• ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室

論文「科学課題研究」を中心に据えた女子の理系進学支援教育プログラムの開発(6)ディベートを導入した「実践英語」とネイティブ担任制

2018年3月16日

06_curriculum_ページ_07.jpg

ディベートを導入した「実践英語」とネイティブ担任制
 「ディベート」とは、与えられた議題について討議する「言葉を使ったゲーム」である。日常では経験しない立場(役割)を体験することによって、ゲームとして楽しみながら、表現する技術を身につけることができる。ディベートでは、多くの情
報を集め、検討し、論理を明確にすることが求められるので、人前で議論する力、論理的思考力、文章作成力、積極性を磨くことができる。しかしながら、いきなり英語の授業に取り入れることに日本人の英語の教師たちには抵抗があり、拒否された。一方、英会話担当のネイティブの教師たちは学生時代にディベートに取り組んでいたという経験があり、積極的に担当を申し出てくれたので、"ツールとしての英語"を学ぶ科目「実践英語」が誕生した。実践してみると、生徒の方が新しい授業として受け入れ、生命科学分野の議題(「臓器移植」「ペット飼育」「生殖医療」など)に興味をもち、英語運用能力を身につけるだけでなく、生命科学分野の新しい社会問題についての知識を得るのにも役立っている。日本の科学また、「実践英語」での生徒の実態から日常的に英語を使う機会を増やすことがもっとも重要だと考え、2000年度から、英会話担当のネイティブを生命科学コース1年生のクラス担任(2人担任制でもう1人は理科担当者)にしている。終礼やLHRなどの日常の学校生活から面接、保護者との個人懇談まで担当している。ネイティブにクラス担任を任せるのは不安という声もあったが、今では「自然探究A」の引率なども担当して「生命科学コース」の教育における役目はさらに大きくなっている。今年度からは、生命科学コース2年生もクラス担任をネイティブに任せている。

  • 投稿者 admin : 19:16

最近の記事

スピノザのいう自然権とは
ます、スピノザの自然権を理解するために『神学・政治論』の第16章の2節から5節をまとめてみます。 第16章 2節 自然権とは「各個物の力の及ぶ範囲」である。 スピノザはまず、「自然の権利」とは何かを定義します。ここでいう自然権とは、道徳的に正しい権利や、人間社会の法律上の権利ではありません。自然の中に存在するすべての個物が、自分の本性に従って存在し、活動する力そのものを意味します。 たとえば、魚…続きを見る
『有尾類研究所という思想』観察から制度へ、そして自由へ
新年度を迎え、これまで文部科学省のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)事業において、支援をいただきながら開発してきた教育プログラムの構築過程を、一冊の本にまとめようと思い立ちました。 今年で70歳になります。世間では「老害」と揶揄されることもある年齢かもしれませんが、来年3月で教育現場を去る私にとって、これは自身の歩みの集大成だと(いささか手前勝手ながら)考えています。 もっとも、引き受けて…続きを見る
恩原湖付近の水田風景(雪解け)
先月、恩原湖を訪問した際には、残雪によって水田は完全に覆われていました。そこから14日が経過し、雪はすっかり解けていましたが、現れた水田は休耕田となり、枯れた草に覆われた状態でした。5年前に最後に訪れたときには、春には水が張られていましたが、耕作されていた方が亡くなられた後、放棄されたようです。 この場所を訪れると、雉に出会ったり、水田の脇でシュレーゲルアオガエルが白い泡状の卵塊を産んでいたりと、…続きを見る
「高度経済成長の熱気」と共に育ち、成熟社会への転換点で社会へ出た世代
1956年に生まれ、1979年に大学を卒業した私は、「高度経済成長の熱気」とともに育ち、成熟社会への転換点で社会に出た世代である。1956年は、フランクルの『夜と霧』という「意味への意志」を問う名著が日本に紹介された年でもある。激動の25年を経て、「変わっていく時代に何を信じればよいのか」「教育は何のためにあるのか」、そして「これから残された人生をどのように生きるのか」という問いに向き合わざるを…続きを見る
no image
映画アニメ『ひゃくえむ』は2025年公開されたドラマで、100m走に取り組む選手の生きざまとして、その「才能」「努力」そして「何のために生きるのか」という根源的な問いが扱われていました。 物語の主人公は、生まれつき足が速く、100m走で常に1位を走り続けてきたトガシ。彼にとって「速さ」はアイデンティティそのものであり、周囲を見下す唯一の根拠でした。しかし、理論派で執念深い小宮という男との出会い、そ…続きを見る
山脇有尾類研究所事業報告(2025年度)
山脇有尾類研究所は、2024年度のSSH指定に向けた準備組織にとどまるものではなく、「女子校から世界の科学舞台へ」という大きなビジョンを具現化するための、科学教育の新たな拠点として機能している。本研究所は、高校生の科学研究を支える存在として、次の三つの役割を担っている。 第一に、「真正な科学研究」の実践の場としての役割である。従来の高校の授業や部活動の枠を越え、大学の研究室に匹敵する「オープンラ…続きを見る

このページの先頭へ