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7月31日~8月2日まで、広島大学で Salamander Meeting 2024 が開催されます。山脇有尾類研究所でイモリ属の繁殖生態について研究している生徒がポスター発表(P-16)させていただきます。

Cynops is a genus of newts, with 11 species living in China and 2 species in Japan. In Japan, the red-bellied newts(Cynops Pyrrhogaster), and the Sword-tail newts(Cynops Ensicauda), live as members of the Cynops.
Until now, the breeding season of the red-bellied newts was thought to be the same as that of many amphibians, beginning in spring and ending in early summer.
However, previous research have shown that the mating behavior of red-bellied newts occurs not only during spring and summer, but also in fall . Therefore, we decided to examine the reproductive ecology of the sword-tailed newts and compare it to that of the red-bellied newts in order to understand the significance of the newts special two-fold reproductive ecology in fall and spring.
Since the sword-tailed newts shares a reproductive ecology and is genetically similar to a species from southern China, which is believed to be the origin of the newts genus, we attempted to determine the breeding season by examining changes in weight of the reproductive organs and tissues of the newts over a one-year period. The results showed that while there is a gap between the breeding and spawning seasons in red-bellied newts, the breeding and spawning seasons in sword-tailed newts almost coincide with each other, from December to March. Considering that the breeding season of the sword-tailed newts is the basis of the entire newts genus, it is likely that many other southern Chinese species also have the same reproductive ecology, in which they take part in gametogenic behavior and then lay eggs consecutively.
We thus conclude that the reproductive ecology of the red-bellied newts, which initiates autumn gametogenesis but stops it once and then resumes gametogenesis and spawning in spring, was acquired because it is a species living at the low-temperature northern limit of the newts genus.

  • 投稿者 akiyama : 12:18
山脇有尾類研究所で科学研究の中間発表を実施
昨年9月に山脇有尾類研究所を学校内に立ち上げたので、中高生がオープンラボとして利用して、サンショウウオやイモリなどの有尾両生類を中心にした研究テーマに取り組んできました。これから研究成果の発表会が多いので、これまでの研究成果をまとめるための 中間発表会を夏休み前に開催しました。繁殖生態の解明や発生段階の作成、新規モデル生物であるイベリアトゲイモリの卵からの安全な飼育方法の開発などの内容で発表しても…続きを見る
Pedagogical Insights Gained through Rearing Salamanders at School
Due to ethical concerns, it is becoming more and more difficult to use wild animals, including wild amphibians, for scientific experiments. This situation encouraged me to develop a reliable method …続きを見る
日常的な有尾類の飼育を学校教育に取り入れることで見えてきたもの
はじめに  有尾類の研究は、1989 年3 月に勤務していたノートルダム清心学園清心女子高等学校の生物教室に持ち込まれたカスミサンショウウオ(現在のセトウチサンショウウオ)の卵の飼育をきっかけに始まった。それ以降、30 年経過した今でも続いている。  有尾類の飼育は、最初は生物部の活動であったが、今では、科目「科学課題研究」の一部に組み込まれている。それは、2006 年に文部科学省スーパーサイエ…続きを見る
エイズを学ぶ研修旅行 語学と観光の旅からの脱却をめざして
 約30年前(私が教員になってまもない30歳頃)、エイズが社会問題になっていた時期に、生徒を語学研修の海外研修に引率したときに、会話の授業だけでなく、社会見学やエイズについての講演を盛り込んだ内容の教育プログラムを実施して、考えたことをまとめた原稿です。 1995年6月1日発行 月刊高校生6月号(高校出版)にp62-69されました。 海外研修をただの観光旅行にしたくなかった  最近では、・生徒も…続きを見る
30年前の教育実践 
   教育論文「"SEFER SEX"の翻訳によるエイズ学習」は1994年3月1日発行の『月刊高校生』3月号(高校出版)p38-45に、特集「社会・進路・人生を考える場をつくる実践」として掲載していただいた。30年前(私が30歳のとき)の教育実践になる。 授業の枠にとらわれたくない  学校という囲いのなかで暮らしている上、教える側と教えられる側という立場や、指導する側と指導される側という立場が存在…続きを見る
日本動物実験学会が京都で開催
動物実験学会が京都市内、平安神宮に近い「みやこめっせ」と「ロームシアター京都(京都会館)」で開催されました。 口頭発表、ポスター発表だけでなく、講演、シンポジウムなども企画されています。また、研究に関連する機材を提供している企業を紹介するブースも設置されていました。 …続きを見る
How was the breeding ecology of Japanese newts (<i>Cynops</i>) acquired ?
以下は、2024年8月1日の広島大学で開催されるSalamander Meetingでの発表要旨です。 Cynops is a genus of newts, with 11 species living in China and 2 species in Japan. In Japan, the red-bellied newts (Cynops Pyrrhogaster), and the …続きを見る
九州両⽣爬⾍類研究会 第14回 (⿅児島⼤会)
九州両⽣爬⾍類研究会の発表会が鹿児島県出水市で開催されました。イモリについての生徒の研究成果を報告させていただきました。会場は出⽔市ツル博物館クレインパークいずみです。出水市は鶴の飛来する場所として有名です。以下の発表を聞かせていただきました。 「スウィンホーキノボリトカゲの孵卵温度に伴う性⽐の変化および孵卵期間の予測」(宮崎大学) 「遺伝的調査に基づく甑島産"タゴガエル"の種帰属」(北九州市立博…続きを見る
日本生物学会で教育プログラムの口頭発表、高校生ポスター発表
神奈川大学で開催された日本生物教育学会第108回全国大会に参加しました。 口頭発表では、題目「オープン・ラボを起点とした科学研究を支援する教育ネットワークの構築」 【要旨】  両生類は,地球規模での環境問題における「炭鉱のカナリア」として将来の危機を警鐘する役割をしている.急激な気候変動により,多くの種が絶滅に瀕しており,特に日本の有尾類はそのほとんどが環境省レッドデータブックに掲載されている.中…続きを見る
高校生両生類サミットのアンケート
11月3日に開催した高校生両生類サミットの参加者のアンケートをまとめました。 ※ 図をクリックすると、画像を拡大することができます。 【質問】 今回の発表会の感想を自由にお書き下さい。 ・とても有意義な時間になりました。 ・研究員になりたくなった。勉強しなくては。 ・沢山の講演や発表を聞いて有意義な時間になりました。 ・色々な研究を聞けてとても楽しかった。自分たちもさらに研究を進め、良い発表ができ…続きを見る
第4回高校生両生類サミットを開催  QRコードで申し込み
【交流会のスケジュール】 10:00~10:30 ZOOMへの接続の確認 10:30~10:50 開会行事・ビデオ上映(山脇有尾類研究所の紹介) 10:50~11:20 講義➊日本両棲類研究所所長・篠崎尚史氏 「両生類からの研究の展開」 11:20~11:35 発表① 岐阜県立大垣北高等学校 タイトル:岐阜県に生息する渓流性サンショウウオの生息適地モデルの作成と系統解析 11:35~11:45 …続きを見る
山脇有尾類研究所の設立の経緯
 女子高校生にとって生物学は、物理学や化学に比べて、研究テーマを見つけやすく、将来どのような科学分野に研究に進む場合も入り口になると考え、学内に生命科学分野の研究室と動物飼育室を設置することをスタートラインにした。高校生の科学研究の基幹施設として立ち上げる。準備段階で、2022年3月まで南九州大学の理科教育研究室で使っていた研究機器を2022年4月に山脇学園に移管して、生命科学分野の研究ができる基…続きを見る
山脇有尾類研究所の取り組みの中心テーマ
研究テーマ「有尾類研究所」を起点とする女子生徒の科学研究と環境教育を支援する教育ネットワークの構築 【目的】 女子中高一貫校の校内に「研究所」を立ち上げ、科学研究と環境教育を推進し、リーダーシップのとれる女子生徒育成を目指ざす。本研究では、①オープン・ラボ(有尾類研究所:大学の研究室レベル)を開設して、女子中高生科学研究に取り組む場を提供、②生命倫理的な側面の問題をクリアするための動物実験委員会を…続きを見る
ハマヤクサイエンス研究会第2回学術発表会で優秀賞
久しぶりの高校生の発表会。横浜薬科大学が主催する発表会で、「ハマヤクサイエンス研究会第2回学術発表会」という大会です。 第2回ということで、誕生したばかりの大会で、発表題目は33件でした。「イモリ属の繁殖戦略(南西諸島のシリケンイモリに着目して)」という題目で発表し、優秀賞をいただきました。 …続きを見る
清心中学校・清心女子高等学校 紀要 No.15 の目次
紀要No.15は、2006年度から20015年度までの文部科学省スーパーサイエンス事業の取り組みを紹介した論文をまとめました。 (1)座談会 理系女子はなぜ少ないか(私立大学連盟) (2)「生命科学コース(仮称)」設置に向けての教員対象アンケート(秋山繁治) (3)「科学課題研究」を中心に据えた 女子の理系進学支援教育プログラムの開発(秋山繁治) (4)生命科学コースのホームルーム担任から始まっ…続きを見る
『博物学者 佐藤清明の世界』岡山文庫
1984年4月1日にノートルダム清心学園清心女子高等学校に着任した。生物を高等学校で教えるは初めてであった。そのときには、佐藤清明先生も教壇に立たれていた。 岡山県文化財専門委員や岡山県国宝重要美術品史蹟名勝天然記念物調査委員会委員もされており、後楽園に同行していただいて、史蹟、植物の説明をしていただいたこともある。 また、退職後も、ご自宅で植物の話を聞いたり、標本を見せていただいたりした。 佐…続きを見る
最近、原稿が掲載された雑誌や書籍
2021年11月27日 九州両生爬虫類研究会誌(九州両生爬虫類研究会)第12号.p62-63「有尾類との出会いで学んだこと(雪花が散る林でオオイタサンショウウオの産卵を観察)」 2021年9月1日 「生物の科学 遺伝」(エヌ・ティー・エス)Vol.75.No.5.468-475「最も身近な有尾類、アカハライモリの生態を探る」 2021年1月1日 「生物の科学 遺伝」(エヌ・ティー・エス)Vol.…続きを見る
雪花が散る林でオオイタサンショウウオの産卵を観察
 2009年1月24日、九州はその年一番の寒波。大分県国東市での野外調査。午前10時、山際を散策していると林の中に水田跡の湿地があった。残雪の静かな林の中で、溜りの水面が波打っているのが見えた。近寄るとオオイタサンショウウオが群がって産卵をしている最中であった。これまで両生類は雨が降って、気温が上がったときに産卵する(洲脇,1978)と考えられていたので、サンショウウオの仲間が雪花舞う日中に産卵行…続きを見る
約20年前(1999年)の学校教育改革についての私の願い
 約20年前、1999年5月31日発行の紀要(清心中学校・清心女子高等学校)に、これからの学校教育への自分の思いを綴った。  時代背景は、1998年(平成10年)の教育課程審議会の答申において「特色ある教育の展開」と「生きる力の育成」が打ち出され、この答申に基づいて学習指導要領が改訂された。この学習指導要領は、特に、自ら学び、自ら考える力などの生きる力の育成を基本的なねらいとして実施された。20…続きを見る
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