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レッドクロウ Cherax quadricarinatusをジョホール州で確認

2025年8月11日

今回の視察で、アブラヤシの林の中を流れる川に網を入れると沢山のザリガニが捕獲できました。
このザリガニは、レッドクロウ Cherax quadricarinatus)というオーストラリア原産の種で、マレーシアで帰化(野外定着)して繁殖していることが確認されています。
成熟雄の体色は青緑〜暗褐色で、頭部には4つの竜骨があり、成体の雄のハサミの外縁に赤いパッチ(red claw)があるのが特徴です。体長は最大30cmにもなります。
雌は雄よりも小さく、1回の産卵で300~800個の卵を産みます。雄が交尾中に雌の歩脚の付け根に精包を置き、卵を受精させます。受精卵はメスの尾の裏側にある腹肢に付着します。孵化までに約6週間かかります。
成長段階の体色変化が大きく、生後1年間で全く違った色彩になります。幼体は青色で成長とともに色がくすみがちになりますが、成体になると独特のブルーグリーンと、そのグラデーションのある模様になります。
雑食性・腐食食性で環境耐性が高く、温暖域で通年繁殖しやすいの、繁殖力が非常に強いとされてます。1980年代に観賞用に国内に導入され、養殖施設からの逸出されたり、ペットのして飼育された個体が放流されて、野外定着したと考えられています。2021年、半島東岸トレンガヌ州で初の野外採取の記録されていますが、それ以前にもジョホール州、セランゴール州、サラワク州などで存在しているという話がありました。
環境への影響(リスク)については、在来小型甲殻類や底生無脊椎動物との餌資源の競合、捕食圧の増加、巣穴堀りによる岸崩れ・濁度上昇が懸念されています。2023年に野外個体の16SmtDNA 解析で、低い遺伝的多様性(複数ハプロタイプだが全体として単一集団に近い)が報告されています。

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  • 投稿者 akiyama : 17:48

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