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作品番号:NDS98S-C3704

2008年7月25日

◆1998年1年C組37番の課題

分類1 分類2 分類3 市町村
人物 女性 母子 箱根町
設置場所 設置者 タイトル 作者 設置年
彫刻の森美術館 不明 ローマの公園 淀井敏夫 1976年
「ローマの公園」野外彫刻イメージ 題:「ローマの公園」
場所:彫刻の森美術館
この作品は、実際にローマのボルゲーゼ公園で見た光景をもとに制作された。老女と若い娘がベンチに腰掛け語り合っている。我々が日常生活で、よく見かける光景なのだが、淀井の頭の中にはその場面が特に印象深く残っていたという。そして帰国後さっそく制作に取りかかった。
原型は鉄で骨組をつくり直接石膏をつけて作られており、枯れ木のようなゴツゴツした肌が、風景の中に自然に溶け込む。ベンチのやや左よりに、腰掛けた二人のなにげない動作や視線に、ふたりの間にあるほのぼのとした感情と、人生が見えてくるようだ。
兵庫県に生まれ、東京美術学校彫刻科に入学し、塑像を北村西望、木彫を関野聖雲(1889から1947)に師事した。このシリーズで1977年に日本芸術院賞を受賞、同年長野市野外美術賞を受賞している。

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