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作品番号:NDS98S-C3701

2008年7月25日

◆1998年1年C組37番の課題

分類1 分類2 分類3 市町村
人物 男性 着衣 一人 箱根町
設置場所 設置者 タイトル 作者 設置年
彫刻の森美術館 不明 将軍の孫 北村西望 1918年
「将軍の孫」野外彫刻イメージ 題:「将軍の孫」
場所:彫刻の森美術館
微笑ましい子供の像で、おそらく見る人からは好感度NO.1に選ばれるであろう。大正期中頃の作品である。日露戦争で殉死した橘中佐の銅像制作の依頼を受けて、北村のアトリエの中には資料にするために遺品の軍靴がおいてあった。
制作中のアトリエに当時5歳だった長男が来て、その軍靴をはいて遊んでいるとき、父西望と視線が合い、思わず敬礼したという。その姿を像にしたものである。大正から昭和にかけて、朝倉文夫、建畠大夢(1880~1942)と共に官展系作家として活躍した。原爆を受けた郷里、長崎の「平和記念像」や、「日蓮上人」など剛健な西望芸術のなかにあって、この作品には、やさしい親子の情愛が見ることができる。とても印象に残るかわいらしい作品である。

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