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瀬戸町のセトウチサンショウウオの産卵環境の変化

2026年3月 6日

地元の瀬戸町では、以前はセトウチサンショウウオの産卵を確認していた場所が7か所ありました。しかし近年、水田の耕作放棄が進んだことで水場が消失し、今回の調査では2か所でしか産卵を確認することができませんでした。農業の衰退によって水田環境が失われると、そこを利用していた生き物の繁殖場所も同時に失われてしまうことがわかります。
一方で興味深いことに、イノシシが泥浴びをするために作った「ヌタ場」が、セトウチサンショウウオの産卵場所として利用されているのです。イノシシは農業被害を引き起こす害獣として問題視されることが多いですが、湿った土地を掘り返して水たまりを作ることで、結果的に両生類の繁殖環境を生み出している面もあります。
このように、農業の衰退による水環境の消失と、野生動物の活動による新しい水環境の形成という、相反する現象が同時に起きていることがわかります。人間活動と野生動物の行動が、生き物の生息環境に複雑な影響を与えていることを示す興味深い事例といえるでしょう。(by 山田 勝)

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  • 投稿者 akiyama : 13:46

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