授業「生命」 第11回  ”ニワトリの解剖”公開授業

 広島大学生物生産学部のシュバッシュ・ダス先生のニワトリの生殖腺を観察する講義を、科学英語の公開授業として行った。聴講者は、理科の教員は少なく、英語の教員が多かったので、少しショッキングな内容であったかもしれない。

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公開授業のようす

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ニワトリの解剖

【参加された先生方の感想】
■生徒さんたちの好奇心(小さいころから鳥が苦手だったので、解剖はともかく、最初の儀式には彼女たちのように見に行く勇気がありませんでした)・粘り強さ・集中力にも大変驚かされました。それから、ダス先生の講義・解剖は大変興味深かったです。最初、バングラディシュの話からどうやって卵・生殖の話につなげていくんだろう、と思いましたが、あの切り口はさすがだと驚かされました。思わず笑ってしまいました。あの時は、すっかり私も生徒になっていました(解剖も解説の後だったので、見ていて非常にわかりやすかったです)。英語が英語学ではなく道具として使われている授業を高校で初めて見ました。おたがい第二言語として英語を使う同士として、先生も生徒さんもお互いの内容を理解しようとしている姿勢こそが、あの授業の成果の一つでもあるのだと思います。研究協議でも、理系での英語は本当に不可欠なツールなのだというのを強く感じました。

■バングラと日本の日常生活や食文化の違いなどの話、ニワトリの解剖は、他の学校ではなかなかできない内容だったと思います。貴兄のこれまでの指導の成果の延長線上にあるから生徒たちがあんなに真剣に取り組んでいたのだと思います。彼女たちを逞しいお嬢さんたちに磨き上げてください。期待しております。大変刺激的なプログラムを参観でき感謝しております。

【サポートの女子大学院生の感想】
ニワトリの解剖につきましても大変興味を持って頂きうれしかったです。命を以て我々に動物の生体について教えてくれたニワトリを無駄にすることなく授業を終えることができ、とても感謝しております。また、生物教室でサンショウオやイモリなどを拝見することができとても充実した1日を過ごすことができました。

投稿者: 秋山繁治 日時: 2009年6月27日 20:48|

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