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日本生物教育学会第94回全国大会 発表要旨

2013年1月12日

SSH事業として取り組んだ女子生徒の理系進学支援プログラムの実践(第1期5年間)
秋山繁治(ノートルダム清心学園清心女子高等学校)

 文科省SSHの指定受けた2006年度から新設した「生命科学コース」の生徒を主対象として、研究課題を「生命科学コースの導入から出発する女性の科学技術分野での活躍を支援できる女子校での教育モデルの構築の研究」として、女子の理系進学を支援し、将来、科学技術分野で活躍できる人材を育成する女子教育プログラムの構築を目指した。現在、2011年度から継続指定を受け、第2期のSSH事業に取り組んでいるが、本報告では、第1期の5年間の実践について報告したい。
本校は120年以上の歴史があり、“女子校”という旧来の意識の呪縛から逃れにくい学校であるが、そのような学校が先進的に女子の理系への進学を支援することは、社会の意識を変えるきっかけとして重要であると考えられる。女子校の構成者は女子のみであり、生徒会活動や実験・実習などすべての教育活動において女子がリーダーシップをとらざるを得ない。そのことは逆に言えば、リーダーシップを養成し、積極性を身につけるのに適した環境であるともいえるのである。
 「生命科学コース」は、社会的な趨勢と生徒の進路志向を踏まえて、医療分野から拡げて、農学、生物学などを含む“生命科学”分野に進路を考えているコースから始めようということで設定した。
 教育内容として、①直接体験の重視、②リーダーシップの育成、③国際性の育成、④ロールモデルの提示、を重視している。①②では、実験や実習で大学との連携した教育内容を盛り込み、③では、アジアの大学と連携した環境学習の研修を企画した。また、④では、本校の卒業生を含めた女性研究者を教育活動に積極的に活用することにより、科学技術分野で活躍している実例をできるだけ多く提示するようにしている。
この5年間の指定で、学習面・進路選択・意識などで向上した向上したという結果がでている。この取り組みが女子の理系選択に対する教員・保護者の理解、ひいては社会の意識改革が進むことに貢献できると考えている。

  • 投稿者 akiyama : 08:15

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