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【目的】
① 研究テーマを両生類に絞ることで、高校生に深い内容まで踏みこんだアドバイスを行い、高校生の科学研究にを支援する。
② ZOOMを使った高校生の研究成果の発表を通して、地域を超えた研究交流を行い、生徒間の友好・仲間意識を育て、全国の両生類研究のネットワークの拡充を図る。
③ 大学や研究所の研究者による講義とアドバイスを通して、将来のロールモデルとしての役割を果たしていただく。
④ 広島大学両生類研究センターなどの研究機関や全国の高等学校と連携して、社会全体で科学者の育成を支える教育ネットワークを構築する。
【主催】 山脇有尾類研究所 (山脇学園中学校高等学校)
【後援】 広島大学両生類研究センター
【実施日】 2026年11月3日(火)10:30~16:15(ZOOM)
【内容】
第一部 大学や研究機関の研究者(生命科学分野)によるオンラインによる講演
〇カリフォルニア工科大学 HFSP長期フェロー 鈴木 美有紀 先生
「再生する動物を観察する研究」から、「遺伝子や細胞を操作することで、再生を成立させている原理を実験的に明らかにする研究」へと、有尾類の再生研究を発展させています。イベリアトゲイモリをモデル生物としてゲノム編集法を確立し、現在はカリフォルニア工科大学(Caltech)で、「発生と再生は本当に同じ仕組みなのか」「神経堤細胞は再生にどのように関わっているのか」という、より根源的な問いに取り組んでいます。
※HFSP(Human Frontier Science Program)は、ライフサイエンス分野における革新的・学際的な国際研究を支援するため、1989年に創設された国際的な研究支援プログラムです。長期フェローシップでは、若手研究者が海外に研究の場を移し、新しい研究分野や研究手法に挑戦することを支援しています。
〇山脇有尾類研究所 所長 秋山 繁治 先生
2006年から10年間、清心女子高等学校でSSH主任を務め、有尾類の教材化や繁殖生態について、高校生とともに研究に取り組んできました。その後、2016年から南九州大学で理科教員養成に携わり、2023年9月に中高生の科学研究を支援する「山脇有尾類研究所」を立ち上げました。また、2020年に「高校生両生類サミット」を企画・立ち上げ、全国の高校生と研究者が両生類研究を通して交流する場として継続して運営しています。
〇川崎医科大学 助教 岡本 和子 先生
「発生した細胞は、どのように自らの状態を維持し、その状態を変化させ、再び組織をつくる能力を獲得するのか」という問いを追究してきました。ウニ、カイメン、マウスES・iPS細胞、イモリなど、さまざまな生物や細胞を研究対象として、発生、幹細胞、細胞のリプログラミング、再生について研究しています。現在はオオサンショウウオを対象とした研究にも取り組んでいます。
〇基礎生物学研究所 前所長 阿形 清和 先生
プラナリアやアカハライモリなど、優れた再生能力をもつ動物を材料として、再生の仕組みを分子・細胞レベルで明らかにする研究を長年にわたって進めてきました。特にプラナリアを用いた研究によって、再生における位置情報や脳形成の分子機構などを明らかにし、再生生物学を世界的に牽引してきた研究者です。2023年には国際再生生物学会賞(Lifetime Achievement Award)、岡崎市民栄誉賞を受賞し、令和5年度文化功労者に選ばれました。
第二部 高校生のZOOMミーティングによるオンライン発表※(両生類を対象とした課題研究)
※ オンライン発表は、ZOOMミーティングを利用し、LIVEで発表および質疑応答を行います。
  【交流会のスケジュール】
10:00~10:30 ZOOMへの接続の確認・関係者打ち合わせ
10:30~10:50 開会行事 山脇有尾類研究所所長 秋山繁治先生
10:50~11:20 講義➊ アメリカ合衆国カリフォルニア工科大学 ※HFSP長期フェロー 鈴木 美有紀先生
       「イベリアトゲイモリ発生・再生における神経堤細胞の役割」
11:20~11:40 発表① 岐阜県立大垣北高等学校(岐阜県)
       「交雑個体から在来オオサンショウウオを守る!~食性の違い・体各部の欠損の比較・親子鑑定を用いた交雑状況等からわかったこと~」
       「岐阜県西部で確認された最も絶滅に近いクロサンショウウオの個体群について」
11:40~11:50 ディスカッション
11:50~12:05 発表② 昭和女子大学附属昭和高等学校(東京都)
       「オオイタサンショウウオの体サイズ及び成長に伴う学習能力の向上」                    
12:05~12:15 ディスカッション
       ~休憩~
12:45~13:15 講義➋ 有尾類研究所所長 秋山繁治先生
       「教材研究から始まった有尾類研究、そして20年間のSSH生徒科学研究の展開」
13:15~13:30 発表③ 山脇学園中学校高等学校(東京都)
       「オオオイタサンショウウオ幼生の生殖戦略~幼生期における環境条件が成長特性に及ぼす影響~」
13:30~13:40 ディスカッション
13:40~13:55 発表④ 玉川学園高等学校(東京)
       「アカハライモリの皮膚自家移植および再切除における皮膚再生機構の解析」
13:55~14:05 ディスカッション
       ~休憩~
14:15~14:45 講義➌ 川崎医科大学助教 岡本和子先生
       「細胞の「サイズ」を決めるルール:オオサンショウウオから紐解く「サイズ生物学」」
14:45~15:00 発表⑤ 横浜雙葉中学校・高等学校(神奈川県)
       「トウキョウサンショウウオはなぜその沢を選ぶのか?水質・地質・温度環境の比較と落ち葉除去実験による検証」
15:00~15:10 ディスカッション
15:10~15:25 発表⑥ 津田学園中学校・高等学校(三重県)
       「見た目だけではわからないヒキガエル~DNA分析から探る種判別・交雑・表現型可塑性~」
15:25~15:35 ディスカッション
15:35~16:05 講義❹ 基礎生物学研究所前所長 阿形清和先生
       「有尾類のゲノムがなぜヒトのゲノムより10倍近くも大きいのか?イベリアトゲイモリのゲノム解析から<イントロンの謎>が解けた!? 両生類の再生現象からどんなことが学べるのか?」
16:05~16:15 全体講評 東京大学名誉教授 国際生物学オリンピック元議長 松田良一先生
16:10~16:15 閉会行事 山脇学園中学校高等学校校長 西川史子先生

【参加の申し込み】
締切日:10月31日(土) 
発表者、参加者は中学生、高校生及び教員、教育関係者や一般の方々。参加費は無料。
申込方法:フォーム(QRコード)にて申し込みください。
問い合わせ先:E-mail yuubiken@yamawaki.biz(担当井上・黒田)にお知らせ下さい。
※ 当日の詳細は、ZOOM接続に必要な情報をメールで送らせていただきます。
※ 来年度の発表をご希望の学校がありましたら、問い合わせ先にご連絡ください。

  • 投稿者 akiyama : 13:44
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