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KENWOOD LS-K901M + ifi ZEN DAC v2 + SMSL200MKⅡで復活

2025年11月16日

単身赴任先から自宅に戻り、購入したものの気に入らず使わないままになっていた音響機器を、パソコンで Amazon Music を聴く目的で新たに組み合わせてみたところ、想像以上に良い音が出て驚いた。

スピーカーは KENWOOD LS901M で、自宅の納戸に 12 年間保管されたままになっていたもの(2013 年 12 月 27 日に 24,562 円で購入)。
パソコンに USB 接続する DAC は iFi ZEN DAC v2 で、当初は PC の音源をヘッドフォンで聴くために導入したもの(2023 年 4 月 15 日に 33,000 円で購入)。
アンプは SMSL AO200MKⅡ。中国製のデジタルアンプで Bluetooth 5.0 に対応しており、iPhone の音源でスピーカーを鳴らす目的で入手した(2024 年 4 月 28 日に 29,748 円で購入)。

KENWOOD LS901M(2013年10月発売)は、2ウェイのブックシェルフスピーカーで、インピーダンスはやや低めの4Ω。高域は100kHzまで再生可能なハイレゾ対応モデルであり、高域から低域まで"そつなく"鳴らす印象がある。当時は「ワイドレンジで臨場感が感じられる」「この価格帯なら十分に満足できる」といった評価も多く、エントリー〜中級帯スピーカーの"隠れた名機"と評されることもあった。
一方で、インピーダンスが4Ωであることから、アンプの駆動力による音の変化を指摘するレビューも見られる。「20W+20W級のミニコンポでは物足りなさを感じた」という意見もあった。
LS901Mは、以下のような場合にメリットが大きいとされる。
① プリメインアンプ+良質スピーカーという構成で、コストを抑えつつ高音質を狙いたい場合。
② 2〜3m程度の比較的近距離のリスニング環境でセットアップする場合。
③ ハイレゾ音源や細部の再現性(解像度・定位)を重視する音楽鑑賞を行う場合。

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iFi ZEN DAC v2 は、PC の USB 出力をより高音質に変換するための DAC(Digital-to-Analog Converter)です。PC 内蔵サウンドや簡易的な USB 変換ではなく、専用 DAC を経由することで音質を向上させる用途に用いられます。「手軽に高音質」を目指して机上にオーディオ環境を構築する場合に適しており、
USB → DAC(可変出力) → アナログアンプ → スピーカー
というシステムを組みたいユーザーに向いています。
ZEN DAC は Sabre 系 DAC に比べて滑らかで中域に厚みがあり、柔らかい空気感を持つ点が特徴です。AO200mkII は Sabre DAC 由来の"冷たさ"や"硬さ"を感じやすい特性のアンプですが、ZEN DAC を組み合わせることでこれらが和らぎ、むしろ理想的なマッチングになります。
また、ZEN DAC の滑らかな音調と、ツイーターの 50kHz 再生能力が組み合わさることで、ハイレゾならではの上品で自然な空気感が出やすくなります。ハイレゾの解像度を保ちながら、LS-K901M が本来持つ "ナチュラルで心地よい高域" をより活かすことができます。
なお、ZEN DAC v2 は 2019年10月発売の初代 ZEN DAC(2019年10月18日発売)をベースとした**改良版(いわゆるサイレントモデルチェンジ)**で、日本では 2021年4〜5月頃から v2 仕様へ切り替わったとされています。

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SMSL AO200 MKIIはデジタルパワーアンプです。このアンプは MA5332MSチップ を搭載しており、高効率・低消費電力が特徴です。出力は 160W×2(4Ω)、85W×2(8Ω)を備え、アクティブサブウーファーを接続することで 2.1ch システム を構築することが可能です。
高いダンピングファクター、極めて低い歪み率を持つため、LS-K901M をしっかりと"鳴らし切る"性能を備えています。特に、低域の量感が向上し、高域の伸びも良くなることで、解像度の高いサウンドが期待できます。

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この組み合わせについて ChatGPT に評価してもらったところ、「非常に相性が良く、特に LS-K901M の質感と高域の伸びをうまく引き出す」との結論が得られました。LS-K901M は自然で上質な音色を持つブックシェルフスピーカーであり、AO200 mkII のクリアでハイスピードな駆動力、さらに ZEN DAC の滑らかで厚みのある音質が見事に補完し合います。
自分でもこの組み合わせを非常に気に入っており、2027年4月に単身赴任から戻る頃まで、自宅に帰った際には音楽を楽しむつもりです。まさに、納戸から偶然掘り出した音響機器が見事に"復活"した形です。

※DAC(Digital-to-Analog Converter)とは
DAC とは、デジタルデータをアナログデータに変換する機能のことです。デジタルデータは機械のみが認識できる形式であるため、オーディオ機器では、人間の耳が認識できるアナログ信号へと変換する DAC が必要となります。
DAC はデジタルプレーヤーの「心臓部」ともいえる重要な部位であり、再生音質に大きく影響します。良い音で音楽を楽しみたい場合には、高音質再生に特化した DAC を搭載した機器を使用することが望まれます。

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  • 投稿者 akiyama : 19:51

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