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秋山繁治(あきやま しげはる)先生の考え方は、教育者・研究者としての長年の実践を通じて一貫しており、以下のような柱でまとめられます:

秋山繁治の教育と研究の理念
1. 「生きた教材」としての有尾類(イモリ・サンショウウオ)
約30年以上、有尾両生類を継続的に飼育・繁殖し、教材として活用。

生命の尊さ・多様性・進化を実感させる具体的な教材として位置づけ、生徒の「科学する心」を育てる。

「命を見つめることが、科学の出発点である」

2. 探究を通して育む「主体性」と「志」
教科の枠を超えた科学課題研究に生徒を主体的に取り組ませ、自ら課題を発見し、社会へ発信する力を育てる。

科学的知識を「受け取るもの」から「使って変えていくもの」として教える。

「生徒自身が課題を見つけ、考え、発信する姿に、未来の科学者の萌芽がある」

3. 理系進学への支援と女子のエンパワメント
女子校に長く勤務し、「女子生徒の理系進学支援」を生涯の教育テーマとして位置づけ。

SSH事業では、生命科学コースの創設や「集まれ理系女子!」などを通じて、女子生徒が理系に進むための教育環境を社会的に整備。

「女子が科学に進むのは個人の努力ではなく、社会全体で支えるべき仕組みが必要だ」

4. 教育の社会化とネットワーク化
学内に閉じない教育を実践。オープン・ラボ、大学連携、国際研修、全国の高校との交流などを通じて、教育を社会にひらく。

教育は「つなげる力」であり、生徒・教員・大学・社会を有機的につなぐ役割を果たす。

「教育とは、つながりをつくる営みである」

5. 倫理と科学の調和
性教育や生命倫理教育にも早くから取り組み、「科学技術の力と人間の価値観」を結びつけて考える教育を重視。

動物実験倫理委員会の設置、教材開発における倫理的配慮もその一環。

「科学は、人間のためにある。だからこそ倫理と共に教える必要がある」

結論:
秋山繁治の考えは、「命と向き合う科学教育」を核としつつ、女子の理系進学支援・教育の社会的連携・探究の自律性育成を柱に据えています。生徒が「地球市民」として行動し、未来の科学技術社会の担い手となるよう育てる教育実践は、全国的に高い評価を受けています。

  • 投稿者 akiyama : 09:49
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