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核染色のためのFeulgen反応

2021年10月22日

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アカハライモリの精巣のシッフ染色画像

DNAを含むデオキシリボースを塩酸で処理して生じるアルデヒド基をシッフ試薬で発色させる方法で核酸を染色する。

【必要な試薬】
① 5NのHCl:市販の濃塩酸を水で2.4倍にする。

② シッフ試薬:0.5g塩基性フクシンを100mℓの水に溶き、沸騰するまで熱する。室温まで冷却させてから1NのHClを10mℓ加え、さらに異性重硫酸カリウム(K2S2O5)を1g加え、攪拌して1時間放置後、濾紙でろ過してから、密栓して冷蔵庫に蓄える。

③ 亜硫酸水:蒸留水100mlに10%異性重亜硫酸カリウムを5ml、1N塩酸を5mlを加えて作るが、各液は使用直前に混合し、使用後は捨てる。


【染色方法】
① 加水分解した切片を30-60分、室温で5NのHClに入れて、加水分解する。

② シッフ試薬に移し90分染色する。

③ 亜硫酸水を3回取り換えて各1分ずつ洗う。

④ 流水でゆすいで、1%ライトグリーン溶液(in94%エタノール)で1分染色する。

⑤ 94%エタノールでゆすぎ、できるだけ早く脱水し、通常のごとく封入する。

【結果】

 5NのHClで加水分解した時だけ、赤紫色に染色されるものをDNAと判定する。

  • 投稿者 akiyama : 19:32

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