• ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室

8月22日マレーシア・ジョホール州ムアールで自然環境の保全や環境教育に取り組んでいる Laman Bakau Parit Kassim を訪れ、マングローブ林の観察と巻貝の散布、胎生種子の移植作業を体験しました。
マングローブ林内には木道が整備されており、ゆっくり歩いて観察すると、トビハゼやカニなどの動物に出会ったり、マングローブの花や胎生種子から芽生える様子を見ることができます。この場所では、マングローブ林内に生息する巻貝を増殖し、商業・食用需要に応える取り組みも行われています。現地で siput sedutと呼ばれる食用の巻貝で、英語では mud creeper と呼ばれています。学名は Cerithidea obtusa(Lamarck, 1822)で、キバウミニナ科(Potamididae)に属する巻貝です。

IMG_2623_1280.jpg

IMG_2627_1280.jpg

IMG_2647_1280.jpg

IMG_2673_1280.jpg

IMG_2689_1280.jpg

IMG_2702_1280.jpg

IMG_2722_1280.jpg

  • 投稿者 akiyama : 19:13
生徒の科学研究に取り組む学校で、研究指導への拒絶がなぜ起きやすいか
2016年、「相模原障害者施設殺傷事件」が起きました。植松聖死刑囚によって、知的障害者施設の入所者19人が殺害され、26人が負傷しました。死刑判決は2020年3月に確定していますが、2026年7月現在、刑は執行されていません。同年6月には、1月に申し立てられた2度目の再審請求が横浜地裁で棄却されたことが報じられており、弁護側はさらなる再審請求を検討しているとされています。植松死刑囚は、重度障害者…続きを見る
有尾研という思想 ⑬発表するという経験
⑬ 発表するという経験 ―関係を生成する教育装置として― 1 発表は終点ではなく、問いの出発点である  教育において、発表とは何か。学校では、発表はしばしば学習や研究の最終段階に置かれる。研究を行い、結果をまとめ、ポスターやスライドを作成し、人前で説明する。そこでは、発表は、それまで取り組んできた学びの成果を示す場として位置づけられる。  私が生徒の科学研究を指導する中で見てきた発表は、そこから…続きを見る
有尾研という思想 ⑫ハブ型オープンラボの完成
⑫ ハブ型オープンラボの完成 ―学校が研究の拠点となるという転換― 1.生命科学コースとSSHの到達点 ―なぜ次の制度が必要になったのか―  山脇有尾類研究所は、私が清心女子高等学校でSSH主任として第1期・第2期の十年間にわたって進めてきた実践を、山脇学園という新たな学校において、学校内研究所という形に組み直す試みとして構想したものである。  清心女子SSHでは、生命科学コースを中心に、授業「…続きを見る
有尾研という思想 ⑪MSECからオープンラボへ
⑪ MSECからオープンラボへ ―学校を越えて問いを支える制度の形成― 1 清心女子の研究発表交流会からMSECへ  清心女子高等学校で私が取り組んだ科学教育の一つに、「集まれ!理系女子 女子生徒による科学研究発表交流会」があった。これは、研究成果を競うだけの発表会ではなく、研究を始めたばかりの生徒が、同じように実験や観察を続けている他校の女子生徒と出会い、自分の研究を説明し、相手の研究に質問し…続きを見る
有尾研という思想 ⑩SSH・生命科学コース・研究指導
⑩ SSH・生命科学コース・研究指導 ―科学研究を学校の教育課程に置く 1 問いを持つ教育から、問いを検証する教育課程へ  授業「生命」は、一回九〇分、年間三〇回の講義として行っていた。生徒たちは、性、身体、家族、医療、死、差別、環境などの主題に触れ、大学の研究者、医師、獣医師、心理カウンセラー、薬剤師、博物館学芸員、環境保全に関わる職員、芸術家など、さまざまな立場の人の話を聞いた。生命を一つの…続きを見る
有尾研という思想 ⑧海外研修という教育
⑧ 海外研修という教育 ―問いが世界とつながるとき― 1 海外研修とは何のために行うのか  海外研修とは、何のために行うのか。この問いに対して、学校教育の中では、英語を使うこと、異文化を体験すること、国際感覚を育てること、視野を広げること、海外の大学や学校と交流することなど、いくつもの答えが用意されている。どれも間違ってはいない。むしろ、それらは海外研修が持つ大切な要素である。  私が大切にした…続きを見る
有尾研という思想 ⑨学級通信「ぼうぼうどり」から授業「生命」
⑨ 学級通信「ぼうぼうどり」から授業「生命」 ― 生き方を問う教育の出発点 ― 1 関係から始まった教育  私の教育実践は、一九八三年に清心女子高校に赴任し、最初の年に高校一年生の担任を持ったところから始まった。赴任した学校は、伝統ある、しつけの厳しいカトリックの女子校という印象であった。  当時の高校現場には、いま振り返ると独特の緊張感が漂っていた。一九八〇年代は校内暴力といじめが社会問題化し…続きを見る
有尾類研究所という思想 ⑤研究倫理 
⑤ 研究倫理 生命を扱う研究を成立させる判断の技術 1 研究倫理とは何か ― 生命を扱う研究の出発点 ― 観察だけでは、科学は成立しない。自然を見つめ、そこに規則性を見いだし、問いを立てることは、科学の出発点である。しかし、生命科学においては、観察の対象が単なる物質ではなく、「生きているもの」であるという一点において、他の自然科学とは異なる重さをもつ。生き物は、研究者の好奇心を満たすために存在し…続きを見る
有尾類研究所という思想 ①教育は問いを持ち続ける条件を整える営み
① 教育とは、問いを持ち続ける条件を整える営みである 1 問いを持ち続ける教育とは何か  私は、高校の教育現場に長く身を置きながら、教師としてどのように生徒と関わるべきかを問い続けてきた。その過程で、サンショウウオやイモリといった有尾両生類を対象に、繁殖の研究とその教材化に取り組んできた。  私にとって研究とは、専門家としてだけ取り組むものではなかった。理科の高校教師として生徒と過ごす学校生活の…続きを見る
『有尾類研究所という思想』の内容と目次
新年度を迎え、これまで文部科学省のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)事業において、支援をいただきながら開発してきた教育プログラムの構築過程を、原稿(このこのホームページに公開するだけになるかもしれません)にまとめようと思い立ちました。 今年で70歳になります。世間では「老害」と揶揄されることもある年齢かもしれませんが、来年3月で教育現場を去るので、誰かに参考にしていただけることがあればいい…続きを見る
山脇有尾類研究所事業報告(2025年度)
山脇有尾類研究所は、2024年度のSSH指定に向けた準備組織にとどまるものではなく、「女子校から世界の科学舞台へ」という大きなビジョンを具現化するための、科学教育の新たな拠点として機能している。本研究所は、高校生の科学研究を支える存在として、次の三つの役割を担っている。 第一に、「真正な科学研究」の実践の場としての役割である。従来の高校の授業や部活動の枠を越え、大学の研究室に匹敵する「オープンラ…続きを見る
パワラン島でシュノーケリングを体験
 世界自然遺産の地下河川を巡った翌日、マニラへの帰路につく前日の午前中は、パラワン島が誇るもう一つの魅力である「豊かな熱帯の海」を満喫しました。パラワン島周辺の海は、世界的な環境NGOなどからも「生物多様性の最後の砦」と称されるほど、極めて透明度が高く、豊かな海洋生態系が残されていることで知られています。 1. 海の真ん中の「人工浮島」から、エメラルドグリーンの水中世界へ  まず私たちが訪れたのは…続きを見る
パワラン島へ プエルト・プリンセサ地下河川国立公園
1. ユネスコが認めた「山から海まで」の連続性  この公園は1999年に世界遺産に登録されました。登録にあたっては、その圧倒的な自然美(基準vii)と、地球規模の生物多様性保全における重要性(基準x)が最高峰の評価を受けています。 ユネスコが特に重視したのは、「山から海まで」が一生物圏として完全に連続した生態系を保っている点です。地下河川の下流部は海の潮汐(潮の満ち引き)の影響を強く受けるため、指…続きを見る
フィリピン大学で森林生態系についての講義
 研修の一環として、私たちはフィリピンの高等教育・研究の最高峰であるフィリピン大学ロスバニョス校(UPLB)を訪問しました。同校の森林・自然資源学部(College of Forestry and Natural Resources)において、森林生態学および植物生理学の権威であるアロナ・リナトック准教授(Assoc. Prof. Dr. Alona C. Linatoc)をお訪ねし、フィリピンの…続きを見る
フィリピンのサンロケ多目的ダムプロジェクトを見学
 ルソン島パンガシナン州を流れるアグノ川(Agno River)の上流に建設された、アジア最大級のロックフィルダム「サンロケ多目的ダム」を訪問しました。このプロジェクトは、単なるエネルギー開発や治水にとどまらず、「徹底した環境配慮」を基盤に進められてきた先進的な多目的ダムのモデルです。生徒たちは、現地の巨大なインフラ施設を間近に見学しながら、持続可能な社会づくりに向けたアプローチについて深く学びま…続きを見る
クラス担任の視点でみたSSHと生命科学コースの歩み【連載】最終回
この連載は、清心中学校清心女子高等学校 紀要 No.15 p29-33に掲載している「生命科学コースのホームルーム担任から始まった学び」を整理して紹介したものです。原文のダウンロードできます。 担任としてSSHを歩いて見えたもの 生命科学コース1期生と4期生を、それぞれ3年間担任として送り出しました。6年間という時間は、決して短くありません。その歩みを振り返ると、SSHとは何だったのかという問いに…続きを見る
クラス担任の視点でみたSSHと生命科学コースの歩み【連載】第6回
この連載は、清心中学校清心女子高等学校 紀要 No.15 p29-33に掲載している「生命科学コースのホームルーム担任から始まった学び」を整理して紹介したものです。原文のダウンロードできます。 中学生への課題研究(SSHの種をまくということ) 生命科学コースの担任を6年間務める中で、私はある思いを抱くようになりました。課題研究は確かに大変です。しかし、その困難を乗り越える過程で生徒が大きく成長する…続きを見る
なぜ「研究所」なのか。ハブ型オープンラボ教育プログラム。
2006年、清心女子高等学校がスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けたとき、私は一つの問いを抱いていた。それは、「学校の中に、探究が日常になる文化をどう根づかせるか」という問いである。単に研究発表会で成果を出すことでも、進学実績を伸ばすことでもない。生徒が自ら問いを立て、仮説を考え、観察し、記録し、議論し、また問い直す。その循環が学校の呼吸のように自然に行われる空間を、どう作るかであ…続きを見る
生き物の観察から生命現象に感動する心を呼びもどす
「アカハライモリを使った発生の観察」 はじめに 高校1年生の生物で「生殖と発生」を教える中で、「ヒトの受精はどこで起こるか」と生徒に質問しました。正解したのは29%でした。女性である生徒にとって自分の身体に関わる内容でもあるため、理解しているだろうと期待していましたが、そうではありませんでした。 正解した生徒に情報源を尋ねると、「中学校の保健体育」という答えが返ってきました。そこで中学校の教科書を…続きを見る
1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11

このページの先頭へ