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先月、恩原湖を訪問した際には、残雪によって水田は完全に覆われていました。そこから14日が経過し、雪はすっかり解けていましたが、現れた水田は休耕田となり、枯れた草に覆われた状態でした。5年前に最後に訪れたときには、春には水が張られていましたが、耕作されていた方が亡くなられた後、放棄されたようです。
この場所を訪れると、雉に出会ったり、水田の脇でシュレーゲルアオガエルが白い泡状の卵塊を産んでいたりと、自然の豊かさを感じることができました。岡山を離れて9年が経ち、あと1年で戻る予定ですが、まるで浦島太郎になってしまいそうな思いです。

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  • 投稿者 akiyama : 13:51
「高度経済成長の熱気」と共に育ち、成熟社会への転換点で社会へ出た世代
1956年に生まれ、1979年に大学を卒業した私は、「高度経済成長の熱気」とともに育ち、成熟社会への転換点で社会に出た世代である。1956年は、フランクルの『夜と霧』という「意味への意志」を問う名著が日本に紹介された年でもある。激動の25年を経て、「変わっていく時代に何を信じればよいのか」「教育は何のためにあるのか」、そして「これから残された人生をどのように生きるのか」という問いに向き合わざるを…続きを見る
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映画アニメ『ひゃくえむ』は2025年公開されたドラマで、100m走に取り組む選手の生きざまとして、その「才能」「努力」そして「何のために生きるのか」という根源的な問いが扱われていました。 物語の主人公は、生まれつき足が速く、100m走で常に1位を走り続けてきたトガシ。彼にとって「速さ」はアイデンティティそのものであり、周囲を見下す唯一の根拠でした。しかし、理論派で執念深い小宮という男との出会い、そ…続きを見る
山脇有尾類研究所事業報告(2025年度)
山脇有尾類研究所は、2024年度のSSH指定に向けた準備組織にとどまるものではなく、「女子校から世界の科学舞台へ」という大きなビジョンを具現化するための、科学教育の新たな拠点として機能している。本研究所は、高校生の科学研究を支える存在として、次の三つの役割を担っている。 第一に、「真正な科学研究」の実践の場としての役割である。従来の高校の授業や部活動の枠を越え、大学の研究室に匹敵する「オープンラ…続きを見る
人間にとって、希望を失うことの意味
V・E・フランクルの『それでも人生にイエスと言う』(春秋社)のp132より 当時私がいた棟で最年長だった人が私に話してくれた。・・・ 彼は、奇妙な夢を見たというのです。「2月の中頃、夢の中で、私に話しかける声が聞こえて、なにか願いごとをいってみろ、知りたいことを聞いてみろ、ていうんだ。答えてやれる、未来を予言できる、ていうんだ。そこで、私は聞いたんだ。私にとっていつ戦争が終わるんだって。わかるかい…続きを見る
瀬戸町のセトウチサンショウウオの産卵環境の変化
地元の瀬戸町では、以前はセトウチサンショウウオの産卵を確認していた場所が7か所ありました。しかし近年、水田の耕作放棄が進んだことで水場が消失し、今回の調査では2か所でしか産卵を確認することができませんでした。農業の衰退によって水田環境が失われると、そこを利用していた生き物の繁殖場所も同時に失われてしまうことがわかります。 一方で興味深いことに、イノシシが泥浴びをするために作った「ヌタ場」が、セトウ…続きを見る
岡山県中部から南部のセトウチサンショウウオは産卵の最盛期
高梁市へ車で向かいましたが、途中の山ではマツ枯れが急速に進行しており、森林の状態はかなり深刻でした。広い範囲でマツが枯れており、山の景観そのものが変わりつつあるように感じられました。森林環境の変化は、水辺の環境やそこに生息する両生類にも影響する可能性があるため、注意して見ていく必要があります。 途中で、セトウチサンショウウオの産地にも立ち寄りました。そこではイノシシが泥浴びをするために作った「ヌタ…続きを見る
クラス担任の視点でみたSSHと生命科学コースの歩み【連載】最終回
この連載は、清心中学校清心女子高等学校 紀要 No.15 p29-33に掲載している「生命科学コースのホームルーム担任から始まった学び」を整理して紹介したものです。原文のダウンロードできます。 担任としてSSHを歩いて見えたもの 生命科学コース1期生と4期生を、それぞれ3年間担任として送り出しました。6年間という時間は、決して短くありません。その歩みを振り返ると、SSHとは何だったのかという問いに…続きを見る
クラス担任の視点でみたSSHと生命科学コースの歩み【連載】第6回
この連載は、清心中学校清心女子高等学校 紀要 No.15 p29-33に掲載している「生命科学コースのホームルーム担任から始まった学び」を整理して紹介したものです。原文のダウンロードできます。 中学生への課題研究(SSHの種をまくということ) 生命科学コースの担任を6年間務める中で、私はある思いを抱くようになりました。課題研究は確かに大変です。しかし、その困難を乗り越える過程で生徒が大きく成長する…続きを見る
なぜ「研究所」なのか。ハブ型オープンラボ教育プログラム。
2006年、清心女子高等学校がスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けたとき、私は一つの問いを抱いていた。それは、「学校の中に、探究が日常になる文化をどう根づかせるか」という問いである。単に研究発表会で成果を出すことでも、進学実績を伸ばすことでもない。生徒が自ら問いを立て、仮説を考え、観察し、記録し、議論し、また問い直す。その循環が学校の呼吸のように自然に行われる空間を、どう作るかであ…続きを見る
生き物の観察から生命現象に感動する心を呼びもどす
「アカハライモリを使った発生の観察」 はじめに 高校1年生の生物で「生殖と発生」を教える中で、「ヒトの受精はどこで起こるか」と生徒に質問しました。正解したのは29%でした。女性である生徒にとって自分の身体に関わる内容でもあるため、理解しているだろうと期待していましたが、そうではありませんでした。 正解した生徒に情報源を尋ねると、「中学校の保健体育」という答えが返ってきました。そこで中学校の教科書を…続きを見る
クラス担任の視点でみたSSHと生命科学コースの歩み【連載】第5回
この連載は、清心中学校清心女子高等学校 紀要 No.15 p29-33に掲載している「生命科学コースのホームルーム担任から始まった学び」を基盤に考えを紹介したものです。原文のダウンロードできます。 「生命」という授業が問い続けたこと 2年次の生命科学コースには、「生命」という学校設定科目がありました。この授業は、単に生物学的な知識を深めるためのものではありませんでした。むしろ、「生命とは何か」「人…続きを見る
クラス担任の視点でみたSSHと生命科学コースの歩み【連載】第4回
この連載は、清心中学校清心女子高等学校 紀要 No.15 p29-33に掲載している「生命科学コースのホームルーム担任から始まった学び」を整理して紹介したものです。原文のダウンロードできます。 課題研究は「人格形成」でもある 2年生になると、生命科学コースの学びは新たな段階に入ります。本格的な「課題研究」の始まりです。時間割の中には「生命科学課題研究」が週2時間組み込まれますが、実際にはその枠に収…続きを見る
クラス担任の視点でみたSSHと生命科学コースの歩み【連載】第3回
この連載は、清心中学校清心女子高等学校 紀要 No.15 p29-33に掲載している「生命科学コースのホームルーム担任から始まった学び」を整理して紹介したものです。原文のダウンロードできます。 大学連携がもたらした「本物」との出会い 生命科学コースの学びは、水槽の前から始まりました。しかし、その視野はやがて校外へと広がっていきます。SSHの大きな特徴の一つが、大学との連携です。高校生でありながら、…続きを見る
クラス担任の視点でみたSSHと生命科学コースの歩み【連載】第2回
この連載は、清心中学校清心女子高等学校 紀要 No.15 p29-33に掲載している「生命科学コースのホームルーム担任から始まった学び」を整理して紹介したものです。原文のダウンロードできます。 イモリとサンショウウオが教えた責任と観察力 生命科学コースの1年生にとって、SSHの最初の授業は教室の中ではありませんでした。生物教室の水槽の前でした。そこにいたのは、イモリとサンショウウオ。のちに課題研究…続きを見る
クラス担任の視点でみたSSHと生命科学コースの歩み【連載】第1回
この連載は、清心中学校清心女子高等学校 紀要 No.15 p29-33に掲載している「生命科学コースのホームルーム担任から始まった学び」を整理して紹介したものです。原文のダウンロードできます。 「SSHとは何か?」から始まった挑戦 2006年、本校は私立女子校として全国で初めて文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けました。同時に、生命科学コースが設置されました。研究課題は…続きを見る
APRIN全国公正推進会議のポスター発表で「最優秀賞」を受賞
2月6日に開催された公正研究推進協会(APRIN)全国公正推進会議のポスターセッションにおいて、昨年4月から有尾研で生徒の科学研究指導に取り組んでいる本校教員が、「中高生の探究活動が直面する課題と現場からの示唆~山脇学園での実践的な取り組み事例~」という題目で発表を行いました。 本発表では、生徒の探究活動の一環として動物を対象とした科学研究を指導してきた経験を報告し、その取り組みが評価され、「最優…続きを見る
A good life is the accumulation of days in which one's power to exist and act is enhanced.
Personhood is an intrinsic and inviolable value that each individual possesses. Every human being must be treated as an end in themselves, and never merely as a means. One must not measure one's life…続きを見る
科学技術人材育成におけるSSH事業の変遷と秋山繁治氏の教育モデル
以下は、友人が「秋山繁治の教育実践について」ネット上でAIに質問した結果です。 インターネット上には、生物学や教育に関する論文、助成金事業の報告書、雑誌原稿などが公開されているため、それらのデータを収集し、これまでの科学教育の取り組みを整理・要約したものだと理解しています。今後の科学教育の改革に、少しでも役立てていただければと考え、提供させていただきました。 今年70歳を迎え、現在は現役教員とし…続きを見る
広島大学両生類研究センターでイベリアトゲイモリの実習
2月2日から4日までの3日間、広島大学両生類研究センターで、イベリアトゲイモリを対象にした研究に取り組んでいる中学生5人が大学院生の指導で実習に取り組みました。1日目は、大学内内施設の見学、ホルモン注射、2日目は採卵、人工授精、受精卵からの発生の観察、卵へのマイクロピペットを使ってのインジェクション、3日目は、正常発生する胚の観察を体験しました。研究に必要な知識と技術を学ぶことができました。本校で…続きを見る
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