• ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室

ナタリー・ポートマンからのメッセージ

2025年10月 3日

2011-R0016198.jpg

1881年生まれ。1999年から公開の『スター・ウォーズ』新三部作でヒロインをした女優のナタリー・ポートマンは、2015年5月27日にハーバード大学の卒業生を送り出す行事でスピーチを行っています。そのスピーチに以下のメッセージがあります。

"Do things for your own reasons, not for others'. Even if the path looks strange, it is yours, and that is what makes it meaningful."
「他人のためではなく、自分自身の理由で物事をしてください。たとえその道が奇妙に見えても、それはあなた自身の道であり、だからこそ意味があるのです。」

彼女はユダヤ人で、父方の祖父母をアウシュビッツ強制収容所で亡くしています。1999年にハーバードへ進学、心理学を学んでいます。当時、ハーバード大学法学部生が学生新聞に寄稿したイスラエル人の入植を批難する記事に対し、反論記事を書いています。2003年に卒業。2004年にヘブライ大学大学院で中東問題の研究に参加し。2006年にはコロンビア大学で、ゲストとしてテロリズムと対テロ作戦についての講義も行っています。

"Your inexperience can be an asset. You don't yet know what's impossible. And that gives you the chance to do it anyway."
「経験のなさは資産になりえます。まだ何が"不可能"なのか知らないからこそ、それをやってのけるチャンスがあるのです。」

彼女は、このスピーチで、大学に入学したとき「自分はここにふさわしくないかもしれない」という思いを抱いていたと告白し、卒業から12年経ってもなお、自分の価値について不確かさを感じることがあると述べています。
「Achievement (成果・達成) は、なぜそれをするのかという理由がわかっているときは素晴らしいが、理由がないときには罠になることがある」と語り、ただ他人の期待のために生きることの危うさを指摘しています。
未熟さ(経験不足)を弱みではなく、かけがえのない資産と捉えて、新たなことに挑戦するときに、未熟さゆえに他人の価値観に流されるのではなく、それを逆手にとって自分自身の進むべき道を切り開くことができる、と考えをもとうと呼びかけています。

私なんて、生まれてから70年を迎えようとしているのに、まだ未熟なままなんです。高校生の頃は、大人になれば自分の生き方をみつけて、納得した生き方ができると考えていました。ところがそうでもありませんでした。一歩一歩階段を上がるように人間として成長していくのかと思ったら、下手をするとこのまま「ボケている」、「老害」と言われて、未熟な子どもして扱われていた時代に逆戻りすると考え始めています。
棺桶に入るまでに残された時間をどう過ごすかを考えています。このHPに人生を考えるような原稿を時々書いていていますが、facebookでも食事やペットについての記事はアクセスが多く、「いいね」がつきやすいですが、生き方の話は重くて、なかなか受け入れてもらえないことを感じています。
でも、今でも「どのように生きようか」とか「どのようにすれば自分自身が納得できるか」を考えて、その時その時の問題を解決しようと藻掻いていけることが日々の幸せかもしれない。

  • 投稿者 akiyama : 08:46

最近の記事

スピノザのいう自然権とは
ます、スピノザの自然権を理解するために『神学・政治論』の第16章の2節から5節をまとめてみます。 第16章 2節 自然権とは「各個物の力の及ぶ範囲」である。 スピノザはまず、「自然の権利」とは何かを定義します。ここでいう自然権とは、道徳的に正しい権利や、人間社会の法律上の権利ではありません。自然の中に存在するすべての個物が、自分の本性に従って存在し、活動する力そのものを意味します。 たとえば、魚…続きを見る
『有尾類研究所という思想』観察から制度へ、そして自由へ
新年度を迎え、これまで文部科学省のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)事業において、支援をいただきながら開発してきた教育プログラムの構築過程を、一冊の本にまとめようと思い立ちました。 今年で70歳になります。世間では「老害」と揶揄されることもある年齢かもしれませんが、来年3月で教育現場を去る私にとって、これは自身の歩みの集大成だと(いささか手前勝手ながら)考えています。 もっとも、引き受けて…続きを見る
恩原湖付近の水田風景(雪解け)
先月、恩原湖を訪問した際には、残雪によって水田は完全に覆われていました。そこから14日が経過し、雪はすっかり解けていましたが、現れた水田は休耕田となり、枯れた草に覆われた状態でした。5年前に最後に訪れたときには、春には水が張られていましたが、耕作されていた方が亡くなられた後、放棄されたようです。 この場所を訪れると、雉に出会ったり、水田の脇でシュレーゲルアオガエルが白い泡状の卵塊を産んでいたりと、…続きを見る
「高度経済成長の熱気」と共に育ち、成熟社会への転換点で社会へ出た世代
1956年に生まれ、1979年に大学を卒業した私は、「高度経済成長の熱気」とともに育ち、成熟社会への転換点で社会に出た世代である。1956年は、フランクルの『夜と霧』という「意味への意志」を問う名著が日本に紹介された年でもある。激動の25年を経て、「変わっていく時代に何を信じればよいのか」「教育は何のためにあるのか」、そして「これから残された人生をどのように生きるのか」という問いに向き合わざるを…続きを見る
no image
映画アニメ『ひゃくえむ』は2025年公開されたドラマで、100m走に取り組む選手の生きざまとして、その「才能」「努力」そして「何のために生きるのか」という根源的な問いが扱われていました。 物語の主人公は、生まれつき足が速く、100m走で常に1位を走り続けてきたトガシ。彼にとって「速さ」はアイデンティティそのものであり、周囲を見下す唯一の根拠でした。しかし、理論派で執念深い小宮という男との出会い、そ…続きを見る
山脇有尾類研究所事業報告(2025年度)
山脇有尾類研究所は、2024年度のSSH指定に向けた準備組織にとどまるものではなく、「女子校から世界の科学舞台へ」という大きなビジョンを具現化するための、科学教育の新たな拠点として機能している。本研究所は、高校生の科学研究を支える存在として、次の三つの役割を担っている。 第一に、「真正な科学研究」の実践の場としての役割である。従来の高校の授業や部活動の枠を越え、大学の研究室に匹敵する「オープンラ…続きを見る

このページの先頭へ