毎年11月にZOOOMで開催している「両生類高校生サミット」に参加している高校を対象に、対面での生徒交流と環境学習を目的とした研修交流会を、鳥取大学農学部附属フィールドサイエンスセンターの教育研究林「蒜山の森」で実施した。
生命科学分野の研究、環境問題、生命倫理についての講義や、野外でのフィールドワーク、各校による科学研究成果の発表を通して、生徒たちが実体験から学び、今後の研究に生かすことを願って企画したものである。大学の研究者、大学生、大学院生などの協力を得て、本交流会を実現することができた。
参加校は、宮城県から仙台城南高校、東京都から山脇学園高校、茨城県から清真学園高校、神奈川県から県立横須賀高校、三重県から津田学園高校であった。
初日(1日目)は、以下の3つの講義が行われた。
①「中国地方における森林の歴史と樹木の働き」佐野淳之(森林教育研究所)
②「もしも世界からミツバチが消えたなら? ―生物多様性を失うとあなたの朝ごはんも消えるかもしれない―」高屋浩介(島根大学教育学部)
③「映画『ジュラシック・パーク』から生命倫理・研究倫理を考える」大林徹也(鳥取大学動物実験施設)