2月1日、昨日に続き、県立大分上野丘高等学校生物部の生徒と合同で、オオイタサンショウウオが繁殖する池で、産卵場所と各場所での卵嚢数を記録しました。合計で確認した卵嚢は17対で、成熟雄がオオイタサンショウウオが2個体、他にヤゴやミズカマキリなどの水生昆虫も確認できました。
この池では、数年前からアメリカザリガニの繁殖により一時的にオオイタサンショウウオの個体数が激減しましたが、駆除を進めた結果、今回はアメリカザリガニは確認できませんでした。その効果で卵嚢数が増加に転じていると考えられます。
あわせて、畑の用水路や道路脇の側溝など、他の繁殖場所も見学しました。
大分上野丘高等学校に移動して、生徒の研究交流会を実施しました。発表は「山脇学園の紹介(水津)」5分、「飼育下におけるオオイタサンショウウオの成長特性に関する研究(山脇学園高等学校)」15分、「キンギョの認識について(大分上野丘高等学校)」15分で行われました。今回の合同調査、研究発表、実験室見学を通して、高校生同士の活発な交流が見られました。
参加した生徒からは、次のような感想が寄せられました。
・野生のオオイタサンショウウオの成体が予想以上に大きく、飼育下と自然下では環境が大きく異なることを実感しました。
・生息地調査を通して、自然下での個体密度や栄養状態、卵嚢の状況、周辺の森林環境などを知ることができ、研究を進める上で大きな参考になりました。
・渡邉先生のお話から、高密度区表現型のトリガーは餌の大きさにあるのではないかと考えるようになりました。
・産卵時期が降雨のタイミングに左右されることを学びました。
・卵嚢が見つかった深度や位置から、メスの産卵の仕組みをより深く理解することができました。














