• ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室

東京歯科大学角膜センター 篠崎尚史先生の講演

2007年11月27日

「臓器移植と生命倫理」という演題で、日本の人口問題から透析患者の医療費の問題、臓器移植の歴史など、高校生にもわかりやすいように噛み砕いて説明してくださった。

2007-IMG_4901.jpg
日光の両棲類研究所の頃の話

2007-IMG_4902.jpg
NHKの番組にサンショウウオの研究者として出演

2007-IMG_4912.jpg
日本社会の現状分析

2007-IMG_4913.jpg
人口ピラミッドの変化と日本の将来像

● 篠崎先生のコラム「長寿国・日本」

【生徒の感想】
まず講演の始めに篠崎先生が「植物状態と脳死は全く別のものである」とおっしゃいました。私は今まで両方は同じものと考えていたのでこの言葉を聞いてびっくりしました。
先生は私達が退屈しないようにとの配慮から、本題に入る前に、自分の生い立ちやタモリさんと共演されていたテレビ番組、平成天皇が訪問されたときの写真などを題材にとても面白おかしく話してくださいました。今日のお話は「臓器移植と生命倫理」という難しい内容で大変そうだと思っていましたが、その流れのまま入 られたので、お話にどんどん引き込まれました。
今回の講演は話題が盛りだくさんでした。人口ピラミッドがなぜピラミッドと呼ばれるのか、日本は長寿世界一の国であるが、なぜ世界一になったのかなど過去や現在、未来の日本の姿を見ることもできました。
最初に行われた移植は、自己の皮膚を移植することでした。しかし和田心臓移殖事件の影響もあり、最近移殖が再開されるまで30年間移殖手術はなされていませんでした。
このことが大きく影響し、多くの病院では脳死の判断が難しいと怖がっています。これは患者のために医療を活用するのではなく、医療が法律に支配されている状態が続いていることを示しています。私は臓器提供をしても良いと考えていますが、病院側が組織ばかりに気をとられ患者のことは二の次という状態が今後も続く ようであれば、少しためらってしまいます。しかし先生が「あと十年もすれば病院も変わるだろう」とおっしゃっていたので、安心もあります。
国民の68%の人は臓器移植をしても良いと考えているそうなので、これから日本も海外のように臓器移植がしやすくなると思いますが、課題はまだ多いと思います。私が一番問題だと感じていることは、大変であることは分かるのですが、日本では赤ちゃんに心臓移植ができないということです。臓器移植は体重差が30% 以上の場合無理であり、15歳未満は臓器提供できません。15歳未満の子が自分の意思で臓器提供を行うということを決めることは難しいと思いますが、このままの法律であればこれからの日本を背負う子供たちの命を無駄にしているように思えます。日本の子供たちを救うのは日本の国家がするべきことではないでしょうか。

● 篠崎先生のコラム「21世紀の医療・再生医療」

2007-IMG_4917.jpg
日本最初の心臓移植の波紋

2007-IMG_4919.jpg
”死”の判断の変遷

2007-IMG_4922.jpg
将来に向けてのメッセージ

  • 投稿者 akiyama : 20:55

最近の記事

化学グラコン・審査委員長賞「2つの能力を野生酵母菌に求めて」
パソコン内のファイルを整理するためにあれこれと見返していたところ、『高校化学グランドコンテスト ドキュメンタリー 高校生・化学宣言 part 6』という本に掲載するために、生徒が当時書いた原稿が見つかりました。そこで今回、内容に大きく手を加えることはせず、簡単な校正を行ったうえで公開することにしました。 なお、ここに示す文章は、生徒自身が研究の歩みを振り返って書いた原稿です。そのため、書籍に掲載さ…続きを見る
デンマークでの人々の生き方と社会の仕組み
『第3の時間』井上陽子著を読んでいます。本書は、39歳でデンマークに移住した著者が、そこで出会った「短時間労働でありながら豊かな暮らしを実現する人々の生き方」と、それを支える社会の仕組みを紹介した一冊です。 著者が提示する「第3の時間」とは、時計で測られる「第1の時間(客観的・社会的時間)」でも、心の流れとして感じられる「第2の時間(主観的・心理的時間)」でもなく、「質としての時間」を指します。そ…続きを見る
マレーシアのツン・フセイン・オン大学と高大連携で実施する環境学習
山脇有尾類研究所が企画して、マレーシアのツン・フセイン・オン大学(UTHM)と連携協定を結び、文科省SSH指定校の山脇学園高等学校の生徒対象で、2026年8月16日から8月25日の10日間の日程で、環境学習を目的にした海外研修を実施することになりました。 …続きを見る
有尾類との出会いで学んだこと
雪花が散る林でオオイタサンショウウオの産卵を観察 2009年1月24日、九州はこの年一番の寒波に見舞われていた。大分県国東市での野外調査である。午前10時、山際を散策していると、林の中に水田跡の湿地があった。残雪が残る静かな林の中で、溜まりの水面がわずかに波打っているのが見えた。近寄ってみると、オオイタサンショウウオが群がり、まさに産卵の最中であった(写真)。 これまで両生類は、雨が降り気温が上昇…続きを見る
藤井風「帰ろう」、「満ちていく」、「prema」そして、「grace」
藤井風は、岡山県浅口郡里庄町から、岡山市東区にある岡山県立岡山城東高校(2015年度入学:音楽学類ピアノ専攻)に通っていた。私の息子(2004年度入学)も娘(2007年度入学)も、同校に毎日自転車で通学していた。藤井風もまた、里庄から東岡山まで、約50kmの道のりをJRで1時間かけて通っていたのだろう。 里庄は、教え子の息子が小学生の頃からサンショウウオの研究について相談を受けており、何度か訪れ…続きを見る
2027年度共学化。清心女子高校はSSH指定10年間で何を目指していたか。
清心女子高等学校を9年前に退職しました。今改めて東京の新たな学校で2024年度からSSH採択され、今度は、学校内に生徒の科学研究の場所を「研究所」という形で提供する試みを実践しています。 清心女子高校のSSH申請案の作成から、2006年度の採択以降2016年度までの10年間、SSH主任および生命科学コース主任として、何を目指して取り組んできたのかを、改めて振り返りたいと思います。 2025年10…続きを見る

このページの先頭へ