M-CR612は「ネットワーク機能を搭載したCDレシーバー」で、2019年4月に発売された機種です。CDやFM/AMラジオ、Bluetoothなどの基本的なソースをサポートし、HEOSテクノロジーを搭載しているため、Amazon Musicなどの音楽ストリーミングサービスにも対応しています。
私がこの機種を購入したのは、東京で単身赴任を始めて1年目の2023年1月18日。それ以来、今日まで毎日のようにお世話になってきました。スピーカーはDALI Menuetを使用し、日常ではテレビの音声をOptical接続で楽しんでいます。朝は出勤までのひとときにBluetoothでAmazon Musicを聴き、就寝前にはCDで坂本龍一の『Playing the Piano 12122020』を流すのが習慣です。
『Playing the Piano 12122020』は、購入以来ほぼ毎日再生しており、平均すると1日1回という驚異的な回数になっていると思います。このCDを購入したのは、入退院を経て心臓手術を受け、奇跡的に助かった直後のことでした。不安で眠れない夜に、心を落ち着けてくれる大切な存在となり、今でもその習慣が続いています。昨日まで、まさにこのCDを聴いていました。
そして今回、2年10か月にわたって愛用したM-CR612を、同じマランツのネットワークレシーバー「STEREO 70s」に買い替えることにしました。昨日注文し、今日にはもう届きました(なんと早いことでしょう)。
STEREO 70sは2ch仕様のAVサラウンドレシーバーで、6系統のHDMI入力のうち3系統が8Kに対応しています。ストリーミング機器やゲーム機、ブルーレイプレーヤーなどを接続でき、さらに2系統のサブウーファー出力も装備しています。今日はさっそく開封し、Bluetooth再生を試してみました。就寝時にはAmazon Musicで、もちろん『Playing the Piano 12122020』を聴きました。いつも最後まで聴く前に眠ってしまいます。坂本龍一さんが亡くなる前の最後のアルバムです。
次は、ハイスペックなHDMIケーブルを購入し、eARC接続を試してみようと考えています。