オオイタサンショウウオの繁殖池を、自宅に隣接した畑の一角に造成したのは2004年4月9日のことである。それ以降、学校で飼育し実験材料として使った後の個体を放流するようになった。
現在では、毎年自然産卵が見られ、約50個の卵嚢を確認できるまでになっている。
しかし、2023年に私が東京に単身赴任してから3年が経ち、定期的な手入れができなくなった。そのため雑草が繁茂し、乾燥の影響が出ることを心配している。
今年は、変態を終えることなく越冬しようとしていた幼生を何とか1匹だけ捕獲できたが、今後は2月末から3月にかけて定期的に帰省し、環境整備と産卵調査を実施する必要があると考えている。













