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沖縄研修旅行(自然環境コース)のコンセプト

1999年10月18日

 現在履修している「発展科目」は、教科書の学習内容の枠にとらわれず、皆さん自身が、興味をもった内容を学習することによって、勉強に取り組む気持ちが高まるのではないかということで、企画された科目です。それぞれの授業は、担当の先生がオリジナルな内容を考えてつくられています。
 今回の研修旅行から「発展科目」に関連して、従来の学年全体で行動することを基本にしたものから、研修内容によってコースに分かれて研修するという形に変更しました。そして、今年度の研修旅行から行き先が沖縄に変更されました。沖縄の研修旅行では、戦争平和・歴史文化・自然環境の3つのコースが設定されています。それぞれのコースは、研修内容を大切にした旅程が組まれています。
 自然環境コースでも、琉球大学の先生方や、博物館学芸員、自然観察員、ダイバーなど多くの方々から情報を得て、今できうる最高の内容を考えたつもりです。沖縄県は日本で唯一の亜熱帯気候の地ですから、できるだけ自然環境に直接触れる機会を増やし、また、沖縄の自然を研究テーマにして研究している方々の話を直接聞く講演も盛り込みました。この旅行が高校生の時期でしか味わうことのできない充実したものになればいいと思います。
 「学習のしおり」は、自然ガイドブックとして作成しました。皆さんに提出していただいたレポートと、この本の最後のページにあげた書物を参考にしてつくったもので、沖縄の自然を理解するのに役立てることができると思います。ただ、今年の段階では、オリジナルな内容が少ないですが、実際に研修旅行に行って、具体的な記録をとり、新たな情報を盛り込むことで、このガイドブックをさらに充実させていけると思います。
なお、今回の研修では、大学の研究施設や保護地域などを利用させていただきますが、その場所が自然の残された地域であることを理解し、自然観察者としてのルールを守って行動してください。

  • 投稿者 akiyama : 12:08

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