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SSH事業1期2期10年の教育実践のまとめを書いている。過去の記録をめくっていて、ボルネオ研修の保護者の感想を見つけて、当時を思い出した。
2007年3月、SSH事業1年目の最後に、生徒を引率してマレーシアのボルネオ島で環境学習の海外研修を実施した。あれから14年が経ち、当時は、コタキナバル空港は倉庫のようにみえる田舎の空港であったが、今ではガラス張りのデザインに変わり、国際空港らしくなった。
すべてのサバ大学の先生方にしていただき、研修期間は、2007年3月27日(火)~ 4月7日(火)で、参加費用は12日間で、198,000円の研修旅行だった。

 生徒が困惑したのは、宿舎となる"ホステル"であった。ホステルは、国立競技場(サッカースタジアムなど)に附設された宿泊施設で、滞在中、サッカー大会が開催されていて、多くの選手が滞在していた。
"ホステル"は、大学が手配してくださったが、基本的には地元の人たちのための施設であり、国外からの観光客のための施設ではない。日本では、北海道から沖縄までホテルにウォシュレット付きの便器とエアコンが完備されているのが当たり前だが、現地の"ホステル"は、①トイレを使った後は紙で拭くのではなく、水で洗うのが通常であった。②シャワーは冷水で、風呂がない。③食事はバイキング形式だが、全体的に香辛料がきつい料理が多い。④エアコンがなく、天井の大きなファンで暑さをしのぐしかない(3月でも昼間の気温32℃)。といった環境で、マレーシアの文化そのままの設備であった。
部屋(4 人一部屋)の使い方の説明を受けた後の生徒は、生活習慣があまりにも違うことにショックを受け、すぐに帰りたいと主張する生徒もいた。しかしながら、マレーシアでの不自由過ぎる生活で始まった研修だが、過ごしているうちに慣れ親しんでいったようで、帰るころには"本当の国際交流"を肌身で感じ取ることのできたという生徒がほとんどだった。以下に、帰国後の保護者の感想を示すが、生徒にとって貴重な体験になっていたことがわかる。

○ 高校生の多感な時期に、いろんな体験ができることはとてもよいことだと思います。今後の自分の進路などに、影響を与えられる意味でも、参加させてよかったと思います。

○ 環境を無視しては生活(仕事も含めて)できないこれからの時代に、体験して感じている様々なことを生かして欲しいと思います。家庭ではなかなか難しいこともあるので、学校活動の中で友達や先生方、また現地の同年代の子どもたちと接することができるプログラムは貴重だと思います。ありがとうございます。

○ ボルネオ研修、大変お世話になりました。研修企画をお聞きしていた頃から、保護者として参加させたい内容だと思っておりました。本人もとても興味を持ち、楽しみに申し込みました。そして、他の海外研修では経験できないような感動体験を数多く経験してきたことを(娘の帰ってからの話しを聞き)、大変貴重な研修であったと嬉しく思いました。本当に期待通りで、参加させてよかったと心から思っております。

○ 普段の旅行ではできない自然や動物にふれ、現地の人たちの生活や優しさを体験することのできる、とても有意義な研修旅行と思いました。色々なことを見て聞いて、人間として成長した旅だったように思います。お世話になりました。

○ 日本ではふれることのできないような大自然を、直接目で見てふれることができ、また、現地の大学で生の英語を学習したり、地元の高校生との交流を深められたことは貴重な経験になったと思います。これを機会にもっと積極的にいろんなことにチャレンジし、好奇心を持ち続けて欲しいと思います。

○ マレーシアがどんなところか、また滞在するところがどんな様子か、全く初体験で随分驚いたようでした。(日本では)トイレの水が流れること、コックをひねれば当たり前のようにお湯が出ること、色々と感じたようでした。ただ、頼もしく感じたのは、そういう不便さも楽しんでいた様子が感じられたことです。食べ物については研修の間中、苦労したらしく、帰国して体調がなかなか回復できませんでした。環境の違う日本へ志を持って来られ、日本を学んでくれる外国の方もいらっしゃいます。そういう方たちへも今までとは違う感じ方をしてくれると期待しています。

○ 海外において異文化にふれることができたと強く感じました。中学のニュージーランドでは感じなかったこと、例えば宗教によって生活が違うことが実感できたようでした。娘は左利きなので苦労したようでした。

○ 英語力の違い(第2外国語として)に驚き、より英語力を付けなくてはと、帰ってから力説しています。良い刺激になったようです。また、英語でのプレゼンテーションの機会をいただき、貴重な経験をさせていただけたことを本人も大変喜んでいます。親としても、先生に感謝の気持ちでいっぱいです。

○ サバ大学の先生のお話が良かったようでした。質問を求められ、当たり前の質問は面白くないと言われ、視点の全く違う変な質問は面白いと言われたことを教えてくれました。当たり前を疑うことからが、研究の切り口になる...それを実感した気がしている娘でした。数々の感動体験が次の意欲につながる気がします。経験してきたことを、見たものを、キラキラ目を輝かせて、ひたすら話して聞かせてくれました。聞いていて同じ時を共有したかったと思うくらいでした。本当にありがとうございました。

○ 帰国したとき、一回り大きくなったように感じられるほど成長し、良い経験ができたと思います。ただ、今回は学校としても初めての研修旅行で資料も少なかったので、旅行社から保護者向けの説明会を行って頂ければさらに安心できたと思います。また生徒にも事前学習を何度か行った方がより理解が深まり、有意義な研修になったのではないでしょうか。

○ 本人は是非来年も参加して、英語力をそれまでにもっと身につけていくぞと、勉学に前向きになってきたように感じられます。

○ 研修でのセミナーや野外での研修すべて英語での説明にかかわらず、通訳なしで生徒たちが理解し、外国の生徒たちとも同様に英語でコミュニケーションをとっている様子に、英語教育の大切さを感じるとともに、学校の英語教育の完成度に驚いています。

  • 投稿者 akiyama : 19:52
イモリにとって死のU字側溝を改修
この時期、南西諸島のシリケンイモリは、繁殖のために動き出します。雨の日は特に多く見られ、アスファルト道路付近を徘徊していたものは、U字側溝に転落するものがいます。雨がやんで乾燥すると、死んでしまします。多い場所では数十匹の死体を見つけることもあります。側溝のところどころにスロープ構造をつくるなど、生き物に優しい側溝に改修してほしいと考えています。 …続きを見る

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2019年10月 6日

南相馬市を訪問
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座間味島・高月山

2019年10月 5日

座間味島・高月山
沖縄環境学習の最終日、海での実習を終えて、座間味島を去る前に、島内の高月山から島の全景を眺めた。 …続きを見る
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阿真の海岸でシーカヤックを練習した後、対岸の嘉比島を目指して、生命科学コースの高校2年生全員で嘉比島を目指して、シーカヤックを漕ぎました。島に上陸後、シュノーケルで海の生き物を観察しました。 …続きを見る
座間味島・阿真の海岸
午前中、阿真地区の海岸でシーカヤックとシュノーケルの練習をした。シュノーケルの練習中にウミガメに合うことができた。 …続きを見る

美ら海水族館を訪問

2019年10月 3日

美ら海水族館を訪問
座間味島行きのフェリーに乗る前に美ら海水族館を訪問しました。 …続きを見る

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OIST訪問
清心女子高等学校生命科学コースの沖縄環境学習1日目は、森林実習に琉球大学与那演習審に向かうのだが、その前に途中でOIST(沖縄科学技術大学院大学)で女性研究者の講演を聞かせていただいた。 …続きを見る
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2017年11月1日発行の『生物の科学 遺伝』のpp576~586に「森林の二酸化炭素吸収量の推定-自然を体感できる森林調査の実践」というタイトルで、SSH事業で2006年から2015年まで実施してきた森林実習の内容及び成果を報告させていただきました。 …続きを見る

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2017年10月 5日

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座間味島で森林実習をしました。亜熱帯多雨林の森で樹高、胸高直径、樹齢(年輪数)を調査しました。 …続きを見る
マレーシア・サバ大学の研修 1日目
朝8時にホテルを出発してサバ大学へ向かった。今日の研修内容は、午前は、サバ大学の概要の説明、展示室・標本室・水族館の施設見学だった。 午後は、サバ大学の学生と交流した。 …続きを見る
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全員元気にクアラルンプール空港に到着しました。これから、バスで3時間。ジョホールバルに向かいます。 …続きを見る
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「島を科学する」というテーマで、今年も「高校生による島嶼科学交流会」が開催された。会場は東邦大学習志野キャンパスで、10校が参加。ポスター発表は13件であった。 研究者による講演が2題、ガラパゴス高校とのスカイプを用いた交流が実演された。ノートルダム清心学園清心女子高等学校は、サマースクールで実施した調査結果を報告した。演題は「久米島・座間味島で、私たちは何を学んだか」。 …続きを見る
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ウミガメが歩いた痕跡

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定番にしていた食堂

2016年8月18日

定番にしていた食堂
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