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以下は、2024年8月1日の広島大学で開催されるSalamander Meetingでの発表要旨です。

Cynops is a genus of newts, with 11 species living in China and 2 species in Japan. In Japan, the red-bellied newts (Cynops Pyrrhogaster), and the Sword-tail newts(Cynops Ensicauda), live as members of the Cynops.
Until now, the breeding season of the red-bellied newts was thought to be the same as that of many amphibians, beginning in spring and ending in early summer.
However, previous research have shown that the mating behavior of red-bellied newts occurs not only during spring and summer, but also in fall . Therefore, we decided to examine the reproductive ecology of the sword-tailed newts and compare it to that of the red-bellied newts in order to understand the significance of the newts special two-fold reproductive ecology in fall and spring.
Since the sword-tailed newts shares a reproductive ecology and is genetically similar to a species from southern China, which is believed to be the origin of the newts genus, we attempted to determine the breeding season by examining changes in weight of the reproductive organs and tissues of the newts over a one-year period. The results showed that while there is a gap between the breeding and spawning seasons in red-bellied newts, the breeding and spawning seasons in sword-tailed newts almost coincide with each other, from December to March. Considering that the breeding season of the sword-tailed newts is the basis of the entire newts genus, it is likely that many other southern Chinese species also have the same reproductive ecology, in which they take part in gametogenic behavior and then lay eggs consecutively.
We thus conclude that the reproductive ecology of the red-bellied newts, which initiates autumn gametogenesis but stops it once and then resumes gametogenesis and spawning in spring, was acquired because it is a species living at the low-temperature northern limit of the newts genus.

  • 投稿者 akiyama : 11:47
ハマヤクサイエンス研究会第2回学術発表会で優秀賞
久しぶりの高校生の発表会。横浜薬科大学が主催する発表会で、「ハマヤクサイエンス研究会第2回学術発表会」という大会です。 第2回ということで、誕生したばかりの大会で、発表題目は33件でした。「イモリ属の繁殖戦略(南西諸島のシリケンイモリに着目して)」という題目で発表し、優秀賞をいただきました。 …続きを見る
雪花が散る林でオオイタサンショウウオの産卵を観察
 2009年1月24日、九州はその年一番の寒波。大分県国東市での野外調査。午前10時、山際を散策していると林の中に水田跡の湿地があった。残雪の静かな林の中で、溜りの水面が波打っているのが見えた。近寄るとオオイタサンショウウオが群がって産卵をしている最中であった。これまで両生類は雨が降って、気温が上がったときに産卵する(洲脇,1978)と考えられていたので、サンショウウオの仲間が雪花舞う日中に産卵行…続きを見る
『生物の科学遺伝』9月号に「最も身近な有尾類アカハライモリの生態を探る」を執筆
同僚の先生が庭で採取したバナナ状の卵嚢一対を生物教室に持ち込んだのは,1989年3月のことだった。図鑑で調べた結果この卵嚢は、カスミサンショウウオ(2019年にセトウチサンショウウオとして記載)のものであるということが判明した。孵化後、無事に成長し、2年後には約10cm 程度に成長し、生物教室の水槽の中で産卵した。この水槽の中の様子に生徒も興味を持ち始めた。そこで、様々な有尾類を飼育しながら、発生…続きを見る
イモリにとって死のU字側溝を改修
この時期、南西諸島のシリケンイモリは、繁殖のために動き出します。雨の日は特に多く見られ、アスファルト道路付近を徘徊していたものは、U字側溝に転落するものがいます。雨がやんで乾燥すると、死んでしまします。多い場所では数十匹の死体を見つけることもあります。側溝のところどころにスロープ構造をつくるなど、生き物に優しい側溝に改修してほしいと考えています。 …続きを見る
沖縄のシリケンイモリは繁殖最盛期
日本にはCynopus属のイモリが2種生息しています。本州、四国、九州でみられるのがアカハライモリ、南西諸島でみられるのがシリケンイモリです。シリケンイモリは1月から3月が繁殖最盛期なので、冬に配偶行動が観察できます。 …続きを見る

44日目にすべて孵化

2015年1月20日

44日目にすべて孵化
12月7日に産み付けられた卵がすべて孵化しました。個体によって日数がずいぶん違いました。 …続きを見る
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12月5日に沖縄本島で採取したシリケンイモリが、12月7日に自然産卵し、32個のうち24個が正常に発生し31日目の今日、そのうち1個が無事に孵化しました。室温は約18~20℃の部屋で保持していました。…続きを見る
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11月から水辺にシリケンイモリが観察できるようになります。繁殖期始まりました。産卵は1月から観察できます。 …続きを見る
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沖縄の離島では、道路に付設された側溝が、イモリなどの小動物にとって「死の落とし穴」になっています。工事方法を考えて欲しいと思います。今日見つけた場所では、コンクリート側溝にシリケンイモリの死体(雄10匹・雌27匹)が、ポツポツと乾いたコンクリートの底に転がっていました。また、近くにあった側溝から出された落ち葉の中にも乾燥したイモリが16匹(雄2匹・雌14匹)いました。合計で死体確認数は53匹(雄1…続きを見る
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2012年度、シリケンイモリの調査で座間味島を10回訪問した。シリケンイモリは雨が降ると道路に出てくる習性があるようで、雨の日は自動車に轢かれた多くの死体を目にすることになる。調査上は、多くの死体を確認できる地点は多くの個体が生息していると判断できるので役立つのだが、実際に犠牲になったイモリを見ると可哀そうな気持ちになる。そして、気になったのはコンクリート製のU字側溝で、道路を歩くイモリにとっては…続きを見る
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野外のシリケンイモリの雄の総排出口付近を押さえると、精子を出すので、輸精管が満たされた状態なのは確かです。 雌を待つ雄たち 雄は精子を出せます …続きを見る
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孵化してからまだ餌を食べていませんが、今のシリケンイモリの幼生の状況です。 幼生の全体像 シリケンイモリの幼生の頭部 …続きを見る
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雨の後は、イモリたちが自動車に轢かれて、屍と化しているのに遭遇する。 …続きを見る
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岡山県北部で、もう10年以上調査していて、地元の人から背中まで赤い色のイモリがはいたという話は聞いたことがありましたが、うそんなイモリは見つけたことはありませんでした。昨年の12月に沖縄の離島で見つけたシリケンイモリは以下のような模様でした。 コンクリートの側溝の落ち葉の下にいました。 Cynpus属のイモリです。 …続きを見る

シリケンイモリが産卵

2012年12月18日

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シリケンイモリが水槽で産卵を始めました。予想通りですね・・・。 オオカナダモの葉に包んで産卵 正常に発生 …続きを見る
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昨晩は大雨、今日は曇り、道路の側溝を歩いているイモリ、水中でうろついているイモリを見つけました。 溜りの中で活動しているシリケンイモリ …続きを見る
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雄の雌へのディスプレイや雌の産卵が観察できるので、今の時期もシリケンイモリの繁殖しています。 …続きを見る
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今年度は、シリケンイモリについての研究で科研費をいただけたので、沖縄にいくことができるようになった。ほぼ、毎月一回のペースで調査する予定にしている。今回は1回目の調査になる。野外でのシリケンイモリを初めて観察することができた。アカハライモリと異なり、陸上に産卵していたのに、驚いた・・・。 生息場所 シリケンイモリ 陸上に産卵 …続きを見る
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10年以上前に見つけた場所で、イモリを見つけることはできましたが激減していました。原因は人為的な環境の改変。具体的に言えば、希少な植物を保護するために、その周辺の水路をコンクリート化したことです。人間は、限られた知識で「保護する」という名目で、本当に馬鹿なことばかりしてくれま。カタクリの里の下の水路もやはりコンクリート化されて、カスミサンショウウオが生息できなくなりました。もういい加減にして欲しい…続きを見る

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