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作品番号:NDS01S-F2001

2008年8月 7日

◆2001年1年F組20番の課題

分類1 分類2 分類3 市町村
人物 混性 着衣着物 母子 真備町
設置場所 設置者 タイトル 作者 設置年
公民センター 不明 遠望する母と子 金盛秀禎 不明
「遠望する母と子」野外彫刻イメージ 題:「遠望する母と子」
場所:公民センター
町内のマービーふれあいセンター(公民館の一種)内の駐車場にある。センター内の彫刻はこれと、センター前の彫刻合わせて二点のみ。館内には見受けられない。このセンターはいくつかのコンサートホールを主に、オーケストラの楽団や講演者などを招いてしばしば催し物をやっている。小さな子供を横に、すっとした姿勢で遠くを眺める母親。足元や膝の上には鳩らしき鳥も止まっている。
母親とはいっても、何だかまだ随分と若く見える。子供が横にいなかったら普通の少女に見えていたかもしれない。しかし右手でそっと子供を抱き寄せているその仕草はやはり母親のそれであるように思う。口を閉じ、やや硬い表情で子供と共に前を見つめる母親。「遠望する母と子」という題だが、何を見つめているのだろう。
確かなものより、不確かなものを見ている気がする。この姿はどこか「昔なつかし」さ的なものを感じさせる。この像には夕日と赤とんぼが一番よく似合うような気がした。
私はこの像から、未来への遠望より過去への遠望を見た気がした。

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