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 生徒は、一日の多くを学校で過ごし、その学校での人間関係を中心に生きています。当然、学校生活が彼らの考え方や生き方に大きな影響を及ぼしていると考えられます。
 精神科医フランクルは、主著『夜と霧』で人間について次のように述べています。人間の存在は「生きる意味」を見失うと、精神が衰弱してしまうのみならず生命そのものが衰弱し、ついには死に至ってしまうこともある、というのです。
 「生命」に関わる社会問題として、中高生がこの10年間生徒の自殺者数の増加傾向が続いており、コロナ禍が始まった2020年に前年比100人増の499人で過去最多を更新。2022年は高校生が最多で354人、中学生が143人になっているということがあります。また、教師も「心の病」が原因での休職が増加傾向にあり、社会的にも従前のうつ病とは異なる「新型うつ」が増えている状況もあります。
高度成長の(ハングリーであった)時代には、欠乏から解放されるために、貪欲に富や成功に「生きる意味」を求めて、迷いなく歩んできました。そして、私たちは、物質面や衛生面、情報化によってかつてない便利で安全な生活を手に入れました。しかしながら、一方で情報収集に取り付かれ、出口のない欲望の悪循環に陥ちいって、「生きる意味」を見失った人もでてきているのではないでしょうか。
今の時代だからこそ、「生きる意味」を再考することが必要と考え、考えるための材料を提供するための授業「生命」を開講することにしました。第1回から第3回を山脇学園中高等学校の528教室での講義、第4回を立川市で開催されたトウキョウサンショウウオ研究会公開シンポジウムに参加する形で実施しました。

  • 投稿者 akiyama : 16:56
第3回授業「生命」大学院生の指導を受けて、イベリアイモリの採血
12月22日に、早稲田大学先端生命医科学センターの分子生理研究室で、イベリアトゲイモリからの採血、アフリカツメガエルとイベリアトゲイモリの血液の顕微鏡観察の実習をさせていただきました。 生命倫理的な立場から、中学校や高等学校では、動物を教材にした実験が実施しにくい状況があるので、校外で実施することになりました。現在、学校内の山脇有尾類研究所でも、動物実験ができるように動物実験委員会を立ち上げる準備…続きを見る
第3回授業「生命」大学院生が取り組む環境保全
12月15日に公開講座・授業「生命」第3回を開催。中学生・高校生・教員が参加。 東京大学大学院農学生命科学研究科生圏システム学専攻の3名大学院生に講義していただきました。内容は、①幼少期の自然体験の頻度と強度(体験の種類数)と成人期の保全行動の関係性の研究、②ミヤマシジミが絶滅した地域でのミヤマシジミと草原地帯の復活、③1920年代の針葉樹と広葉樹が共存する針広混交林混交林の森林構造と炭素貯留量の…続きを見る
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中高校生や教員の皆さんに、生命科学分野の研究や環境問題を知ってもらうために、研究者や大学院生に情報提供していただく公開講座を山脇有尾類研究所の公開講座として開講しました。 授業「生命」は、1999年度に岡山のノートルダム清心女子高校で、高校内容の枠を超えた内容を扱う「発展科目」の中の1つの講座として誕生し、2006年度から文科省SSH事業指定校の学校設定科目として引き継がれ、2015年度まで継続し…続きを見る
「学生の声を聞く」という視点で構成したZOOMによる最終講義
「中等教科教育法・理科Ⅱ」15回の最後の5回を、コロナの感染者が激増影響で、大学での最後の講義(文字通り最終講義)をZOOMで実施することになった。退官講義としてのセレモニーは用意されることは予想できないので、自分で"最終講義"と銘打って、講義の3日前に知人たちに案内し、4名の友人に講義をお願いした。 「最終講義」とは「退官講義」で受け取られ、教授が一人で講義するスタイルだが、今回の講義は、本当の…続きを見る
第12回 脊椎動物の神経系の起源と進化(愛媛大学理学研究科 村上安則)
脊椎動物の脳は胚発生期につくられ、その過程で脳の形成に関わる遺伝子が働いている。したがって、まず、様々な動物の脳形成過程を観察し、種間で保存されている特徴と種間でことなる特徴を見出してから、脳の形成にかかわる遺伝子の発現パターンを比較し、その情報を解析することによって、脳の進化過程を推測するという手法で研究してきた。 これまでの研究で、脊椎動物の脳の各領域並びに終脳(バリウムとサブバリウム)の形成…続きを見る
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以下のように講師が決まりました。 1月17日 第22回 未定 1月24日 第23回 未定(東京学芸大学附属国際中等教育学校 堀内順治・博士) 1月31日 第24回 未定 2月7日 第25回 教職勤務したまま学位(博士)取得(神田一橋中学校 飯塚光司・博士) 2月14日 第26回 未定 2月21日 第27回 未定(東京大学分子細胞生物学研究所 秋山和広・D3)…続きを見る
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以下のように講師が決まりました。 8月30日 第11回 HP制作を通しての出会い(ゴーフィールド 井原諒子) 9月6日 第12回 脳の進化(愛媛大学理学研究科 村上安則) 9月13日 第13回 免疫器官の発生と進化(横浜薬科大学薬学部生体防御学研究室 川嶋芳枝) 9月20日 第14回 発生生物学の未来(岡山大学異分野融合先端研究コア 佐藤伸) 9月27日 第15回 癌(川崎医科大学乳腺甲状腺外科学…続きを見る
ブロニー・ウェア著 『死ぬ瞬間の5つの後悔』から
ある看護師が書いた『The Top Five Regrets of The Dying』(日本語版:ブロニー・ウェア著『死ぬ瞬間の5つの後悔』新潮社)には、末期患者が死を前にして後悔の言葉がまとめられています。トップ5に、①期待に応えるよりも、"自分らしく"生きればよかった、②あんなにがむしゃらに働かなくてもよかった、③言いたいことを我慢せずはっきりと口に出せばよかった、④もっと友達と連絡をとれ…続きを見る
授業「生命」第4回 岡山市役所 友延栄一先生
【生徒の感想】 「自然といえば〇〇」と聞かれた時、私は「環境」と「森林」が思い浮かびました。皆大体同じようなものを回答していましたが、ある子が「未知」と答えており、その理由は、「自然の中には自分が知っているところもあるけれどまだまだ自分が知らない面がたくさんあるから」と言っていたのが印象に残りました。その後、4枚の写真を見せられ、それらが自分の思う自然とどのくらい合っているかを手の挙げ方で表現しま…続きを見る
授業「生命」第3回 フリーライター 青樹恭先生
【生徒の感想】 2回に渡って行われた講演の中で一番ポイントとなるキーワード。私は「相手への配慮」だと考えます。同時に自分の性を受け入れ、異性を好きになる、それが当たり前。こんな固定的な考えはふさわしくないと思いました。正直、私自身講演前と後で大きく考えが変わりました。そもそも私の中では、性的な悩みを持つ人は、ごく少数でありそういう人と関わりを持つことは今後ないだろうという思いがありました。しかし…続きを見る
授業「生命」の講義(4月~7月)
以下のように講師が決まりました。 4月12日 第1回 オリエンテーション(清心女子高 秋山繁治) 4月19日 第2回 性について考える①(フリーライター 青樹恭) 5月10日 第3回 性について考える②(フリーライター 青樹恭) 5月17日 第4回 環境保全について考える(岡山市 友延栄一) 5月31日 第5回 学校飼育動物について考える①(大手前女子大学 中島由佳) 6月7日 第6回 持続可能…続きを見る
授業「生命」第1回 オリエンテーション 秋山繁治
【生徒の感想】  今回の講義では人によって考え方が全く異なること、また「選択」という自由について学びました。まず、人によって考え方が全く違うのだと感じたのは、グループでの課題文による実習を行った時です。今までグループ活動をした中で、十人十色の考え方があるのだということは感じていましたが、 今回は自分が出した答えに対して理由をはっきりさせたので、より人それぞれの考え方の違いが気になりました。課題文に…続きを見る
授業「生命」第28回 川崎医科大学分子生物学教室 西松伸一郎先生
授業「生命」は、学習指導要領に「総合的な学習の時間」が導入される前の段階で1999年度から開講している。西松先生は、1999年の開講時から17年間、講義を担当していただくだけでなく、新たな講師を探している際に紹介してくださるなど、この授業「生命」の礎を担っていただいた先生である。SSH事業を2期10年も年度末になり、今年度最終回を西松先生にお願いしたのは、これまでの感謝の気持ちを伝えたいと考えたか…続きを見る
授業「生命」第23回 株式会社テリムクリ 牛尾 隆先生
HP制作などインタネットを使った情報発信を手掛けている株式会社テリムクリの代表取締役社長の牛尾隆さんに、HP、検索エンジンの使い方、情報社会の変容の歴史などについて話していただきました。 …続きを見る
授業「生命」第22回 倉敷市自然史博物館 江田伸司先生
倉敷市自然史博物館の学芸員江田伸司先生に、野鳥観察の仕方について教えていただきました。講義の後、実際に双眼鏡を使って、寒風の中で寒さに耐えて野鳥観察をしました。 …続きを見る
授業「生命」第21回 兵庫医科大学 菅原文昭先生
ヤツメウナギやヌタウナギを使って発生生物学の研究に取り組んでおられる菅原先生に、①進化発生学とは何か、②円口類とは、③円口類の研究で何がわかるか、④私のキャリアパスについて、の内容で話をしていただきました。 …続きを見る
授業「生命」第20回 女性クリニックWe富山 種部恭子先生
リケジョを応援して、産婦人科医師の種部恭子先生が来てくださいました。「10代の予期せぬ妊娠」や「0歳児の虐待死の背景」、「未婚率の推移」などのデータ分析をもとに、現代社会の女性の置かれている状況について開設してくださいました。そして、最後に、女性が社会で生き抜いていくためには科学を学び、科学の知識を活用することが重要だと主張されていました。 …続きを見る
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20回(12月1日) 種部恭子(女性クリニックWe富山) 21回(1月12日) 菅原文昭(兵庫医科大学教養部門) 22回(1月19日) 江田伸司(倉敷自然史博物館) 23回(1月26日) 中塚幹也(岡山大学大学院保健学研究科) 24回(2月2日) 中島由佳(大手前大学現代社会学部) 25回(2月9日) 東 優子(大阪府立大学大学院人間社会学研究科.) 26回(2月16日) 山根辰朗(やまね動物病院…続きを見る
授業「生命」第14回 
生殖補助医療として「体外受精」の実習を体験した。生きている豚の精子に生徒たちは興味津々で顕微鏡をのぞいていた。生命科学の最新技術の一部を実際に自分の手で操作させていただく機会をいただいたのは、大変貴重な経験になったと思う。 …続きを見る
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