼させていただいたところ快く講演を引き受けてくださった。
「卒業生の推薦」
わたしは本当に毎日、大宅さんに支えてもらっています。えらーいと思うことは度々あるのですが、そんな中の一つを。新しい人がラボに来たときのこと。お互い名乗り合った後、大宅さんは「いつでも頼りにしてくださいね。」と。・・・なかなか言えることではなぁと頭が下がりました。わたしはまだまだ言えそうにありません。そう言えるだけ、日々、自分の研究だけでなく人の世話も進んでしているラボみんなの大きな支えです。
大宅さんの中には、(誰かに)頼って生きればいいやというふにゃっとした気持ちがなく、常に、自分で立とうとすっと前を向くことをし続けている人だなと、わたしは感じます。うまく行かないときには、美味しいものを食べに行き、またなんとか前を向いています。わたしはもうくじけそうですが・・・。偏っていたり変わった考えを持つ人間の多い世の中、柔軟ながらも健やかな考えの持ち主です。分かってくれる人がいるというのは本当にありがたく、そして心強いです。なかなか大変な世界だと感じますが、興味のあることを続けていられる状況にある大宅さんは、今のわたしには、とてもうらやましい存在です。がんばってほしいなぁと思っています。
「講演内容」
前半は、「研究はどこでできるか」、「どのようなルートで研究者になれるか」、「女性研究者の悩み」、後半は、今取り組んでいるカメの発生の研究の話であった。
”どうしたら研究者になれるか”
”研究者に求められる能力とは何か”
”女性科学者の悩み”
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:27|パーマリンク | コメント (0)
2006年10月 8日
今年も西表研修旅行を終了した。今年も多くの方々に協力していただいて、僕の企画できる限界に近い内容になったと自分自身は納得している。直接的な自然体験、遠隔地の島でのヒトとの出会いを通して感じたことを糧にして、将来に生かしてもらえたらありがたい。
沖縄国際大学講師 金城和三 さん
沖縄本島研修1999、2000年度に琉球大院生として講
演及び自然観察の指導、2003年から西表研修に協力。
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:28|パーマリンク | コメント (8)
2006年10月 7日
最終日の訪問は、西表野生生物保護センターだけ。ここは、イリオモテヤマネコの保護の拠点(最前線)として有名で、自然保護専門員の岡村麻生先生にイリオモテヤマネコについて、その保護の問題を中心に話していただいた。その後、自由に1時間程度、館内の展示を見させていただいた。
人に飼われているイエネコとヤマネコの違いは?
イリオモテヤマネコの生活の年サイクルは?
道路整備の結果、ヤマネコの交通事故死が増加!対策は?
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:10|パーマリンク | コメント (1)
2006年10月 6日
最終日の夜は、アクセサリー作りに挑戦した。西表の思い出に残る作品できたかな。講師は、宿舎の近くの工房”ながや”のご主人の今岡さんにお願いしました。西表で採取した貝や豆、それに鋳物、各種ビーズを組み合わせて、ストラップやブレスレットをつくるのですが、最初に講習を受けて、創作時間は2時間ぐらいかかります。とはいっても時間がかかるのは、作業自体の時間ではなく、試行錯誤の(ビーズの色合いなどを選ぶ)時間で、大幅に時間をオーバーして、すべての生徒が終了したのは、午後11時半になってしまいました。昼間にハードな実習をしたのに、なんでこんなに元気なのでしょうか。
多くの作品例
多種多様な材料
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:55|パーマリンク | コメント (0)
最初は、地元の80歳を越えたお年寄り”ばあや”の昔話を聞いた。学校に通うのに1時間半もかけて歩いたとか、オオコウモリを食べたことがあるとか、岡山から遠く離れた西表の生活を身近に感じることができた。それから、白浜まで案内してもらって、炭鉱、マラリアなどの話も聞いた。
最後に、星砂の浜で、シュノーケリングの講習を受けて、1時間ぐらい海の生物の観察をおこなった。
シュノーケリングの講習
防水のデジカメで撮影
いろいろな種類の魚を確認
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投稿者: 秋山繁治 日時: 21:30|パーマリンク | コメント (4)
2つのグループに分けて、①シーカヤックで河口付近から上流にかけてマングローブ観察、②海岸で、シュノーケルで海岸の生物観察の実習を行った。河川では河口付近と上流で植物の種類がちがうことが理解できた。
上流部にはオヒルギ、下流部にはヤエヤマヒルギが分布
時々カヤックを停めて、各動物や生態系の解説を聞く
川の流れはゆったりしていて漕ぎやすい
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投稿者: 秋山繁治 日時: 20:56|パーマリンク | コメント (0)
2006年10月 5日
午後3時に、ピナイサーラの滝壺を出発して、船浦湾に向かった。ピナイ川の川岸や林を抜け、草原(水田跡の荒地)をぬけて、マングローブ林に出る。河口の橋に到着したのは、午後4時半だった。
夜は、8:30~9:30まで夜の生物観察を行った。しかし、強風と月明かりの影響でほとんど生き物を見ることができなかった。見たのは、オオコウモリ2匹、オオシママドホタルの幼生2匹、ゴキブリ2匹であった。
サキスマスオウの板根
水田耕作後、放棄された水田
マングローブ林へ出てきた
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投稿者: 秋山繁治 日時: 23:59|パーマリンク | コメント (4)
12時頃、ピナイサーラの滝の上流に到着。遠くにマングローブ林、船浦湾が見える。昼食後、滝壺に向かった。約1時間半で滝壺に到着して、歩いた汗と疲れを泳いで、癒した。
遠くに船浦湾が見える。
ピナイサーラの滝の上流で食事
ピナイサーラの滝
滝壺で疲れた身体を癒した
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:53|パーマリンク | コメント (7)
今日は、朝からピナイサーラの滝に上った目的地は滝の上。約2時間かけて、西表に生息する棒物や植物の話を聞きながら、ゆっくりと楽しみながら登った。
茎の部分には、葉が落ちた後が模様に
ピナイサーラの滝の上流で飲用水の採水
台風23号の影響で採水管が崩壊していた
森は台風の塩害で一度枯れ、その後、新芽が
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投稿者: 秋山繁治 日時: 22:19|パーマリンク | コメント (1)
2006年10月 4日
岡山から那覇まで約1100km、那覇から西表まで約400kmだから、西表島は岡山から1500km離れた場所にある。石垣島までは飛行機で行けるが、石垣からは船になる。天候は曇り、熱帯性低気圧の影響で、少し霧のような雨、強い風の日であった。
沖縄国際大学金城先生の研究と人生についての話
金城先生の専門はオオコウモリの研究
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:58|パーマリンク | コメント (1)
2006年10月 3日
8月末でストップしていた清心のSSH説明パンフレットを作成していて、学校を出たのが午後9時でした。パンフレットは、今月の19日、20日の入試説明会に配布される予定です。中学生、中学校の先生、保護者の方に理解していただけるものにしたいという願いでつくりました。
寝るのが遅くなってしまいましたが、明日から西表の研修旅行なので、「8:20に岡山空港集合!!」に間に合うように家を出なければなりません。南西諸島の青い海を目に焼き付けて7日に帰ってきます。
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:06|パーマリンク | コメント (1)
2006年10月6日に岡山ロイヤルホテルで、水谷修(夜回り先生)さんの講演会があります。NHKの放送で、彼のことを知り、生の声で話を聞きたいと思っていたので、今回の講演を楽しみにして、公式発表後、すぐに申し込み、入場整理券を入手しました。何があってもいくぞと心に決めていたのに、日付を見ると10月6日・・・・。10月4日から7日までの西表研修旅行中ではありませんか。水谷先生は僕のことはまったく知らないでしょうが、同じ年で、彼が夜回りを始めた年が、僕のサンショウウオ研究を始めた年なんです(今年で18年目)。誰かに代わりに行ってもらって、後で話を聞くしかありません。
投稿者: 秋山繁治 日時: 07:43|パーマリンク | コメント (0)
2006年9月22日
この日は岡山と山口を日帰りしました。朝、山口に向かう途中、7:43に123456kmが距離計に表示されました。111111kmとか気になっても、見過ごしていたので、今回は写真で記録しました。九州にオオイタサンショウウオの調査にも、県北のアカハライモリや小型サンショウウオの調査にも、この車は相棒として同行してくれています。文句も言わずに。
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:07|パーマリンク | コメント (0)
2006年9月20日
7月5日に、市ヶ谷の私学会館で、「女性理系はなぜ少ないか」というテーマで座談会がありました。参加者は、日本女子大学の平田京子先生、中央大学の今井桂子先生、東海大学の佐々木政子先生という顔ぶれで、3人の理系女性研究者と、SSHで女性の理系進学を支援することをテーマにしている担当者でおこなわれた。2時間にわたる会話の内容は日本私立大学連盟が発行している『大学時報』2006年9月号No.310のp14~25に掲載されています。(9月20日発行)
続きを読む "私立大学連盟の座談会「女性理系はなぜ少ないか」" »
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:38|パーマリンク | コメント (0)
2006年9月19日
トリノ・オリンピックの開幕式の報道番組を分析し、メディアは番組をどのような考え方に基づいて構成しているか、その問題点は何かを考える授業が展開された。授業は、メディア・フォーラムおかやまの乙竹文子先生に担当していただいた。開会式のメインテーマとして扱うべき”オリンピック旗入場(平和と友愛を象徴する世界の8人の旗手が登場)”のシーンが番組ではカットされていた。
8人の旗手は以下の8名であった。
ソフィア・ローレン:イタリア・アメリカ合作の反戦映画「ひまわり」に主演した女優。
イザベル・アレンディ:ラテンフェミニスト文学作家、ジャーナリスト。
ナワル・エル・ムタワケル:イスラム教女性で最初の金メダリスト。
スーザン・サランドン:オスカー賞、アカデミー賞受賞女優、ユニセフ大使、平和運動家。
ワンガリ・マータイ:女性環境保護活動家、環境天然資源副大臣、ナイロビ大学初の女性教授。
マヌエラ・ディ・センタ:7つの金メダル取得、トリノオリンピック選手村村長。
マリア・ムトラ:金メダリスト、マリア・ムトラ・スポーツ基金創設。
ソマリー・マム:人権活動家、非政府組織”アフェシップ”創設、アストウリアス皇太子賞受賞。
五輪旗をもった8人の女性をそれぞれ解説
グループに分かれて、課題について話し合い
投稿者: 秋山繁治 日時: 15:22|パーマリンク | コメント (0)
2006年9月16日
久しぶりに卵巣、輸卵管、総排出腔付近の組織をととるためにアカハライモリの解剖をした。午後9時、誰一人いない高校の生物教室で解剖している様子は、不気味かもしれませんが、久しぶりに落ち着いて取り組めたという充実感を感じた。文化祭、体育祭が終わって、本格的に勉強できる季節になってくる。放課後、生徒に少しずつ実験を体験させてみたいと思う。
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:27|パーマリンク | コメント (1)
今年最後の変態前のイボイモリ幼生の9月14日の写真です。今日は上陸しています。
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:19|パーマリンク | コメント (0)
これまで、学校名の看板がありませんでしたが、「ノートルダム清心学園」の箱文字タイプの看板が特別教室棟校舎の壁の最上部に設置されました。設置場所は、旧国道二号線から見える場所ということで選ばれたということです、素材は丈夫で長持ちするようにステンレス製です。
微調整をしながら、時間をかけて設置
投稿者: 秋山繁治 日時: 15:42|パーマリンク | コメント (0)
2006年9月10日
岡山県私塾連盟会長・小野弘忠先生に、「知るは楽しみなり」という演題で話していただいた。ルイ・パスツールの「一度勉強の習慣がつけば、勉強しないではいられなくなる」から、何か一つ習慣をつけることが大切で、小野先生の場合は、毎日、新聞の切り抜きをすることを習慣にして、考える材料集めをしていることを紹介された。
文化祭での講演会の様子
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:01|パーマリンク | コメント (0)
2006年9月 8日
毎年、美術部が壁画を作成して、文化祭の時にスクールバスのバス停に面した校舎に展示しています。今年の作品のできはどうでしょうか。写真のバスがスクールバスで、”青バス”と”赤バス”がありますが、どちらのバスも本校の美術の教師がデザインしたものです。着色したシールをバス全面に貼り付けて作成しています。
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:26|パーマリンク | コメント (0)
2006年9月 2日
14年前の9月2日にバーバラマクリントックさんは亡くなった。その人生は、Keller, Evelyn Foxが著した”Feeling for the Organism : The Life and Work of Barbara McClintock”という本で紹介されている。
日本でも、亡くなったときに彼女の人生の一部が新聞に紹介されていた。
「・・・・米国の女性遺伝学者バーバラ・マクリントックさんの一生は、トウモロコシひとすじだった。遺伝現象の解明のため、・交配実験を繰り返すこと約七十年。結婚せず、弟子をつくることもなく、生活は一九八三年のノーベル医学生理学受賞後も変わらなかった。激しい競争の中、次つぎに華やかなテーマを追い求める傾向が強い米国の科学界では異色の「孤高の人」だった。 トウモロコシの実の色の遺伝に「動く遺伝子」がかかわっていることを示したのが五一年。だが、自信をもって発表した論文は、関心をひかず、別刷の請求はたった三部。ワトソン、クリック両博士の「DNA二重らせん説」の二年前。まだ、遺伝子の実体さえ明らかでないときだった。
「あまりに進みすぎていた」。マクリントックさんと直接接した数少ない日本人の一人である太田朋子・国立遺伝学研究所教授は話す。「そのために、画期的な論文が、発生学や進化論の珍説奇説に、埋没してしまった」
マクリントックさんは、ますます引っ込み思案になった。「いつでも畑に入れるように」と黒いズボンと運動靴姿で、畑と研究室の往復を続けた。その成果の論文は多くが単独名で、研究所の年報にしか発表しなくなった。
利根川進博士による免疫系での遺伝子再構成発見などで、「動く遺伝子」の重要性がわかり、ノーベル賞を受けた。だが、受賞の記者会見では、「おやまあ」のひと言を残して姿をくらました。戻ってきても「喜びは研究で十分味わった。そのうえ賞なんて」と短く語るだけ。トウモロコシと「しゃべって」いれば、それで十分な人だった。・・・」
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:07|パーマリンク | コメント (0)
2006年8月26日
テーマは、「高大連携の新しい展開をめざして(岡山大学における現状と未来)」で、高大連携について、JSPS、JST、岡山大学と連携を進めている私立金光学園高校、県立一ノ宮高校の関係者の講演があった。高校から大学にどのような接続をしたらよいか、あるいは高校教育に対して大学はどのように支援できるかなど、高大連携で考えていかなければならない重要な問題があることがわかった。
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:29|パーマリンク | コメント (0)
2006年8月25日
この28日に生命科学コース1年生を引率して訪問させていただくことになっているので、今回は打ち合わせを行った。
内海生物資源研究所(通称マリンバイオテクノロジーセンター)は、1983年に薬学部が新設され、さらに1986年に工学部生物工学科が開設されたことに伴い、海洋生物分野に対する認識を深め、これを教育に反映させようとの構想で1989年に現在地の因島につくられた研究所である。
今回は、28日の日程の確認と、養殖しているヒラメ、マダイ、トラフグ、オニオコゼなどを見せていただいた。
ヒラメの幼魚
続きを読む "福山大学生命工学部附属マリンバイオセンター訪問" »
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:51|パーマリンク | コメント (0)
2006年8月22日
7月22日に、岡山県立大学で、性教育の研究大会が開催された。今年で20回を迎えるが参加者は約100名であった。全国大会を開いたときの800名、例年300名の参加者が見込まれたが、年々参加者が減少している。中学生・高校生の性行動の活発化やHIV問題を考えると、”性教育”は前向きに取り組まなければならないテーマだと考えられる。
全性連会長の田能村先生の講演。
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:36|パーマリンク | コメント (0)
2006年8月15日
オオイタサンショウウオの水槽の中に今年生まれたと思われる小さな幼体が上陸して生活していた、大きさは今年3月生まれの個体(餌をやって飼育しているもの)とほぼ同じ大きさであった。何か餌となるものを探して食べていたのだろうが、大きな成体も同じ水槽内にいるので、捕食されなかったのが不思議だ。
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:06|パーマリンク | コメント (0)
2006年8月11日
今、高校3年生の性交体験者は4割をこし、岡山県内の未成年の中絶者の数が、全国で第7位である。この実態をあなたは知っていますか?
来年度から高校でも新教育課程が始まり、「総合的な学習」の時間が盛り込まれ、今までの教科の枠を超えた授業が誕生します。「総合的な学習」を、人間として生きる力を身につけるために設定するなら、「性」も大きなテーマになるのではないでしょうか?
今、なぜ性教育が必要なのか、そして子どもたちが、自分自身の人権意識を高め、自分自身で考え、どのように行動するかを選べる力(自己決定力)を持つようになることを願って、広い視点で性教育を考えてみませんか?
講演会
日時:8月20日(日)14:00~16:00
場所:岡山市立北公民館
<お申し込み・お問い合わせ先>
岡山市立北公民館
岡山市津島東一丁目3-14
TEL/FAX (086)254-4633
E-mail kitakouminkan@city.okayama.okayama.jp
投稿者: 秋山繁治 日時: 08:27|パーマリンク | コメント (0)
2006年8月 8日
高校1年生の生徒3名を引率して、SSH生徒発表会に参加するために会場である横浜に向かった。夕方到着し、夕食を生徒と一緒にとり、初めてのことなので早めに休んで、次の日に備えた。今年は、ポスターセッションにも参加していないので、来年の発表に向けて参加校の研究レベルをじっくり視察したいと思う。
会場となった建物
2006年度スーパーサイエンスハイスクール(SSH)生徒研究発表会は8月9日(水)~10日(木)の二日間開催される。
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:08|パーマリンク | コメント (0)
2006年8月 1日
7月31日から8月2日まで、高校二年生が勉強合宿しています。1年生は7月25日から7月29日まで「文理コース」と「生命科学コース」に分かれて蒜山合宿(文理コースは英数国の勉強中心、生命科学コースは英語と鳥取大学の先生の指導で環境学習)をしましたが、2年生は、担任(数学担当)を中心に計画したものです。31日の夜は、川崎医科大学の分子生物学教室の西松伸一郎先生が、研究に対する姿勢について話してくださいました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 11:24|パーマリンク | コメント (0)
2006年7月29日
最終日、午前中は、昨日の続き「植物解説と今回の研修内容紹介のプレゼンテーション作成」で残された時間を過ごした。作成したPowerpointは、9月の生命学基礎の授業で発表することになった。帰りは、宿舎からの帰りに、毎年火入れしている山の姿を見て、蒜山のヒトと自然の関係を再認識した。
4月に火入れた山の現状。
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:19|パーマリンク | コメント (0)
2006年7月28日
森林観測のためにつくられた高さ20mのジャングルジムに上って、真上からコナラ林を観察しました。ジャングルジムの最上部に登ると眺めはよく蒜山地帯が一望できます。大山は、雲に隠れていたのが、ちょっと残念でした。
ジャングルジムは高さ20mで、日本で2番目の規模。
最上部からの眺めは最高。
続きを読む "森林観測用ジャングルジムからのコナラ観察" »
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:24|パーマリンク | コメント (0)
4日目の内容は、①林業体験、②森林観測用ジャングルジムからのコナラ観察、③林業体験、④ブナの実生調査、⑤ブナ原生林探検、⑥植物解説と今回の研修内容紹介のプレゼンテーション作成であった。
枝打ちする前は、林床は暗かった。
枝打ちをしていくと明るくなった。
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:13|パーマリンク | コメント (0)
2006年7月27日
3日目の内容は、①樹木の測定方法の説明、②宿舎周辺での樹木測定実習、③演習林で1haの樹木を4区画の樹木測定(ヒノキ人工林)、④データ解析であった。
樹木の高さの測定
樹木の太さの測定
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:49|パーマリンク | コメント (0)
2006年7月26日
2日目の内容は、鳥取大学の佐野淳之先生と研究室の大学生・院生に指導していただいた。①蒜山の森の概説、②樹木を解説、野外での観察、樹木名の暗記、③旭川源流部まで探検(歩きながら樹木、植物の暗記)・・・実地訓練、④山田先生の英語の授業であった。直前の豪雨で、源流に向かう道は川のように水浸しであったが、楽しく、植物を解説を聞きながら楽しみながら歩いた。アマガエル、シュレーゲルアマガエル、モリアオガエル、アカハライモリにも会いました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:30|パーマリンク | コメント (0)
2006年7月25日
鳥取大学農学部付属フィールドサイエンスセンター(FSC)での研修が今年度スタートした。これまでは、清心女子大学の蒜山セミナーハウスで、英数国の授業を中心としたものであったが、生命科学コースとして入学してきた1年生は、SSHの取り組みの一環として、鳥取大学の先生や院生の方々から指導をコアにしたプログラムを受けることになった。一日目は、内容は、①施設説明、②地元の自然愛好家の山田信光先生(蒜山エコツーリズム推進事業実行委員会会長)の「蒜山の自然について」の演題での講演(90分)、③山田先生の英語教室(120分)であった。
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:31|パーマリンク | コメント (0)
2006年7月23日
毎年。夏休みに東京都西多摩郡桧原村にある”都民の森”でサンショウウオの観察会を行っている。午前中は、施設内の三頭沢に出かけて野外観察を行い、午後は、サンショウウオについての講義をしている。野外観察では、ハコネサンショウウオやヒダサンショウウオの幼生、ヒキガエル、カワゲラなどの水生昆虫などを見ることができる。僕の中で、毎年夏の恒例行事になっている。子どもたちの満面の笑顔を見ることのできる楽しい行事になっている。
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:38|パーマリンク | コメント (0)
毎年恒例の「サンショウウオの観察会」を実施しました。連日の雨で、野外での観察ができるかどうか不安でしたが、曇り空でしたが雨が落ちることはなく、約40人の親子で約20匹のサンショウウオの幼生を採取し、観察することができました。午前中の10:00~12:30に野外観察。1:30~14:45にサンショウウオやイモリなど有尾類の説明をしました。毎年、檜原村に行って、サンショウウオに出会うことを僕自身も楽しみにしています。
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:10|パーマリンク | コメント (0)
2006年7月20日
久しく、HPに書き込む余裕がありませんでした・・・。
期末テストを12日に終え、13日は学校で愛媛大学の林秀則教授の講演。15日は生命科学コースの1年生は、福山大学で生命工学部との高大連携講座、25日~29日は鳥取大学の蒜山演習林での実習を中心にした合宿。15日、16日、29日は岡山大学のSPPの講座・・・。というように、7月は行事が一杯で、理系の生徒は本当に充実した日々を過ごしていると思います。世話をする僕の方は少しバテ気味ですが、まだ、22日清心女子高校オープンスクール。23日東京都都民の森でサンショウウオについての講演、自然観察指導とまだバタバタした日々が続きます。
8月には、1日~4日は神戸大学で性教育全国大会、4日は岡山市水辺教室、9日~10日は横浜でSSH生徒発表会、20日は、岡山市北公民館で性教育講演、22日は岡山県の性教育大会があるので、気合を入れて乗り切りたいです。ちなみに、明日(7月21日)はアカハライモリを採取しに県北へ行きます。
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:58|パーマリンク | コメント (0)
2006年7月19日
出版のお知らせです。
本日、「ボルネオ・ネイチャーブック」山と渓谷社刊が発売されまし た。取材は今年の4月に1ヶ月間、サバ州のキナバタンガン 川を中心にひたすら歩き、およそ150kmをボートで下り、ヘリに 乗りとボルネオを駆けめぐりました。中の写真のほとんどは、その時に 私が撮り下ろしたもです。お時間のあるときに書店でご覧になってくだ さい。ボルネオ研修の資料にしてください。横塚 眞己より
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:21|パーマリンク | コメント (0)
2006年7月15日
生命科学コースは今年度から始まったが、福山大学生命工学部に課題研究の面で協力していただいている。第一回は、生命工学部での「生命科学」という分野そのものについての講演と、午後からグループ別の実験実習を受講させていただいた。
生命工学部秦野教授の講演
”生命科学”について考えてみると・・・。
どんな分野が関係しているのかな?
午後のグループ別の実験実習のガイダンス
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:08|パーマリンク | コメント (0)
2006年7月10日
7月1日に確認した卵は、今日(10日)すべて孵化しました。この3日間ですべて孵化したので、ほとんど同じ日に産卵されたものであることが推測されます。もちろん同じ雌が生んだ可能性が大きいです。
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:03|パーマリンク | コメント (0)
2006年7月 2日
7月1日コオイムシが孵化した。孵化した幼生の体長は5~6mm。
投稿者: 秋山繁治 日時: 08:39|パーマリンク | コメント (0)
2006年7月 1日
7月に入りましたが、イボイモリが産卵しました。38個を確認しました。正常に発生しているものも多いです。
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:58|パーマリンク | コメント (0)
2006年6月29日
2006年度第1回運営指導員会を開催した。内容は、「生命科学基礎」の公開授業とSSHの計画の説明であった。以下の方々に出席していただいた。
富岡 憲治・岡山大学理学部生物学科教授(委員長)
治部 真理・文部科学省科学技術政策研究所上席研究官(副委員長)
秦野 琢之・福山大学生命工学部生物工学科教授(副委員長)
益田 芳樹・川崎医科大学生物学教室助教授
西松 伸一郎・川崎医科大学分子生物学教室講師
保江 邦夫・ノートルダム清心女子大学情報理学研究所教授
菊永 茂司・ノートルダム清心女子大学人間生活学部食品栄養学科教授
入江 泉・ノートルダム清心女子大学事務部長
平山 諭・倉敷市立短期大学教授
斎藤 観之助・川崎医療福祉大学医療福祉マネジメント学部学部長
佐野 淳之・鳥取大学農学部附属フィールドサイエンスセンター森林部門助教授
本校のSSH委員会の委員長を富岡先生に、副委員長を治部先生と秦野先生にお願した。
校長、教頭、教務、進路指導、担任、SSH担当が出席。
SSHの研究方針をSSH担当の秋山が説明。
資料冊子「大切なもの」を配布して説明。
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:28|パーマリンク | コメント (0)
生徒と水田で調査をして、”赤いカブトエビ”がいるということで、よく見ると体全体に赤が目立つ。メラニン色素がない・・・、つまり、「アルビノ」だろうか。
全体的に赤色が目立つ。
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:06|パーマリンク | コメント (1)
コオイムシを28日の授業のときに水田で採取した。山林沿いの水田などで見ることはあるが、県南部の市街地に近いところに生息しているとは思わなかった。周辺環境は旧国道2号線から約200mの場所で、倉敷市街と岡山市街の間の道路沿いに飲食店などが並んだ地域の裏側といった場所で、学校がある二子の山に隣接している。水田にホウネネビやカイエビ、カブトエビなどの水生動物、水田を流れる小川には、ドジョウもいることを考えると、学校周辺は、県南で昔から生息する多様な生物たちが生き延びている貴重な場所かもしれない。近年、水田の周りの水路がコンクリート化されているのが気になるところで、動物に影響がでなければいいと思う。
投稿者: 秋山繁治 日時: 08:05|パーマリンク | コメント (0)
2006年6月28日
生物教室のHPからこのブログに移行する過程で、どうしても日記以外のいままでのデータを掲載しきれませんでした。今回の作業で、データを移行するっていうのはとっても大変だということを実感しまいした。2006年2月3日にリニューアルに着手して、立ち上げたのが4月2日でした。今になって、全体的なHPの内容について徐々に点検していこうかなとういう状況です。そして、HPのデータを点検する過程は、自分自身のいままでの教育活動を再考する機会にもなりました。
一番、思い出深いのは、1991年から1995年まで生徒会顧問をしていた時代です。生徒会活動で一番大きなイベントは、文化祭でした。それぞれの年度のパンフレットの表紙に思い出があります。
1991年度は、生徒会顧問としての最初の文化祭でした。パンフレットは大きな一枚の紙を3回折りたたんだもので、表紙は抽象的なデザインにしました。オリジナルのテーマソングの募集し、テープ審査で3曲を採用ました(スタジオでレコーディングして、初めてオリジナルCDを作成しました)。作詞・作曲は高校2年生、歌うのは高校3年生という曲もありました。とにかく、僕も生徒会の生徒も新しいことがしたかった時代でした。
投稿者: 秋山繁治 日時: 09:17|パーマリンク | コメント (0)
2006年6月27日
二子の校舎の坂道を下ると、水田が広がっている。清心中学・高校は、マスカット球場や川崎医大が近いので、少しは都会化と思われるかもしれないが、実は緑に恵まれた環境に立地している。つまり、田舎にある。生物の一時間の授業内に水田で生物を捕獲し、教室に持ち帰ることも可能である。
注意深く観察。実物は感動をよぶ・・。
タッパーに入れられた獲物たち。
投稿者: 秋山繁治 日時: 11:47|パーマリンク | コメント (0)
2006年6月26日
カイエビに卵を確認したが、ホウネンエビもよく見ると、尾部近くの管の中に卵が確認できる。
雄の第二触角。交尾期に雌をつかむ器官。
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:10|パーマリンク | コメント (0)
2006年6月25日
昨日、ホウネンエビを見つけた水田で、二つの粒状のものが動いているのを発見した。最初は、ホウネンエビが黒い粒を押して泳いでいると思ったら、まったく別種の”カイエビ”2匹が対になって泳いでいた。雄雌で対になっているのだろうか(雄雌がはたして存在するのか)。数匹、実体顕微鏡で観察したが、卵をもったものばかりだった。
二つの粒は、二匹のカイエビ。
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:43|パーマリンク | コメント (0)
2006年6月24日
夕方、学校の近くの水田に沿った道を車で通っていると、たくさんの緑色の塊がうごめいていた。水田に降りてよく見ると”ホウネンエビ”であった。この近くでは、この時期に水田に登場する甲殻類は、ホウネンエビ、カブトエビ、カイエビをこれまで観察したことがある。ホウネンエビが、珍しい生き物として、テレビで紹介されていたことがあるが、清心の近くには、昔からこのような小動物が生息している。このエビが大発生すると、”豊年(ホウネン)”の兆しがあると言われるが、もとは天保年間の豊年の年に、金魚屋が売りに来たことからこの名がある。
点在(緑に見える)するのが、すべてホウネンエビ
網で捕獲したホウネネビ
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:28|パーマリンク | コメント (0)
ネコの7割は室内飼育。室内飼いが増えている理由は、
① 公園、家の庭先などで糞や尿をするので他人に迷惑をかける。
② 事故に遭遇しやすい(交通事故、犬の襲撃、喧嘩など)。
③ 蚤や病気をもらいやすい。
などがある。
私自身も、私の子どもたち(高校3年生と中学3年生)に野良猫がなついたのをきっかけに今年の1月から、自宅でネコを飼うようになった。ネコを飼うのは、30年振りである。昔は、ネコはまったくの自由で、家と野外を行き来して、自分の縄張りを点検して、時には冒険して何日も帰ってこないような生活をしていた。しかしながら、現在は、上記のような理由で室内飼いが圧倒的に増え、自宅に住み着いた野良猫は、”ミイ”と名づけらて、室内飼育されている。
しかしながら、室内飼育には別の問題がある。それは、
① 壁や家具での爪砥、放尿(ネコの生活習慣)
② 生活習慣病(ストレスに起因)
① 爪とぎ対処
ネコは自分の臭い(マーク)をつけたもの好きなので、肉球(フェロモンを出す臭腺がある)を爪とぎ器にこすり付ければ、その爪とぎ器で恒常的に砥ぐ習慣が身につきやすい。
爪とぎ器は、ネコは、背を伸ばして高いところで爪とぎをする習性があるので、立ち上がった時の前足の位置に立てて取り付けるようにする。
また、爪砥ぎをされては困る場所には、両面テープを貼ったり、砥げないように金属カバーをつけるなどの工夫が必要である。
② トイレしつけ法
ネコは、囲まれた静かな場所で排泄する習慣がある。ペットとして家畜化される前の段階では、“狩り”をして獲物を獲っていた習慣の名残なのか、自分の存在を隠す習性があり、排泄物を埋めて隠すので、トイレに砂を入れておく必要がある。
野外で生活していたネコに室内のトイレを使わせるには、外でおしっこしていた場所の砂をトイレの中に入れておけばよい。自分の臭いがついた場所を自分のトイレだと認識し、使うようになる。
③ 放尿の対処
ネコの放尿(スプレー)は、自分の縄張り(テリトリー)を示すために、強い臭いの尿を吹きつける自分の臭いを付ける(マーキングする)ための行為である。特に、張りが侵され、ストレスを感じた時に行う傾向がある。ネコは環境の変化に敏感な動物なので、ストレスの原因(他の野良ネコの存在、飼いネコの数を増加、飼い主のライフスタイルの変化)などを見つけて対処する必要がある。
回避的な対策は、
① 不妊去勢手術
② フェロモン(気落ちを落ち着かせる成分を配合した製品・動物病院で入手)を、よく放尿する場所にスプレーする
投稿者: 秋山繁治 日時: 08:05|パーマリンク | コメント (0)
2006年6月23日
岡山市内のカスミサンショウウオと比較するために北九州市のカスミサンショウウオの卵を飼育してきましたが、6月中旬には変態して、上陸しました。遅い時期(4月)に産卵することもありますが、野外でも変態しているものが多いと考えられます。ただし、発生速度は、水温の影響を受けるので、冷たい湧水が注いでいるような溜まりなら、まだ幼生が見られると思います。
投稿者: 秋山繁治 日時: 15:39|パーマリンク | コメント (0)
「生命科学基礎」の授業では先週まで、パソコンを使った実習をしてましたが、今学期の残りの時間で、”デジカメの使い方”を学びます。今日は、一眼レフのデジカメを実際に触って、メニュー画面で各種の設定をしながら、カメラの機能を学びました。次回は、実際に撮影する予定になっています。
ズームレンズの扱い方やピントの合わせ方を体験
投稿者: 秋山繁治 日時: 14:00|パーマリンク | コメント (0)
2006年6月22日
6月14日に県北でアカハライモリの卵を確認したので、生物教室の水槽に人工水草(ビニール製で、卵を包みやすいようにハサミで切れ込みを施したものを使用)を入れておいたところ、卵を3個確認した。野外で採取した雌を解剖してみると輸卵管の中に4個の卵があり、今が産卵の最中の時期にあることがわかる。
水槽の状態
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:30|パーマリンク | コメント (0)
2006年6月21日
瀬戸内海放送の「地球ステーションライブラリー」という番組(夕方18時頃)で、清心女子高校のサンショウウオの研究活動が紹介されました。生物部の生徒と、毎日餌当番をしている生命科学コースの生徒がでています。放送された番組は、HP上のライブラリーに掲載してあるので、いつでも見ることができます。
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:26|パーマリンク | コメント (1)
2006年6月17日
広島大学の長沼毅先生の講演であった。チューブワームの話から、海底探査の話、進化の話など、今までの進化に対する考え方に革命的な変化を起こることを予言するようなダイナミックな内容であった。
基本構造、消化器官を欠き、体内共生菌に栄養依存。
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投稿者: 秋山繁治 日時: 20:28|パーマリンク | コメント (0)
2006年6月14日
アカハライモリの貯精嚢を調べるために、雌を捕獲しに、岡山県北部に出かけた。5月上旬では、雌雄が配偶行動していたが、この時期は群れてはいるが、配偶行動はみられない。水田を注意深く見ると、はの間に産み付けられた卵を見つけることができる。
折りたたまれた葉の間に産卵する。
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:33|パーマリンク | コメント (0)
2006年6月13日
先週は彫刻家の西平孝史先生が、作者の視点で”彫刻”について語っていただいた。今週は、”野外彫刻”について、ジェンダーの視点で考えると女性の人権に関わる問題があるとする女性フォーラムの方々に語っていただいた。
真剣に意見に耳をかたむける生徒達
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投稿者: 秋山繁治 日時: 20:39|パーマリンク | コメント (0)
2006年6月12日
不妊手術をして、卵巣、子宮を摘出した「ミイ」は明日、2週間を無事(たぶん)経過して、明日、診察に獣医さんのところに行きます。「シマ」も、3月28日に生まれて、2ヶ月半が経過して、大きくなりました。ふつうにキャットフードを食べ、家中走り回っていて、家の柱は2匹のネコのためにボロボロです。
不妊手術後2週間を経過した”ミイ”
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:28|パーマリンク | コメント (0)
2006年6月11日
牛窓の海岸での海の生き物を実際に採取・観察した。フナムシ、ムラサキウニ、ヒラムシ、ヒトデ、アオサなどを実際に手にとって見るのが初めての生徒もいた。1時間半(15時着・16時半発)があっという間に過ぎていった。本校から参加した生徒は11名(1年生1名、2年生8名)であった。最後の地引き網まで楽しく参加していた。
イトマキヒトデ・・・・。
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投稿者: 秋山繁治 日時: 20:13|パーマリンク | コメント (0)
2006年6月10日
岡山大学理学部で①講演②実体顕微鏡の使い方の学習③海の生物の観察・分類という内容で実施された。本校から参加した生徒は11名(1年生2名、2年生9名)で、楽しんで実習に取り組んでいた。瀬戸内海(牛窓)で採取された天然の牡蛎を取りだして気持ち悪くなった生徒もいた(食べ物としては「好物」だったと言っていた・・・)。
実体顕微鏡の使い方を学ぶ実習。
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投稿者: 秋山繁治 日時: 17:39|パーマリンク | コメント (0)
2006年6月 7日
名護博物館、沖縄県立博物館、本屋さんなどをあさって沖縄の自然を考えるために参考になる本を探してみました。
「この動物は何だろう(同定のためのてびき)」名護博物館(1997)
「名護の自然」名護市教育委員会(1997)
「沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物」沖縄県環境保健部自然保護課(1996)
「海洋生物の石灰化と硬組織」東海大学出版会(1996)
「沖縄の帰化動物」沖縄県立博物館(1996)
「野鳥はともだち沖縄の探鳥地」沖縄県立博物館友の会(1990)
「沖縄の文化財Ⅰ天然記念物編」(1996)
「海と生きる森・マングローブ林」国際マングローブ生態系協会(1998)
「琉球の生きもの」群馬県立自然史博物館(1998)
「南西諸島の動物・境界線上のいきものたち」沖縄県立博物館友の会(1995)
「博物館学習のための手引き」沖縄県立博物館
「沖縄県立博物館総合案内」
「郷土の自然」沖縄自然史博物館友の会(1983)
「博物館においでよ・博物館ワークシート」沖縄県立博物館友の会(1993)
「琉球列島の不思議な生き物たち」本部町立博物館(1997)
「南の島の自然観察」東海大学出版会(1991)
「ハブに気をつけよう」沖縄県環境保健部(パンフレット)
「ハブ対策の方法」沖縄県衛生環境研究所ハブ研究室(1996)
「抗毒素研究報告書」沖縄県衛生環境研究所(1998)
「沖縄やんばる亜熱帯の森」高文研(1997)
「マングローブの生き物たち」吉見光治ニライ社(1993)
「琉球列島の生いたち」神谷厚昭・新星図書(1984)
「オオコウモリの飛ぶ島」大沢夕志・啓子・山と渓谷社(1995)
「沖縄の自然を知る」池原貞雄・築地書館(1997)
「沖縄の島々をめぐって」沖縄地学会・築地書館(1997)
「川は訴える・夢のある沖縄の水環境に向けて」寺田麗子(1995)
「沖縄修学旅行」高文研
「沖縄海は泣いている・赤土汚染とサンゴの海」高文研
「西表フィールド図鑑」実業之日本社
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:08|パーマリンク | コメント (0)
2006年6月 6日
6月6日に貝殻山にカスミサンショウウオを放しに行きました。3月末に現地で採取した卵を学校で2ヶ月半飼育して、変態が近くなった状態にまで育ったので、元に戻そうというわけです。放流後1週間ぐらい外的に襲われなければ、無事に上陸することができると思います。今回、放流したのは256匹ですが、2年後に成体になって、産卵してくれれば、サンショウウオの生息数を増やすことができるのではないかと考えています。一昨年の台風で、産卵場の池は砂で埋まった状態ですが、残された狭い水域で、なんとか生き延びて欲しいと思います。
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:31|パーマリンク | コメント (0)
パンフレットとHP掲載用に全景図を描いてもらいました(僕には書けません)。
住所:〒701-0195 岡山県倉敷市二子1200
交通:JR中庄駅からバスで10分。徒歩では30分(僕は歩きます)。
投稿者: 秋山繁治 日時: 11:55|パーマリンク | コメント (0)
2006年6月 3日
生き物に親しみをもってもらうために、中学3年生の1学期に、環境学習の一環として岡山県自然保護センターで野外実習を行ってます。内容は、①水田の動物、②里山の植物、③里山のしだ植物、についてそれぞれ実習をしながら説明を聞くという形で学んでいます。中学校卒業の段階で、文系か理系か選ぶのは難しいですが、このような学習を通して生命科学分野への興味が喚起され、「生命科学コース」を選ぶきっかけになればいいと思っています。
道具は、「たも網」、「タッパー」・・・・・。素足で歩くと足の裏が痛い?
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:28|パーマリンク | コメント (0)
2006年6月 2日
生命科学コースの校内勉強合宿の二日目の夕食後、分子生物学の分野で活躍している西松伸一郎先生(川崎医大)が激励のための話をしに来られた。高校生、大学生、大学院生、それから研究者となって・・・これまでどのような気持ちで過ごされてきたかを丁寧に話してくださった。
”体がどのように形成されていくか”という仕組みの研究。
筑波大では村上和雄先生に師事し、ニューヨーク州立大学へ留学。
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:13|パーマリンク | コメント (0)
イボイモリが変態し、上陸を始めました。上陸が近くなると、体色が黒くなります。
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:43|パーマリンク | コメント (0)
2006年6月 1日
今日から二泊三日で、校内勉強合宿が始まりました。1年E組全員(つまり、生命科学コース全員)が参加しています。この期間は、通学生も校内の宿舎から学校に通い、寄宿舎生と共に生活して、仲間作りと、勉強の習慣作りの両方を目指したものです。
夕食の献立です。
19:15から自主勉強。
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:24|パーマリンク | コメント (0)
2006年5月31日
ミイの不妊手術は、2006年5月28日(水)12:00~13:00の時間帯に行われた。執刀医は「やまね」先生(授業「生命」で毎年講演していただいている先生)で、所要時間30分であった。麻酔をかけられ、メスを入れられる部分以外は緑色の布で覆われた状態で、口には酸素吸入器のようなものを付けていた。手術後、摘出した部分(生殖器、つまり、卵巣や子宮、卵管)を見せていただいた。手術の様子は、ビデオ撮影させていただいた(授業「生命」で使うかも・・)。
もう出産はしないので、最後の子になった「チマ」(母親似の♀)
投稿者: 秋山繁治 日時: 14:23|パーマリンク | コメント (0)
2006年5月30日
今年も、授業「生命」で、理系に進学した卒業生(教生)に、研究内容の説明や大学生活の様子などを発表してもらいました。今年は、物理系ばかりになってしまいました。
岡山大学大学院修士課程の院生の「素粒子」の話
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:07|パーマリンク | コメント (0)
2006年5月29日
イボイモリは、卵を土の上に産みます。一般によく知られているアカハライモリは、卵は一個ずつ水中の草などに産み付けますが、イボイモリは、直接、水につからないよう場所に、硬いゼリーに包まれた卵を産み落とします。
投稿者: 秋山繁治 日時: 14:59|パーマリンク | コメント (0)
奄美大島では、梅雨の時期に産卵のために移動するという記事があったので、生物室の水槽を覗いてみたら、水辺に置いたベニヤ板(彼らが隠れやすいように設置)の下に卵40個を見つけた。正常に発生していない卵も多いが、順調に孵化直前の幼生まで成長しているものもある。5月上旬に産卵したものらしい。毎年、生物教室では、3月上旬から産卵し、下旬には孵化して幼生になるものが多く、5~6月(本来の繁殖期?)の産卵は少ない。
投稿者: 秋山繁治 日時: 12:49|パーマリンク | コメント (0)
2006年5月28日
今年も自宅の人工池にオオイタサンショウウオが産卵していた。気がついたのは昨日(27日)で、なにやらメダカのように動くものを、偶然発見した。たも網ですくいあげてみるとまだ小さなオオイタサンショウウオの幼生だった。4月に産卵され、5月に孵化したものと考えられる。人工池は、3月までほとんど水がなかった状態だったことを考えると、成体が、この一年間かなり厳しい条件を乗り超えて、産卵期まで生き延びて、繁殖場所まで来て産卵したということになる。
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投稿者: 秋山繁治 日時: 16:18|パーマリンク | コメント (0)
2006年5月27日
2006/05/27 西日本新聞朝刊から
イボイモリ道路に出てきて、自動車に轢かれる心配ことが心配されていることが記事になっていた。記事には「200万年前の生態が残り、『生きた化石』といわれる県の天然記念物イボイモリが、奄美大島山中の道路に出没する季節になった。動きが鈍いため、輪禍を心配する声が上がっている」とあった。
イボイモリは森の林床で暮らすが、繁殖期の梅雨期になると、山中の道路を移動する例が見られるという。2003年から鹿児島県では、県希少野生動植物保護条例によって捕獲を禁止になっている。それ以前に沖縄県で県の保護指定を受けているので、現在は種として全面捕獲禁止ということである。
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:31|パーマリンク | コメント (0)
2006年度最初の研修旅行の集まりで、研修冊子の作成の相談をした。事前に、西表について二人一組になって、研修場所となる西表島の「気候」、「地理」、「両生類」、「鳥類」などテーマについて調べ、最終的には、”問題集”のような質問集を作るということになった。西表のコースはこれまで、文理の区別なく、希望で参加する形式で実施され、毎年、希望者が多く、レポートなどによる選抜などが必要だったが、今年、「生命科学コース」の特徴となる教育活動として、準備段階からクラスで取り組む形式になった。これからは、生徒とクラス担任が相談しながら進めていくことになる。
テーマの分担について相談。
投稿者: 秋山繁治 日時: 13:37|パーマリンク | コメント (0)
2006年5月24日
SSH校を訪問した。群馬県では、公立普通科高校が男女別学で、高崎市内には、高崎女子高校(女子高)と高崎高校(男子校)がある。いずれも進学校で、SSHの研究でも優れた実践校として知られており、訪問させていただくことを楽しみにしていた。今回は、23日のJSTの会議で渋谷に行く機会を生かして、翌日の24の午前に高崎女子高校、午後に高崎高校を訪問させていただいた。
高崎女子高校の校舎、正面玄関付近で撮影した。
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投稿者: 秋山繁治 日時: 21:32|パーマリンク | コメント (0)
2006年5月23日
授業「生命」で、野外彫刻の調査を課題にしていますが、SSHの会議が渋谷であったのを機会に散策してみると、結構野外彫刻がありました。抽象的なものが多いと思いました。
忠犬「ハチ公」の周りは待ち合い場所。
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:04|パーマリンク | コメント (0)
2006年5月21日
今の時期はサンショウウオの幼生が一番餌を食べるので、土日も学校で世話をします。昨晩、幼生を点検したら、ひとつの容器で、42匹飼育して、今の段階で変態して上陸したもの12匹で、他の30匹のうち4本の足が揃っている(共食いされていない)ものが8匹しかいませんでした。つまり、73%が餌不足で体の一部を食べられていることになります。だから、丸一日も餌を与えないでこくことはできないのです。生物教室は、サンショウウオの仲間を飼うために高温にならないように、隣の生物準備室はイボイモリのために低温にならないように気をつけています。
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:14|パーマリンク | コメント (0)
「ミイ」(たぶん一歳未満、2005年11月から居候、2006年1月から家猫)が3月28日産んだ仔猫4匹(「クロ」(黒色・長毛・♂)、「シロ」(白色・青眼・♂)、「クマ」(黒色・長毛・♀)、「シマ」(灰色っぽいキジ・♀)の運命を心配していましたが、「クロ」は学校に持ってきた日に生徒の家に、そして、娘が気に入っていて手元におこうかと悩んでいた「クマ」も10日に別の生徒の家に引き取られていきました。「シロ」も引き取り先を探していたのですが、生徒に引き取り手はなく、家族会議でペットショップの里親探しコーナーに娘がもって行くことになりました。もし、引き取り手がなかったら、保健所で料金を払って処分(殺害)してもらうという結論でした(遠隔地に放棄するのは違法だし、誰かが救うだろうと考えるのは身勝手で、無責任だと息子と娘に話しました)。
今日(2006年5月21日)がペットショップで開設してくれているネコの里親探しの日でした。もし引き取り手がなかったらどうしようという気持ちで不安でしたが、11時から開始して早々に、興味をもってくださった夫婦(2人目の訪問客)が、すぐに「引き取らせてください」と言ってくれたのです。30分もなたない間に「シロ」の行き先は決まりました。「シロ」は幸せものです(これで「シロ」を殺さなくてすみます)。・・・ありがたい。なお、残った「シマ」の処遇については、ただいま家族会議中です。「シマ」は「ミイ」に似ているので残すことになっていまのですが、「ミイ」の発情期の凄さに、家族がびっくりして、二匹飼えるかどうかかの判断が今の家族会議の議題(なお、「ミイ」の避妊問題は実施の方向で決定?)です。・・・人間は勝手ですね。
投稿者: 秋山繁治 日時: 12:10|パーマリンク | コメント (0)
2006年5月20日
生物教室の住人は、ほとんどが有尾類です。飼育環境として「生物教室」を使っています。2004年度からエアコンが入りましたが、それ以前は、「暑さに耐えられない個体は死ぬ」という過酷な条件でサンショウウオを飼ってきました。カスミサンショウウオ、オオイタサンショウウオ、エゾサンショウウオ、アカハライモリ、シリケンイモリ、イボイモリ、ミナミイボイモリが現存しています。もちろん、これまでいろいろな有尾類を扱ってきました。ヒダサンショウウオ、ブチサンショウウオ、ハコネサンショウウオ、オキサンショウウオ、オオダイガハラサンショウウオ、クロサンショウウオ、トウホクサンショウウオなどです。飼育経験から、扱いやすいオオイタサンショウウオ、カスミサンショウウオは飼育環境での産卵、人工授精、イボイモリ、アカハライモリも飼育環境で産卵させています。
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:13|パーマリンク | コメント (1)
今、飼っている雌ネコが発情期で、家族から大声がうるさいと・・いわれ、不妊手術を行うことが家族会議で決まろうとしています。授業「生命」に来ていただいている獣医の山根先生に相談しよう思っています。その前に、本で調べた情報を下にまとめてみました。
ネコを飼うときに、避けられないのが不妊・去勢手術である。仔猫は可愛いし、親猫に子育てをさせたいという飼い主は多いと考えられるが、現実問題として年に多ければ12頭程度産まれてくる子どもをすべて飼うわけにはいかない。そこで、不妊・去勢手術を受けさせる必要が生じてくる。
不妊手術以外に、発情期に雌を外出させないとか、インプラント埋没法(発情抑制剤を雌の体内に埋め込んで、発情を抑える方法(1回の処置で1年)もあるが、どの方法が好ましいか考えなければならない。私自身は、基本的には不妊手術が一番有効で、現実的だと考えている。
不妊・去勢手術には、子どもができなくなるということ以外に、健康管理がしやすくなるという一面がある。雄の場合、去勢手術によって性格が温和になる傾向があり、発情期特有の行動(尿をかける、喧嘩、求愛のための遠出など)も抑えられるので、他の喧嘩による負傷、それに伴う病気感染の危険も減少する。雌の場合も、発情期に大声で鳴く、落ち着きがなくなる、尿をかけるといった行動が減少するという効果がある。
また、不妊・去勢手術には、雄には男性ホルモンによる前立腺肥大、雌には乳腺の悪性腫瘍や子宮蓄膿症などの疾患を予防するという側面もある。これらの利点を考えると、繁殖をさせる予定がないなら、不妊・去勢手術を受ける手術を受ける道を選択するのが、好ましいと考えられる。
投稿者: 秋山繁治 日時: 13:41|パーマリンク | コメント (0)
2006年5月19日
今年の2月から清心中学校・清心女子高等学校のホームページのリニューアルに取り組んできましたが、4ヶ月を経て、やっとほぼ完成の域に達しました。内容の更新を、それぞれ担当の係りに引き継いでいく時期がきたと考えています。メインのHPは、従来のHPの情報を再構成するとともに、生徒募集を見据えた広報的な内容を多く盛り込んでいます。また、この3月まで独立して存在し、アクセス数も多かった「生物教室」のHPは、ブログ形式で、再構築しました。そして、文部科学省SSH指定の研究内容の知らせる目的で「清心女子高校SSH」のHP、新校長からの情報発信の目的で「校長の日記」というHPも新規に作成しました。新規のHPはブログ形式にしました。導入を考えたのは、ブログが新しい情報発信の方法として、HPの魅力を増す可能性があると考えたからです。今では”恒常的な更新”を容易にするツールとして優れていると確信しています。
「清心女子高校SSH」のHP。ブログ形式。
「校長の日記」のHP。ブログ形式。
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投稿者: 秋山繁治 日時: 19:52|パーマリンク | コメント (0)
2006年5月17日
生徒の感想から・・・。
感想・その1(Oさん)
水谷修先生の本はほとんどすべて読んでいますが、公演を聞いた事はありませんでした。授業の中で講演を観ることができてとてもラッキーでした。薬(ドラックなど)は4人に1人とかなり高い比率で使っているって事を水谷先生が熱心に話しているのをみて、「水谷先生は身近で薬を使っている人がいて薬で死んでいく人がいるから、1人でも多くの人に薬とは縁の無い昼の生活を送ってほしい。と訴えている」と言う事が活字で伝わってくるよりも、映像で伝わってくる方が実感がわく感じがしました。また、水谷先生は自分のことを「淋しがりやだから子供たちと一緒にいる時間が好」だとおっしゃっていました。水谷先生がなぜ命はってまで夜回りをしているのか少しわかった気がしました。私なら決してマネのできないことだけれども、水谷先生は子供が好きで孤独が嫌いで頼られるのが大好きな人なんだろうなと伝わって来ました。そしてなぜ子供達は水谷先生には心を開くのか。それは、声のよさ・笑顔・優しいオーラ…そして自分の為に命をはって自分のことを理解してくれようとしてくださるから…だと感じました。子供を叱らずに教育なんて難しいと思います。けれど水谷先生は褒めて褒めて褒めて教育してくださる。子供のHELPに答えてくれる大人は少ない。だから数少ない大人だからこそ子供は水谷先生に依存してしまうのではないか…と心配になってしまいます。私なら私を思いっきり褒めてくれる人がいるのならば何時もその人と一緒にいたい…きっと強く願います。しかし、水谷先生は生徒が増える一方です。多くの人と接していると嬉しいことも沢山あると思います。しかし、悲しいことだってこれから増えていくと思います。どうしようもできないことだってこれから沢山出てくると思うのです。そんな時も水谷先生は自分を責め続けるのでしょうか。
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投稿者: 秋山繁治 日時: 18:52|パーマリンク | コメント (0)
2006年5月13日
11月に、家に迷い込んできて、子どもが親しんでいる様子なので、”ミイ”と名づけて2006年1月から飼うようになった。総合学習の授業「生命」で「学校飼育動物」をテーマにしているということもあって、話をするのに、ペットを飼った経験も生きるのではないかということで最初はハムスターを飼った。3年程度飼って、最初はペアで子どもを増やしたが手に負えなくなり、雌雄別の飼育ケースに飼うようになり、寿命を全うするまで、家の一員であった(長期休みは親戚にまで迷惑をかけたが、娘は最後まで可愛がっていた)。
今度は、ネズミ(ハムスター)をいじめる立場の猫である。1月に飼う決意をしたのは、仔猫の面影があった”ミイ”は1月に発情して、うろつきだして帰ってこなくなったことにある。遠くまで遠征すると、怪我もするし、うす汚れた姿になってきたので、室内で飼う「家ネコ」にしようとしたのだ。決意したときにはすでに妊娠していて、4匹の子どもが体内にいることなんて知らなかった。3月末に出産し、5月中旬(5月12日)から発情期になって、高校生の息子も中学生の娘も、ネコがうるさくて勉強できないといい、家族に「学校に連れて行け」と言われる始末である。「避妊手術」をすれば直るから、獣医に相談してくれと言われて、講師で来ていただいている獣医さんに相談するしかない状況にある。
今も、パソコンを使っている僕の部屋に、”ミイ”が持ち込まれた。家族から「家にいるなら面倒をみろ」ということらしい。雌ネコの発情の特徴は、①よく鳴くようになる、②いつもはあまり近寄らないのに、慣れなれしくなる、③撫でてやると腰を高く上げるような体勢なる、④ごろごろと転がって体を擦り付けるような動作が多くなる、などが確認できる。
発情期に目立つ腰上げ姿勢
投稿者: 秋山繁治 日時: 10:37|パーマリンク | コメント (1)
家に迷い込んだ野良ネコを1月から飼うようになって、約2ヵ月後の3月28日に、4匹の子どもを出産。黒、白、キジトラ、黒の4匹。黒一匹(名前「クロ」)は4月末で離乳期に、もう一匹の黒(名前「クマ」)は5月10日にいずれも、生徒(高校2年生)の家に引き取られていきました。今は、白とキジトラです。白は、21日にもらっていただける家を求めて、にぺットショップで一日、飼い主探しです。一日、3匹ですが、そこで引き取り手がないと保健所で処分される猫も多いと聞きました。キジトラ(名前「シマ」)はいまのところ、一匹ぐらいは家で引き受けるということになっていますが、次の発情期に入った親(名前「ミイ」)の行動の異様さ・・・・腰を持ち上げてモゴモゴする動き、鳴き声にびっくりしています。
5月3日
5月9日
5月13日
投稿者: 秋山繁治 日時: 09:02|パーマリンク | コメント (0)
2006年5月12日
3月に孵化したオオイタサンショウウオが変態して、上陸する数がピークになってきています。
投稿者: 秋山繁治 日時: 10:04|パーマリンク | コメント (0)
2006年5月 7日
5月の岡山県森林公園は、早春の景色を堪能できます。ヤマザクラ、ミズバショウ、ザゼンソウなどの植物が見えます。そして、ところどころに残雪があります(足下に注意が必要)。
ミズバショウ
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:01|パーマリンク | コメント (0)
岡山市(児島半島から岡山空港付近まで)のカスミサンショウウオは、産卵期が3月から4月上旬ですが、県北部のカスミサンショウウオは産卵期が4月末から5月で、成体の外見、卵のう内の卵数が少ないなどの特徴があるので、特に「高地型」と言われています。今のところ、遺伝子レベルでの違いは明らかになっていません(県南部のカスミサンショウウオは、「低地型」といわれます)。
高地型カスミサンショウウオの卵のう
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:38|パーマリンク | コメント (0)
2006年5月 3日
※ 1985年5月3日(79歳)の憲法記念日に岡山県民のつどいでなされた講演の一部です。
戦後は一人前の参政権も獲られ、女性は強くなったと云われています。しかし一票をもらって嬉しいのは一票のなかった事と比べるから勿論嬉しいのですが、しかしその一票をもらってしまってからは、問題は別に新しくなるのです。つまりいかにその一票をよく行使するか、ということに問題は移り変わってきて、それが目の前にそば立ってくるのです。つまり、ただ貰っただけでは、女は内容的に強くなってはいないのです。「うちの従兄の嫁の○○へよろしく」だとか、「これこれのおかげがあるからあの党へ」とか、つまらぬ理屈で投票するのだったら一票を獲得したすっかり消し飛んでしまいます。女の人が強くなったと云っても、靴下ぐらいでいいか、です。男女同権になってよろこぶ事は、男女同権でなかった時からみて、勿論嬉しいのですが、女がどう強くなったか、どう利口になったかの内容は、それから以後の大きな「新しい問題」なんですよ。
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:39|パーマリンク | コメント (0)
「トラックバック」とは、「ブログ」(ウェブログ:Weblog)の機能の一つで、別のウェブログへリンクを張った際に、リンク先の相手に対してリンクを張ったことを通知する仕組みのこと。トラックバックはリンク元サイトに「このような記事からリンクを張った」という情報を通知する仕組みで、リンク元記事のURLやタイトル、内容の要約などが送信される。(IT用語辞典 http://e-words.jp/)
投稿者: 秋山繁治 日時: 07:23|パーマリンク | コメント (0)
このホームページは「ブログ」の形態でつくられています。「ブログ」という言葉は、「ウェブログ(WebLog)」の略称で、①コンテンツ自動作成機能がついた、②日記型ホームページだということです。
「ブログ」の形態にしたのは、2006年4月に清心女子高校が文部科学省のSSH(スーパーサイエンス)に指定されたことをきっかけです。1997年に出発した「生物教室」のホームページを再構成して、つくりました。
「ブログ」では、コンテンツが、「日付順」に並ぶので、「日記」的な利用をされる場合が多いですが、教育活動を紹介する新しい情報公開のスタイルになると考えて導入しました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 06:22|パーマリンク | コメント (0)
2006年4月30日
放課後、毎日交代で生命科学コースの1年生、2年生が生物教室の生物たちの世話をしに来ます。ちょうど今の季節は、オオイタサンショウウオが変態して、上陸を始める季節です。最初はピンセットを持って、ビクビクしながら餌をやっていましたが、新年度も約1ヶ月が過ぎ、餌をやっている生徒の姿も”日常の活動風景”になってきています。
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:33|パーマリンク | コメント (0)
この時期には、フキは花を咲かせ、スギナはつくしを出して、胞子をばらまき、ヤマザクラが満開でした。
つくし(スギナ)
ヤマザクラ
投稿者: 秋山繁治 日時: 15:06|パーマリンク | コメント (0)
5月の連休前の蒜山高原は、岡山県南部の早春の風景です。山道には残雪があり、草原は枯れた笹に覆われています。昨日の昼間の蒜山の気温は16℃しかありません。
山道の残雪
投稿者: 秋山繁治 日時: 14:58|パーマリンク | コメント (0)
2006年4月26日
今年は、4月6日でも桜は写真の状態で、満開ではありませんでした。10日の入学式は、開花の状態は最高でしたが、あいにくの雨でした。・・・これから夢をもって新入生には頑張って欲しいです。
ハンセン病施設に桜の花見に大勢の一般の人たちが訪れていているようすが、テレビで放映されていました。ハンセン病患者の次の言葉はおもかったです。「この桜の花まで差別された時代があった。その時代には一般の方々がこのように療養施設に訪れてくださる日がくるとは思えなかった。そして、今、見ていただいている桜の苗を植えた患者の多くは、今のような時代がくることを知ることなく死んでしまっているんですよね・・・・」。
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:07|パーマリンク | コメント (0)
2006年4月 2日
「生物教室ホームページ」、 「清心女子高校ホームページ」をリニューアルしました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:08|パーマリンク | コメント (0)
2006年1月20日
”ジャネーの法則”は、フランスの心理学者ポール・ジャネーが 提唱した説である。
「生涯のある時期における 時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する」
というもので、例えば,1歳の子どもの1日=30歳の大人の30日。
つまり,1歳の子どもは 1日にして私の約1ヶ月分を生きていることになる。
若い時期の時間は特に大切ということですね・・・・。
トリビアでも紹介されていました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:29|パーマリンク | コメント (0)
2005年12月 5日
「水五則」については、何時、何処で、誰がつくったのか分らないのですが、黒田孝高(如水)が解釈しています。
以下は全くの引用です。
「水五則」
1 みずから活動して、他を動かしむるは、水なり
指導者は「自ら進んで他の長所を見つけ、他を励ましむる水」
2 常におのれの進路を求めてやまざるは、水なり
「教えることは学ぶことだ」という真理
3 障害にあって、激しくその勢力を百倍し得るは、水なり
修羅場をくぐり抜けるたびに人間は大きくなる
4 自ら潔うして他の汚濁洗い、清濁あわせいるる量あるは、水なり
世のために田に出て濁る清水かな
5 洋々として大海をみたし、発しては霧となり、雨雪と変じ霰と化す。凍っては玲瓏たる鏡となり、しかも、その性を失わざるは、水なり
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:43|パーマリンク | コメント (0)
2005年10月20日
高校2年次に履修する「発展科目」の説明会があった。昨年までは、コース制でなかったので、18講座から自由に選択する形であったが、来年度(2006年度から)は、文理コース、生命科学コースに分かれるので、生命科学コースの生徒は全員、「生命」という講座を受講するようになる。
また、文理コースでは、川崎福祉大学との高大連携講座が開設され、新たに大学の授業を受けられるようになっています。以下は、連携講座の説明です。
投稿者: 秋山繁治 日時: 15:04|パーマリンク | コメント (0)
授業「生命」でも、生徒の課題(野外彫刻のレポートをHTML形式で作成)を生かしてHPに掲載していうという試みを毎年試みているが、なかなか満足したレベルまでいかない。パソコンソフトの使い方だけでなく、デジカメの使い方についても教える必要があると考えている。デジカメいついては、研修旅行やフィールドワークの記録として、重要性が増してくると考えられるので、生徒に説明する前に自分が勉強しておかなければと考えて、一眼レフのデジカメ(CANON EOS・kissDN)を購入したが、レンズやフィルターなど詳細なことまで気になりだして、目下、オタク的に修行している。下の写真は、10月12日に鳥取砂丘に行ったときの写真で、撮影時刻は17:00頃、写真機はCANON PowershotS70.。
偶然、来校した鳥取大学農学部に進学した卒業生が、写真を見て、「この写真ほど実際は綺麗にないよ」と言っていたので僕の写真の腕が上がったということだろうか(カメラの性能がいいのかも)。鳥取砂丘は、草抜きのボランティアを募集しているくらい、草原化が進んでいるらしい。自然界の遷移は自然の摂理であり、そのままの砂漠であって欲しいと願うのが人間のエゴかもしれない。
投稿者: 秋山繁治 日時: 14:43|パーマリンク | コメント (0)
2005年10月19日
2005年10月19日:ホームページのリニューアル
2005年度の生命科学コースの開設の準備として、3月から「生物教室」のHPとは別に、「生命科学コース」のHPも立ち上げたが、なかなか更新できない状態にある。日記的な記載でもコースをつくった経緯なども含めて、教育内容を知らせることが重要だと考えて、今日から1997年からの記録データを整理し、日記として掲載する方針で、HPを充実させようと取り組んでいるところである。
投稿者: 秋山繁治 日時: 14:57|パーマリンク | コメント (0)
2005年10月12日
今考えるとあっという間の四日間でした。帰ってきて写真を見たり、思い出話をしていると語りきれない思い出がたくさんでてきたのは、この四日間を満喫していた証拠なのだと思います。先生や先輩から聞いていた話は期待を膨らませる話ばかりでとても楽しみにしていきました。飛行機を二本乗り継いでやっと石垣に着きました。やっぱり海が綺麗。それから私の驚きっぱなしの四日間が始まるのです。道には牛がいて、写真で見たことあるようなサトウキビ畑、パイナップル畑、ハイビスカス。川平公園につくと私の沖縄のイメージがつまった場所でした。
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投稿者: 秋山繁治 日時: 11:40|パーマリンク | コメント (0)
2005年10月 9日
「沖縄の海なんて否じゃない。」と秋山先生がおしゃっているの聞いて、私はどんなにすごいのだろうと想像もできませんでした。那覇空港に着陸する前に段段と海が見えたきたとき、あまりの海のきれいさに感動し、興奮しました。それと同時に西表の海はどんなにきれいなのだろうと期待しました。
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投稿者: 秋山繁治 日時: 11:42|パーマリンク | コメント (0)
2005年9月 2日
バーバラ・マクリントックは1992年9月2日に亡くなりました。バーバラ・マクリントックは、早くから細胞遺伝学に関わり、若くして当時の女性研究者として考えられないような名声を獲得した。そんな彼女が40代半ばの頃、実験中に生じた疑問を解決しようと追求する過程で、遺伝子が染色体上を移動するという仮説を思いついた。自信を持って発表したにも関わらず、彼女の着想があまりに斬新で急進的であったことから研究者の間で孤立してしまった。当時の常識では、遺伝子は染色体上に固定され順番が決まっていると信じられており、遺伝子が染色体上を勝手気ままに動き回るというのは受け入れがたい考えだったのだ。それ以後のマクリントックは、女性への偏見も加わって、助手も弟子もなく、たった一人で遺伝子研究に孤独に取り組んでいったのである。彼女の先見性が認められるまでに実に30年という長い年月を要したのであるが、その間彼女を突き動かし続けたのは内的な“知的な感動”としか考えようがない。学問には正解もなければ範囲などというものはない。新しい発見は、むしろ既存の正解と既存の範囲から逸脱するところから生まれる。学校で真面目に勉強すれば不可避的に生ずる疑問や興味は、追求していくと教科書の範囲から逸脱することは避けられない。しかしながら、現在の入試による進学システムでは教科書の範囲を超えて勉強することは、不利になることはあっても有利になることはない。受験生は胸に抱えた疑問や興味を押し殺して、一定の範囲内の知識だけを完全に覚えることを要求されることになる。十代の最も頭の柔軟な時に、重箱の隅をつつくようなことをしなければならないのは辛いことである。だからといって「勉強なんてつまらない」と学問から離れていくのはあまりにももったいない。バーバラ・マクリントックが、その人生を“知的な感動”で支えたように、皆さんにもにもそれぞれの“知的な感動”を大切にして前向きに学び続けて欲しいと思う。
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:20|パーマリンク | コメント (0)
2005年8月10日
「(動物編)」をトンボ出版が2005年8月10日に発行した。姉妹本の「ため池と水田の生き物図鑑(植物編)」が2005年4月10日にすでに発行されています。両生爬虫類の写真を提供し、執筆させていただきました。本体価格が2800円です。
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:56|パーマリンク | コメント (0)
2005年7月16日
1978.7.16清心図書館報より
二番目に言いたいことしか 人には言えない
一番言いたいことが 言えないもどかしさに
耐えられないから 絵を書くのかもしれない 歌をうたうのかも知れない
それが言えるような気がして 人が恋しいのかも知れない
出典:『風の旅』星野富弘より
この詩は群馬県で中学校の教師をしていて、クラブ活動中の事故で、手足の自由を失い、それ以後自宅で療養生活を続けている人によって書かれたものです。この詩は、私が去年まで続けていた学級通信に二回掲載されています。一回は1985年9月11日、そして、もう一回は1986年4月16日です。普通、学級通信というと、クラスの出来事とか、連絡事項とか、学校生活に関することが多いのですが、この通信は、自分の代弁者として存在していたように思います。したがって、先の詩を二回使った理由は、著者に対する同情とか尊敬からではなく、ただその時の自分の気持ちに一番近かったから使ったという以外に理由は.無かったのです。この詩の使い方に表されるように、今までの学級通信のファイルを読み返してみると、その時の気持ちをそのまま反映しているように感じてしまいます。
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:47|パーマリンク | コメント (0)
1990.7.16清心図書館報より
原爆詩集の中に次のような詩があります。
花 近藤兼
房爆をおとした国がおとされた国の町の小高い岡の上に きれいな病院を建てました
「ゲンバクヲウケタ人ハ シラベテアゲマス エンリョナク来ナサイ」
それでも行かない人がいました
十年たっても行かない人がいました
今でも行かない人がいます
「シラベタカッタラ 自分ノ国ニオトセバイイノニ」
六十年は生えないだろうといわれた草も生え
花も咲くようになりました
人の心はそうはいきません
日本の原爆文学13より
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:36|パーマリンク | コメント (0)
2005年6月16日
後藤(旧姓:三宅)敦子先生のアトランタからのメッセージ
今日メーリングリストで野外彫刻テーマの講演案内が届いて,秋山先生にメールし忘れていたことを思い出しました。先月末にアトランタへ行ってきたのですが,Martin Luther King Jr.の記念館前で撮影した彫刻と,アトランタ歴史博物館の展示に関して先生にメールしようと旅行中に思ったのです。。。それなのに・・・・。
Martin Luther King Jr.記念館前の彫刻は男性裸像(ふんどし状態)が赤ん坊をかかげているものです。日本なら赤ん坊とセットになるのは大抵は女性裸像だと思ったので,少々新鮮でした。台座にはDEDICATED TO THE MEMORY OF MARTIN LUTHER KING JR. FOR HIS MORAL COURAGE AND NOBILITY OF SPIRIT ⓒMORELLI 1986と刻まれていました。
後ろ側から見ると赤ちゃんが見えますよね。
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:34|パーマリンク | コメント (1)
2005年6月 4日
ちょうど教育実習期間です。理科の教生は、高校理科に3名、高校生物に3名、中学理科に1名で、計7名と理科では最多だと思います。赴任した約20年前は、英語と国語がほとんどで、理科は皆無でした。時代の変化でしょうね。女性の理系分野への進出も目立ってきています。 2006年度からの生命科学コースも、時代の流れには合っていると思いますが、どうでしょうか。
投稿者: 秋山繁治 日時: 11:32|パーマリンク | コメント (0)
2005年5月22日
生命科学コースパンフレット:「大切なもの」(先輩からのメッセージ)p25掲載
女性は、一般的に理系に弱いと考えていいのだろうか。能力の特性については「女は言語能力に優れており、男子は視覚・空間認識・数学的能力に優れている」といわれるが本当だろうか。例えば、「男性は数学的能力に優れている」という根拠に、「数学が得意なものを集めたら男の子が多かった」とか「男の子の方が数理的推理テストで高得点であった」など、それを立証する研究が多い。しかしながら、それが生物的背景に基づくとかどうか検証するのは難しい。それは性役割を強化している社会的な影響も考えられるからである。数学的能力の形成には、外部環境が影響する可能性は高い例えば、高校で進路を考えるときに「女なのに理系なの」と言われるように、無意識的に女性には「理系にいかないように」という抑圧がかかっている場合が多い。日本では、女性が物理分野に進学することに、周囲はどのように反応するだろうか。能力の形成に、社会がどのような性役割を期待するかが影響していると考えられる。
投稿者: 秋山繁治 日時: 15:20|パーマリンク | コメント (0)
2005年5月21日
私がこの進路を選んだ動機は、中学生の時から老人ホームなどを訪問しているうちに看護師という仕事に興味を持ち始めたことからはじまります。看護師は患者さんの身の回りのお世話をするだけではなく、患者さんの目には見えない心をも理解していかなければなりません。そんな人との係わり合いが絶えることのない看護師という職業はなんて素晴らしいのだろうと思い、この進路に進むことを決めました。
今ではその看護学専攻を選択してから1年が経ちました。今でも看護師という職業への情熱を絶やすことなく大学生活をおくっています。つい先日ですが、国立療養所の長島愛生園に実習に行ってきました。まだ技術的なことはほとんど習っていないので、みなさんの想像する看護実習というようなものではありませんでしたが、人として大切なことをたくさん学んできました。机上の勉強だけでは体験することのできないことがたくさんあるのだと気づかされました。また部活動では、わたしは軟式テニスをしています。高校の部活は英語部だったので、大学に入って何か運動がしたいと思いテニスを始めました。サークルと違って部活は多少厳しい面もありますが、毎日充実した日々を送っています。
さて、わたしは大学に入って思ったことがあります。それは目的を持つことの難しさです。わたしはただ漠然と看護師という仕事に夢を見て大学に入ったわけですが、同じクラスにいる具体的目標を持っている人たちと比べると意識が低いと自分で感じます。すごく悲しいことです。ですから、生命科学コースを選ぶみなさんには、是非具体的な目標を持って一心不乱に頑張ってほしいなと思います。なぜこのコースを選んだのか、なぜこの学部を選ぶのか、自分の中でしっかりと考えてほしいなとわたしは思います。目的さえしっかりしていれば、どんなに辛いことでも乗り越えていけると思うからです。しっかり頑張ってください。
岡山大学医学部 保健学科 看護学専攻2年 岡本祐佳
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:20|パーマリンク | コメント (0)
2005年5月 4日
水到渠成(水到れば渠(みぞ)成る) 『禅林類聚(ぜんりんるいじゅう)19
もとは、中国の古詩に「学問の根深うして方(まさ)に道固し。功名の水到って自ら渠(みぞ)成る」とある中から、古人が「水到渠成」の四字を禅語に引用したものと思われます。原詩の意味は「学を積めば自然に道が修まり、永が流れ来ると、ひとりでに溝ができる」ということです。自然の理をいったものです。
また「水到渠成」を、力量のある師のもとには、自然に学徒が集まるの意味に用いることもあります。
水は、その性質ゆえに多くの宗教家や哲学者が取りあげています。禅語でもたびたび「水」に接します。この「水到渠成」の展開といってもいい句に「水深ければ波浪静かに、学広うLて語声低し」があります。水はまた〝仏のこころ″を象徴します。道歌の「雨あられ雪や氷とへだつれど とくればおなじ谷川の水」 にもこのことが感じられます。
黒田孝高(よしたか)(1604年没)は「如水(じょすい)」と号しました。彼は安土桃山時代の武将で、織田信長、つづいて豊臣秀吉に仕えています。武将であるとともに、秀吉の日本全国統一事業を助けて政治面でも重要な役割をつとめた大人物です。それだけに、人間指導の面でも苦労を積んでいます。毛利氏の高松城を水攻めにするかと思うと、熱心なキリスト教信者でもあります。この多様な性格の持ち主が「如水」と号したところに、一つの誓願があるようです。とくに彼の『永五則』は、現代にも多くの共鳴者があります。「指導とは、自ら行ずることである」との禅行にも通じるからでしょう。
1.自ら活動して、他を動かしむるは水なり。
2.つねに己れの進路を求めてやまざるは水なり。
3.障害にあいて激しくその勢力を百倍し得るは水なり。
4.自ら潔うして、他の汚濁を洗い、清濁あわせ容るる量あるは水なり。
5.洋々として大海を満たし、発しては雲となり、雨雪と変じ、霧と化す。凝ってほ玲瓏たる鏡となり、しかも、その性を失わざるほ水なり。
出典『禅語百選』松原泰道(祥伝社)1972年より
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:44|パーマリンク | コメント (0)
2005年5月 1日
一緒に授業「生命」を2003年度まで担当していた三宅先生からのメッセージです。
清心女子中学校・高等学校で7年間教壇に立ち中学理科と高校生物を教え,現在はパートナーの仕事の関係で渡米し,次の目標探し中です。
渡米直後は生活のために必要な英語を習得することが必要なこともあり,久々の学生生活を楽しく過ごしていましたが,半年過ぎた頃から何かが足りないと気付きました。その「何か」というのは「目的」でした。何かを学ぶには目的意識がなければ意欲が湧かず,長続きさせることも難しいのです。
目的を見つけるためにはまず「自分が興味を持っている分野」に関する知識を得ること,そして「自分がやりたいことは何か」を探すことが大切ですが,その過程で「面白い!もっと知りたい!調べたい!」と思える刺激的な情報を得る機会があるか否かが大きなカギになると思います。
自分がかつて担当していた清心女子高校独自の発展科目の授業「生命(共同開講)」,「人間とバランス」では時々現役薬剤師など講師を招いて講演をお願いしていましたが,まさに生徒にとって「刺激的な情報を得る機会」となり得ていたようで,この授業をきっかけの一つとして進路を決める生徒・志望学部への進学意志を固める生徒が多くいました。
理系進路を選択する上で科学の知識を得て「面白い!」と感じるというのは非常に大切な動機だと思います。「理系科目の成績が良い」ことが必要条件ではありません。実際に化学に苦労しながらも「○○の仕組みを解明したい」という大きな夢を持ち,薬学部へと進学した生徒もいます。また,英語が読めることが研究には必要(重要な論文はほとんど英文)なので理科が良くできるより英語に強い方が良いということもあります。
面白いと感じるからこそ,「不思議だ。何故だ。もっと知りたい。」という探究心につながるのだと思います。面白いからこそ,少々大変なことであっても頑張ることができるし,またやり甲斐もあるのです。
研究の道では「人と同じことをするのでは意味がない」とよく言われます。なぜならば,人と同じことをしている限り,真似にしかならないのです。そういう意味で,「自分を持つ」こと,「オリジナリティー(独創性・独自性)」といったことも研究者には大切な要素です。
また,考えたことを実践する「行動力」,興味を持ったことに対し自ら動く「積極性」,これらはどのような分野であっても非常に大切なことです。高校在学中に多くのものを得る生徒には必ずといって良いほどこの2つの要素があります。
ここまで読んで「結構該当するわ」と思うあなた,ライフサイエンスの分野へ挑んでみませんか?
生命科学分野にはまだまだ多くの謎があります。またその多くの謎の解明が世界的にも切望されています。その謎の解明に携わる女性ライフサイエンティストへの第一歩を是非踏み出してください。
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:24|パーマリンク | コメント (0)
2005年4月10日
メールの利用は生徒間での問題の原因となりやすいことから、高校では学校規則として、「メールの使用禁止」「携帯電話の使用制限」「インターネットの使用制限」などの規定を定めいるところが増えています。生徒と教員でのメールのやりとりを制限しているところも多いと思います。生徒指導的な立場ではメールによるコミュニケーションをさせないように力をそそいでいるわけです。しかしながらその一方で、教科「情報」では、学習指導要領にしたがって、情報教育(メールの使用を含む)を推進しているわけですから、それが矛盾でないとすると、学校いう場所は「不思議な空間」です。大学では、メールで課題レポートを提出させているところも多くなってきています。本校では、授業「生命」では、各講義の感想をメールで送ってもらっています。高校では、新しい取り組みかもしれませんね。
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:32|パーマリンク | コメント (0)
2005年4月 9日
生物教室 http://www.nd-seishin.ac.jp/bio/life-science/life-science.htm
を3月から更新して、カウンターも付けてみました。恒常的に更新することの大変さを感じています。ややお宅的な要素がないとホームページの管理はむりなのでしょうか。
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:03|パーマリンク | コメント (0)
2005年4月 3日
西表での研修旅行に同行し、亜熱帯にだけ棲むオオコウモリをいっしょに観 察したり、自然や研究のおもしろさについて聞いてもらったりしています。清 心女子高のみんなのノリの良さ、元気っぷりに、「やっぱり今の時代、女性が 元気だなぁ!」と眩しい思いにかられながら、大変愉快な時を過ごさせていた だいています。
さて、理系コースを選択した皆さんですが、将来の事なども考えて理系を選 ぶのは勇気がいりましたか?理系は女性にとって難しい世界?そんなことはあ りません。「社会への女性進出が少なく、さらに理系となるとより少数派」と いうのはもう昔の話になろうとしています。あえて生物学的立場からいうと、 性差による社会的役割の違いや行動が異なることは動物一般に知られていま す。でも、それは負の意味での違いではなく、むしろプラスの意味での違いで す。人間においてもそうです。自然科学の分野でも女性の方が得意なことは多 分にあって、いろいろな人の連携で研究が飛躍的に発展しています。
さあ、皆さんも遠慮なんかせず、将来に向かってがんばれ!
沖縄国際大学 金城和三
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:10|パーマリンク | コメント (0)
2005年3月30日
2004年度に放した成体が一年間、野外(自宅の畑)で生きながらえて、産卵していました。草(スギナ)に産み付けられた卵のう中の胚が神経胚をこれた時期だったので、発生しているということは受精してい意味するので、少なくとも成熟した雄と雌が一匹ずついるとは確かなようです。その姿は見れませんでしたが、来年まで生き延びてまた産卵してほしいと思います。
草に産み付けられた卵のう
投稿者: 秋山繁治 日時: 13:11|パーマリンク | コメント (0)
2005年3月24日
「生命科学」、文字通り、生命を客観的に見つめ、探求していく学問です。医学や農学、生物学など、多くの学問が生命科学に関わっており、私の専門である獣医学もそのうちの一分野を担っています。私が学生の頃(20数年前)は、獣医学科の7~8割は、男子学生でしたが、現在ではどちらかというと女子学生の方が多くなっているということです。この傾向は、小動物臨床に携わる獣医師の数にも反映されてきており、最近では女性の開業獣医師が徐々に増えてきています。考えてみれば、これは当然のことで、今後もこの傾向は続いていくと思われます。獣医学だけでなく、他の理科系の学問でも女性の割合が徐々に増えてきているようです。性別に関係なく、興味のある人が好きな学問に自由に取り組んでいけることが、その分野の発展につながるはずです。残念ながら、いまだに女性の社会進出を妨害するようなシステムが残っている分野が多いことも事実ですが、それに屈することなく、自分が興味のある道を進んでいってほしいと思います。
やまね動物病院 山根辰朗
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:11|パーマリンク | コメント (0)
脳科学、神経心理学、遺伝子、タンパク工学・・・。科学の進化は、人間の生命機能の研究に待ったをかけません。どこまでも追及され続けることでしょう。生命機能研究は、単に生物学的な単層だけでなく、心、病気・障害との関係を明らかにし、人間の苦しみを解放していく学際的なものでもあります。例えば、大阪大学生命機能研究科のHPをみてみると、心生物学など、耳慣れない領域が並んでいて、心をときめかせてくれます。有能な女性に、こうした分野に進出してほしいと思います。がんばって下さい。
倉敷市立短期大学専攻科教授 平山諭
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:01|パーマリンク | コメント (0)
2005年3月21日
精神的にHOMEPAGEをいじることができない精神状態でした。この3年間は苦しかった。
今は、メーリングリストとして、卒業生を中心にした「nds-science清心女子高校卒業生」と「ジェンダー井戸端会議」を運営しています。職場外の人とコミュニケージョンすることで救われることがあると実感しています。「ジェンダー井戸端会議」は、今のところ、隔週で会を開いています。清心女子大学の東先生と昨年11月に立ち上げた会です。それから、「岡山県性教育協議会」のメーリングリストもお世話(管理)させていただいております。
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:30|パーマリンク | コメント (0)
2005年3月16日
昨年、研修旅行で来られた西表島でイリオモテヤマネコの解説をさせていただきました。女子高校生がヤマネコに興味を持ってくれるのかどうか始めは不安でしたが、いろいろと質問をしてくれる生徒さんがいてうれしかった記憶があります。私は琉球大学でイリオモテヤマネコの生態を研究し、今年の春博士号を取得したばかりです。高校生の時から哺乳類の生態を研究したいと考えていたため、哺乳類生態学を専門にしている先生がいる大学を選びました。同級生の中には自分がやりたいことを専門としている先生が大学にいなかったため、配属先の研究室を決めかねている友人も数人いました。高校生の時に漠然とでも自分が興味のある分野があれば、大学を選ぶ時にどのような研究室があるのか、どのような先生がいるのかを調べて進学する大学を選ぶことをお勧めします。私が大学に入学した時には生物学科だったからなのかもしれませんが、1学年の女子と男子の人数はほとんど同じだったと思います。学部や学科によって女子の数が少ないところもあると思いますが、現在、理系の大学生生活を送る上で性別はほとんど関係無くなっているのではないでしょうか。まず自分の夢中になれるテーマを見つけ、学び、研究してください。
総合地球環境学研究所・西表プロジェクト 中西 希
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:12|パーマリンク | コメント (0)
2005年3月14日
清心女子高等学校の発展授業科目「生命」で,生徒さんたちとメディア・リテラシーの学びの場を共有した。基本的人権の主体として尊重されるべき18歳以下のすべての人間の権利を謳う国連「子どもの権利条約」で規定する『あらゆる種類の情報にアクセスする権利』を考慮すれば、メディア・リテラシーを獲得することは、メディア社会へ参画するためのパスポートであり,かつ、メディア情報を意識して対応するためのツールでもある。当日は、メディアが提示する社会観や価値観を分析し明らかにしていくための授業を組み立てた。こうしたメディア分析を経験することが、自己や社会に対する認識が形成されてきた背景 (根拠と過程) を問い直す契機になるからである。メディア内容を客観的に分析し、クリティカルに読み解き意識化することや,そこから発展して主体的に読み,創造的表現を生みだしていくことが,授業の目的であった。別の言い方をすれば,多角的視点をもつこと、異なる意見にも耳を傾け,発展させ,さらに考えること、等がメディア・リテラシーを学ぶ価値といえる。授業後提出されたレポートでは、それまで「生命」の授業で培ってきた考え方や価値観にメディア・リテラシーが持ち込まれたことで、能動的に人の話を聞き、主体的に発言し、思考することによって、新しい認識、知識を生みだしていく楽しさが述べられていた。時間の都合上,メディア・リテラシーのわずか一部の経験的学びではあったが、分野の境界を越え,「生命」の授業全体から得る「生きる」ためのスキルは、一人ひとりの将来の勉強や研究活動において応用し向上させることができる。今回の授業が,そのようなスキルを獲得するヒントになれば幸いである。
メディアフォーラム 乙竹文子
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:08|パーマリンク | コメント (0)
2005年3月 9日
自然科学とは一言でいえば自然界に起る諸現象を理解する学問です.高校では「理科」という科目があり,物理,化学,生物に分かれていますが,これらは自然科学に属します.大学においては,一般的に理学部が自然科学の基礎研究を行い,工学部,医学部,農学部および薬学部等は,応用研究を行います.ノーベル賞受賞者の人数から明らかなように日本の自然科学は非常に高いレベルにあります.さて,自然界の不思議を理解する,すなわち「科学する」楽しさとはどんなものでしょうか.種々の自然現象の解明は「何故?」という疑問を発することから始まります.その疑問点を明らかにすることは困難も伴いますが,目的を達成したときの喜び,あるいはその過程で新しい発見をした時の喜びは,格別です.自然科学を追及していくことは決して難しいことではありません.まずあなたのまわりを見回して下さい.毎日当たり前のように思っている自然現象,でもなぜそのような現象が起こるかわからないことはありませんか.例えば,怪我をしたらなぜ痛いと感じるのでしょうか.また,軽い怪我であればいつの間にか治りますが,それはなぜでしょうか.私が所属する薬学部の分野においてもまだ解明できないことが山積みになっています.これらの未解決事項を明らかにするために,皆さんも大学で「科学する心」を育んでみませんか.
神戸薬科大学助教授 宮田興子
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:13|パーマリンク | コメント (0)
沖縄からの応援メッセージ! みなさんこんにちは、研修旅行の際のサポートをしています自称サンゴ研究者の山城です。金にも名誉にも縁のない生物研究者(秋山先生)からの依頼は断れません、理系へ進む女子高校生へエールを送ります。自分で手に入れたデーターを見ながらああでもないこうでもない、あっ!こういうことか、と多少おたくの生活はなかなかのものです。これからの時代、生命をどう見つめるか・壊れ行く環境をどう守るのか等、一筋縄では行かない問題が出てくるでしょう。対処する手段・分野は多岐に渡ります。混沌とした世の中だからこそ、是非、女性ならではの視点で前を見つめて進んで下さい、期待しています、GO AHEAD!
名桜大学国際学部観光産業学科教授 山城秀之
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:01|パーマリンク | コメント (0)
2005年2月28日
高校生のときにコンラート・ローレンツの「ソロモンの指輪」を読み、小さい頃から動物が好きだったこともあり、動物行動学に興味を持ちました。そこで動物行動学を研究できる大学を探し、農学部に進学しました。 現在は、情報サービス系企業で購買の仕事をしています。購買といっても物を買うのではなく、ソフトをつくってくれる人を雇う(買う)仕事なので、動物行動学には直接関係ないのですが、人を見るという意味では行動観察の経験が役立つこともあります。生命科学は自分の中や外の環境に密接に関わっている分野です。そのため、生物や化学といった学校の勉強だけでなく、身の回りのこと全てについて興味を持ちどんどん吸収していってください。
朽木 太佳子
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:15|パーマリンク | コメント (0)
2005年2月21日
私にとって清心で学んだ6年間は有意義で楽しい日々でした。親身な先生方や温かい友人たちに恵まれて、いい思い出が沢山つまっています。理系に進もうと考え出したのは中学生のころだったと思います。医療に憧れを抱いていたこと、そして「資格を生かして働きたい」と希望していたこともあって、薬学部を進路に選びました。大学時代に、地元病院での実習で医療現場の空気を知り、所属した研究室では薬品開発にも携わり、「臨床」と「研究」の両方に触れることができましたが、とても貴重な経験だったと思います。私は現在、主人とともに調剤薬局を経営しております。薬局薬剤師の主な仕事のひとつに処方せん調剤があります。調剤は正確さとスピードが要求されます。薬は患者さんが飲むもの、間違いがあれば、それはすぐに患者さんの健康を損なうこともあるので、ミスがあってはなりません。 私の薬局では、散剤を服用されている患者さんが多く5・6種類混合する事もあるので、調剤自体はもちろん、できあがりの確認にも常に気を配っています。処方せんに医師が記した用法・用量自体に間違いないか、飲み合わせは問題ないか等のチェックも行います。これらを正確におこなうには、多くの知識が必要とされます。患者さんから薬や病気について相談を受けることもしばしばですので、国家試験にパスするだけでなく実際に働きだしてからこそ、新しい知識を身につける努力を常に怠ってはいけないなと、痛感しています。患者さんの中には、病気のせいで心に不安を抱えてしまっている方もおられます。薬や病気に対するアドバイスをさせて頂くだけでなく、患者さんの気持ちも受け止めて、安心してもらえるよう心がけています。そんな中で患者さんから納得とともに笑顔がこぼれた時が、私が薬剤師としてのやりがいを感じる瞬間でもあります。私の体験が在校生の皆さんのご参考になれば幸いです。今、高校時代という可能性にあふれたこのとき、日々充実して過ごされることを願っております。
大阪府寝屋川市 調剤薬局経営 加藤 量子
2003年 大阪薬科大学薬学部薬学科卒業
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:21|パーマリンク | コメント (0)
ついこの間、私の所属する研究室で、助教授によるマダガスカル旅行報告会が行われた。といっても、その助教授と京大の先生との2人旅を写真で紹介する程度の内容だった。たくさんの、マダガスカルの人々の生活と町並み、売られている牛、そして現地の野生動物、ワオキツネザルやインドリなどの原猿類にサギの仲間の写真。そしてそれらの写真の間に出てきたのが、ガイドの背中にへばりついたイグアナやヤモリ、昆虫たちであった。緑色の巨大なイグアナの写真が大きく映し出されたとき、研究室の人々の間にざわめきが走った。ある女性メンバーは、小さく悲鳴を上げた。「可愛い!」 人生において初めて蛇を見つけたのは、小学校の帰り道だった。川沿いの草むらに、縞々の蛇の背中がのぞいていたのを今でも覚えている。子供の頃の私はとても利口だった。蛇をもっと良く見たいという思いもあったが、蛇は咬む生物で、一部の蛇には毒があり、咬まれると危険であることをちゃんと知っていた。小学生の私は蛇を横目で見ながら足早にその場を立ち去った。次に蛇に出会ったのは中学生になった頃だったと記憶している。中学生にもなると、私は小利口になっていた。蛇はかむが、かまれて危険な蛇はごく一部であり、めったに出てこないことを知っていた。そうなると私の欲求を抑える理由は何も無い。今度は喜んで蛇を追った。そして当然咬まれた。今あの時のことを思い出すと、まるでそれ以降の私の、動物への対応を全て物語っているかのように見えてくる。今の私は小利口どころか、大馬鹿である。爬虫類も両生類も節足動物も、もちろん鳥や哺乳類、様々な軟体動物たち、異国の奇妙な植物たちには触れなくては気がすまない。残念ながら魚類には他の動物ほどの強い衝動を得られることは無いが、それら生物たちを実際に見たい、触れたいという感情がある。目の前の生物と私の知識とを比較して、触ったら有害という結果さえ出なければ触りにいく。たとえ有害であっても、何らかの方法でその生物をいじりたい。どうして自分の中にこのような感情があるのか、私には全くわからない。これからの人生、より様々な生物を見て過ごして生きたい。この感情におもむくまま、気が付いたら私は大学にいて、そしてさらに動物生態学の研究室に入っていた。
先ず大学に入った時点から、清心にいた時代と比べて当然、周囲には生き物に魅了されている人々が多かった。その中で私は、鳥を追いかけては他の大学生にひかれ、昆虫を平気で触っては他の女性に信じられないと言われ、さらには通りすがりの犬に夢中になっては、何故か同じ学科の友達にすら苦笑いをされてすごしてきた。私に影響されて,2人くらい生物好きに道を踏み外していったほどだ。そんな、比較的生き物が好きであるという事で疎外感を得ていた3年間から、研究室で聞いたイグアナへの感嘆の声は、ついに行くとこまで行ったという感動を私にもたらしてくれたのである。生物への不思議な衝動を持つ人たちが、こんなにも集った研究室にたどり着いたのだ。小学校の頃の自分から随分遠くまで来たものだと、感慨深く感じたものだ。
現在、私は先にも書いたとおり、生態学の研究室にいる。実験材料はマメゾウムシという、アズキや大豆などの豆につく害虫である。害虫とはいえ、駆除するために研究するのではない。ショウジョウバエのように、実験室で飼育され、モデル生物として系統が作られている。私がこれから卒業研究でやろうとしているのは、有性生殖を行う生物の、種分化の仕組みに関することである。こう書いていくと何だかとても格好いいのだが、実際はまだまだだ。実験を組み立てるために知らなくてはならないことはまだまだあるし、これから私の大嫌いな勉強もたくさんしていかなくてはならない。ちゃんとついて行けるかとても不安なのであったりする。なぜ自分がこの分野を選んでしまったのか、疑問を持ったりもする。それでも自分の中に、子供の頃から変わっていない感情はちゃんと存在していた。生き物を前にして感じる事ができるこの感情を、今はそれだけを信じて、自信の無さのあまり、簡単な方向へ逃げ出したくなるのを踏みとどまっているのである。
これから、こういった分野に進学を考えている方には、ぜひそのまま迷うことなく突き進むことをお勧めする。友人がなかなかの名言を教えてくれた。こういう分野は、やろうと決めたらそのまま立ち止まらずに突き進むべきである。疑問を感じて立ち止まってしまうと、もう進めなくなる、と。私は一度立ち止まりかけて、また走り出そうとしている状態である。確かに、止まってしまったら走り出すのには莫大なエネルギーが必要だ。ぜひ皆さんには立ち止まらずに進んでほしい。そして万が一、やりたいことと違った時には、いくらでもやり直して走ってほしい。当然、その過程にある大学受験は、あくまでも過程でしかないことも知って欲しい。私が受験生の頃には、まるで大学受験を人生の目的に考えているような人たちはたくさんいたし、予備校などでは大学に落ちると人生の失格者であるような雰囲気であった。けれど本当は、大学とはそんなところではない。大学の同級生にはたくさんの浪人生がいる。研究室にはすでに子持ちの院生がいる。そんなことはたいして気にされない。問題とされるのは、むしろどれくらいやりたいことに対して努力したかである。もし、生物や物理や化学,地学,農学に看護士,医学など、自分のやりたいことがあるのであれば、ぜひ様々な過程に迷う事無く、突き進んでもらいたいのである。
筑波大学 第二学群生物学類 4年次 基礎生物学コース所属 森藤倫子
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:19|パーマリンク | コメント (0)
生徒さんの感想、読ませていただきました。あんな、へたくそなお話で、こんなに感想をもらえてうれしいです。薬のこと、自分の体のことについては、高校生の皆さんもぜひ興味をもってもらいたいです。実際の現場で、妊婦、授乳婦の方たちからの薬に関する問い合わせは、特に今、風邪やインフルエンザの流行っている時期は多く、もっと知識をもってほしいと思うことがたびたびです。
(講義後の質問:副作用について)-----講演が終わって疑問に思ったことがあります。薬には副作用があるっていうのは知っていますが、必ずその副作用が作用しますか。例えば薬を貰う時よく「副作用として眠くなります」と薬剤師の方に言われますが一度も眠くなったことはないんです。…やはり人によって違うのでしょうか。
(答え)副作用の出方は、薬によって異なりますし、1つの薬にもいろいろな副作用があるのがふつうです。眠気やのどの渇きといった軽い症状から、命にかかわる重い副作用まで、程度もいろいろです。人それぞれの体質にもよります。アレルギー体質の人、腎臓や肝臓の悪い人、高齢の人などは副作用がでやすいです。また、多く飲みすぎれば当然副作用が出やすくなります。たとえば、風邪薬に含まれている抗ヒスタミン剤という薬には眠気の副作用があり、車の運転や機械の操作をするときに注意してもらうため、その副作用を伝えますが、おそらくこのことだと思います。副作用はあっても自覚症状としてあらわれることもなく、病気の症状がおさまり、薬を飲むのをやめたら、薬が体外に排出され、副作用はまったくなかった(ように感じた)・・という人も中には居るでしょう。また、治療のために許容される副作用もあります。軽い副作用の場合、注意をしながら飲み続けたほうが、よい結果につながることもあるのです。大事なのは、医師、薬剤師から説明された飲み方、飲む量(用法・用量)を正しく守ること。これが一番大切です。以上が質問に対するお答えで す。
妊娠と薬についてのコメントがやはり多かったですね。ひとつ生徒さんに言い忘れたことがありました。たとえ妊娠中何らかの原因で障害のある子供が生まれてきたとしても、そういったお子さんを立派に育てているお母さん方、たくさんいますよね。障害のある子供さんも明るく幸せに暮らしています。このことも皆さんにしっかり理解しておいてもらいたいです。
投稿者: 秋山繁治 日時: 09:44|パーマリンク | コメント (0)
2005年2月 8日
The ones and zeros in the table compiled by Donna Nelson don't come as
much of a surprise. But they are a stark reminder that the overwhelming
majority of physics professors at top US universities are still white men.
Earlier this year, Nelson, a chemistry professor at the University of
Oklahoma, surveyed the makeup of faculty in chemistry and chemical
engineering by rank, race, and gender for the country's 50 best-funded
universities. Now she has done the same for physics.
The 50 universities surveyed have a total of 1987 physics faculty members.
The full data can be viewed online at
http://www.awis.org/statistics/physicsTable.html. Here are some highlights:
--------------------------------------------------------------------------------
Of the physics faculty members at the 50 universities, 131, or 6.6%, are women.
Twelve physicists at the 50 universities, or about 0.6%, are African
American. They are all men.
Half of the 10 Hispanic physics faculty members are women.
There is one Native American physics professor at the universities
surveyed; he is at Yale University.
Asian Americans represent 11.2% of the physics faculty; of those, about 10%
are women.
"Nelson's data agree pretty well with ours," says Rachel Ivie of the
American Institute of Physics's statistics division. (AIP's most recent
report on employment by gender and race, 2000 Physics Academic Workforce
Report, is available on the Web at
http://www.aip.org/statistics/trends/reports/awf01.pdf.) "What Nelson has
that we don't is women by race and the breakdown by rank," says Ivie. Most
black academic physicists are at historically black colleges and
universities, Ivie adds. "The question is, Why are they there? Are they not
going to the top 50 universities because they don't get offers, or because
they choose not to? I don't think anyone knows the answer."
Nelson, who is one quarter Native American, started doing her own surveys
after seeing one that showed the breakdown of chemistry faculty by gender
and wondering why it didn't look at minorities. She compiled the data by
sending out questionnaires and then following up aggressively. When
universities didn't respond, she says, "We got the information from the Web
and from talking to people in the department. That's how we got a 100%
response rate." Physics, she adds, "is doing a pretty good job in using the
available female base, but it lags in hiring minorities." One surprising
result, Nelson says, is that chemical engineering outstrips both chemistry
and physics in hiring from their respective pools of African American PhDs.
"My students were extremely interested in the surveys," says Nelson. "I
think the females have been taught they will have a full chance, and they
expect it. And when they see this sort of statistics, they are even more
outraged than professors. All I am asking is for people to listen--and not
to punish females and minorities when they try to discuss the disincentives
for going into these fields."
Toni Feder
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:23|パーマリンク | コメント (0)
2005年1月27日
卒業させてから、どのように過ごされているでしょうか。大学、大学院でさらに学ばれていていたり、卒業生して、それぞれの専門を生かした仕事に就かれていたり、専門から離れた仕事に就かれていたり、家庭にはいられていることもあるかもしれません。もう遠い昔の話になってしまったと感じられることもあるかもしれませんが、皆さんの高校時代はどのようなものだったでしょうか。われわれ教師が、振り返って役にたっただろうかと反省しなければならないこともあるかもしれません。力は足らないかもしれませんが、それぞれの教師がそのとき、そのときできうることを生徒に提供してしていかなけれなならないといつも考えています。
今回は、卒業生の皆さん、とくに生命科学の方面に進路を取られた方にお願いがあります。それは、生徒が生命科学に進学することを同じ清心の丘で学んだ先輩として応援して欲しいのです。「清心」のイメージとしては、文系の学校というイメージが強く、これまで理系に進む生徒に十分なケアができていなかったのではないかという反省から、学校としても理系進学者を学校としてサポートするような体制をつくることを呼びかけていかなければならないのではないかと考えたのです。学校の教育内容の改革の前段階に、まず、この4月までに、生命科学(医学・薬学・農学・生物学・食品・生物工学)などの分野で、大学、大学院で学んでいたり、学んで社会人なった卒業生の後輩へのメッセージを集めて、パンフレットをつくる計画をしました。卒業生が、これまで理系にも進んでいるし、活躍しているというのを、在校生、一般の人に・・・そして、本校の教員(?)にも知ってもらうということを目論んでいます。 書いて欲しい内容は ①今の進路を選んだ動機 ②近況報告 ③ 生命科学分野に進学を考えている生徒へのメッセージです。
科学を応用した技術は私たちの生活を劇的に変化させてきていますが、それと共に近年、ライフ・スタイルも大きく変化してきていることを見逃してはなりません。少子高齢化、結婚に対する意識などの変化が起こり、男女が共同参画した新たな社会のしくみを構築していくことが求められるようになってきています。このような時代にあって、個性・能力を生かして社会に貢献できる女性が社会的に期待されるようになり、女性の生き方が大きく変容しようとしているというのは事実でしょう。これまで女性が活躍することが厳しかった自然科学の分野でも活躍が期待されるのは当然であり、理系に進路を考えている女子生徒が増えてきています。そのような女子生徒に、卒業生として応援のメッセージを書いていただけないでしょうか。
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:22|パーマリンク | コメント (0)
2004年11月21日
生物を本校で教えていた三宅先生からメールです。
アメリカに渡って早いものでもう半年が過ぎました。が,まだまだネイティブの話すスピードにはついていけません。通っている語学学校が大学のESL(英語を母語としない人のための英語クラス)というせいもあるのでしょうが,会話はなかなか上達しません。今のところ一番鍛えられたのは耳かな。テレビでもニュースなどは比較的聞き取れるようになりましたが,ドラマのように普段の会話がふんだんにあるものはまだまだ????状態に陥ります。でも,以前感じていた「海外留学か~,すごいのね~」という感覚はなくなりました。というのも,日本から留学している大学生はTOEFLである程度のスコアをとっていない限り,1年程度の留学=語学学校止まりだからです。やはりアメリカ留学というなら「英語はできて当然,それ以外に何のスキルを身につけようとしているのか」が問題かなと感じるようになりました。私自身は生活のためというのが目的だったものの,少々学校の性質が違ったために本来の路線とは別の方向に行く可能性も出始めました。どうせなら大学で何か勉強しようかな~・・・なんて思い始めています。が,また引越しの可能性が出てきたためにそれも躊躇している状態です。
続きを読む "元教師・三宅(現学生・後藤)のアメリカ滞在記" »
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:12|パーマリンク | コメント (0)
2004年8月18日
人工池を造成して、4ヶ月が経った。池の周りには草が繁茂し、池が見えないような状態になった。
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:01|パーマリンク | コメント (0)
2004年4月 9日
自宅の畑の中に人工池を造成した。シートは萩原工業からいただいたものを使用した。池の水漏れ防止用の粉(セメントのようなもの)も併用した。3つ作った。円形の池1つ、長方形の池2つ。
木陰になる部分に長方形の池
並べてつくった二つの池
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:47|パーマリンク | コメント (0)
2004年3月 2日
平山先生は、ADHD児などの気になる臨床の場として、「環境対話キャンプ」を開催している。脳の発達、ドーパミン、セロトニンなどの働き、人間関係のトラブル、適応障害など、心理学医学の知識を、いつもわかりやすく説明してくださる。
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:59|パーマリンク | コメント (0)
2003年10月28日
毎年、臓器移植現状、歴史、移植コディネーターの仕事などについて話していただいています。授業「生命」でもっとも人気のある講師です。この講演をきっかけにして、医療関係の学部学科へ進路を決めた生徒も多くいます。
続きを読む "東歯大市川病院角膜センター長 篠崎尚史講演" »
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:04|パーマリンク | コメント (0)
2003年6月22日
今日も日曜日なのに、当然のように学校にいます。今年はイボイモリが100以上の卵を産んだので・・・、
今のところ50匹以上の幼生が変態を終えて、ごそごそしています。3年前に捕獲した成体が7匹で、その年に産んだ卵のうち9匹が元気に成長しています。世話は大変ですが・・・。
投稿者: 秋山繁治 日時: 08:01|パーマリンク | コメント (0)
2003年6月19日
卒業生で理系進学者を対象にメーリングリストをつくりました。参加の希望があれば申し込んでください。
僕に直接メールで申し込まれても結構です。生物教室に出入りした同窓生っていう感じですが・・・。同窓生の情報交換の場になればいいと思います。特に本校では理系の進学者が少ないですから、卒業後も協力し合って頑張って欲しいと思います。
http://groups.yahoo.co.jp/group/nds-science/
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:08|パーマリンク | コメント (0)
2003年5月10日
ミネルヴァ書房から2003年5月10日、「発達心理学の基礎と応用②脳科学からみた機能の発達」が発行された。第9章「性機能・性役割(男と女の心の発達)」を執筆させていただいた。本体価格は」2500円です。この本は、発達心理学の基礎と臨床というシリーズの一冊です。他には「①ライフサイクルからみた発達の基礎」と「③発達の臨床から見た心の教育相談」があります。内容は、高校生でも読めるようにという設定で書かれています。倉敷市立短期大学、川崎医療福祉大学の先生方が中心になって書かれた本です。
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:11|パーマリンク | コメント (0)
2003年3月21日
本棚を整理しているとき、1冊の本をめくっていると、山田かまち水彩デッサン美術館のチケットの半券がしおりとしてはさまれていた。裏に、館内にあったなだいなだの言葉がメモしてあった。
今時の大人の中に、17歳が人生の中のかけがえのない1年だと考えているものがいるだろうか。しかし、17歳で死ぬ人間もいる。その人間にとって、17歳は絶対的な1年だ。18歳の1年前でも、22歳の準備のための1年でもない。人生最後の1年だ。それで完結すべき1年だ。10年後のおいしい約束など、どんな意味があるというのか。「燃焼しろ、17歳は二度ともどらない」かまちは美術館を訪れるものに向かって、そう呼びかけているようだ。
1年前、山田かまちという高校生の遺作が、全国の同年代の人たちにメッセージとともに受け入れられていることを知り、作品集を手にした。しかし、30歳を過ぎた私には、感動は生まれなかった。ただ、自分がその時代を生きていたときに感じていた苛立ちのような感覚が思い出されただけっだ。しかしながら、同時代を生きる感覚を思い出したい気持ちから、東京に行く機会に、高崎まで足をのばすことにした。費用を節約して、普通列車にのってゆっくりと風景をみながらの道のりだった。窓から見たいえ家の屋根には雪止めあった。気候の違いを感じたといえば大げさかもしれないが、一度も行ったことのない場所はずいぶん遠く感じた。特急で行けば、東京から1時間、そんなに遠いところではない。特急に乗れば感じなかった気持ちかもかもしれない。普通列車では2時間半かかる。降りたった高崎の町は小さかった。かまちの作品を展示してある美術館はごく普通の住宅地にあった。2階建てのこじんまりとした建物で、作品集の中に掲載されている作品が並んでいた群馬の高崎、こここまで来たからには何か感じると思った。何か感じたかった。しかし、前とは違うなんらかの気持ちは起こらなかった。少し寂しかった。
今、私は高校生ではない。今、高校の教師をしている。それはまぎれもない事実であり、そこから出発するしかない。ただ言えるのは、高校生を生きている世代も、教師と生きている自分も、今という時代、同じ社会に生きていることは共通していると言うことだ。そして、今という時は、かけがえのない時であり、高校生には大学受験のためだけの時であったり、中学生には高校受験のためだけの時であったりしない。命を失えばそこで終わってしまうかもしてない貴重な時なのだ。そのことは教師も生徒も同じなのです。そのことは理解して欲しい。
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:31|パーマリンク | コメント (0)
2003年1月18日
性的な禁忌
ワーカーホーリック(日曜神経症・休暇神経症)
労働とは、個人の欲求と社会の欲求が妥協しあって成立したもの。
自由の中に自分の足で歩みを進める内発性や生命力に欠けている。
スチューデント・アパシー
社会的なペルソナ
現代社会に過剰適応している人は、ペルソナだけが異常に肥大して、本来の自己が極端に痩せ衰え、力を失っている。
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:27|パーマリンク | コメント (0)
2002年3月 2日
沖縄研修旅行を紹介したページが、ホームページコンクールで賞を受けたけど、学校内でも、この旅行の企画について全体的に理解されているは感じられないことが多かったので、今回の旅行全体の企画に関わってきたものとして、整理してみたかったいうのが本音です。
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:28|パーマリンク | コメント (0)
2002年3月 1日
修学旅行を紹介したHOMEPEHGEが研修旅行ホームページコンクールで「高等学校部門最優秀作品賞」になりました。
以下は、受賞の連絡の手紙です。受賞作品は、この生物教室の作成者がつくりました。自画自賛・・・。誰も喜んでくれそうにないから・・・。研修旅行に参加した生徒くらいは喜んでくれるかな。
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:25|パーマリンク | コメント (0)
2002年2月 2日
1月26日は、NTTクレドで「性を考える 学校現場からの提案」という講演をしました。内容は、今まで学校で性教育でやってきたことの一部の紹介です。参加者は70名程度だったんでしょうか。ほとんどが女性でした。「性教育」と名のついた研修会には男性の数は圧倒的に少ないです。センターには、「男女共同参画」という名前がついていますが、このような研修会に男性も参加して、情報交換するようにならないと、社会は変わっていかないように思います。
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:25|パーマリンク | コメント (0)
2002年1月 1日
チョコエッグのおまけにイボイモリがあることを知り感動しました。いろんなものがはやっているんですね。
下の写真は、チョコエッグのおまけの「セマルハコガメ」、「イボイモリ」、そして、生物教室にいる卵から大きくした6ヶ月目のイボイモリの子どもです。
投稿者: 秋山繁治 日時: 10:02|パーマリンク | コメント (0)
明けましておめでとうございます。有尾類の研究は、今年も自分のペースで頑張っていこうと思っていまので、よろしくお願い致します。
投稿者: 秋山繁治 日時: 09:20|パーマリンク | コメント (0)
2001年4月25日
信山社サイテック「ため池の自然(生き物たちと風景)」が2001年4月21日に発行されました。身近な自然のひとつである「ため池」とそれを取り巻く水田、水路を生活の場とする多様な生き物とそれをはぐくむ環境について解説した本です。2.12両生類について執筆させていただきました。本体定価は2500円です。
浜島繁隆・土山ふみ・近藤繁生・益田芳樹 編著
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:47|パーマリンク | コメント (0)
2001年2月12日
博士課程前期(修士)の論文を提出しました。現職の高校の理科の教員を受け入れていますが、今年の生物科学講座の教員の卒業生は私だけです。
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:18|パーマリンク | コメント (0)
2001年1月23日
博士課程前期(修士)の論文提出は、山口大学では1月31日が締め切りです。口頭発表は2月13日になっています。博士課程後期の二期入学試験が2月7日にあり、バタバタしています。研究室はM2の学生3名と学部の4人が毎日頑張っています。高校現場を離れて10ヶ月研修ももうすぐ終わりです。
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:18|パーマリンク | コメント (0)
2000年9月27日
授業「生命」で学んでいる生徒が、以下のテーマを選んでくれたことに感心しました。
Last year I got to know about Hirotada Ototake, a disabled man, who has no arms and legs.I learned that his disability is his personality, and that we should respect it. Besides differences in features though, humans also have differences in thoughts and opinions. "We are all different. We should respect our differences as our personalities," is an often heard saying.
Many of you may say, "Of course, I know that," but I wonder how many of you can really regard another person's differences as his personality and accept it. I couldn't at first. Now I will introduce one particular difference to you. So try to answer my question again at the end of my speech; "Can you accept another person's personality though it may be very different from yours?"
"Oh, my goodness! What's that?" A couple of women got on the train which I usually take to go to school. Almost every day I saw them. They held hands, hugged or even kissed each other sometimes. Some people stared, some averted their eyes, others even laughed at them. "Look at them! They're lesbians." "Oh, that's disgusting. What're they doing?" I felt so strange just because both of them were women.
One day in May, I had a chance to listen to a lecture by a lesbian named Kyo Aoki. She was not abnormal as I was expecting, but as cheerful, kind and friendly as any other woman. She said, "Though I am female, I love women. I don't think it is strange and I don't hesitate to say so. For me to love women is just one of my characteristics, as my hobbies are cooking or reading. I can express myself in front of you, but there are many lesbians who shut themselves up and are suffering from discrimination and prejudice." As I had prejudice against lesbians myself, her every word pierced straight through me.
That lecture also reminded me of another incident. Once during a Japanese literature class, we were discussing how the heroine we read about felt. I expressed my opinion as did the other students. All the opinions were written on the blackboard by the teacher. Then she asked us, "Which opinions do you disagree with?" One of my classmates said, "I think Hiroko's wrong because ..." Can you believe what the teacher did then? She erased my opinion from the blackboard! I felt as if I myself were being denied and thrown away.
I wonder if many lesbians in Japan feel like this. Lesbians are not accepted in society because they are a small minority. In Japan, sex-change operations are only partly permitted and same sex marriages are not legal. The most serious problem is our prejudiced attitudes toward lesbians. I remember the cold eyes on the train as if the other passengers had seen something abnormal. How about you? How would you feel if you were on the same train?
I'm sure you've heard the following line in many speeches before: in the 21st century, we should make a barrier-free society where everyone can live peacefully. To truly be barrier-free however, we have to accept different personalities completely and build up the system to accept not only the majority but also the minority: the elderly, disabled people, lesbians ... everybody.
In Vermont, for the first time in the U.S., a same-sex couple was married on July 1st, 2000 and they now have the same rights as a heterosexual couple. Don't you think this is a big step for human beings? The same thing cannot be done in Japan right now, but I suggest that we should at least listen to homosexuals, get the right information about them and accept them in our society. Now I'll ask you again, "Can you accept another person's personality though it may be very different from yours?"
Thank you for listening.
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:34|パーマリンク | コメント (0)
2000年9月10日
大学の前期は9月までで、ちょうど10月から後期が始まります。修士論文の締め切りは1月末、論文の内容発表は2月です。10月には修士論文の作成のめどがたっていなければなりませんね。国立大学では、以前は9月に前期試験をしていましたが現在は7月の授業が終わる時期になっています。したがって、夏休みは8月、9月の二ヶ月間です。理系で修論や卒論をする学生は、夏休みも研究室へ残って実験をしています。
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:17|パーマリンク | コメント (0)
2000年7月14日
「自分に何ができるかを知っているのが大人」。「職に貴賎はないが生き方には貴賎がある」って言葉を聞いてどう思いますか?。「自分に何ができるかを知っているのが大人」って、少しさびしい気がしますが、リーダーシップがないのにとろうとしたりするようなエゴイズムをもっている段階では、「大人」とはいえないでしょうね。
投稿者: 秋山繁治 日時: 11:14|パーマリンク | コメント (0)
2000年7月 3日
山口県には、「生きている化石」カブトガニが生息している。7月3日の毎日新聞に山口カブトガニ研究懇話会の観察会の紹介があった。今がちょうど産卵期だな。僕も岡山県の笠岡市のカブトガニ博物館と佐賀県の伊万里市の海岸で観察しましたが、実際に見るのは小学生には特に良いことだと思います。いろいろな生き物に触れて欲しいです。夏は、岡山市も倉敷市も水辺教室が開催されて盛況ですが、山口市も企画しているのかな?
投稿者: 秋山繁治 日時: 11:14|パーマリンク | コメント (0)
2000年6月23日
昨日、炊飯器をDEODEOで買ってきて、今日はご飯のスイッチを今入れました。一時間後にはご飯が炊けるはずですよね。ご飯を軽く洗って、20分ねかせて、水を計量して、万全です。
続きを読む "新鮮に感じられる日常生活(シングルライフでの体験から)" »
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:02|パーマリンク | コメント (0)
こんにちは,久しぶりにこのHPへお邪魔します。今、このページはだれが管理されているのでしょう??いろいろ、変わっていました。卒業生の私は、でももっと知りたいことがあるような気がしました。
続きを読む "卒業生から本校のホームページに対する要望" »
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:09|パーマリンク | コメント (0)
2000年6月19日
中村桂子さんは、現在は大阪の生命誌研究所副所長をされていますが、僕が教師になったとき(15年前)に当時でも古かった雑誌に若い中村さん(当時は三菱化成生命科学研究所の研究員)のエッセイを見つけて、女子高生に紹介していました。本校は女子高で、英文・国文に生徒が多く、理系は少なかったので、これからは理系だといわんばかりに説教していたのを思い出します。僕も、出身は、理学部化学科ですが、大学院は発生生物学の研究室です。最近では、本当に生物学にスポットがあたってきた感じがします。昨日、片付けをしていたら、中村さんのエッセイを生徒用にプリントしたものが出てきました。雑誌は、文系と理系の接点に立ってという特集記事が組まれていて、その執筆者の一人が、中村さんでした。タイトルは「女だから、生命科学を」でした
続きを読む "中村桂子さんの約20年前の雑誌のエッセイを見つけました。" »
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:09|パーマリンク | コメント (0)
2000年6月18日
ノートルダム清心女子大学学長雑賀美枝先生のノートルダム清心学園の教育についてのべたものを見つけました。
ノートルダム清心女子大学の現在の学長の雑賀美枝さんが、清心学園の教育について語ったエッセイが載っていたので紹介しておきます。題名は「人間の道しるべを示す教育」です。
投稿者: 秋山繁治 日時: 15:06|パーマリンク | コメント (0)
2000年6月 4日
4月19日の毎日新聞に、山口県が民間企業に小中高の学校の教頭を一年間研修するという長期社会体験研修が始まった。今年度は10人が派遣された。学校改革の一環として管理職の管理・運営能力向上を目的に研修制度が企画された。高校の教員は3名。派遣会社は、10社。研修中の給与・交通費は県教委が負担する。
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:04|パーマリンク | コメント (0)
岡山県には、岡山県性教育協議会という小中高の先生方と家庭の主婦を中心に性教育を推進している団体があります。毎年8月に研究大会が岡山県立大学であります。僕も会員なので、会の情報を伝えるためのHOMEPAGEを作ったというわけです。
http://www.nd-seishin.ac.jp/okasei/index.htm
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:54|パーマリンク | コメント (0)
2000年5月31日
一日中雨。朝から大学の授業を受けた。大学では、8:40~12:0まで、生物概論と時間生物学特論を受けた。
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:51|パーマリンク | コメント (0)
2000年5月26日
今日の毎日新聞に佐賀県小城町岩蔵の祇園川のホタルの写真が掲載されていた。多い日は川沿いに約3kmにわたって約10万匹が飛び交うという。僕が今住んでいる山口もホタルが多い。もうそろそろお目にかかれるのではと、楽しみにしている。岡山市では祇園用水や足守川が有名だが、安仁神社付近でもホタルを楽しむことができる。地元の人の情報では、例年、5月25日頃から出始め6月20日頃までみられということである。ピークは6月10日前後。近くにある苗圃公園で開いているホタル祭りは今年は6月10日に開催される。境内の周辺約6haが岡山県自然保護地域に指定されている。
6月6日山口大学前の小川で採取(上から)
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:51|パーマリンク | コメント (0)
2000年4月 8日
最近では、社会人の大学院への入学やアジアからの留学生が多くなっている。僕も、チャレンジして、今年から理学部の大学院博士課程前期で勉強を始めた。年取っているということで、新しいことを学ぶのは大変だが、とにかく頑張ってみたい。時代は流れて、教育制度のシステムそのものが大変革されようとしているのを感じる。
投稿者: 秋山繁治 日時: 13:49|パーマリンク | コメント (0)
最近、社会人の大学院への入学やアジアからの留学生が多くなってきている。公立高校では研修制度として、岡山県立大学、岡山大学教育学部、岡山県教育センターなどに長期派遣のかたちで勉強できるが、本校では十分に整備されているわけではないが、僕自身の判断で今年から山口大学院理工学研究科博士課程前期に入学して”生物学”の勉強を始めることにした。もう中年の域に達しており、新しいことを学ぶのは大変だが、とにかく頑張ってみたい。これから、家族と離れた山口での生活が始まる。
投稿者: 秋山繁治 日時: 10:10|パーマリンク | コメント (0)
2000年3月 1日
今日は、高3最後の日、つまり卒業式であった。祝歌とともに卒業していった。教員はいつ卒業できるんだろうか。
投稿者: 秋山繁治 日時: 11:19|パーマリンク | コメント (0)
2000年2月25日
朝、山で生物調査をしていて、たくさんのゴミが不法投棄されているのを見つけた。金甲山、貝殻山(岡山市)は不法投棄が多いとは聞いたが現実だった。大分にサンショウウオの調査に行ったときも、不法投棄された場所にでくわしたが、大人の社会の汚さを感じる出来事であった。
いろいろな場所に散乱しているゴミ
捨てられた犬たち
投稿者: 秋山繁治 日時: 11:15|パーマリンク | コメント (0)
2000年2月10日
この連休は、九州にオオイタサンショウウオの調査に出るという決意をしています。また、寒波が来ているようなので大変ですが、サンショウウオが待っていると勝手に思って頑張ります。また、簡単は報告をhomepageに掲載します。
投稿者: 秋山繁治 日時: 10:11|パーマリンク | コメント (0)
2000年2月 5日
高校で現在。生徒用パソコン24台を設置した教室が2教室を1997年に整備し、1998年度から授業「国際情報」を開講しているが、さらに、中学生での利用のためのパソコン教室を整備することが決定した。現在の段階では48台を設置した教室を1教室ということになっている。高校の教室は、エキショウプロジェクターで提示しながら、授業をすすめることを考慮して前向きにしたが、中学校は、班別実習に適応できるような、円形テーブルを採用した形を考えている。
投稿者: 秋山繁治 日時: 11:11|パーマリンク | コメント (0)
2000年1月31日
生物の授業で「イヌの帝王切開によるお産」ビデオを放映した。生徒が提供してくれたビデオで、お母さんがビデオカメラをまわしていたらしい。知り合いの獣医さんのところで行ったということで、説明もあるので理解しやすい。生物の授業としてだけでなく、性教育の指導にも利用できると思える内容であった。生徒も食い入るように見入っていた。
投稿者: 秋山繁治 日時: 09:38|パーマリンク | コメント (0)
2000年1月29日
1999年4月から「発展科目」という自由選択科目(高校2年次に設定)が誕生した。後期のテーマに「性」の内容を扱っているので、”多様な性のあり方”を考えるためにまとめとして、「ジェンダー」、「同性愛」について青木恭さんに講演していただくことにした。青木さんは、現在、フリーライターをしながら岡山コミュニティエフエム・レディオモモの番組「モザイクモザイク」のパーソナリティもつとめおられる方で、同性愛や性同一性障害のグループの全国的なネットワークにも参加されていて、幅広い知識や経験をもっておられるので有意義な話がうかがえると思われます。青木さんは、同じく同性愛であることを公表している池田久美子さん(大阪の高校教師)とも交流があるので、いつの日か池田さんにも来校していただきたいと思っています。青木さんの講演は2月8日
投稿者: 秋山繁治 日時: 09:46|パーマリンク | コメント (0)
2000年1月23日
博士課程前期(修士)の論文提出は、山口大学では1月31日が締め切りです。口頭発表は2月13日になっています。博士課程後期の二期入学試験が2月7日にあり、バタバタしています。研究室はM2の学生3名と学部の4人が毎日頑張っています。高校現場を離れて10ヶ月研修ももうすぐ終わりです。
投稿者: 秋山繁治 日時: 11:09|パーマリンク | コメント (0)
2000年1月16日
1997年9月にホームページを仮開設してから、これまで清心中学校・清心女子高等学校のホームページ全体のメンテナンスをやっていましたが、今日からBIOのフォルダ(生物教室の関連)だけをメンテナンスしていくことになりました。これからは「生物教室」のHPを独自の路線で充実させていこうと思っています。もっと日常の教育活動についても紹介できたらいいなと考えています。
今年の4月から大学院で一年間勉強することにしたので、学校を離れてしまいますが(授業「生命」週2時間だけは担当)、インターネット経由で、HPのメンテナンスはやっていこうと思っています。
投稿者: 秋山繁治 日時: 09:56|パーマリンク | コメント (0)
1999年11月20日
1999年11月20日(土)、倉敷市民会館で、生物部が「有尾類の観察と飼育」と題して、「清流を守る若者の集い」で発表した。
「清流を守る若者の集い」は、岡山振興局、倉敷振興局、井笠振興局という三つの管轄地域で行われている。倉敷では、本校生物部が実行委員会になって、倉敷振興局の担当者の方や川崎医大の佐藤國康先生など多く方々に協力していただきながら、計画しました。
学校関係の発表は、総社東中学校科学部、清心中学校・清心女子高等学校生物部の発表がありました。写真は、本校生物部の山下が、「有尾類の飼育と観察」という題で、発表を行っている様子です。
続きを読む "清流を守る若者の集い:生物部「有尾類の観察と飼育」" »
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:09|パーマリンク | コメント (0)
1999年10月 9日
1999年10月9日にJT生命誌研究所に行きました。岡山県高等学校教育研究会理科部会の研修の一環ということでバスで行きました。岡田節人、中村佳子の所属する研究所で、名前は聞いたことがありましたが、初めての訪問でした。30年前に、中村桂子さんの「女性だから生命科学を」のメッセージを呼んだ記憶があります。いまでもコピーを大切に持っています。中村桂子さんに、HPへの転載の許可をもらっているので、以下で紹介しておきます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「女だから生命科学を」 中村桂子(当時・三菱化成生命科学研究所)
女子ばかりの高校でのんぴりと暮らしていたのに、大学へ入る時にたまたま理科系を選んだために、まわり中が男の子という環境の中へ放りこまれてしまった。そこで、最初に驚かされたのが担任の先生。担任といっでも、小学校のように毎日接触するわけではないが、なにか困ったことがあったら相談にのってくれる人としてあらわれたのは、まだ三十歳前の数学の先生だった。お世辞にも清潔とはいいがたいタオルを腰にぶら下げ、ボサボサ髪をかき上げながら、ちょっと照れ臭そうな様子で話をするその人は、失礼ながらどうみても頼りになるという風ではなかった。案の定、四月末にお互いが馴染になるためのクラス会を開こうとしたその日、「先生が月給を袋ごとなくして困っているそうだ」という情報が入り、皆で少しずつカンパをしようかということになった。数学の話をして、いる時とそれ以外の時とではまったくの別人、数学のみに生きているという感じで、男の人には面白い人がいるものだと感心したり驚いたりした。物理にも「エネルギー源は液体燃料だけで結構。これがもっとも効率のよい方法です」という内燃機関のような先生がいた。
続きを読む "JT生命誌研究館・大阪大学教授の中村桂子さんのメッセージ「女だから生命科学を」" »
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:17|パーマリンク | コメント (0)
1999年10月 7日
清心中学校・清心女子高等学校紀要のNO.13が発行されました。今回、僕の発表したものは、”授業「国際情報」と本校の情報教育”と”清心中学校・清心女子高等学校の展望(アンケート「西暦2000年に清心学園は何を提供できるか」から考える)”というレポートの二つです。内容は、すでに、1999年度岡山県性教育研究大会、1999年度全性連全国性教育研究大会熊本大会で発表させていただいております。入手連絡先は、086-462-1661清心女子高等学校です。
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:36|パーマリンク | コメント (0)
1999年8月 6日
昨日は、高等学校の分科会(第5分科会)で発表させていただきました。参加者は40名、ほとんどが高校の教員(養護教諭が多かった)であった。総合的な学習として実施している「発展科目」とパソコンを使った授業「国際情報」の紹介と「野外彫刻の教材としての利用」について報告した。
空いた時間に、熊本市街に設置されている野外彫刻の写真を撮影した。熊本産業文化会館、熊本城、
熊本美術館などを訪問した。野外彫刻の写真をとろうとしたら、「撮影許可が必要です」と言われ、「高等学校で教材として使う」と説明して、許可を得て撮影した。調査の際にも、著作権や肖像権について注意を払う必要があることを再認識した。
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:25|パーマリンク | コメント (0)
1999年7月 4日
朝日新聞の「100人の20世紀」にマーチン・ルーサー・キングが紹介されていたので、マーチン・ルーサー・キングのことを思い出しました。高校2年生のときに、「自由への大いなる歩み」(岩波新書)を読んで、ガンジーの非暴力主義を貫いた運動姿勢に感動して、世界史の先生と話をしたことを今でも覚えています。キング牧師は、黒人大衆を主体にした公民権運動を展開して行ったのですが、1967年4月4日、キング牧師に銃弾に倒れてしまったのです。僕が11歳のときで、テレビで、狙撃事件を報道していたのも、何故か覚えているような気がするのですが・・・。
投稿者: 秋山繁治 日時: 23:13|パーマリンク | コメント (0)
1998年10月28日
名護番所跡(名護市東江)に建つ。屋敷林のフクギ群及び館西側に生育するピンプンガジュマルは県指定の天然記念物である。開館日は、火曜から日曜、祝日は休館。10:00~18:00。
投稿者: 秋山繁治 日時: 11:37|パーマリンク | コメント (0)
那覇市首里にある琉球王尚家の邸宅跡に建てられた博物館。歴史文化を伝える書画・彫刻・民具など24,00点が展示されている。沖縄版万葉集『おもろさうし』の展示や沖縄の動植物コーナーがある。料金は通常200円(特別展500円)、9:00~16:00まで、月・祝日は休み。
投稿者: 秋山繁治 日時: 11:33|パーマリンク | コメント (0)
PENⅡ・400MHzも、450MHzが登場して、ひところより安くなりました(しかしながら、メモリーは高くなっているみたいですが)。自分でAsustekP2B-Fを先週購入して、FIC2010+と交換しました。前のボードは233MHzまでしかいかなかったので、P2Bが楽しみです。
投稿者: 秋山繁治 日時: 10:08|パーマリンク | コメント (0)
那覇市の北東部に位置し、市街地に隣接する広さ84haの総合公園。中央部は観葉植物・熱帯果樹など移入された植物が植栽されているが、周辺部では石灰岩地域の自然植生が見られ、うっそうとした森林を形成している。
那覇市の市街地にある末吉公園
投稿者: 秋山繁治 日時: 09:20|パーマリンク | コメント (0)
琉球大学の理学部新入生に、自然観察の前の事前研修を行っている機関ということで紹介していただいた。ハブについての基礎研究と対策及び捕獲法の研修などを実施している県の機関(所在地:大里村字大里)である。
もっとも大きいものは180cm、毒牙が特徴
続きを読む "沖縄研修の下見:沖縄県衛生環境研究所(ハブ研究室)" »
投稿者: 秋山繁治 日時: 09:10|パーマリンク | コメント (0)
1999年度の高2研修旅行は、沖縄にになりましたが、僕と社会科の教師が下見(10月20日~22日)に行きました。現地では、別行動で、①自然環境コースと②戦争平和コースの研修内容でそれぞれの旅程を考えるための材料集めに東奔西走しました。私が担当する自然環境コースは、自然観察ができる場所探しを中心に動きました。ます、10月20日に琉球大学の方々(伊澤助教授、金城大学院生、日高教授、池原教授)に面会させていただいて、研修の内容や場所についてアドバイスをいただいた。
続きを読む "沖縄研修へのアドバイス(琉球大学理学部海洋自然学科)" »
投稿者: 秋山繁治 日時: 09:07|パーマリンク | コメント (0)
1998年10月12日
PentiumⅡの266MHzを使って、AsustekのマザーボードP2Bのジャンパースイッチをいじっただけですが、333MHzで安定して動くことが確かめられました。調子にのって、Celeron300Aで、P2BのBIOSを最新版に書き換えて、374MHz で動くこともできました。やみつきになりそうです。確かに、スキャナなどの取り込みは断然、早くなりました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 14:07|パーマリンク | コメント (0)
1998年9月24日
昨年度まで、本校の研修旅行は、長崎・五島列島に高1学年の3月に行っていましたが、本年度入学生から沖縄になりました。日程は3泊4日で、那覇2泊、名護1泊です。
投稿者: 秋山繁治 日時: 12:06|パーマリンク | コメント (0)
1998年9月23日
2学期も、体育祭を終えました。高1の国際情報の授業も、word98でレポート作りに取りかかっています。野外彫刻についてのレポートを楽しみにしておいてください。
投稿者: 秋山繁治 日時: 10:58|パーマリンク | コメント (0)
1998年9月22日
今日は、台風で学校が休校になりました。久しぶりにHOMEPAGEの作成に取り掛かる時間ができました。性教育のページをいじりました。7月に朝日新聞の「ひと」の欄に大阪の高校教師(生物)のレズビアン宣言について掲載されていて、話題になっていましたが・・。さらに、9月上旬に、3回に分けて性同一性障害の記事が掲載され、性について考えさせられました。興味を持っているのは、ごくわずかの人かと思っていたら、同僚の中にも結構目を通している方が多かったのでびっくりしてしまいました。このHOMEPAGEでは、「SEXUALITY」の新聞資料コーナーに記事の概略が掲載してあります。
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:57|パーマリンク | コメント (0)
1998年7月23日
こんにちは、先生方お元気ですか?この間は突然お邪魔してスミマセンでした。私は先生方に会えてとても嬉しかったです。そして再び中庄駅からの道を汗だくになりながら歩くことができて、「あたしったら、しあわせものっっ!」なーんて思っちゃいました。やっぱり清心の丘は私にとって、とても大きな存在です。なんてったって、6年通いましたからね。ところで、さっき清心のホームページ見ました。とってもかわいかったです。写真が取り入れられていたのがいいと思いました。ただ1つ気に入らないのが、私が所属していたダンス部の情報が全然ない事です。もっともっと部活動についての情報も載せちゃってください。
(僕の意見)ホームページはどんどん更新していかないと魅力がでてこないのは事実です。恒常的な更新ができるような体制をつくることが必要ですが、現状では、HP作成に積極的な人な一部の人に負担がかかるような状況です。できるところから少しずつ作成していくという手法しかないように思います。とにかく、卒業生の切なる要望には応えたいです。
投稿者: 秋山繁治 日時: 09:12|パーマリンク | コメント (0)
1998年7月13日
1学期中は、あまりメンテナンスできなかったので、卒業生から「工事中が多い」という意見を頂戴しました。気をつかって誉めていただいてはいるのですが、現実的にメンテナンスが行き届いていない状況があります。
投稿者: 秋山繁治 日時: 12:05|パーマリンク | コメント (0)
1998年7月12日
ある高校から、「コンピュータの導入ですが、10月1日には黒船がやってくるという感じです。図書館に3台WIN98が入ります。プリンタ・スキャナ付き。職員室・事務室にも同じコンピュータが入るそうです。
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投稿者: 秋山繁治 日時: 13:55|パーマリンク | コメント (0)
1998年6月13日
パソコン自作教室を開きました。最終的には、パソコンの性能はK6の233MHz、HDDは3.2G、、グラフィックボードはMystique220・4M、飯山の15インチディスプレイ、win95のOSをつけて15万円になりました。肝心の生徒の参加は1名で、本校教師7名、他校教師1名で計9台のパソコンを組み立てました。以外に年配の先生方が参加され、朝9時から12時までで組み立てを終え、午後OSのインストールを行いました。昼食の弁当を食べながら、勉強したというより、楽しんだという感じでした。当初は、生徒の10人以上の参加を目論見ましたが、失敗してしまいました。でも、実際やってみて,10人以上の生徒が集まった場合、十分に指導できたかどうかわからないというのが実感です。そういえば、うちの教師で、一人だけpentium2/400MHz,6Gの自作機に挑戦した先生がいたことを付け加えておきます。
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:55|パーマリンク | コメント (0)
1998年5月26日
昨年、8月に宮城県鮎川港で鯨(ツチクジラ)の解体を見学しました。そのときの解体の様子をデジタルビデオで撮影したので、その画像の一部を紹介します。解体に要する時間は、およそ1時間ぐらいでした。捕鯨船の到着に合わせて、真夜中でも行われます。捕鯨の頭数も、1年間で何頭か決まっています。今回見学したのは、「ツチクジラ」という種でした。
投稿者: 秋山繁治 日時: 15:53|パーマリンク | コメント (0)
1998年5月12日
「国際情報」の授業で、検索エンジンの使い方を説明していて、ディレクトリー検索で、「教育」から「高校」、都道府県一覧から「岡山県高校」で、本校を見つけました。まだまだ、未完成ですが・・・。
投稿者: 秋山繁治 日時: 14:53|パーマリンク | コメント (0)
1998年5月 8日
ただいま、移植中で、いろいろなリンクミスが目立っていると思いますが、僕の責任です。ここまでのページは1人で作りましたので・・・仕方ないです。でも、学校にサーバーがあると、FTPで送るよりづっと楽でです。授業前の朝30分が作業時間です。
投稿者: 秋山繁治 日時: 13:04|パーマリンク | コメント (0)
1998年5月 7日
5月の連休も終わり、もうすぐ学校は中間試験のことを気にする時期になりました。新入生にとっては初めての試験です。今、オオイタサンショウウオの幼生の飼育と、アカハライモリの餌やり、水換えに忙しい毎日を過ごしています。生徒が「もっと手伝ってくれたら・・。なんて思っても、「塾がある」とか理由をつけて帰ってしまうのが、現代っ子なんですよね。とにかく我慢強く頑張るしかありません。ファイト!!
投稿者: 秋山繁治 日時: 11:15|パーマリンク | コメント (0)
1998年5月 6日
6月にパソコン自作教室を生徒や保護者、本校職員を対象に実施する計画をは発表した。自作したパソコンの部品代実費は参加者負担。K6・200MHzでASUSTekのマザーボード、matoroxのグラフィックボードなどを使う予定。金額は、15インチモニター込みで、約 145,000円(税を含まず)。
投稿者: 秋山繁治 日時: 09:48|パーマリンク | コメント (0)
1998年5月 4日
今年は3連休。ホームページを一人で作ってきたけど、そろそろ各教科の先生方に作っていただかなければと思い、5月1日の職員会議で協力を依頼した。各教科のホームページをFDD1枚に入れてもらい、こちらでサーバーに教科のフォルダとして入れていくつもりにしている。
投稿者: 秋山繁治 日時: 11:46|パーマリンク | コメント (0)
1998年5月 2日
春休みに、コンピュータが、1教室増設された。Windows95で生徒用24台、教師用1台、windowsNTでサーバー機2台が使用できる環境が整えられた。4月から1年生の「国際情報」の授業が始まり、高3生にはLHRの時間に、インターネット利用講習が実施されている。
投稿者: 秋山繁治 日時: 11:46|パーマリンク | コメント (0)
1998年2月18日
岡山県情報教育センターで、1997年度、月一回割合で。自分自身で研修する「継続研修会」があった。研修者全員がセンターの先生方の指導を受けた成果を発表した。
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:44|パーマリンク | コメント (0)
1998年2月 7日
7日、8日とオオイタ県にオオイタサンショウウオの産卵を観察に行きました。去年よりは、産卵が早いみたいですでに孵化して幼生になっているものもいました。1月中旬以前に産卵していると考えられます。岡山のカスミサンショウウオを調べだして、10年になりますが、カスミももうそろそろ産卵の季節になります。
池の中に見られた卵のう
池など周辺環境が激変
投稿者: 秋山繁治 日時: 13:42|パーマリンク | コメント (0)
1998年1月21日
昨年10月に捕まえた県北で捕獲した。そのイモリの雌の卵巣が成熟しているかどうかを確かめるためにホルモン注射で強制産卵させた。卵は正常に発生して、今、変態を終えて上陸しそうになっている。オオタマジャクシの状態は、サンショウウオの幼生と区別しにくいが、変態前には黒ずんできて、顔の周辺に特徴がある。
投稿者: 秋山繁治 日時: 11:40|パーマリンク | コメント (0)
1998年1月20日
岡山市・倉敷市の市街地はすでに、OCNのサービスを受けられる地域になっているが、ここ倉敷の庄地区局番462、463の地区は、昨年の11月の時点でサービス地域からはずれていた。本校では、現在、ISDNでダイヤルアップ接続でインターネットにつないでいるが、1月末までに工事がされ、2月からこの地域にもOCN専用回線がひけるらしい。OCN専用回線を利用すれば、経費面では負担がやや大きいが、独自ドメインを取得できることなどの利点が考えられる。1998年1月の時点で、岡山市内では私立高校2校がOCNを導入している。
投稿者: 秋山繁治 日時: 12:03|パーマリンク | コメント (0)
1月7日からインターネットが利用できるようになったので、高校3年生ですでに進路が決定している生徒を対象にインターネットを利用した4時間の授業を実施した
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投稿者: 秋山繁治 日時: 11:39|パーマリンク | コメント (0)
1998年1月19日
18日、19日にセンターテストが終わった。今年は清心女子大学が、定員の一部をセンター利用してとるということで、試験会場になった。清心女子高校現役生、就実女子高校現役生と浪人生が、清心女子大学で受験した。昨年、一昨年は山陽学園大学だっかが、今年も、女子大では男子トイレがないせいか、女子受験生のみであった。
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:06|パーマリンク | コメント (0)
来年からの「国際情報」の授業が始まる前に、学校のホームページを昨年の9月からアップロードしている。生物のページで何ができるかまだわからないが、生物教室の日常を報告したいと思っている。
投稿者: 秋山繁治 日時: 15:22|パーマリンク | コメント (0)
1998年1月17日
1972年札幌オリンピックでは、アマチュアリズムを厳守する立場で運営されていた。そのとき、スキーメーカーの広告にでて、カール・シュランツはアマチュア規定違反で選手資格を剥奪された。
投稿者: 秋山繁治 日時: 09:34|パーマリンク | コメント (0)
1998年1月 7日
冬休みに入って、10BASETでWindowsNTでLUNをくんで、ダイヤルアップルータでinternetに接続できるようになりました。まずは、来週から、進路が決定した高校3年生に、「教養講座」の中で試用します。3学期中に教師対象の講習会もする予定です。
投稿者: 秋山繁治 日時: 11:23|パーマリンク | コメント (0)
1997年10月13日
カスミサンショウウオは、ひ弱ですがオオイタサンショウウオは飼育しやすく、共食いも激しいようです。10月をこすと厚さも和らぎ、死亡する個体もぐっと減ります。飼育には、暑さが敵です。
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投稿者: 秋山繁治 日時: 15:28|パーマリンク | コメント (0)
1997年10月 4日
ワイヤレスのマウスがいいとか言う話があったので調べていたら、インテリマウスにしても、3つボタンのマウスにしても、ワイヤレスにしてもドライバーが必要です。僕の場合、今までβ版ソフトで痛い目をみて、再インストールを繰り返したので、ドライバーなどたくさん入れていくというのは大変な気がしてしまうのです。何となくいやな気がして、逆にキーボードの方をワイヤレスにすればということを思いつきました。やってみるとこれが便利です。使わないときに片づけるのも楽です。また、ワイヤレスのキーボードは差し込むだけのすぐに使えます。キーボードの電源は単三電池2個が必要ですが、受信器の方は本体と連動しています。複数のパソコンを自室で使う場合、使い方によれば一台のキーボードで複数のパソコンを使うことができます。ディップスイッチが4つあるので、それぞれをOにするかNかOFFにするかで、16種類の設定ができますが、わざと設定しないで、キーボードを共用すればかえって便利です。受信機の方向をどうするかを考えればすむのです。僕はテクニバードジャパンの製品を使っていますが、1万円以下で入手できます。
投稿者: 秋山繁治 日時: 10:26|パーマリンク | コメント (0)
1997年9月23日
インターネットでの情報発信は、機材の準備と通信の接続条件が整えば、誰でも、即座に、世界に向けて情報が公開できる。猥褻な情報が公開されることが話題になっているが、教育の中でインターネットを利用する場合の、むしろ、青少年への猥褻物陳列ということではなく、情報の公開に対する責任の問題がと思う。新聞への投稿であれば、編集者が掲載の是非を判断するし、本の出版であれば、出版社のスタッフの検討が必要であろう。これまで、社会に広く情報を発信する場合は必ず第三者の確認があったはずである。ところが、インターネットは、ファイルを転送するのは個人で、転送されたファイルはすぐに、公共性を持った情報の広場に掲示されるのである。例えば、ドイツではナチス肯定の情報をさせないという規制があるが、インターネット上で規制できないままに情報が流入してくることが話題になったことがある。国家間だけでなく個人に関係するレベルでも問題がある、規制がなければ、一方的な個人批判やプライバシーの侵害などにつながる情報が、公開される危険があるともいえるのである。このようなことを考えると、通信情報を規制する方向にどうしても傾きやすい。しかしながら、逆の面もあるのである。インターネットで通信できるから、情報から隔離され、抑圧された人々へ情報をながすことが可能であったり、また、公開された情報を得て、それを材料に民主化や社会改革、教育改革などに役立てる可能性もあるのである。情報公開をルールで規制するのではなく、責任を持って自己決定する能力を育てる教育が大切であると思う。
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:24|パーマリンク | コメント (0)
1997年6月26日米国連邦最高裁判所は通信改革法の一部である通信品位法(CDA:Communication Decency Act)が言論・表現の自由を定める合衆国憲法第1条に違反するとの判決を下した。判決直前には、同様の内容の州法に関し、ニューヨーク州やジョージア州でも違憲判決が下されている。昨年2月7日の大統領の通信品位法署名以来、電子フロンティア財団が、喪章をwebページに掲げて「言論の死」をアッピールし、抗議表明の運動が拡がっていった。日本では「インターネット上の猥褻画像、文書などから子どもを守ることを目的とした『米国通信品位法』に対し連邦最高裁が26日違憲判決を下した」というタイプの表題で現されるように、一般に猥褻規制だけが問題にされているが、米国で問題になっているのは、法文の規制がインターネット上の情報の全面的規制につながっていく懸念を考慮しての抗議である点をとらえなければならない。最高裁の判決文中で「民主主義社会での表現の自由による利益は、どのような理論的根拠もない検閲の利益にまさる」という箇所がある。
投稿者: 秋山繁治 日時: 13:22|パーマリンク | コメント (0)
1997年9月21日
AptivaH54を昨年購入して、使っているが、昨年の8月頃は、133MHzが普通で、150MHzは、35万円もかかった。K6CPUが200MHZで、2万5千円ぐらいで購入することができるようになったので、自作機に挑戦してみた。ケースはTQ700、マザーボードは、GYGA・BYTE586ATXを使っている。メモリーはSIMM32×2(64MB)、HDDが2GBで挑戦している。
投稿者: 秋山繁治 日時: 10:38|パーマリンク | コメント (0)
1997年9月17日
普通教室棟の1階でコンピュータ教室の準備作業が始まった。夏休み中に教室の改造工事が行われ、今週、IBM・ AptivaT8Bが21台が持ち込まれた。11月中にサーバー機との接続がされ、本格的な準備に入る。windowNTで、LANを構築し、インターネットを利用できるように設定する予定である。
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:18|パーマリンク | コメント (0)
1997年9月 8日
4月から6月までのアヒルの思い出の写真です。最後はイタチに血を吸われて死にました。1997年6月と7月の写真です。1ヶ月でこんなに大きくなるんですよ。
幼稚園から卵を持って帰ってからの出来事をまとめています。
投稿者: 秋山繁治 日時: 10:10|パーマリンク | コメント (0)
1997年9月 5日
清心女子大学も新たなサーバーの導入が進んでいる。来年4月を目標に計画中である。清心学園という同一法人の学校であり、情報教育について協力関係を作りたい。
投稿者: 秋山繁治 日時: 16:43|パーマリンク | コメント (0)
清心女子大学で新たなサーバーの導入が進んでいる。来年4月を目標に計画中である。清心学園という同一法人の学校であり、情報教育について協力関係を作りたい。
投稿者: 秋山繁治 日時: 08:49|パーマリンク | コメント (0)
1997年9月 2日
岡山県内の公立高校の教員対象で、各学校がホームページを開設できるように”ホームページ作成”研修会が開かれる噂を聞いた。先生の間で、「誰が研修に行くのか」とか、「そんな短期間でできるのか」とか、「ホームページを開設したとして、その後の日常的なメンテナンスはどのようにするのか」などの不安があるということでした。第17期中教審答申『21世紀を展望した我が国の教育の在り方について』では、初等中等教段階での情報ネットワークの活用を本格的に進めるべきだという基本的な方針が打ち出されていますが、情報教育をめぐる今後の状況に注目したい。
投稿者: 秋山繁治 日時: 08:41|パーマリンク | コメント (0)
1997年9月 1日
E-mailで、岡山県内の公立高校に、各学校ホームページを開くように研修会が開かれる噂を聞いた。「誰が研修に行くのか」とか、「そんな短期間でできるのか」とか「メンテナンスはどうするのか」とか不安があるということでした。第17期中教審答申『21世紀を展望した我が国の教育の在り方について』の中では、初等中等教段階での情報ネットワークの活用を本格的に進めるべきだとしている。
投稿者: 秋山繁治 日時: 11:07|パーマリンク | コメント (0)
urban internetに本校の最初のHomepageを開設した。
投稿者: 秋山繁治 日時: 11:06|パーマリンク | コメント (0)
清心中学校・清心女子高等学校のホームページを初めて開設しました。学校でアーバン・インターネット(urban internet)と契約して、そのサーバーにアップロードするというやり方で作成しています。清心女子大のサーバーを使わせてもらうとか、本校にサーバーを置いて使えるような時代の到来を期待します。
投稿者: 秋山繁治 日時: 08:52|パーマリンク | コメント (0)
1997年8月10日
平成9年度日本生物教育会第52回全国大会仙台大会は、仙台七夕祭りの直前の8月4日から7日までの4日間の日程で開催された。4日は全国理事会、5日が元東北大学総長の西澤潤一先生の講演と4会場での研究発表、6日は2会場での研究協議と「ササニシキ」を生んだ宮城県農業試験場総括研究員の松永和久先生記念講演であった。6日の午後から7日にかけては、4コースに分かれての現地研修が行われた。
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投稿者: 秋山繁治 日時: 10:58|パーマリンク | コメント (0)
1997年7月11日
「5月の連休明けにはホームページを開く。」と言いながら、あっという間に2ヶ月が過ぎてしまった。今日は、期末考査最終日。自分自身は指定休で久しぶりに家でゆっくりできた。今日こそはと決意して、朝からパソコンの前でホームページづくりをする。とにかく、夏休み前までに立ち上げることを目標にスタート。今まで、ためておいた写真や画像があるので、十分だと思っていたが、そうでもない。新たな見出しづくりなどに時間を費やした。3日間缶詰状態で頑張ったが、フォルダの構造を考えず、とにかく作ったというものになった。記憶装置として、MOは大変重宝した。今まで3.5inchのフロッピーしかなかったの、画像データを入れるとすぐに容量が一杯になって10数枚に分けていたので、フロッピーにためていた写真や画像などをドサッと1枚のMOに入れて、ページをつくり、画像を張り込んでいった後で、不要なファイルは消すというやり方でやったら楽だった。230MBのMOは5万円以下で手に入る。