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 世界自然遺産の地下河川を巡った翌日、マニラへの帰路につく前日の午前中は、パラワン島が誇るもう一つの魅力である「豊かな熱帯の海」を満喫しました。パラワン島周辺の海は、世界的な環境NGOなどからも「生物多様性の最後の砦」と称されるほど、極めて透明度が高く、豊かな海洋生態系が残されていることで知られています。

1. 海の真ん中の「人工浮島」から、エメラルドグリーンの水中世界へ
 まず私たちが訪れたのは、湾内のサンゴ礁エリア(パンバト・リーフなど)の真ん中にぽつんと浮かぶ、めずらしい人工の浮島(プラットフォーム)です。ここを拠点にシュノーケリングを体験しました。足のつかない海の真ん中ですが、エントリーした瞬間に広がる光景に圧倒されます。
透明度が高く、太陽の光が海底まで届いています。色鮮やかな熱帯魚たち: クマノミやブダイに出会うことができました。

2. リゾート島への上陸:自由な探索とリラクゼーション
 シュノーケリングの後は、美しい白砂のビーチが広がるリゾートの島へとボートで移動し、上陸しました。ここでの自由時間では、思い思いの時間を過ごしました。
波の穏やかな浅瀬でさらに泳ぎを深める生徒、白砂の海岸を散策する生徒、南国の木陰で現地の風を感じながらゆっくりとした時間を過ごす生徒など、パラワンの自然の心地よさを五感で味わう贅沢なひとときとなりました。

 前日、世界遺産を訪問して学んだ「山から海へと注ぐ水の循環」が、まさにこの豊かな海洋環境を支えていることを実感する時間でした。陸上の広大な森林、そしてマングローブが均一な養分を海へと供給しているからこそ、これほど見事なサンゴ礁と多様な魚類が育まれるのです。教科書の図表だけでは決して得られない、「生態系の連動」を肌で感じる最高の締めくくりとなりました。いよいよ、マニラ経由で日本への帰路につきます。

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  • 投稿者 akiyama : 18:56
パワラン島へ プエルト・プリンセサ地下河川国立公園
1. ユネスコが認めた「山から海まで」の連続性  この公園は1999年に世界遺産に登録されました。登録にあたっては、その圧倒的な自然美(基準vii)と、地球規模の生物多様性保全における重要性(基準x)が最高峰の評価を受けています。 ユネスコが特に重視したのは、「山から海まで」が一生物圏として完全に連続した生態系を保っている点です。地下河川の下流部は海の潮汐(潮の満ち引き)の影響を強く受けるため、指…続きを見る
フィリピン大学で森林生態系についての講義
 研修の一環として、私たちはフィリピンの高等教育・研究の最高峰であるフィリピン大学ロスバニョス校(UPLB)を訪問しました。同校の森林・自然資源学部(College of Forestry and Natural Resources)において、森林生態学および植物生理学の権威であるアロナ・リナトック准教授(Assoc. Prof. Dr. Alona C. Linatoc)をお訪ねし、フィリピンの…続きを見る
フィリピンのサンロケ多目的ダムプロジェクトを見学
 ルソン島パンガシナン州を流れるアグノ川(Agno River)の上流に建設された、アジア最大級のロックフィルダム「サンロケ多目的ダム」を訪問しました。このプロジェクトは、単なるエネルギー開発や治水にとどまらず、「徹底した環境配慮」を基盤に進められてきた先進的な多目的ダムのモデルです。生徒たちは、現地の巨大なインフラ施設を間近に見学しながら、持続可能な社会づくりに向けたアプローチについて深く学びま…続きを見る
マレーシアのツン・フセイン・オン大学と高大連携で実施する環境学習
山脇有尾類研究所が企画して、マレーシアのツン・フセイン・オン大学(UTHM)と連携協定を結び、文科省SSH指定校の山脇学園高等学校の生徒対象で、2026年8月16日から8月25日の10日間の日程で、環境学習を目的にした海外研修を実施することになりました。 …続きを見る
フィリピン大学と高大連携で実施する地球環境を考える海外研修
山脇有尾類研究所が企画して、フィリピン大学と連携して、文科省SSH指定校の山脇学園高等学校の生徒対象で、2026年3月10日から3月16日の8日間の日程で、地球環境を考える海外研修を実施することになりました。 …続きを見る
マレーシアUTHMと高大連携で実施する地球環境を考える海外研修
山脇有尾類研究所がマレーシアのUTHMと連携協定を結んで文科省SSH指定校の山脇学園高等学校の生徒対象で、2026年8月16日から8月25日の10日間の日程で、地球環境を考える海外研修を実施することになりました。 …続きを見る
台北市立動物園のパンダ館
台北市立動物園にいるパンダ(トゥアントゥアン/団団、ユアンユアン/円円など)は、ただの動物展示以上に台湾-中国(中華人民共和国)との政治的な文脈の「パンダ外交」で注目されてきました。 パンダは希少動物で、ワシントン条約による規制があるので、「輸出」には厳格な管理があり、他国の動物園に貸与する形式をとることが一般的です。 台湾では、1980~90年代からパンダ導入を望む声があったものの、中国-台湾の…続きを見る
フィリピン環境学習海外研修を企画
2026年3月にフィリピン大学の協力で、環境学習を目的にした海外研修を企画しました。 …続きを見る
道路脇の売店で見つけたマレーシアの果物
熱帯気候で育つ果物には、どんなものがあるのだろうか。最終日にクアラルンプール空港に向かう途中で道路脇の売店に立ち寄った。これまで食べた経験があるものもあるけど、はっきりと種類が判らないので、現地の知り合いにmessengerで写真を送って、種名を尋ねた。    道路脇の売店を覗くと、日本では見ることのない食品が並んでいます。    ほとんどの果物は、日本の普通の店では見られないですね。しかも、新鮮…続きを見る
「ヤシの実」の中の液体を飲み、固形の胚乳を食す
ヤシの木にできる果実は、収穫される前の成熟していない緑色の果実を「ヤシの実」、茶色く成熟したものや加工品に対して「ココナッツ」と呼ばれます。 成熟した果実の大きさは直径30ほどで、重さは4kg近くになります。 果皮は茶色いのが一般的ですが、熟す前は緑色をしています。皮は厚く、食べられるのは中身の"胚乳"と呼ばれる部分です。 液体と固形の胚乳があり、液体はそのままジュースとして、固形はお菓子やオイル…続きを見る
マレーシアで大学を中心に稲作の研究
大学が民間と協力して、広大な耕作地を使って稲作の研究を行っていた。持続可能な開発のとして、刈り取った稲藁の再利用の方法を研究として、藁を細かく切断し、さらに粉末の状態にして、板材に加工して利用する技術が開発されていた。 …続きを見る
Ruang Daya Cipta(RDC)
Ruang Daya Cipta(RDC)は、マレーシア科学技術イノベーション庁のMOSTI(科学技術イノベーション)の取り組みの一つで、コミュニティに科学技術イノベーション機器へのアクセスを提供しています。 3Dプリンター、ロボット工学、ドローン、その他の実用的なアプリケーションなどの機器の利用を促進することを目的とし、新たなアイデアやイノベーションを生み出し、市場投入可能な製品を生み出すことに…続きを見る
DIMPIAN AGRO  FARM で農畜産体験
ジョホール州ムアールにディンピアン・アグロファームの動物園があります。子どもたちのための農業や畜産の体験をするための施設で、牛、水牛、馬、鹿、ヤギ、ダチョウ、ヤギ、クジャクを観察することができます。 羊などに餌をやる体験もできます。ドラゴンフルーツ、パイナップルなどの果物もつくられていて、直販所で購入できます。 …続きを見る
Collaboration Meeting between UTHM and Yamawaki Urodela Research Laboratory
山脇学園高等学校は現在、研究開発課題「地球市民として行動し、科学・技術者へキャリア選択する女子生徒の育成拠点形成」に取り組んでいます。その一環として、グローバルな視点をもち「地球規模の危機管理」を考える教育の必要性を重視し、生物多様性や生態系保全活動を学ぶ研修先として、自然が豊かで多民族・多宗教国家であるマレーシアを選定しました。 さらに、マレーシアでの研修内容を充実させるため、新たにジョホール州…続きを見る
ツン・フセイン・オン大学(UTHM)のキャンパス
マレーシアにあるツン・フセイン・オン大学 Universiti Tun Hussein Onn Malaysia(UTHM)は、技術と工学に特化した大学です。1993年に設立され、「持続可能な技術開発のための教育と研究を通じて、国際的な競争力を持つ人材を育成する」というビジョンを掲げています。マレーシア政府から同校にユニバーシティ・カレッジの地位を与えられ、さらに専門技術の教育に力を入れ、学生の成…続きを見る
マレーシア環境学習海外研修下見 レダン山(ジョホール州タンカク地区)
レダン山はマレーシアを代表する名山の一つで、ジョホール州タンカク地区に位置しています。豊かな自然環境に恵まれ、登山やアウトドア・レクリエーションの人気スポットとして知られています。 自然環境と魅力 熱帯雨林の多様性:コース沿いではさまざまな種類の植物や動物を観察できる。 滝と絶景:ハイキングルートにはいくつかの滝があり、山頂からは雄大な景色を望むことができる。 施設と教育利用 山中には宿泊可能なロ…続きを見る
レッドクロウ <i>Cherax quadricarinatus</i>をジョホール州で確認
今回の視察で、アブラヤシの林の中を流れる川に網を入れると沢山のザリガニが捕獲できました。 このザリガニは、レッドクロウ Cherax quadricarinatus)というオーストラリア原産の種で、マレーシアで帰化(野外定着)して繁殖していることが確認されています。 成熟雄の体色は青緑〜暗褐色で、頭部には4つの竜骨があり、成体の雄のハサミの外縁に赤いパッチ(red claw)があるのが特徴です。体…続きを見る
Ayer Hitam Utara State Forest Park
アイヤー・ヒタム・ウラタ州森林公園は、貴重な低地フタバガキ林で森林保護区に指定されています。森林は都市の「コンクリートジャングル」に完全に取り囲まれていますが、自然が残されたこの場所への認知度と理解を高めることで、この場所が長期的に存続することを願っています。 森林や湿地には希少な野生生物が生息しており、その保護や研究活動が進められています。 …続きを見る
Ayer Hitam Utara State Forest Park 希少魚類の保護
アイヤー・ヒタム・ウタラ州立森林公園(AHUSPF)は、アイヤー・ヒタム・ウタラ保護林内に位置し、泥炭湿地林に囲まれています。湿地内の水溜まりには希少な魚類が生息しており、保護活動が行われています。 この公園はジョホール州に残された貴重な自然の聖域であり、この独特な生息地には多くの固有種が暮らしています。まさに手つかずの泥炭湿地林の保護区といえます。 2019年から2022年にかけて実施された調査…続きを見る
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