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作品番号:NDS98S-C3705

2008年7月25日

◆1998年1年C組37番の課題

分類1 分類2 分類3 市町村
抽象物 強化プラスチック・鉄 144人 箱根町
設置場所 設置者 タイトル 作者 設置年
彫刻の森美術館 不明 交叉する空間構造 後藤良二 1978年
「交叉する空間構造」野外彫刻イメージ 題:「交叉する空間構造」
場所:彫刻の森美術館
「情念の形態をめざす」ことと「幾何学的空間を積み上げる」ことは、具象と抽象、有機的形態と、幾何学的形態など、対照的な表現形式を取るようにみえる。後藤はふたつを統合させようと考え続けていた。
ある日何気なく見た金網の格子が、人のつながりにオーバラップして見えた。その体験が、1977年現代日本彫刻展に出品した、ダイヤモンド分子構造を母体として4本の手足を持つ炭素原子を人体に置き換えて構成した「ダイヤモンド構造」の誕生につながった。
「交叉する空間構造」は、その姉妹作品。黒い男性像と赤い女性像が各72体、合計144体の群像が四肢を伸ばし、お互いに手足をつなぎ連なっている。
幾何学的な組み合わせによって人間感情のウエットな部分が消え、無名の人間達が連帯を謳歌し群舞しているような、若々しいエネルギーに満ちた作品となった。

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