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山脇有尾類研究所が企画して、マレーシアのツン・フセイン・オン大学(UTHM)と連携協定を結び、文科省SSH指定校の山脇学園高等学校の生徒対象で、2026年8月16日から8月25日の10日間の日程で、環境学習を目的にした海外研修を実施することになりました。

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  • 投稿者 akiyama : 11:18
2027年度共学化。清心女子高校はSSH指定10年間で何を目指していたか。
清心女子高等学校を9年前に退職しました。今改めて東京の新たな学校で2024年度からSSH採択され、今度は、学校内に生徒の科学研究の場所を「研究所」という形で提供する試みを実践しています。 清心女子高校のSSH申請案の作成から、2006年度の採択以降2016年度までの10年間、SSH主任および生命科学コース主任として、何を目指して取り組んできたのかを、改めて振り返りたいと思います。 2025年10…続きを見る
2025年度の中谷財団「科学教育振興助成)」の取り組み
中谷財団 科学教育振興助成は、小・中・高等学校等を対象に、児童・生徒の科学に対する興味・関心を高め、論理的思考力・創造性を育む教育活動を支援する助成制度です。 助成は「個別校助成」「複数校連携助成」「教員支援助成」など複数の領域があり、各学校の取組に対して助成金や支援が提供されます。 2025年度も全国の学校が採択され、成果発表会が2025年12月20日21日に開催されました。発表会では全国の小…続きを見る
2023年度・2024年度の中谷財団「科学教育振興助成)」の取り組み
山脇有尾類研究所は2023年9月に開所しましたが、研究所の運営に、2023年度から継続して教育研究助成を公益財団法人中谷財団から研究助成を受けています。 2023年・2024年は、研究題目は「オープン・ラボを起点とした女子生徒の生命科学分野の先端研究を支援する教育ネットワークの構築」で、教育プログラムを企画・運営してきました。 2023年度・2024年度の2年間の取り組みの独自性及び新規性を整理…続きを見る
HP「ぼうぼうどりの生物教室」からの学校教育への提言
「ぼうぼうどりの生物教室」は、学校における生物教育・科学教育が、本来もつはずの〈探究する力〉〈生命に向き合う感性〉〈学びを社会とつなぐ力〉を、現場から回復・再構築することを目指した実践記録の場である。 そこでは、授業や部活動、SSHにおける科学研究指導が、単なる成果主義やイベント的発表に終わるのではなく、試行錯誤を含めた「教育実践の記録」として蓄積・共有されることが重視されている。教育は個人の経…続きを見る
山脇有尾類研究所内での研究成果の発表会
4月に入学した中学校1年生および高校1年生が、毎日のように有尾研に通い、飼育や観察に取り組んできました。そうした活動の中で、徐々に研究の方向性が見えてきたことから、情報を共有する目的で発表会を計画しました。 中学校1年生は、サンショウウオの繁殖地となることも視野に入れたビオトープ造成に関わる研究を発表しました。高校1年生は、ビオトープに放流しているオオイタサンショウウオについて、飼育下における幼…続きを見る

おわりに

2025年12月18日

おわりに
問いはこれからも続く 全9回にわたる回想録を書き終えたいま、私の中に残っているのは、達成感よりも、静かな確認のような感覚です。 ――自分は、問いから逃げずに歩いてきただろうか。 その問いに対して、「少なくとも背を向け続けてはいなかった」とは言える気がしています。 教育者として、何を残せたのか。 この問いに、明確な答えはありません。 知識や制度、肩書きは、時間とともに更新され、忘れられていきます。…続きを見る
第9回(最終回) 置かれた場所で、問い続ける
教育者として、何を残せたのか 2016年11月、私は1983年から勤務してきたカトリック系中高一貫女子校を退職した。 その翌月、長く学園を導いてこられた理事長、シスター渡辺和子が逝去された。 一つの時代が、静かに幕を閉じた。 そう感じた。 シスター渡辺の著書『置かれた場所で咲きなさい』は、多くの人に読まれた。その言葉に救われた人も少なくないだろう。だが、私はこの言葉を、単なる励ましとしてではなく…続きを見る
第8回 理系女子を育てるということ
性教育からSSHへ、一本の線でつながった実践 生命科学コースやSSHの話をすると、しばしばこう言われる。 「ずいぶん先進的な取り組みですね」 しかし、私自身の感覚では、それは「新しいことを始めた」というよりも、「ここまで来てしまった」という表現の方が近い。 性教育、エイズ学習、翻訳という授業、授業「生命」――。 振り返れば、私の実践は常に、「生徒が自分の生き方を考えるための材料をどう用意するか」…続きを見る
第7回 女子校は、なぜ必要なのか
リーダーシップが育つ場として 「今の時代に、女子校は必要なのでしょうか」 1990年代半ば以降、学校関係者の間で、何度となく耳にした問いである。少子化が進み、共学化や校名変更、コース制導入といった改革が次々に行われる中で、女子校は「時代遅れの存在」と見なされることも少なくなかった。 実際、岡山県内の私立高校24校のうち、女子校は2校のみとなった。全国的に見ても、女子校はもはや少数派である。男女共…続きを見る
第6回 「生命」という授業をつくった理由
答えを教えない授業の試み 「その授業では、何を教えるのですか」 授業「生命」を立ち上げたとき、何度もそう聞かれた。 そのたびに、私は少し言葉に詰まった。なぜなら、「これを教える」と一言で言える内容ではなかったからである。 1990年代、日本社会は大きな転換期にあった。リプロダクティブ・ヘルス/ライツが国際的に議論され、女性の生き方や人権をめぐる考え方が、ゆっくりと、しかし確実に変わり始めていた。…続きを見る
第5回 翻訳という授業
高校生と一緒に、性を語れる場をつくった日々 「授業」と聞いて、多くの人が思い浮かべるのは、教室で教師が前に立ち、知識を説明する光景だろう。 しかし、私が最も強く「これは教育だった」と実感している時間の一つは、教科書も黒板も使わず、生徒と机を囲んで行った翻訳作業の中にある。 1990年代初め、私は担任していた生徒たちと一緒に、エイズに関する英語の書籍を翻訳するという取り組みを行った。大学受験を控え…続きを見る
第4回 エイズの問題が社会に突きつけたもの
正しい知識だけでは、差別はなくならない エイズという言葉が、突然、社会に重くのしかかってきた時代があった。 テレビや新聞では連日のようにエイズが取り上げられ、「正しい知識を持ちましょう」「恐れる必要はありません」という言葉が繰り返されていた。学校現場でも、エイズは「教えるべきテーマ」として扱われるようになり、性教育の中で取り上げることが半ば当然になっていった。 私自身も、エイズについて学び、生徒…続きを見る
第3回 性教育との出会いは、偶然だった
管理のための教育から、「生き方」を問う教育へ 私が性教育に本格的に関わるようになったのは、強い問題意識があったからではない。正直に言えば、それは偶然だった。 赴任して間もない頃、私は高校1年生の担任をしながら、学年の性教育担当を任されることになった。校内にはすでに性教育委員会という組織があり、役割としては、その一員になるという程度の認識だった。当時の私にとって、性教育は「特別な教育」ではなく、ど…続きを見る
第2回 学級通信「ぼうぼうどり」が教えてくれたこと
読ませるのではなく、待つという教育 学級通信を書き続けることが、こんなにも時間のかかる営みだとは、正直、思っていなかった。 第1回の通信を出してからも、教室の雰囲気が劇的に変わったわけではない。相変わらず、生徒たちは静かで、距離はあった。感想が返ってくることもほとんどなく、手応えのない日々が続いた。「本当に意味があるのだろうか」。そんな思いが頭をよぎらなかったわけではない。 それでも、私は書き続…続きを見る
第1回 教室に立つということ
若い教師だった私が、最初にぶつかった壁 教室に立つということは、思っていた以上に、孤独な仕事だった。 1983年、私はカトリック系の中高一貫女子校に赴任した。期待と緊張を胸に、教室の前に立った日のことは、今でもはっきりと覚えている。黒板、机、整然と並ぶ生徒たち。その空間は、確かに「学校」だったが、そこにいる私は、まだ教師になりきれていなかった。 若かった私は、「正しいことを教えれば伝わる」「誠実…続きを見る
はじめに
問いから始まった教室の記憶 この文章は、特別な成功談でも、教育法の解説でもありません。 30年以上、学校という場所で生徒と向き合ってきた、一人の教育者が、教室で感じ、考え、迷い続けてきた記憶の断片を綴ったものです。 私が教壇に立ち始めた1980年代、日本の学校は「正しさ」を教える場であると同時に、「問題を起こさない」ことが強く求められる場でもありました。教師は管理者であり、指導者であり、生徒を「…続きを見る
フィリピン大学と高大連携で実施する地球環境を考える海外研修
山脇有尾類研究所が企画して、フィリピン大学と連携して、文科省SSH指定校の山脇学園高等学校の生徒対象で、2026年3月10日から3月16日の8日間の日程で、地球環境を考える海外研修を実施することになりました。 …続きを見る
マレーシアUTHMと高大連携で実施する地球環境を考える海外研修
山脇有尾類研究所がマレーシアのUTHMと連携協定を結んで文科省SSH指定校の山脇学園高等学校の生徒対象で、2026年8月16日から8月25日の10日間の日程で、地球環境を考える海外研修を実施することになりました。 …続きを見る
自宅池に雑草が繁茂。オオイタサンショウウオ幼生は確認。
オオイタサンショウウオの繁殖池を、自宅に隣接した畑の一角に造成したのは2004年4月9日のことである。それ以降、学校で飼育し実験材料として使った後の個体を放流するようになった。 現在では、毎年自然産卵が見られ、約50個の卵嚢を確認できるまでになっている。 しかし、2023年に私が東京に単身赴任してから3年が経ち、定期的な手入れができなくなった。そのため雑草が繁茂し、乾燥の影響が出ることを心配してい…続きを見る
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